金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月14日
『中国鉱工業生産増、供給不安要因でカッパー続騰』
現地14日のLME市場は、カッパーが中国鉱工業生産増とスト懸念など供給不安要因で続騰、亜鉛は在庫増で再び軟化。カッパー3Mは続伸。2月の中国の鉱工業生産高が前年比7.2%プラスと事前予想の6.2%プラスを上回ったことを好感した買いが優勢となった。中盤からはチリ、アントファガスタのロスペランプレス鉱山でスト懸念が高まっていること、NewCrestMining社がカディア鉱山からの銅精鉱供給でフォースマジュールを宣言したことが材料視され、終盤いは7,064ドルまで上昇。2月27日以来、半月ぶりの高値をつけた。LMEカッパー在庫は1,650トン減の31万9,825トン。
ニッケル3Mは中盤過ぎに14,030ドルまで上昇し、2月27日以来の高値をつけるも、14,000ドル台での買いは続かず、終盤は売り優勢に傾き13,750ドルまで下落。LMEニッケル在庫は930トン減の32万5,434トン。
2月の中国鉱工業生産高は前年比7.2%プラス、事前予想は6.2%プラス。2月の中国小売売上高は前年比プラス9.7%、事前予想はプラス9.6%だった。2月の米小売売上高は前月比-0.1%、事前予想はプラス0.3%
アルミHGは小幅に下落。LMEアルミ在庫が6,075トン減の129万5,626トンと130万トン割れとなったが相場への反応は鈍かった。中盤にかけてカッパー、ニッケル高につれて2,126ドルまで上昇するも2月の米小売売上高が予想を下回ったことからDown。終盤には前日の安値2,087ドルを下回る2,087ドルでCLOSE。中国産ADC12も続落で2,040~2,050ドル(CIFjapan)。ロシア5M2は2,000ドル前後(CIFjapana)。
ぬかるみから抜け出せない亜鉛は反落。この日はLME亜鉛在庫が1万トン増加したことを嫌気。3月に入って亜鉛在庫は60%の増加をみており相場を圧迫かつ重くしている。3,226ドル まで下落。亜鉛在庫は10,275トン増の207,775トン。亜鉛は2月15日は2007年7月以来の高値となる3,595ドルをつけたが、そこから8%以上の下落となっている。しかし一方でマッコーリは、中国で亜鉛めっき鋼板が不足しており、4~6月期には大幅な在庫積み増しが行われる、と予想。 亜鉛は今年50万トンの不足に陥るとの見通しも発表した。
NY金は反落。前日比1.5ドル安の1,325.6ドル。ユーロ高を受けて押し目を 買われる場面も見られたが、後半はドル高を受けて上げ一服。PGMもドル高&株安で反落す。14日のNYダウは3日続落。前日比248.91ドルDownの2万4,758.12ドル。米トランプ政権の通商、外交政策への不透明感を嫌気した売りが優勢となった。中国との貿易摩擦懸念も売りを強めた。
14日の日経平均株価終値は前日比190.81円安の2万1,777.20円。14日のNY外為市場で円相場は反発、前日比30銭円高ドル安の1ドル=106円25~35銭。予想を下回る米経済指標、米通商政策の不透明感から米金利が低下し日米金利差の縮小を意識した円買い、ドル売りが広がった。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国鉱工業生産増、供給不安要因でカッパー続騰』
現地14日のLME市場は、カッパーが中国鉱工業生産増とスト懸念など供給不安要因で続騰、亜鉛は在庫増で再び軟化。カッパー3Mは続伸。2月の中国の鉱工業生産高が前年比7.2%プラスと事前予想の6.2%プラスを上回ったことを好感した買いが優勢となった。中盤からはチリ、アントファガスタのロスペランプレス鉱山でスト懸念が高まっていること、NewCrestMining社がカディア鉱山からの銅精鉱供給でフォースマジュールを宣言したことが材料視され、終盤いは7,064ドルまで上昇。2月27日以来、半月ぶりの高値をつけた。LMEカッパー在庫は1,650トン減の31万9,825トン。
ニッケル3Mは中盤過ぎに14,030ドルまで上昇し、2月27日以来の高値をつけるも、14,000ドル台での買いは続かず、終盤は売り優勢に傾き13,750ドルまで下落。LMEニッケル在庫は930トン減の32万5,434トン。
2月の中国鉱工業生産高は前年比7.2%プラス、事前予想は6.2%プラス。2月の中国小売売上高は前年比プラス9.7%、事前予想はプラス9.6%だった。2月の米小売売上高は前月比-0.1%、事前予想はプラス0.3%
アルミHGは小幅に下落。LMEアルミ在庫が6,075トン減の129万5,626トンと130万トン割れとなったが相場への反応は鈍かった。中盤にかけてカッパー、ニッケル高につれて2,126ドルまで上昇するも2月の米小売売上高が予想を下回ったことからDown。終盤には前日の安値2,087ドルを下回る2,087ドルでCLOSE。中国産ADC12も続落で2,040~2,050ドル(CIFjapan)。ロシア5M2は2,000ドル前後(CIFjapana)。
ぬかるみから抜け出せない亜鉛は反落。この日はLME亜鉛在庫が1万トン増加したことを嫌気。3月に入って亜鉛在庫は60%の増加をみており相場を圧迫かつ重くしている。3,226ドル まで下落。亜鉛在庫は10,275トン増の207,775トン。亜鉛は2月15日は2007年7月以来の高値となる3,595ドルをつけたが、そこから8%以上の下落となっている。しかし一方でマッコーリは、中国で亜鉛めっき鋼板が不足しており、4~6月期には大幅な在庫積み増しが行われる、と予想。 亜鉛は今年50万トンの不足に陥るとの見通しも発表した。
NY金は反落。前日比1.5ドル安の1,325.6ドル。ユーロ高を受けて押し目を 買われる場面も見られたが、後半はドル高を受けて上げ一服。PGMもドル高&株安で反落す。14日のNYダウは3日続落。前日比248.91ドルDownの2万4,758.12ドル。米トランプ政権の通商、外交政策への不透明感を嫌気した売りが優勢となった。中国との貿易摩擦懸念も売りを強めた。
14日の日経平均株価終値は前日比190.81円安の2万1,777.20円。14日のNY外為市場で円相場は反発、前日比30銭円高ドル安の1ドル=106円25~35銭。予想を下回る米経済指標、米通商政策の不透明感から米金利が低下し日米金利差の縮小を意識した円買い、ドル売りが広がった。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月13日
『鉛、亜鉛回復基調、ニッケル、カッパー堅調』
現地13日のLME市場は、落ち込んでいた鉛、亜鉛が回復基調で上昇、ニッケル、カッパー堅調、アルミは横ばい圏内。アルミHGは小幅に反発。前半に2,087ドルまで下落し安値更新(12月19日以来の安値)、中盤にやや下値を切り上げ2,107ドルまで反発、さらにニッケル、カッパー高に追随し2,103ドルまで伸びてCLOSE。LMEアルミ在庫は4,700トン減の130万1,700トン。中国でのアルミ減産が継続するのでは?との観測も相場支援。
カッパー3Mは反発。上海株、欧州株の下落からリスク回避の売りで中盤に6,873ドルまで下落。2月の米消費者物価指数が予想通りの数字にとどまったことでドル安に転じ、このドル安をテコにカッパーは終盤6,959ドルまで切り返す。カッパー在庫は350トン増の32万1,475トン。
ニッケルも反発、カッパー同様に中盤に13,620ドルまで弱含んだが、終盤にかけて持ち直し、13,920ドルとあと一歩で再びの14,000ドルTRYまで上昇す。ニッケル在庫は426トン減の32万6,364トン。
2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比プラス0.2%、前年比プラス2.2%ともに事前予想通り。 ティラーソン米国務長官が解任さる。
鉛続伸。3Mは前日比47ドル高の2,390ドル。アントワープで 新たに8,000トンがキャンセルワラントとなったことから上昇。再び上げ軌道に入る鉛。LME鉛在庫は100トン減の131,300トン。
亜鉛も続伸。46.5ドル高の3,286ドルと回復の道のりたどる。LME亜鉛在庫は2,500トン減の19万7,500トン。中国の亜鉛地金生産が3月は減少するとの報が相場を支援。
NY原油は続落。前日比0.65ドル安の60.71ドル。米でシェールオイルの増産が続いていることが相場を圧迫す。OPEC主導の協調減産は米の増産によって相殺されるとの見方が広がって いる。米ティラーソン国務長官が解任されたことを手掛かりとした買いは続かず。
NY金は反発、前日比6.3ドル高の1,327.1ドル。予想の枠を超えなかった米消費者物価指数とティラーソン国務長官の解任でドル安に振れ上昇。銀、PGMも揃って反発。Pdは23.95ドル高の991.60ドル。
13日のNYダウは続落。前日比171.58ドル安の2万5,007.03ドル。長期金利の低下でGSなど銀行株が下落。ティラーソン国務長官の解任も利益確定売りに拍車をかけた。13日の日経平均株価終値は前日比144.07円高の21,968.10円。13日のNY外為市場で円相場は小幅に反発。前日比15銭円安ドル高の1ドル=106円55~65銭。米長期金利の低下、米株の下げ幅拡大を受けて下げ渋った。
情報提供会社: I R universe株式会社
『鉛、亜鉛回復基調、ニッケル、カッパー堅調』
現地13日のLME市場は、落ち込んでいた鉛、亜鉛が回復基調で上昇、ニッケル、カッパー堅調、アルミは横ばい圏内。アルミHGは小幅に反発。前半に2,087ドルまで下落し安値更新(12月19日以来の安値)、中盤にやや下値を切り上げ2,107ドルまで反発、さらにニッケル、カッパー高に追随し2,103ドルまで伸びてCLOSE。LMEアルミ在庫は4,700トン減の130万1,700トン。中国でのアルミ減産が継続するのでは?との観測も相場支援。
カッパー3Mは反発。上海株、欧州株の下落からリスク回避の売りで中盤に6,873ドルまで下落。2月の米消費者物価指数が予想通りの数字にとどまったことでドル安に転じ、このドル安をテコにカッパーは終盤6,959ドルまで切り返す。カッパー在庫は350トン増の32万1,475トン。
ニッケルも反発、カッパー同様に中盤に13,620ドルまで弱含んだが、終盤にかけて持ち直し、13,920ドルとあと一歩で再びの14,000ドルTRYまで上昇す。ニッケル在庫は426トン減の32万6,364トン。
2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比プラス0.2%、前年比プラス2.2%ともに事前予想通り。 ティラーソン米国務長官が解任さる。
鉛続伸。3Mは前日比47ドル高の2,390ドル。アントワープで 新たに8,000トンがキャンセルワラントとなったことから上昇。再び上げ軌道に入る鉛。LME鉛在庫は100トン減の131,300トン。
亜鉛も続伸。46.5ドル高の3,286ドルと回復の道のりたどる。LME亜鉛在庫は2,500トン減の19万7,500トン。中国の亜鉛地金生産が3月は減少するとの報が相場を支援。
NY原油は続落。前日比0.65ドル安の60.71ドル。米でシェールオイルの増産が続いていることが相場を圧迫す。OPEC主導の協調減産は米の増産によって相殺されるとの見方が広がって いる。米ティラーソン国務長官が解任されたことを手掛かりとした買いは続かず。
NY金は反発、前日比6.3ドル高の1,327.1ドル。予想の枠を超えなかった米消費者物価指数とティラーソン国務長官の解任でドル安に振れ上昇。銀、PGMも揃って反発。Pdは23.95ドル高の991.60ドル。
13日のNYダウは続落。前日比171.58ドル安の2万5,007.03ドル。長期金利の低下でGSなど銀行株が下落。ティラーソン国務長官の解任も利益確定売りに拍車をかけた。13日の日経平均株価終値は前日比144.07円高の21,968.10円。13日のNY外為市場で円相場は小幅に反発。前日比15銭円安ドル高の1ドル=106円55~65銭。米長期金利の低下、米株の下げ幅拡大を受けて下げ渋った。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月12日
『鉛、亜鉛、アルミ弱含み、カッパー在庫増嫌気さる』
現地週明け12日のLME市場は、鉛、亜鉛が引き続きの軟調、カッパー在庫急増が嫌気されDown、アルミも中国の冬季減産シーズンが終了することで軟化した。
アルミ新地金3Mは序盤に2,124ドルまで強含んだが、買いは続かず、カッパー下落で連れ安となり2,100ドルを割り込む。中国の冬季アルミ生産抑制期間が3月15日をもって終了することから軟化。上海先物(SHFE)のアルミ相場はトン当たり14,065元まで下落。14か月ぶりの安値にまで沈んだ。また米のアルミ、鉄鋼への輸入関税賦課政策も相場圧迫の一因となりアルミの下げ圧が強まった。
しかしながら一方で、中国のアルミメーカーが採算をとれるほど相場水準は高くないため供給増は限定的との指摘もある。またアルミ相場はすでに順ザヤになっており、2,100ドルを下回る水準での推移が長引く可能性もあり。ただ、米国でのプレミアムだけは400ドルと異常な高値。
カッパー3Mは反落。序盤に買い先行となり6,992ドルまで上昇し今月7日以来の高値をマークするも在庫の1万トン急増、原油安が響き後退。中盤に6,886ドルまで下落。しかし終盤にはなんとか6,900ドル台まで戻す。LMEカッパー在庫は1万トン増の32万1,125トン。
3月に入ってセンチメントが悪化している鉛、亜鉛。2月には2,685ドルまで上昇した鉛だが2,311ドルと年初来安値を更新。ペルーのカマハキル亜鉛製錬所で無期限ストに入る、と6日 に宣言していたが、9日に腰折れ。労組と会社側が話し合い ストを終了させることとなり亜鉛、鉛ともに下落。鉛終値は2,343ドル、亜鉛は在庫が減少したにも関わらず スト終了報で3,239ドルまで後退した。
ニッケルも終盤に下落し、13,675ドルに。LMEニッケル在庫は2,208トン減の326,790トン。
12日のNY原油は反落。前週末比0.68ドルdownの61.36ドル。米でシェールオイルの増産が続く中、OPECやロシアの協調減産が相殺される見通しであることが重石となった。米EIAによる掘削生産性報告による、シェールオイルの主要7地域の生産量は4月に日量695万バレルまで拡大する見通し。
NY金は反落。前週末比3.2ドルdownの1,320.8ドル。株高などリスク選好の動きを受けて軟化。貿易摩擦に対する懸念でドル安、株安に傾いた際には地合いを引きしめた。パラジウムは金安、株安で大幅ダウン。
12日のNYダウは反落。前週末比157.13ドル安の2万5,178.61ドル。貿易摩擦が激化するとの警戒感がくすぶり産業機械、航空機などの資本財閥関連株が売られた。12日の日経平均株価終値は前週末比354.83円高の2万1,824.03円。
12日のNY外為市場で円相場は3営業日ぶりに反発。前週末比35銭円高ドル安の1ドル=106円40~50銭。持ち高調整の円買いドル売りが優勢となった。前週のドル高からの反動で。
情報提供会社: I R universe株式会社
『鉛、亜鉛、アルミ弱含み、カッパー在庫増嫌気さる』
現地週明け12日のLME市場は、鉛、亜鉛が引き続きの軟調、カッパー在庫急増が嫌気されDown、アルミも中国の冬季減産シーズンが終了することで軟化した。
アルミ新地金3Mは序盤に2,124ドルまで強含んだが、買いは続かず、カッパー下落で連れ安となり2,100ドルを割り込む。中国の冬季アルミ生産抑制期間が3月15日をもって終了することから軟化。上海先物(SHFE)のアルミ相場はトン当たり14,065元まで下落。14か月ぶりの安値にまで沈んだ。また米のアルミ、鉄鋼への輸入関税賦課政策も相場圧迫の一因となりアルミの下げ圧が強まった。
しかしながら一方で、中国のアルミメーカーが採算をとれるほど相場水準は高くないため供給増は限定的との指摘もある。またアルミ相場はすでに順ザヤになっており、2,100ドルを下回る水準での推移が長引く可能性もあり。ただ、米国でのプレミアムだけは400ドルと異常な高値。
カッパー3Mは反落。序盤に買い先行となり6,992ドルまで上昇し今月7日以来の高値をマークするも在庫の1万トン急増、原油安が響き後退。中盤に6,886ドルまで下落。しかし終盤にはなんとか6,900ドル台まで戻す。LMEカッパー在庫は1万トン増の32万1,125トン。
3月に入ってセンチメントが悪化している鉛、亜鉛。2月には2,685ドルまで上昇した鉛だが2,311ドルと年初来安値を更新。ペルーのカマハキル亜鉛製錬所で無期限ストに入る、と6日 に宣言していたが、9日に腰折れ。労組と会社側が話し合い ストを終了させることとなり亜鉛、鉛ともに下落。鉛終値は2,343ドル、亜鉛は在庫が減少したにも関わらず スト終了報で3,239ドルまで後退した。
ニッケルも終盤に下落し、13,675ドルに。LMEニッケル在庫は2,208トン減の326,790トン。
12日のNY原油は反落。前週末比0.68ドルdownの61.36ドル。米でシェールオイルの増産が続く中、OPECやロシアの協調減産が相殺される見通しであることが重石となった。米EIAによる掘削生産性報告による、シェールオイルの主要7地域の生産量は4月に日量695万バレルまで拡大する見通し。
NY金は反落。前週末比3.2ドルdownの1,320.8ドル。株高などリスク選好の動きを受けて軟化。貿易摩擦に対する懸念でドル安、株安に傾いた際には地合いを引きしめた。パラジウムは金安、株安で大幅ダウン。
12日のNYダウは反落。前週末比157.13ドル安の2万5,178.61ドル。貿易摩擦が激化するとの警戒感がくすぶり産業機械、航空機などの資本財閥関連株が売られた。12日の日経平均株価終値は前週末比354.83円高の2万1,824.03円。
12日のNY外為市場で円相場は3営業日ぶりに反発。前週末比35銭円高ドル安の1ドル=106円40~50銭。持ち高調整の円買いドル売りが優勢となった。前週のドル高からの反動で。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月9日
『底打ちを経て反発 NICKEL&COPPER HIGH』
現地9日のLME市場は、米の鉄鋼、アルミの輸入制限正式決定を受けて前半弱含むも、その影響が限定的であるとの冷静な見方に変わり、底打ちを経て買われ上昇に転ずる。トランプ米大統領は鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課す。カナダ、メキシコは適用除外とし、15日以内に発効する予定。これを受けて中国は関税に断固反対すると表明、EUは関税で被害を受けた場合、WTOに提訴する構えだと警告。金属アナリストは、関税が世界のGDPに与える影響はさほどでもなく、金属市場にとっても与える影響は小さい。しかし関税によって世界の貿易摩擦が拡大し、世界のGDPを押し下げるようなことになれば金属市場もダメージを受けることになる、と言及。
これによってカッパー、アルミ、鉄鋼めっきに使われる亜鉛は値下がりしたが、後半に、盛り返す。
盛り返しを主導したのはNICKEL。3か月先物価格は570ドル高の13,840ドルまで上昇。LMEニッケル在庫は1,890トン減の32万8,998トン。減少つづけるニッケル在庫とLIB向けのニッケル需要増に再び注目。9日のLME市場のベストパフォーマーがニッケル。昨年6月の8,680ドル安値から18年に入っての最高値14,420ドルまで66%の価格上昇率を示したニッケル。中国の李首相が、引き続き電気自動車の購入に対して補助金を出し、拡販を続けるべき、との考え方を明らかにしたことでEV向けLIB需要増が意識され、ニッケル相場が押上げられた。
カッパーも反発。128ドル高の6,962ドル。チリ、アントファガスタ のロス・ペランプレス鉱山で労働組合が会社側からの新労働協約提案を拒否。ストライキに入ることを宣言したことで上昇。LMEカッパー在庫は3,750トン減の31万1,125トンに。
アルミも上昇。ドル高を受けて2,093ドルまで下落するも、米雇用 統計で平均時給の伸びが鈍化したことを受けてドル安に転じると2,134ドルまで上昇した。続落していた亜鉛も反発。引け際に44ドル高の3,277ドルまで上昇す。亜鉛在庫は2,650トン減の20万2,575トン。鉛も39ドル高の2,376ドルと反発。
2月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比31万3,000 人増加し、1年7カ月ぶりの大幅な伸びとなった、事前予想は20万人増。時給は前月比0.1%増にとどまる。
9日のNY原油は急反発。前日比1.92ドル高の62.04ドル。NY株価の高騰が好感され上昇、あたリビアの油田の稼働停止が継続していることも買い材料となった。NY金は前日比2.3ドル高の1,324ドル。米輸入関税に対する警戒感が後退したこと、米朝首脳会談合意でリスク選好の動きとなったことを受けて軟化したが、ドル安移行で金は上昇した。他、銀、PGMもNY株高を受けて上昇。
9日のNYダウは大幅続伸、前日比440.53ドル高の2万5,335.74ドル。上昇幅は2月6日以来、1か月ぶりの大きさ。2月の雇用統計を好感した大幅上げ。9日の日経平均株価終値は前日比101.13円高の2万1,469.20円。9日のNY外為市場で円相場は続落。前日比60銭円安ドル高の1ドル=106円75~85銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
『底打ちを経て反発 NICKEL&COPPER HIGH』
現地9日のLME市場は、米の鉄鋼、アルミの輸入制限正式決定を受けて前半弱含むも、その影響が限定的であるとの冷静な見方に変わり、底打ちを経て買われ上昇に転ずる。トランプ米大統領は鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課す。カナダ、メキシコは適用除外とし、15日以内に発効する予定。これを受けて中国は関税に断固反対すると表明、EUは関税で被害を受けた場合、WTOに提訴する構えだと警告。金属アナリストは、関税が世界のGDPに与える影響はさほどでもなく、金属市場にとっても与える影響は小さい。しかし関税によって世界の貿易摩擦が拡大し、世界のGDPを押し下げるようなことになれば金属市場もダメージを受けることになる、と言及。
これによってカッパー、アルミ、鉄鋼めっきに使われる亜鉛は値下がりしたが、後半に、盛り返す。
盛り返しを主導したのはNICKEL。3か月先物価格は570ドル高の13,840ドルまで上昇。LMEニッケル在庫は1,890トン減の32万8,998トン。減少つづけるニッケル在庫とLIB向けのニッケル需要増に再び注目。9日のLME市場のベストパフォーマーがニッケル。昨年6月の8,680ドル安値から18年に入っての最高値14,420ドルまで66%の価格上昇率を示したニッケル。中国の李首相が、引き続き電気自動車の購入に対して補助金を出し、拡販を続けるべき、との考え方を明らかにしたことでEV向けLIB需要増が意識され、ニッケル相場が押上げられた。
カッパーも反発。128ドル高の6,962ドル。チリ、アントファガスタ のロス・ペランプレス鉱山で労働組合が会社側からの新労働協約提案を拒否。ストライキに入ることを宣言したことで上昇。LMEカッパー在庫は3,750トン減の31万1,125トンに。
アルミも上昇。ドル高を受けて2,093ドルまで下落するも、米雇用 統計で平均時給の伸びが鈍化したことを受けてドル安に転じると2,134ドルまで上昇した。続落していた亜鉛も反発。引け際に44ドル高の3,277ドルまで上昇す。亜鉛在庫は2,650トン減の20万2,575トン。鉛も39ドル高の2,376ドルと反発。
2月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比31万3,000 人増加し、1年7カ月ぶりの大幅な伸びとなった、事前予想は20万人増。時給は前月比0.1%増にとどまる。
9日のNY原油は急反発。前日比1.92ドル高の62.04ドル。NY株価の高騰が好感され上昇、あたリビアの油田の稼働停止が継続していることも買い材料となった。NY金は前日比2.3ドル高の1,324ドル。米輸入関税に対する警戒感が後退したこと、米朝首脳会談合意でリスク選好の動きとなったことを受けて軟化したが、ドル安移行で金は上昇した。他、銀、PGMもNY株高を受けて上昇。
9日のNYダウは大幅続伸、前日比440.53ドル高の2万5,335.74ドル。上昇幅は2月6日以来、1か月ぶりの大きさ。2月の雇用統計を好感した大幅上げ。9日の日経平均株価終値は前日比101.13円高の2万1,469.20円。9日のNY外為市場で円相場は続落。前日比60銭円安ドル高の1ドル=106円75~85銭。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地3月8日
『貿易摩擦懸念で軟調展開 カッパー&ニッケル大幅Down』
現地8日のLME市場は、前半は米の鉄鋼、アルミの輸入制限に端を発す貿易戦争懸念からほぼ全面安の展開となるも、トランプ米大統領がNY時間午後に署名した輸入制限の内容はすべての国に一律の関税を適用する、ものではなく、交渉次第で関税免除の余地も残していることで貿易戦争懸念は後退しメタル相場も一層の落ち込みには至らなかった。ニッケルは急落。貿易戦争懸念から売り優勢の展開となるなか、商品取引アドバイザー(CTA)の手じまい売りもからみ13,220ドルまで下落。さらに13,130ドルとあやうく13,000ドルを割り込みそうな水準まで落ち込んだ。2月13日以来の安値で引ける。LMEニッケル在庫は450トン増の33万888トン。
カッパーも続落。序盤に6,952.5ドルまで強含んだが、すぐに軟化。欧州中央銀行が政策金利を0.00%で据え置き、織込み済みながらドルが堅調に推移したことでカッパーはじり安の展開に。終盤には3月5日以来の安値6,855ドルも割り込み、さらに6,809ドルまで落ち込み2月12日以来の安値まで陥落するも6,800ドルの節目はなんとか守った。中国の2月の銅輸入が 1月比で20%減少したことも売り材料になった。LMEカッパー在庫は1,500トン減の31万4,875トン。
アルミ新地金も下落。カッパー、ニッケルの下落で3Mは2,093ドルと2,100ドル台も割り込んだが、下値は底堅く、終盤には2,115ドルまで上昇した。
亜鉛、鉛も弱基調続く。亜鉛は30ドルdownの3,230ドル、鉛は2,337ドルで一時期の2,600ドル台から300ドル近い下落をみている。スズは唯一堅調、170ドル高の21,545ドルでCLOSE。
米の週間新規失業保険申請件数(3/3の週)は23.1万件で事前予想の22万件を上回る。前回は21万件だった。
8日のNY原油(4月限)は続落。前日比1.03ドル安の60.12ドル。欧州中央銀行理事会後にドル高に振れたことが原油相場を圧迫。前日に米EIAが発表した週報で、米の原油生産が週次で過去最高水準を更新したことも相場の重石となった。NY金続落。米輸入関税の署名を控え押し目買いが入る場面も見られたが、欧州中央銀行の政策金利据え置きを受けてドル高に移行したことから金相場を圧迫。
銀、プラチナも売られるなか、パラジウムは安値拾いの買いが入って上昇す。鉄鉱石SPOT相場は急落。青島着のベンチマークは73.23ドルまで後退。12月中旬来の安値水準。中国の鉄筋、熱延コイル相場も下落。旧正月明けの中国で十分な労働者を雇用できない状態が続き、マーケットが全体的に鈍化していることも一因。
8日のNYダウは反発。前日比93.85ドル高の2万4,895.21ドル。貿易摩擦懸念後退で市場に安心感が広がり買い優勢となった。9日発表の雇用統計を見極めたいとの雰囲気から上げは限定的だった。8日の日経平均終値は115.35円高の2万1,368.07円
情報提供会社: I R universe株式会社
『貿易摩擦懸念で軟調展開 カッパー&ニッケル大幅Down』
現地8日のLME市場は、前半は米の鉄鋼、アルミの輸入制限に端を発す貿易戦争懸念からほぼ全面安の展開となるも、トランプ米大統領がNY時間午後に署名した輸入制限の内容はすべての国に一律の関税を適用する、ものではなく、交渉次第で関税免除の余地も残していることで貿易戦争懸念は後退しメタル相場も一層の落ち込みには至らなかった。ニッケルは急落。貿易戦争懸念から売り優勢の展開となるなか、商品取引アドバイザー(CTA)の手じまい売りもからみ13,220ドルまで下落。さらに13,130ドルとあやうく13,000ドルを割り込みそうな水準まで落ち込んだ。2月13日以来の安値で引ける。LMEニッケル在庫は450トン増の33万888トン。
カッパーも続落。序盤に6,952.5ドルまで強含んだが、すぐに軟化。欧州中央銀行が政策金利を0.00%で据え置き、織込み済みながらドルが堅調に推移したことでカッパーはじり安の展開に。終盤には3月5日以来の安値6,855ドルも割り込み、さらに6,809ドルまで落ち込み2月12日以来の安値まで陥落するも6,800ドルの節目はなんとか守った。中国の2月の銅輸入が 1月比で20%減少したことも売り材料になった。LMEカッパー在庫は1,500トン減の31万4,875トン。
アルミ新地金も下落。カッパー、ニッケルの下落で3Mは2,093ドルと2,100ドル台も割り込んだが、下値は底堅く、終盤には2,115ドルまで上昇した。
亜鉛、鉛も弱基調続く。亜鉛は30ドルdownの3,230ドル、鉛は2,337ドルで一時期の2,600ドル台から300ドル近い下落をみている。スズは唯一堅調、170ドル高の21,545ドルでCLOSE。
米の週間新規失業保険申請件数(3/3の週)は23.1万件で事前予想の22万件を上回る。前回は21万件だった。
8日のNY原油(4月限)は続落。前日比1.03ドル安の60.12ドル。欧州中央銀行理事会後にドル高に振れたことが原油相場を圧迫。前日に米EIAが発表した週報で、米の原油生産が週次で過去最高水準を更新したことも相場の重石となった。NY金続落。米輸入関税の署名を控え押し目買いが入る場面も見られたが、欧州中央銀行の政策金利据え置きを受けてドル高に移行したことから金相場を圧迫。
銀、プラチナも売られるなか、パラジウムは安値拾いの買いが入って上昇す。鉄鉱石SPOT相場は急落。青島着のベンチマークは73.23ドルまで後退。12月中旬来の安値水準。中国の鉄筋、熱延コイル相場も下落。旧正月明けの中国で十分な労働者を雇用できない状態が続き、マーケットが全体的に鈍化していることも一因。
8日のNYダウは反発。前日比93.85ドル高の2万4,895.21ドル。貿易摩擦懸念後退で市場に安心感が広がり買い優勢となった。9日発表の雇用統計を見極めたいとの雰囲気から上げは限定的だった。8日の日経平均終値は115.35円高の2万1,368.07円
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金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月7日
『貿易戦争懸念再燃でメタル弱含み』
現地7日のLME市場は、銅相場が反落。またアルミ相場も下落した。米政権内で自由貿易の有力支持者だったコーン国家経済会議(NEC)委員長の辞任を受け、米国の輸入関税措置が推進されるとの見方が重しとなり、卑金属相場は下落。トランプ米大統領が金属輸入への高率関税賦課を推進し、貿易戦争のリスクが高まるとの懸念が再燃。
関係者は、高い関税が賦課されれば、金属がさらに値上がりし、入手が困難になると予想され、貿易戦争の脅威が投機的な買いをもたらしていると分析。ただ、これまでのところ、実需の買いはあまり増えていないと指摘。
アルミニウムは、キャッシュ/ 3Mのスプレッドは広がり続けており、先々週の逆転1トン当たり20ドルから最近では1ドル当たり19.50ドルに達した。
アナリストは、「有意義な価格方向を設定することにはほとんど関心がなく、トレーダーらは主に価格改定を待っている。トランプ米大統領の経済顧問が、その役割から撤退し、不確実性な波を市場に打ち破った。彼の自由貿易見解は、厳しい金属輸入関税とうまく一致せず、総合的なリスク感情は依然として貧弱であり、LMEのアルミニウムが下落する恐れがあるため、金属は圧力をかけ続ける可能性が高い」と言っている。
NY金、銀は反落。終値の前日比は、金が8.0~7.6ドル安、中心限月の4月限が7.6ドル安、銀が29.1~28.7セント安、中心限月の5月限が29.0.セント安。
NY原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.45~1.43ドル安。トランプ米大統領が反対意見を押し切り、鉄鋼やアルミニウムの輸入品に高い輸入関税を課し貿易戦争を始めるとの懸念が根強い。またコーン米国家経済会議(NEC)委員長が辞任し、歯止めが効かなくなるとみられている。
7日の米株式相場は大幅に反落して始まった。NYダウ平均は寄り付き直後に一時300ドル超下げた。米国家経済会議(NEC)のコーン委員長が辞任を表明し、嫌気した売りに押されている。
7日の日経平均先物は上昇した。前日比250円高の2万1,450円で終えた。
7日の外国為替の円相場は3営業日ぶりに反発。前日比10銭円高・ドル安の1ドル=105円90銭~106円ちょうどだった。
情報提供会社: I R universe株式会社
『貿易戦争懸念再燃でメタル弱含み』
現地7日のLME市場は、銅相場が反落。またアルミ相場も下落した。米政権内で自由貿易の有力支持者だったコーン国家経済会議(NEC)委員長の辞任を受け、米国の輸入関税措置が推進されるとの見方が重しとなり、卑金属相場は下落。トランプ米大統領が金属輸入への高率関税賦課を推進し、貿易戦争のリスクが高まるとの懸念が再燃。
関係者は、高い関税が賦課されれば、金属がさらに値上がりし、入手が困難になると予想され、貿易戦争の脅威が投機的な買いをもたらしていると分析。ただ、これまでのところ、実需の買いはあまり増えていないと指摘。
アルミニウムは、キャッシュ/ 3Mのスプレッドは広がり続けており、先々週の逆転1トン当たり20ドルから最近では1ドル当たり19.50ドルに達した。
アナリストは、「有意義な価格方向を設定することにはほとんど関心がなく、トレーダーらは主に価格改定を待っている。トランプ米大統領の経済顧問が、その役割から撤退し、不確実性な波を市場に打ち破った。彼の自由貿易見解は、厳しい金属輸入関税とうまく一致せず、総合的なリスク感情は依然として貧弱であり、LMEのアルミニウムが下落する恐れがあるため、金属は圧力をかけ続ける可能性が高い」と言っている。
NY金、銀は反落。終値の前日比は、金が8.0~7.6ドル安、中心限月の4月限が7.6ドル安、銀が29.1~28.7セント安、中心限月の5月限が29.0.セント安。
NY原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が1.45~1.43ドル安。トランプ米大統領が反対意見を押し切り、鉄鋼やアルミニウムの輸入品に高い輸入関税を課し貿易戦争を始めるとの懸念が根強い。またコーン米国家経済会議(NEC)委員長が辞任し、歯止めが効かなくなるとみられている。
7日の米株式相場は大幅に反落して始まった。NYダウ平均は寄り付き直後に一時300ドル超下げた。米国家経済会議(NEC)のコーン委員長が辞任を表明し、嫌気した売りに押されている。
7日の日経平均先物は上昇した。前日比250円高の2万1,450円で終えた。
7日の外国為替の円相場は3営業日ぶりに反発。前日比10銭円高・ドル安の1ドル=105円90銭~106円ちょうどだった。
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金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月6日
『カッパー、ニッケル反発上昇、アルミ、亜鉛弱め』
現地6日のLME市場はドル安背景&堅調な中国の需要見通しからカッパーが反発上昇、追随してニッケルも上昇、亜鉛は前日の在庫激増ショックから立ち直れず反発力弱い。カッパー3Mはショートカバーの買いで後半に7,000ドル台に乗せた。ここ1週間の高値を記録。今年2018年の世界銅需給は16万9,000トンの供給不足になる、とMetalbulletinアナリストは予想。LMEカッパー在庫は2,525トン減の31万9,650トンに。
ニッケル3Mもドル安&カッパー追随型の上昇で13,705ドルまで上昇。LMEニッケル在庫は1,554トン減の33万2,094トンに。
アルミ新地金は小幅な値動き。カッパー&ニッケル高にも反応は限定的で前日レンジ内でのもみ合いに終始。3Mは前半に2157ドルをつけるも、上値は重く、カッパー高とは逆行し下落、最後は2,138ドルで引ける。LMEアルミ在庫は1875トン減の132万700トン。
これまではLMEメタル中のベストパフォーマーだった亜鉛が引き続きの弱含み。トランプ米大統領による鉄鋼製品輸入規制から亜鉛の地合いは急速に悪化。亜鉛は鉄鋼めっきに使われることからその影響が過剰に捉えられた。6日のSHFE亜鉛は前日比2.1% 安のトン2万5,450元と昨年12月6日以来で最大の下げを記録。LME亜鉛3Mは6ドル高の3,302ドルで引け。前半は3,272ドルまで下がり年初来の安値を更新した。LME亜鉛在庫は前日1,075トン減の20万7,975トン。
1月の米耐久財受注高は-3.6%、事前予想も-3.6%。1月の米製造業新規受注は‐1.4%、事前予想も‐1.4%
6日のNY原油は前日比0.03ドル高の62.60ドルで小幅に上げ。米EIAが月報で米の原油生産量見通しを再び引き上げたことが相場を圧迫す。方向感さだまらない値動きとなった。
NY金は反発。トランプ米大統領が関税賦課の考えを撤回する考えはない、と述べたことでドル安に振れ、金相場押し上げ。また北朝鮮が非核化に向けて対話する意向を示すと、リスク選好のユーロ高となったことも支援材料となった。銀、PGMも上昇。
6日の日経平均株価終値は前日比375.67円高の2万1,417.76円。6日のNYダウは前日比9.36ドル高の2万4,884.12ドルと小幅な上げにとどまる。日本時間午前6時過ぎのドル円は106.19円。北朝鮮の非核化に向けた意向、米の保護貿易主義からドル安円高進む。しかしトランプ米大統領に近い上院議員が大統領は関税措置の変更にオープンだ、との発言が流れるとドル円は106.20円付近まで戻す展開となった。
情報提供会社: I R universe株式会社
『カッパー、ニッケル反発上昇、アルミ、亜鉛弱め』
現地6日のLME市場はドル安背景&堅調な中国の需要見通しからカッパーが反発上昇、追随してニッケルも上昇、亜鉛は前日の在庫激増ショックから立ち直れず反発力弱い。カッパー3Mはショートカバーの買いで後半に7,000ドル台に乗せた。ここ1週間の高値を記録。今年2018年の世界銅需給は16万9,000トンの供給不足になる、とMetalbulletinアナリストは予想。LMEカッパー在庫は2,525トン減の31万9,650トンに。
ニッケル3Mもドル安&カッパー追随型の上昇で13,705ドルまで上昇。LMEニッケル在庫は1,554トン減の33万2,094トンに。
アルミ新地金は小幅な値動き。カッパー&ニッケル高にも反応は限定的で前日レンジ内でのもみ合いに終始。3Mは前半に2157ドルをつけるも、上値は重く、カッパー高とは逆行し下落、最後は2,138ドルで引ける。LMEアルミ在庫は1875トン減の132万700トン。
これまではLMEメタル中のベストパフォーマーだった亜鉛が引き続きの弱含み。トランプ米大統領による鉄鋼製品輸入規制から亜鉛の地合いは急速に悪化。亜鉛は鉄鋼めっきに使われることからその影響が過剰に捉えられた。6日のSHFE亜鉛は前日比2.1% 安のトン2万5,450元と昨年12月6日以来で最大の下げを記録。LME亜鉛3Mは6ドル高の3,302ドルで引け。前半は3,272ドルまで下がり年初来の安値を更新した。LME亜鉛在庫は前日1,075トン減の20万7,975トン。
1月の米耐久財受注高は-3.6%、事前予想も-3.6%。1月の米製造業新規受注は‐1.4%、事前予想も‐1.4%
6日のNY原油は前日比0.03ドル高の62.60ドルで小幅に上げ。米EIAが月報で米の原油生産量見通しを再び引き上げたことが相場を圧迫す。方向感さだまらない値動きとなった。
NY金は反発。トランプ米大統領が関税賦課の考えを撤回する考えはない、と述べたことでドル安に振れ、金相場押し上げ。また北朝鮮が非核化に向けて対話する意向を示すと、リスク選好のユーロ高となったことも支援材料となった。銀、PGMも上昇。
6日の日経平均株価終値は前日比375.67円高の2万1,417.76円。6日のNYダウは前日比9.36ドル高の2万4,884.12ドルと小幅な上げにとどまる。日本時間午前6時過ぎのドル円は106.19円。北朝鮮の非核化に向けた意向、米の保護貿易主義からドル安円高進む。しかしトランプ米大統領に近い上院議員が大統領は関税措置の変更にオープンだ、との発言が流れるとドル円は106.20円付近まで戻す展開となった。
情報提供会社: I R universe株式会社
臨時株主総会
平成30年3月1日に臨時株主総会を行いまして、役員の選任を致しました。
下記の通り就任いたしました。
代表取締役社長 山頬 敏彦
取締役 (物流部長) 片山 俊介
取締役 奥田 哲久
取締役 (経理部長) 岡本 誠司
取締役 (国内第三営業部長) 塩田 健司 (新任)
取締役 (海外営業部長) 片山 こころ (新任)
取締役 (総務部長) 竹中 一美 (新任)
監査役 青山 晶彦
今後とも何卒よろしくご指導ご支援賜りますようお願い申し上げます。
下記の通り就任いたしました。
記
代表取締役社長 山頬 敏彦
取締役 (物流部長) 片山 俊介
取締役 奥田 哲久
取締役 (経理部長) 岡本 誠司
取締役 (国内第三営業部長) 塩田 健司 (新任)
取締役 (海外営業部長) 片山 こころ (新任)
取締役 (総務部長) 竹中 一美 (新任)
監査役 青山 晶彦
以上
今後とも何卒よろしくご指導ご支援賜りますようお願い申し上げます。
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月5日
『現地5日朝LMEの銅相場は前営業日で下げ止まり、ほぼ横ばい』
5日に開幕した中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、中国経済について上向きな発言がなされたことが相場を下支えた。
一方、アルミやステンレス鋼の製造に使われるニッケルは、トランプ米政権が表明した輸入制限措置への懸念から下落。LMEアルミと亜鉛の3ヶ月物がそれぞれ0.5%下げたほか、ニッケルは0.8%安となっている。また、亜鉛相場は2ヶ月ぶりの安値。在庫の急増に加え、こちらも米政権が表明した輸入制限措置への懸念から、鉄鋼の製造に使われる金属の相場を圧迫した。
LME亜鉛在庫は77,275トン増の209,050トン。米ニューオーリンズで急増。 一日の増加量としては2013年7月以来最大。LME亜鉛相場は一気に59ドルDownの3,296ドルと3,300ドルも割り込んだ。
アルミは小幅安。序盤に強含む場面があったが、2,150ドル台で上値が重い展開となった。中国人民代表大会で同国の今年の経済成長率が昨年と同じ6.5%前後を目標とするとされたことや、欧米の株価が堅調に推移したが反応は限定的だった。終盤に軟化したが、2,134.50ドルで買い支えられ、引け前に再度、2,150ドル台に強含んだが、2,158ドルで上値を抑えられた。1日の値動き幅は23.5ドルの狭いレンジにとどまった。3月2日のLME指定倉庫在庫は前日比475トン減少の132万2,575トン。
銅3ヶ月物は小幅高。序盤、買いが先行し、6,943ドルまで上昇。しかし2日の高値6,960ドルが抵抗線となった。2日まで日足が6日連続で陰線引けとテクニカル要因が弱気で買いが続かず、上げ幅を失った。終盤に6,855ドルまで軟化し、今月1日の安値6,858.5ドルをわずかに下回り、2月13日以来の安値をつけた。しかし欧米の株価が堅調な値動きとなったことで買い拾われ、プラスサイドに浮上し、小高く引けた。指定倉庫在庫は2,725トン減少の32万2,175トン。
ニッケル3ヶ月物は小幅続落。序盤に1万3,525ドルまで上昇する場面があったがリスク回避から手じまい売りの動きは根強く、上げ幅を削った。終盤に支持線の1万。
3,300ドル割れとなり、2月13日以来の安値となる1万3,220ドルまで軟化した。指定倉庫在庫は468トン減少の33万3,648トン。
今年の中国の経済成長目標は去年と同じ6.5%前後目標(中国人民代表大会で発表)
・上海株は上昇
・1月のユーロ圏小売売上高 -0.1% (事前予想 -0.1%、前回-1.0%(-1.1%から修正))
・2月ISM非製造業景況指数 59.5(事前予想59.0、前回59.9)
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が1.30~1.32ドル高。週末にリビアで生産障害が発生したことや、米国が保護主義へと傾斜していることによるリスク回避の売りが後退し株式市場が上昇したことが支援要因となった。
金4月限は反落。時間外取引では、米貿易摩擦に対する懸念を受けて堅調となった。しかし、日中取引では株高などでリスク回避の動きが一服したことを受けて地合いを緩めた。銀5月限は、株高や金反落を受けて戻りを売られた。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。終値の前日比は、プラチナが3.0~2.8ドル安、中心限月の4月限が3.0ドル安、パラジウムが9.15~8.10ドル安、中心限月の6月限は9.15ドル安。
5日のロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで小幅続伸した。英国時間16時時点では、前週末2日の同時点と比べて0.0020ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.2320~30ドルだった。4日にドイツ社会民主党(SPD)が党員投票で大連立政権への参加を決め、メルケル氏の首相4選が確実になったことから、ユーロ買いが優勢だった。ただ、イタリア総選挙で5日に欧州連合(EU)懐疑派の5つ星運動と同盟の躍進が判明したことで同国政局の不透明感が広がり、ユーロの上値を抑えた。
円の対ユーロ相場は反落した。同60銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円40~50銭だった。早朝は、イタリア政局の先行き不透明感からユーロが売られ、一時は129円35銭付近と2017年8月下旬以来の円高・ユーロ安水準を付ける場面もあった。その後は円売り・ユーロ買いに転じ、午後遅くには一段の円安・ユーロ高となった。
円は対ドルで反落した。同16時時点に比べて40銭円安・ドル高の1ドル=105円80~90銭だった。午後に円安がやや強まった。
5日のNYダウは反発。前週末比359.16ドル高の2万4,897.22ドル。
5日の日経平均株価終値は前週末比139.55円安の2万1,042.09円。
情報提供会社: I R universe株式会社
『現地5日朝LMEの銅相場は前営業日で下げ止まり、ほぼ横ばい』
5日に開幕した中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、中国経済について上向きな発言がなされたことが相場を下支えた。
一方、アルミやステンレス鋼の製造に使われるニッケルは、トランプ米政権が表明した輸入制限措置への懸念から下落。LMEアルミと亜鉛の3ヶ月物がそれぞれ0.5%下げたほか、ニッケルは0.8%安となっている。また、亜鉛相場は2ヶ月ぶりの安値。在庫の急増に加え、こちらも米政権が表明した輸入制限措置への懸念から、鉄鋼の製造に使われる金属の相場を圧迫した。
LME亜鉛在庫は77,275トン増の209,050トン。米ニューオーリンズで急増。 一日の増加量としては2013年7月以来最大。LME亜鉛相場は一気に59ドルDownの3,296ドルと3,300ドルも割り込んだ。
アルミは小幅安。序盤に強含む場面があったが、2,150ドル台で上値が重い展開となった。中国人民代表大会で同国の今年の経済成長率が昨年と同じ6.5%前後を目標とするとされたことや、欧米の株価が堅調に推移したが反応は限定的だった。終盤に軟化したが、2,134.50ドルで買い支えられ、引け前に再度、2,150ドル台に強含んだが、2,158ドルで上値を抑えられた。1日の値動き幅は23.5ドルの狭いレンジにとどまった。3月2日のLME指定倉庫在庫は前日比475トン減少の132万2,575トン。
銅3ヶ月物は小幅高。序盤、買いが先行し、6,943ドルまで上昇。しかし2日の高値6,960ドルが抵抗線となった。2日まで日足が6日連続で陰線引けとテクニカル要因が弱気で買いが続かず、上げ幅を失った。終盤に6,855ドルまで軟化し、今月1日の安値6,858.5ドルをわずかに下回り、2月13日以来の安値をつけた。しかし欧米の株価が堅調な値動きとなったことで買い拾われ、プラスサイドに浮上し、小高く引けた。指定倉庫在庫は2,725トン減少の32万2,175トン。
ニッケル3ヶ月物は小幅続落。序盤に1万3,525ドルまで上昇する場面があったがリスク回避から手じまい売りの動きは根強く、上げ幅を削った。終盤に支持線の1万。
3,300ドル割れとなり、2月13日以来の安値となる1万3,220ドルまで軟化した。指定倉庫在庫は468トン減少の33万3,648トン。
今年の中国の経済成長目標は去年と同じ6.5%前後目標(中国人民代表大会で発表)
・上海株は上昇
・1月のユーロ圏小売売上高 -0.1% (事前予想 -0.1%、前回-1.0%(-1.1%から修正))
・2月ISM非製造業景況指数 59.5(事前予想59.0、前回59.9)
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が1.30~1.32ドル高。週末にリビアで生産障害が発生したことや、米国が保護主義へと傾斜していることによるリスク回避の売りが後退し株式市場が上昇したことが支援要因となった。
金4月限は反落。時間外取引では、米貿易摩擦に対する懸念を受けて堅調となった。しかし、日中取引では株高などでリスク回避の動きが一服したことを受けて地合いを緩めた。銀5月限は、株高や金反落を受けて戻りを売られた。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。終値の前日比は、プラチナが3.0~2.8ドル安、中心限月の4月限が3.0ドル安、パラジウムが9.15~8.10ドル安、中心限月の6月限は9.15ドル安。
5日のロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで小幅続伸した。英国時間16時時点では、前週末2日の同時点と比べて0.0020ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.2320~30ドルだった。4日にドイツ社会民主党(SPD)が党員投票で大連立政権への参加を決め、メルケル氏の首相4選が確実になったことから、ユーロ買いが優勢だった。ただ、イタリア総選挙で5日に欧州連合(EU)懐疑派の5つ星運動と同盟の躍進が判明したことで同国政局の不透明感が広がり、ユーロの上値を抑えた。
円の対ユーロ相場は反落した。同60銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円40~50銭だった。早朝は、イタリア政局の先行き不透明感からユーロが売られ、一時は129円35銭付近と2017年8月下旬以来の円高・ユーロ安水準を付ける場面もあった。その後は円売り・ユーロ買いに転じ、午後遅くには一段の円安・ユーロ高となった。
円は対ドルで反落した。同16時時点に比べて40銭円安・ドル高の1ドル=105円80~90銭だった。午後に円安がやや強まった。
5日のNYダウは反発。前週末比359.16ドル高の2万4,897.22ドル。
5日の日経平均株価終値は前週末比139.55円安の2万1,042.09円。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月2日
『トランプ232ショックでメタル続落のなかアルミ続伸』
現地2日のLME市場は、前日のトランプ米大統領によるセクション232発動表明を受けてメタル続落となるなかアルミのみが続伸した。
アルミHGは米の鉄鋼、アルミニウムへの追加関税発表を受けて米向けの輸出が減少すれば中国国内の在庫が膨らむとの見方からSHFE(上海先物市場)アルミは緩んだが、ドル安進行に加えて米では追加関税導入前に現物確保のための輸入が逆に活発化する。のではないかとの憶測が買いを支援。2,160ドルを突破する場面も見られたが高値で売られた後は買いが入り、また売りとなったが引け前に買い戻されて小高く引けた。香港のアナリストは、米のアルミ製品への輸入関税引き上げは中国のアルミ輸出や国内市場に小さな影響しか及ぼさない、と指摘。その理由として中国の米国向けアルミ輸出は中国のアルミ全生産量のわずか1%にすぎない、と分析している。
トランプ米大統領「貿易戦争は良い、簡単に勝つことができる」と相変わらずのビッグマウス発言。
2日のNYダウは4日続落。前日比70.92ドル安の2万4,538.06ドルと2月9日以来の安値で終えた。トランプ大統領が前日に鉄鋼とアルミ製品に輸入制限をかける方針を示したことで貿易摩擦が強まるとの警戒 感が引き続き米株の売りを誘った。
2日のロンドン外為市場で円相場は大幅反発。前日比1円60銭円高ドル安の1ドル=105円40~50銭。一時、105円24銭と2016年11月以来、1年4か月ぶりの円高水準を付けた。トランプショックにより、貿易戦争に発展し、結果的に米経済へ悪影響を及ぼすとの懸念からドルが主要通貨に対して広く売られた。 また日銀の金融政策が早期に正常化に向かうとの思惑も円買いドル売りにつながった。
LMEカッパー3Mは続落。序盤は小じっかりで上昇するも トランプ米大統領の貿易戦争歓迎発言ツイッターを受けてリスク回避の売りが広がる。NYダウの続落がカッパーの手じまい売りを促して値を落とした。
ニッケル3Mも続落。トランプ米大統領の貿易戦争発言からリスク回避の売りが広がり、カッパー同様に値を落とす。米株の不安定な値動きも資金流出に拍車をかけた。LMEニッケル在庫は1,392トン減の33万4,116トン。
2日のNY原油は反発。前日比0.26ドル高の61.25ドル。ドル安背景から買い優勢。NY金は大幅反発。前日比18.2ドル高の1,323.4ドル。米ドル安を受けて買い優勢の展開となり急騰。銀、PGMもドル安、金高につられて上昇した。
情報提供会社: I R universe株式会社
『トランプ232ショックでメタル続落のなかアルミ続伸』
現地2日のLME市場は、前日のトランプ米大統領によるセクション232発動表明を受けてメタル続落となるなかアルミのみが続伸した。
アルミHGは米の鉄鋼、アルミニウムへの追加関税発表を受けて米向けの輸出が減少すれば中国国内の在庫が膨らむとの見方からSHFE(上海先物市場)アルミは緩んだが、ドル安進行に加えて米では追加関税導入前に現物確保のための輸入が逆に活発化する。のではないかとの憶測が買いを支援。2,160ドルを突破する場面も見られたが高値で売られた後は買いが入り、また売りとなったが引け前に買い戻されて小高く引けた。香港のアナリストは、米のアルミ製品への輸入関税引き上げは中国のアルミ輸出や国内市場に小さな影響しか及ぼさない、と指摘。その理由として中国の米国向けアルミ輸出は中国のアルミ全生産量のわずか1%にすぎない、と分析している。
トランプ米大統領「貿易戦争は良い、簡単に勝つことができる」と相変わらずのビッグマウス発言。
2日のNYダウは4日続落。前日比70.92ドル安の2万4,538.06ドルと2月9日以来の安値で終えた。トランプ大統領が前日に鉄鋼とアルミ製品に輸入制限をかける方針を示したことで貿易摩擦が強まるとの警戒 感が引き続き米株の売りを誘った。
2日のロンドン外為市場で円相場は大幅反発。前日比1円60銭円高ドル安の1ドル=105円40~50銭。一時、105円24銭と2016年11月以来、1年4か月ぶりの円高水準を付けた。トランプショックにより、貿易戦争に発展し、結果的に米経済へ悪影響を及ぼすとの懸念からドルが主要通貨に対して広く売られた。 また日銀の金融政策が早期に正常化に向かうとの思惑も円買いドル売りにつながった。
LMEカッパー3Mは続落。序盤は小じっかりで上昇するも トランプ米大統領の貿易戦争歓迎発言ツイッターを受けてリスク回避の売りが広がる。NYダウの続落がカッパーの手じまい売りを促して値を落とした。
ニッケル3Mも続落。トランプ米大統領の貿易戦争発言からリスク回避の売りが広がり、カッパー同様に値を落とす。米株の不安定な値動きも資金流出に拍車をかけた。LMEニッケル在庫は1,392トン減の33万4,116トン。
2日のNY原油は反発。前日比0.26ドル高の61.25ドル。ドル安背景から買い優勢。NY金は大幅反発。前日比18.2ドル高の1,323.4ドル。米ドル安を受けて買い優勢の展開となり急騰。銀、PGMもドル安、金高につられて上昇した。
情報提供会社: I R universe株式会社