金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS現地5月28日
『ドル安、欧米景気指数の上昇からLMEメタル反発』
LMEメタルは前日安値からの買戻しが入り反発。アルミは売られ過ぎ感からドル安背景にものり上昇。しかし英国GDP改定値が予想を下回ったこと、米週間新規失業保険申請件数の増加で後退。ユーロ圏景況感指数の上昇を手掛かりに再び買い入る。
サンフランシスコ地区連銀総裁、FRBが年内に利上げを開始する公算が大きく、その後数年かけて金利をより正常な水準に引き上げる見通しとの認識示す。1Qの英GDP改定値は前期比0.3%増、前年比2.4%増で予想を下回る5月のユーロ圏景況感指数は103.8で変わらず。予想は103.5。
米週間新規失業保険申請件数は28.2万件に増加、予想は27万件。欧州委員会、ギリシャ債務をめぐる協議は一段の進展が必要ECB、ギリシャへの資金供給はルールを順守すべきと強調、現時点でギリシャ国債の担保受入再開は出来ないとの見解示す。4月の米中古住宅販売仮契約指数は前月比3.4%上昇、予想は0.9%上昇。9年ぶりの高水準。
28日の日経平均株価は10日続伸。前日比78円88銭高の2万551円46銭。10日続伸は1988年2月27日以来で27年ぶり。円安進行を受けて輸出関連株に買い入る。為替円ドルは124円台まで進み12年半ぶり円安水準。
NY原油は小反発。前日比17セント高の57.68ドル。米EIAの週間統計で原油在庫が4週連続で減少したことが買いにつながる。NY金は5営業日ぶりに反発。前日比2.2ドル高の1188.1ドル。一方でパラジウムが強含み。前日比横ばいの785.6ドルだが、パラジウムETFの保有高が上昇。自動車向け需要の底堅さから長期的にはパラジウムが金を上回るとの見方。
Basemetalは全面高。カッパー前日比27ドル高の6111ドル、アルミ新地金22ドル高の1760ドル、鉛49ドル高の1984ドルで大幅上昇、亜鉛49ドル高の2218ドル、ニッケル255ドル高の12,900ドル、錫は続伸で125ドル高の15,525ドル。
チリの税関職員が今週ストライキを開始しているが、銅の輸出には影響しないとチリ政府とコデルコ。
SPOT鉄鉱石は続伸。引き続き中国港湾での鉄鉱石在庫の減少から買い。5週連続で港湾在庫は減少し現在8670万トン。今年は15%の減少率。SteelIndexの62%Fe価格は62.6ドルまで上昇し3月2日以来の高値に。4月初頭の46.7ドルから大幅な回復を示している。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル安、欧米景気指数の上昇からLMEメタル反発』
LMEメタルは前日安値からの買戻しが入り反発。アルミは売られ過ぎ感からドル安背景にものり上昇。しかし英国GDP改定値が予想を下回ったこと、米週間新規失業保険申請件数の増加で後退。ユーロ圏景況感指数の上昇を手掛かりに再び買い入る。
サンフランシスコ地区連銀総裁、FRBが年内に利上げを開始する公算が大きく、その後数年かけて金利をより正常な水準に引き上げる見通しとの認識示す。1Qの英GDP改定値は前期比0.3%増、前年比2.4%増で予想を下回る5月のユーロ圏景況感指数は103.8で変わらず。予想は103.5。
米週間新規失業保険申請件数は28.2万件に増加、予想は27万件。欧州委員会、ギリシャ債務をめぐる協議は一段の進展が必要ECB、ギリシャへの資金供給はルールを順守すべきと強調、現時点でギリシャ国債の担保受入再開は出来ないとの見解示す。4月の米中古住宅販売仮契約指数は前月比3.4%上昇、予想は0.9%上昇。9年ぶりの高水準。
28日の日経平均株価は10日続伸。前日比78円88銭高の2万551円46銭。10日続伸は1988年2月27日以来で27年ぶり。円安進行を受けて輸出関連株に買い入る。為替円ドルは124円台まで進み12年半ぶり円安水準。
NY原油は小反発。前日比17セント高の57.68ドル。米EIAの週間統計で原油在庫が4週連続で減少したことが買いにつながる。NY金は5営業日ぶりに反発。前日比2.2ドル高の1188.1ドル。一方でパラジウムが強含み。前日比横ばいの785.6ドルだが、パラジウムETFの保有高が上昇。自動車向け需要の底堅さから長期的にはパラジウムが金を上回るとの見方。
Basemetalは全面高。カッパー前日比27ドル高の6111ドル、アルミ新地金22ドル高の1760ドル、鉛49ドル高の1984ドルで大幅上昇、亜鉛49ドル高の2218ドル、ニッケル255ドル高の12,900ドル、錫は続伸で125ドル高の15,525ドル。
チリの税関職員が今週ストライキを開始しているが、銅の輸出には影響しないとチリ政府とコデルコ。
SPOT鉄鉱石は続伸。引き続き中国港湾での鉄鉱石在庫の減少から買い。5週連続で港湾在庫は減少し現在8670万トン。今年は15%の減少率。SteelIndexの62%Fe価格は62.6ドルまで上昇し3月2日以来の高値に。4月初頭の46.7ドルから大幅な回復を示している。
情報提供会社: I R universe株式会社
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MIRU MORNING EXPRESS現地5月27日
『ドル高、アルミのセンチメント悪化で全面安』
ドル高進行、原油安、アルミの年初来安値更新に引きづられLMEは全面安。アルミ新地金は前日比13.5ドル安の1738.5ドル、カッパー48ドル安の6084ドル続落、ニッケル35ドル安の12,645ドル、錫305ドル安の15,400ドル。アルミは中国の増産が続き、世界需給が緩んでいること、主要移動平均割れによるテクニカル悪化で売り拡大。2014年3月27日以来の安値まで低落。米住宅ローン申請指数は399.9に低下、新規は上昇、借り換え低下ギリシャ政府はギリシャと債権団が実務レベルの合意書策定に着手と発表したが当の債権団は否定。
NY原油続落。前日比52セント安の57.51ドル。イラクが6月の原油輸出を26%拡大する計画が嫌気された。NY金先物は続落。4営業日続落で前日比1.3ドル安の1185.9ドル、プラチナは4.9ドル安の1118.5ドル。年内の利上げ説とドル高進行で。
27日の日経平均株価は9日続伸で、終値は前日比35円10銭高の2万472円58銭で2000年4月13日以来、15年1か月ぶりの高値。円安ドル高が進んだことで輸出関連株が上昇した。
米シティは中国の鉄鋼需要の伸びがピークに達し、世界の鉄鉱石需要は2020年代を通じて後退するとの見通しを示した。鉄鉱石価格の長期見通しを32%引き下げ。これまでのトン81ドルから55ドルに下方修正。2016年~2018年の平均価格は40ドルと予想。鉄鉱石市場は、これまでの10年とこれからの10年は状況が完全に逆転すると指摘。長期にわたって鉄鉱石需要は減少するとの見方。
27日のSPOT鉄鉱石市場は続伸。Steelindexで前日比1.64%上昇の62.1ドル。5月12日以来の高値水準。SPOT市場では引き続き中国の主要港湾での鉄鉱石在庫の低下が強材料にはなっているが。
Metal Tiger、スペインのエスドラマデューラのタングステンJV開発にて、タングステン鉱石が発見されたことを発表。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル高、アルミのセンチメント悪化で全面安』
ドル高進行、原油安、アルミの年初来安値更新に引きづられLMEは全面安。アルミ新地金は前日比13.5ドル安の1738.5ドル、カッパー48ドル安の6084ドル続落、ニッケル35ドル安の12,645ドル、錫305ドル安の15,400ドル。アルミは中国の増産が続き、世界需給が緩んでいること、主要移動平均割れによるテクニカル悪化で売り拡大。2014年3月27日以来の安値まで低落。米住宅ローン申請指数は399.9に低下、新規は上昇、借り換え低下ギリシャ政府はギリシャと債権団が実務レベルの合意書策定に着手と発表したが当の債権団は否定。
NY原油続落。前日比52セント安の57.51ドル。イラクが6月の原油輸出を26%拡大する計画が嫌気された。NY金先物は続落。4営業日続落で前日比1.3ドル安の1185.9ドル、プラチナは4.9ドル安の1118.5ドル。年内の利上げ説とドル高進行で。
27日の日経平均株価は9日続伸で、終値は前日比35円10銭高の2万472円58銭で2000年4月13日以来、15年1か月ぶりの高値。円安ドル高が進んだことで輸出関連株が上昇した。
米シティは中国の鉄鋼需要の伸びがピークに達し、世界の鉄鉱石需要は2020年代を通じて後退するとの見通しを示した。鉄鉱石価格の長期見通しを32%引き下げ。これまでのトン81ドルから55ドルに下方修正。2016年~2018年の平均価格は40ドルと予想。鉄鉱石市場は、これまでの10年とこれからの10年は状況が完全に逆転すると指摘。長期にわたって鉄鉱石需要は減少するとの見方。
27日のSPOT鉄鉱石市場は続伸。Steelindexで前日比1.64%上昇の62.1ドル。5月12日以来の高値水準。SPOT市場では引き続き中国の主要港湾での鉄鉱石在庫の低下が強材料にはなっているが。
Metal Tiger、スペインのエスドラマデューラのタングステンJV開発にて、タングステン鉱石が発見されたことを発表。
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MIRU MORNING EXPRESS現地5月26日
『米の年内利上げ観測を受けたドル高でメタル圧迫』
先週、米消費者物価指数(CPI)コア指数が予想を上回ったことから年内の利上げ観測説が濃厚となりドル高も加速。一方で米景気に回復の兆しが現れていることはメタル相場にとってポジティブな見方もされている。
4月の米耐久財受注は前月比0.5%減少で予想と同じ。輸送用機器を除く受注は0.5%増加
3月のS&Pケースシラー米住宅価格指数は前年比5.04%上昇。
4月の米新築住宅販売件数は前月比6.8%増の51.7万件、予想は50.8万。
5月の米消費者信頼感指数は95.4に上昇、予想の95.0を上回る。
26日のNY外為市場ではドル高加速。対円では8年ぶりの高値。米経済が1-3月の減速を経て成長ベースを取り戻しつつあることからドル高進む。1ドル=123円06銭は2007年7月以来高値。
26日のNY原油は2007年以来のドル高から反落。前週末比1.69ドル安の58.03ドル。
NY金先物続落。前週末比17.1ドル安の1187.2ドル。ドル高圧力で2週間ぶりの安値。
プラチナは24.5ドル安の1123.4ドルまで下落。
Basemetalもドル高加速で全面安。
カッパーは前週末比69ドル安の6,132ドル、ニッケル80ドル安の12,680ドル、錫120ドル安の15,705ドル、アルミ13ドル安の1752ドル、鉛も13ドル安で1944ドル。
LMEニッケル在庫は8010トン増加の46万3800トンでまた史上最高。
米の溶解グレードのニッケルプレミアムはポンド当り18~23セントで先週比変わらず。
4月の世界鉄鋼生産は前年同月比1.7%減の1億3500万トン(WSA)。北米、中国で低下。
SPOT鉄鉱石は再び60ドル台に上伸。中国の港湾鉄鉱石在庫の減少から買い入る。Steelindexの62%Fe価格は前日比2%高の61.1ドル。中国の主要港での鉄鉱石在庫は8670万トンで5週連続の減少。今年に入り15%減少。先月、悪天候によりブラジル、豪州からの鉄鉱石供給が減少したことが要因だが来週以降は港湾在庫は増加していくとの見方あり。
情報提供会社: I R universe株式会社
『米の年内利上げ観測を受けたドル高でメタル圧迫』
先週、米消費者物価指数(CPI)コア指数が予想を上回ったことから年内の利上げ観測説が濃厚となりドル高も加速。一方で米景気に回復の兆しが現れていることはメタル相場にとってポジティブな見方もされている。
4月の米耐久財受注は前月比0.5%減少で予想と同じ。輸送用機器を除く受注は0.5%増加
3月のS&Pケースシラー米住宅価格指数は前年比5.04%上昇。
4月の米新築住宅販売件数は前月比6.8%増の51.7万件、予想は50.8万。
5月の米消費者信頼感指数は95.4に上昇、予想の95.0を上回る。
26日のNY外為市場ではドル高加速。対円では8年ぶりの高値。米経済が1-3月の減速を経て成長ベースを取り戻しつつあることからドル高進む。1ドル=123円06銭は2007年7月以来高値。
26日のNY原油は2007年以来のドル高から反落。前週末比1.69ドル安の58.03ドル。
NY金先物続落。前週末比17.1ドル安の1187.2ドル。ドル高圧力で2週間ぶりの安値。
プラチナは24.5ドル安の1123.4ドルまで下落。
Basemetalもドル高加速で全面安。
カッパーは前週末比69ドル安の6,132ドル、ニッケル80ドル安の12,680ドル、錫120ドル安の15,705ドル、アルミ13ドル安の1752ドル、鉛も13ドル安で1944ドル。
LMEニッケル在庫は8010トン増加の46万3800トンでまた史上最高。
米の溶解グレードのニッケルプレミアムはポンド当り18~23セントで先週比変わらず。
4月の世界鉄鋼生産は前年同月比1.7%減の1億3500万トン(WSA)。北米、中国で低下。
SPOT鉄鉱石は再び60ドル台に上伸。中国の港湾鉄鉱石在庫の減少から買い入る。Steelindexの62%Fe価格は前日比2%高の61.1ドル。中国の主要港での鉄鉱石在庫は8670万トンで5週連続の減少。今年に入り15%減少。先月、悪天候によりブラジル、豪州からの鉄鉱石供給が減少したことが要因だが来週以降は港湾在庫は増加していくとの見方あり。
情報提供会社: I R universe株式会社
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MIRU MORNING EXPRESS現地5月22日
『ドル高加速でメタルほぼ全面安 ニッケル13,000ドル割れ』
原油安、米インフレ上昇によるドルの急伸からLMEメタルは全面安。ニッケルは前日比325ドル安の12,760ドルと再びの13,000ドル割れ。LMEニッケル在庫が8922トン急増の45万5790トンとまたもや史上最高を更新し沈没。英国の3連休を控えた手じまい売りも重なりメタル下げこむ。カッパーも急落。37ドル安の6201ドル、後場6180ドル。中国の輸入減少、世界供給の増加観測から。
ギリシャ首相、近々に国際債権団と実行可能な解決策で合意できるとの認識示す。4月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上昇、予想と一致。コア指数は0.3%上昇、予想の0.2%上昇を上回る。IMF専務理事、ギリシャ支援協議は合意を急ぐべきではないとの見解。FRB議長、米経済は1Qの減速から持ち直すとし、年内利上げの見方。
22日のNY外為市場でドル急伸。FRBイエレン議長の発言を受けたドル買い、CPIのコア指数の上昇から。ここ2年で最大の上昇率となり利上げ開始の環境に近付いたことからドル買い広がる。ドルは対ユーロで0.9%上昇し1ユーロ=1.1016ドル、対円では0.4%高の121円53銭。
22日のNY原油先物は反落。前日比1ドル安の59.72ドル。ドル高進行で。NY金先物、小幅続落。前日比0.1ドル安の1204.3ドル。FRBイエレン議長が年内利上げを想定しているとの見解を示したことドル高進行から売られる。
NYカッパーは下落。前日比ポンド当り0.0375ドル安の2.8335ドル。中国の4月の精錬銅の輸入量が前年同月比3.45%の減少となったこと、1-4月の輸入量が前年同期比14.5%の減少となったことがマイナス視される。
またICSG(国際銅研究会)は2015年1-2月の世界銅需給について11万5000トンのSurplusと発表したことも相場を圧迫。増加した供給と需要の減少(特に中国での)が世界の銅市場の供給過剰に貢献。ICSGは2015年通年では36万4000トンの供給過剰に至るとの予想。その一方でBHPビリトン、グレンコアなどは、銅は中国での多くのインフラプロジェクトを認可し、経済成長の鈍化に対処しているとして、銅需要は供給過剰にはならない、との見方示す。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル高加速でメタルほぼ全面安 ニッケル13,000ドル割れ』
原油安、米インフレ上昇によるドルの急伸からLMEメタルは全面安。ニッケルは前日比325ドル安の12,760ドルと再びの13,000ドル割れ。LMEニッケル在庫が8922トン急増の45万5790トンとまたもや史上最高を更新し沈没。英国の3連休を控えた手じまい売りも重なりメタル下げこむ。カッパーも急落。37ドル安の6201ドル、後場6180ドル。中国の輸入減少、世界供給の増加観測から。
ギリシャ首相、近々に国際債権団と実行可能な解決策で合意できるとの認識示す。4月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上昇、予想と一致。コア指数は0.3%上昇、予想の0.2%上昇を上回る。IMF専務理事、ギリシャ支援協議は合意を急ぐべきではないとの見解。FRB議長、米経済は1Qの減速から持ち直すとし、年内利上げの見方。
22日のNY外為市場でドル急伸。FRBイエレン議長の発言を受けたドル買い、CPIのコア指数の上昇から。ここ2年で最大の上昇率となり利上げ開始の環境に近付いたことからドル買い広がる。ドルは対ユーロで0.9%上昇し1ユーロ=1.1016ドル、対円では0.4%高の121円53銭。
22日のNY原油先物は反落。前日比1ドル安の59.72ドル。ドル高進行で。NY金先物、小幅続落。前日比0.1ドル安の1204.3ドル。FRBイエレン議長が年内利上げを想定しているとの見解を示したことドル高進行から売られる。
NYカッパーは下落。前日比ポンド当り0.0375ドル安の2.8335ドル。中国の4月の精錬銅の輸入量が前年同月比3.45%の減少となったこと、1-4月の輸入量が前年同期比14.5%の減少となったことがマイナス視される。
またICSG(国際銅研究会)は2015年1-2月の世界銅需給について11万5000トンのSurplusと発表したことも相場を圧迫。増加した供給と需要の減少(特に中国での)が世界の銅市場の供給過剰に貢献。ICSGは2015年通年では36万4000トンの供給過剰に至るとの予想。その一方でBHPビリトン、グレンコアなどは、銅は中国での多くのインフラプロジェクトを認可し、経済成長の鈍化に対処しているとして、銅需要は供給過剰にはならない、との見方示す。
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MIRU MORINING EXPRESS現地5月21日
『国製造業PMIの50割れが嫌気されるも小幅反発』
米利上げの6月説が遠のいていること、ドル安背景でメタル反発。原油相場上昇もフォロー。しかし中国製造業購買担当指数(PMI)が景気の分岐点となる50を3ヶ月連続で割りこんだことが嫌気。またユーロ圏PMIの低下、米景気減速感もメタルを圧迫。5月の中国HSBC製造業PMI速報値は49.1.3ヶ月連続で50割れ。5月のユーロ圏PMI速報値は総合が53.4に低下、予想は53.8。5月の独PMI速報値は総合が52.8に低下、今年最も低調な数字。米週間新規失業保険申請件数は27.4万件に増加、予想は27万件。5月のフィラデルフィア地区製造業景況指数は+6.7に低下3月の米中古住宅販売件数は前月比3.3%減の504万件。
NY原油先物は続伸。前日比1.74ドル高の60.72ドルで再び60ドル台に乗る。供給超過緩和への期待広がり。NY金は反落。前日比4.5ドル安の1204.4ドル。1週間ぶりの安値。米新規失業保険申請件数の4週移動平均が15年ぶり低水準となったことから、利上げを警戒した売り。
NYカッパーは反落。前日比0.7%安のポンド2.8200ドル。4月29日以来の安値。中国の製造業PMIの下落が嫌気さる。中国の量的緩和が求められている。
ニッケルは反発。前日比220ドル高の13,085ドル。LMEニッケル在庫は228トン増の44万6868トン。アルミ新地金は前日比14ドル安の1776ドル、鉛は37ドル高の1966ドル、亜鉛は前日比7ドル安の2205ドル。亜鉛は5月5日の2404ドルから大幅に後退するも200日移動平均を上回ったことで上げ含み。
SPOT鉄鉱石は下落。Steelindexで前日比0.6ドル安の57.8ドル。中国の港湾鉄鉱石在庫の減少はみられるものの、中国経済の鈍化から鉄鋼需要は伸び悩み。
情報提供会社: I R universe株式会社
『国製造業PMIの50割れが嫌気されるも小幅反発』
米利上げの6月説が遠のいていること、ドル安背景でメタル反発。原油相場上昇もフォロー。しかし中国製造業購買担当指数(PMI)が景気の分岐点となる50を3ヶ月連続で割りこんだことが嫌気。またユーロ圏PMIの低下、米景気減速感もメタルを圧迫。5月の中国HSBC製造業PMI速報値は49.1.3ヶ月連続で50割れ。5月のユーロ圏PMI速報値は総合が53.4に低下、予想は53.8。5月の独PMI速報値は総合が52.8に低下、今年最も低調な数字。米週間新規失業保険申請件数は27.4万件に増加、予想は27万件。5月のフィラデルフィア地区製造業景況指数は+6.7に低下3月の米中古住宅販売件数は前月比3.3%減の504万件。
NY原油先物は続伸。前日比1.74ドル高の60.72ドルで再び60ドル台に乗る。供給超過緩和への期待広がり。NY金は反落。前日比4.5ドル安の1204.4ドル。1週間ぶりの安値。米新規失業保険申請件数の4週移動平均が15年ぶり低水準となったことから、利上げを警戒した売り。
NYカッパーは反落。前日比0.7%安のポンド2.8200ドル。4月29日以来の安値。中国の製造業PMIの下落が嫌気さる。中国の量的緩和が求められている。
ニッケルは反発。前日比220ドル高の13,085ドル。LMEニッケル在庫は228トン増の44万6868トン。アルミ新地金は前日比14ドル安の1776ドル、鉛は37ドル高の1966ドル、亜鉛は前日比7ドル安の2205ドル。亜鉛は5月5日の2404ドルから大幅に後退するも200日移動平均を上回ったことで上げ含み。
SPOT鉄鉱石は下落。Steelindexで前日比0.6ドル安の57.8ドル。中国の港湾鉄鉱石在庫の減少はみられるものの、中国経済の鈍化から鉄鋼需要は伸び悩み。
情報提供会社: I R universe株式会社
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MIRU MORNING EXPRESS現地5月20日
『在庫増でニッケル続落 4週間ぶり安値HIT』
ニッケル相場が続落。前日比545$安の12,865$。LMEニッケル在庫が1704トン増の44万6640トンと過去最高を更新したこと、投機筋の手じまい売りで大幅続落。後場は13,000$まで戻す。ニッケル下落につれて他メタルも概ね下落。カッパーは前日比79.5$安の6205.5$、鉛16$安の1929$、亜鉛42$安の2212$、アルミは2$高の1,790$。アルミはプレミアムの下落と相対的にベース価格は上昇していく、との見方。カッパー3週間ぶり安値、アルミは4週間ぶりの安値圏に。
7-9月のアルミ新地金ジャパンプレミアムは200$前後で決まる見通し。4-6月の380$前後から180$の下げになる。
WBMSの世界ニッケル需給統計、1-3月は32,900トンのSurplus。同じくWBMSのカッパー需給1-3月は17万9000トンのSurplus、同期の鉛は3800トンのSurplusと発表。
1Qの日本GDPは前期比0.6%プラス、年率換算で2.4%プラス。20日の日経平均株価は4日続伸で2万196円で年初来高値更新。15年1か月ぶり高値。円相場が対ドルで2か月ぶりの安値に下落したことも買い材料。米住宅ローン申請指数は406.5に低下、新規は低下、借り換え上昇。FOMC議事録公開で、6月利上げの可能性は低いとの見方多数。
NY原油先物反発。前日比99セント高の58.98$。米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計で原油在庫が減少とされたことから。製油所の稼働率が上昇。NY金先物も反発。前日比2ドル高の1208$。米FOMC議事録公開で6月会合での利上げの可能性は低いとみて。
フェロアロイ、メタルマンガンとフェロシリコン下げ止まらず。中国の輸出関税撤廃以降加速。中国国内での需要減も響き。フェロシリコンは1200$まで下落、メタルマンガンは1710$まで下落。
米モリコープにデフォルト危機の噂。最大の出資者である米投資会社より2期連続黒字達成の厳しい要求を突き付けられる。モリコープは現在、12期連続の赤字。
韓国POSCO社、6月のSUSscrap買値を304系で95won引上げ。日本円換算でキロ10円上げで161円前後(韓国価格=1465won/kg)
情報提供会社: I R universe株式会社
『在庫増でニッケル続落 4週間ぶり安値HIT』
ニッケル相場が続落。前日比545$安の12,865$。LMEニッケル在庫が1704トン増の44万6640トンと過去最高を更新したこと、投機筋の手じまい売りで大幅続落。後場は13,000$まで戻す。ニッケル下落につれて他メタルも概ね下落。カッパーは前日比79.5$安の6205.5$、鉛16$安の1929$、亜鉛42$安の2212$、アルミは2$高の1,790$。アルミはプレミアムの下落と相対的にベース価格は上昇していく、との見方。カッパー3週間ぶり安値、アルミは4週間ぶりの安値圏に。
7-9月のアルミ新地金ジャパンプレミアムは200$前後で決まる見通し。4-6月の380$前後から180$の下げになる。
WBMSの世界ニッケル需給統計、1-3月は32,900トンのSurplus。同じくWBMSのカッパー需給1-3月は17万9000トンのSurplus、同期の鉛は3800トンのSurplusと発表。
1Qの日本GDPは前期比0.6%プラス、年率換算で2.4%プラス。20日の日経平均株価は4日続伸で2万196円で年初来高値更新。15年1か月ぶり高値。円相場が対ドルで2か月ぶりの安値に下落したことも買い材料。米住宅ローン申請指数は406.5に低下、新規は低下、借り換え上昇。FOMC議事録公開で、6月利上げの可能性は低いとの見方多数。
NY原油先物反発。前日比99セント高の58.98$。米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計で原油在庫が減少とされたことから。製油所の稼働率が上昇。NY金先物も反発。前日比2ドル高の1208$。米FOMC議事録公開で6月会合での利上げの可能性は低いとみて。
フェロアロイ、メタルマンガンとフェロシリコン下げ止まらず。中国の輸出関税撤廃以降加速。中国国内での需要減も響き。フェロシリコンは1200$まで下落、メタルマンガンは1710$まで下落。
米モリコープにデフォルト危機の噂。最大の出資者である米投資会社より2期連続黒字達成の厳しい要求を突き付けられる。モリコープは現在、12期連続の赤字。
韓国POSCO社、6月のSUSscrap買値を304系で95won引上げ。日本円換算でキロ10円上げで161円前後(韓国価格=1465won/kg)
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MIRU MORNING EXPRESS現地5月19日
『中国景気、ギリシャ、ドル高で全面安 ニッケル急落』
ドル高背景に中国の景気減速懸念でカッパー急落つれて他メタルも追随という流れのなかでニッケルがひときわ急落。在庫の増加で改めて供給過剰懸念が強調され13,000ドル割れ寸前まで売り込まれる。ファンドの利益確定の売りも絡んで地合い悪化。5月の独ZEW景気期待指数は41.9に低下、予想は49.0。4月の米住宅着工件数は前月比20.2%増の113.5万件、予想は101.5万件。ユーログループ議長、EU首脳会談でギリシャ支援合意の公算は小さいとの見解。
NY原油急落。前日比2.17ドル安の57.26ドルで4月末以来の安値。ゴールドマンサックスが供給過多を理由に、10月までに原油相場は45ドルまで下がるとの見通しを示したことが嫌気&ドル高。
NY金は急落。前日比20.9ドル安の1206.9ドル。4月末以来の安値。ドル高背景と米住宅市場の回復で利上げが正当化されるとの見通し強まりDown。パラジウムは17$安の775.15ドル、プラチナは27$安の1149.8ドル。
カッパー急落。3週間ぶりの安値。LMEカッパーは前日比102ドル安の6,285ドル、NYカッパーは2.3%安のポンド2.8390ドルと4月30日以来の安値に後退。中国の景気減速感&ドル高で手じまい売り。
ニッケル驚落で前日比340ドル安の13,410ドル、後場13,200ドル。再びの在庫増で供給過剰懸念浮上。LMEニッケル在庫は1314トン増加の44万4936トンで過去最高更新。弱地合いに。再び13,000ドルを割り込む可能性有。
スズ続落。前日比250ドル安の15,800ドル。先日、インドネシア政府が違法採掘を禁止するための原産地証明義務付けを発表したばかりだが響かず下落。錫はすでに今年18%下落。中国、ミャンマーからの供給増が相場の重石。
SPOT鉄鉱石下落で60ドル割れ。Steelindexは59ドル(CFR天津)まで下落。5月4日以来の安値。4月初頭の安値から26%の上昇をみていたが。中国鉄鋼メーカーからの買いで相場は上昇してきたが、鉄鉱石相場上昇により豪州鉄鉱石企業が生産を再開。豪州からの輸出が増加し、再び供給過剰に陥る懸念。シティグループは3Qの鉄鉱石価格を36ドル、4Qには38ドルと40ドル割れの予想。
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『中国景気、ギリシャ、ドル高で全面安 ニッケル急落』
ドル高背景に中国の景気減速懸念でカッパー急落つれて他メタルも追随という流れのなかでニッケルがひときわ急落。在庫の増加で改めて供給過剰懸念が強調され13,000ドル割れ寸前まで売り込まれる。ファンドの利益確定の売りも絡んで地合い悪化。5月の独ZEW景気期待指数は41.9に低下、予想は49.0。4月の米住宅着工件数は前月比20.2%増の113.5万件、予想は101.5万件。ユーログループ議長、EU首脳会談でギリシャ支援合意の公算は小さいとの見解。
NY原油急落。前日比2.17ドル安の57.26ドルで4月末以来の安値。ゴールドマンサックスが供給過多を理由に、10月までに原油相場は45ドルまで下がるとの見通しを示したことが嫌気&ドル高。
NY金は急落。前日比20.9ドル安の1206.9ドル。4月末以来の安値。ドル高背景と米住宅市場の回復で利上げが正当化されるとの見通し強まりDown。パラジウムは17$安の775.15ドル、プラチナは27$安の1149.8ドル。
カッパー急落。3週間ぶりの安値。LMEカッパーは前日比102ドル安の6,285ドル、NYカッパーは2.3%安のポンド2.8390ドルと4月30日以来の安値に後退。中国の景気減速感&ドル高で手じまい売り。
ニッケル驚落で前日比340ドル安の13,410ドル、後場13,200ドル。再びの在庫増で供給過剰懸念浮上。LMEニッケル在庫は1314トン増加の44万4936トンで過去最高更新。弱地合いに。再び13,000ドルを割り込む可能性有。
スズ続落。前日比250ドル安の15,800ドル。先日、インドネシア政府が違法採掘を禁止するための原産地証明義務付けを発表したばかりだが響かず下落。錫はすでに今年18%下落。中国、ミャンマーからの供給増が相場の重石。
SPOT鉄鉱石下落で60ドル割れ。Steelindexは59ドル(CFR天津)まで下落。5月4日以来の安値。4月初頭の安値から26%の上昇をみていたが。中国鉄鋼メーカーからの買いで相場は上昇してきたが、鉄鉱石相場上昇により豪州鉄鉱石企業が生産を再開。豪州からの輸出が増加し、再び供給過剰に陥る懸念。シティグループは3Qの鉄鉱石価格を36ドル、4Qには38ドルと40ドル割れの予想。
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MIRU MORNING EXPRESS現地5月18日
『ドル高、原油安、ギリシャ不安でメタル圧迫』
ドル高加速、原油続落からメタルも売り優勢の展開に。IMFが追加でギリシャ支援を行う意向はない、との報道からギリシャ国債が下落したことも売りを誘った。
4月の中国主要70都市の新築住宅価格は前年同月比6.1%下落。米シカゴ地区連銀総裁、来年初頭まではゼロ%に近い金利を維持すべきとの見解示す。独連銀、デフォルト回避のためギリシャ政府は確約を実行すべき。中国国家発展改革委員会、約4.8兆円の鉄道と地下鉄の建設計画を承認す。IMFの内部メモによると、ギリシャによる6月5日の債務支払いは困難しかしIMFは支援の意向なし。5月の米NAHB住宅市場指数は54に低下、予想の57を下回る。
18日のNY原油は続落。前週末比26セント安の59.43ドル。ドル高で。
NY金は続伸。前週末比2.3ドル高の1227.8ドル。ドル高環境でもギリシャ不安から上昇。
プラチナも続伸。前週末比9.4ドル高の1177.4ドル。GSやGFMSはプラチナの供給過多を予想しているが、世界プラチナ投資評議会はプラチナ需給はひっ迫するとの見方を示す。プラチナ大手のヘレウスメタルズは供給は常に不安、在庫水準は10年ぶりの水準に低下するとの見通し。また貴金属全般的に米利上げ時期の後退観測から買いが広がる。
Basemetalは横這い。LMEカッパーは前週末比26.5ドル高の6,387ドル、後場6,375ドル。ニッケルは25ドル高の13,750ドル、錫325ドル高の16,050ドル。スズはインドネシアの原産地証明義務づけから上昇。違法採掘防止。
ロシアのノルリスクニッケルは、世界の多くのニッケルプロデューサーはLMEニッケル価格が18,000ドルを割り込むと不採算に陥るが、ノルリスクは12,000ドルでも採算は合うため、現状価格でも減産を選択することはない、と述べる。
アジア地区のアルミ新地金プレミアムは続落。足下はトン150ドルまで下落。3月までは300ドルをキープしていたが、新地金供給が安定していること、中国の半製品輸出増がプレミアムを圧迫。
中国国土資源部、2015年のレアアースとタングステンの採掘上限を発表。レアアースは10万5000トン、タングステンは9万1300トン。
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『ドル高、原油安、ギリシャ不安でメタル圧迫』
ドル高加速、原油続落からメタルも売り優勢の展開に。IMFが追加でギリシャ支援を行う意向はない、との報道からギリシャ国債が下落したことも売りを誘った。
4月の中国主要70都市の新築住宅価格は前年同月比6.1%下落。米シカゴ地区連銀総裁、来年初頭まではゼロ%に近い金利を維持すべきとの見解示す。独連銀、デフォルト回避のためギリシャ政府は確約を実行すべき。中国国家発展改革委員会、約4.8兆円の鉄道と地下鉄の建設計画を承認す。IMFの内部メモによると、ギリシャによる6月5日の債務支払いは困難しかしIMFは支援の意向なし。5月の米NAHB住宅市場指数は54に低下、予想の57を下回る。
18日のNY原油は続落。前週末比26セント安の59.43ドル。ドル高で。
NY金は続伸。前週末比2.3ドル高の1227.8ドル。ドル高環境でもギリシャ不安から上昇。
プラチナも続伸。前週末比9.4ドル高の1177.4ドル。GSやGFMSはプラチナの供給過多を予想しているが、世界プラチナ投資評議会はプラチナ需給はひっ迫するとの見方を示す。プラチナ大手のヘレウスメタルズは供給は常に不安、在庫水準は10年ぶりの水準に低下するとの見通し。また貴金属全般的に米利上げ時期の後退観測から買いが広がる。
Basemetalは横這い。LMEカッパーは前週末比26.5ドル高の6,387ドル、後場6,375ドル。ニッケルは25ドル高の13,750ドル、錫325ドル高の16,050ドル。スズはインドネシアの原産地証明義務づけから上昇。違法採掘防止。
ロシアのノルリスクニッケルは、世界の多くのニッケルプロデューサーはLMEニッケル価格が18,000ドルを割り込むと不採算に陥るが、ノルリスクは12,000ドルでも採算は合うため、現状価格でも減産を選択することはない、と述べる。
アジア地区のアルミ新地金プレミアムは続落。足下はトン150ドルまで下落。3月までは300ドルをキープしていたが、新地金供給が安定していること、中国の半製品輸出増がプレミアムを圧迫。
中国国土資源部、2015年のレアアースとタングステンの採掘上限を発表。レアアースは10万5000トン、タングステンは9万1300トン。
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MIRU MORNING EXPRESS現地5月15日
『ドル高、原油安、米経済指標低落でメタル反落』
ドル高、原油の反落からLMEメタルは全面安、さらに発表された米経済指標が軒並み。悪化していたことも嫌気され下押し。一方で米の利上げ観測が後退したことで買戻しも入る。1-4月の中国の海外非金融直接投資は前年比36.1%増の349.7億ドル。1QのマレーシアGDPは前年比5.6%増。5月のNY州製造業景気指数は+3.09、予想は+5.00。4月の米鉱工業生産指数は前月比0.3%低下、予想は変わらず。5月の米消費者信頼感指数速報値は88.6に低下、予想は95.9。
NY原油先物は続落。前日比19セント安の59.69$。3営業日続落は3月以来最長。60$台に持ち直したことが再び原油の生産拡大につながり世界的な供給超過が現出するとの見方から。NY金は小幅続伸。前日比0.1$高の1225.5$。米消費者信頼感指数の低下を材料に買い。
15日の米株は前日比20.32$高の18,272.56$。S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2122.73で最高値更新。経済指標の悪化から米金融当局が景気刺激策を継続するとの見方から上昇。15日の日経平均株価は前日比162円68銭高の1万9732円92銭で反発。欧米市場での金利上昇一服で投資家心理が改善した。
LMEカッパー、前日比39.5$安の6380.5$、後場6413$、鉛32ドル安の1974$、亜鉛43$続落で2285$。ニッケルも続落で145$安の13,725$と弱基調。LMEニッケル在庫は972トン増の44万4324トン。しかしLME以外でのニッケル在庫は30万~40万トンあり、実際は80万トン以上の在庫がある、との指摘あり。200万トンのニッケル需要のなかで非常に重い在庫。
LMEアルミも続落で37ドル安の1848$。日本の4月の港湾アルミ在庫は47万200トンで過去最高。13か月連続の増加に。
ゴールドマンサックス、今年と来年のPGM相場予想を下方修正。供給過剰で。PGM業界では今年もDeficitの予想だったが、GSは生産増を予想。2018年には50万オンスの増、2020年までに120万オンスの増加。欧州の排ガス規制は強まるが、自動車メーカーはプラチナの使用量の少ない選択的触媒還元技術を採用していくため。
また南ア通貨のランド安もPGMを押し下げるとの見方。2015年のプラチナ平均価格は1175$で前回予想から6%down、2016年は1225$。米と中国ではガソリンエンジンの自動車触媒においてパラジウム需要が増すため、それほど下がらず。今年は822$(前回予想は863$)、2016年は900$(前回予想は988$)
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『ドル高、原油安、米経済指標低落でメタル反落』
ドル高、原油の反落からLMEメタルは全面安、さらに発表された米経済指標が軒並み。悪化していたことも嫌気され下押し。一方で米の利上げ観測が後退したことで買戻しも入る。1-4月の中国の海外非金融直接投資は前年比36.1%増の349.7億ドル。1QのマレーシアGDPは前年比5.6%増。5月のNY州製造業景気指数は+3.09、予想は+5.00。4月の米鉱工業生産指数は前月比0.3%低下、予想は変わらず。5月の米消費者信頼感指数速報値は88.6に低下、予想は95.9。
NY原油先物は続落。前日比19セント安の59.69$。3営業日続落は3月以来最長。60$台に持ち直したことが再び原油の生産拡大につながり世界的な供給超過が現出するとの見方から。NY金は小幅続伸。前日比0.1$高の1225.5$。米消費者信頼感指数の低下を材料に買い。
15日の米株は前日比20.32$高の18,272.56$。S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2122.73で最高値更新。経済指標の悪化から米金融当局が景気刺激策を継続するとの見方から上昇。15日の日経平均株価は前日比162円68銭高の1万9732円92銭で反発。欧米市場での金利上昇一服で投資家心理が改善した。
LMEカッパー、前日比39.5$安の6380.5$、後場6413$、鉛32ドル安の1974$、亜鉛43$続落で2285$。ニッケルも続落で145$安の13,725$と弱基調。LMEニッケル在庫は972トン増の44万4324トン。しかしLME以外でのニッケル在庫は30万~40万トンあり、実際は80万トン以上の在庫がある、との指摘あり。200万トンのニッケル需要のなかで非常に重い在庫。
LMEアルミも続落で37ドル安の1848$。日本の4月の港湾アルミ在庫は47万200トンで過去最高。13か月連続の増加に。
ゴールドマンサックス、今年と来年のPGM相場予想を下方修正。供給過剰で。PGM業界では今年もDeficitの予想だったが、GSは生産増を予想。2018年には50万オンスの増、2020年までに120万オンスの増加。欧州の排ガス規制は強まるが、自動車メーカーはプラチナの使用量の少ない選択的触媒還元技術を採用していくため。
また南ア通貨のランド安もPGMを押し下げるとの見方。2015年のプラチナ平均価格は1175$で前回予想から6%down、2016年は1225$。米と中国ではガソリンエンジンの自動車触媒においてパラジウム需要が増すため、それほど下がらず。今年は822$(前回予想は863$)、2016年は900$(前回予想は988$)
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MIRU MORNING EXPRESS現地5月14日
『欧米の長期金利上昇が嫌気、ニッケル在庫増で反落』
LMEメタルは欧米長期金利上昇を嫌気した売り、原油の反落、米PPIの低下が嫌気されDOWN。ニッケルは上海での下落、ニッケル在庫の急増から14,000ドル割れ。
欧州復興開発銀行、今年のウクライナ経済成長率をマイナス7.5%に下方修正。3月のスペインの公的債務は1兆470億ユーロ、GDP比で98.9%に増加。米週間新規失業保険申請件数は26.4万件に減少、予想の27.3万件を下回る。4月の米生産者物価指数は前月比0.4%低下、予想は0.1%。独連銀総裁、ギリシャの銀行に対する緊急流動性支援や量的緩和策について批判する。
14日のNYMEX原油は続落。前日比62セント安の59.88ドル。米製油所稼働率が4ヶ月ぶりの大幅低下となったことが嫌気。
NY金先物は続伸。前日比7ドル高の1225.4ドルで2月17日以来の高値をつける。2月以降ではじめて200日移動平均を上回る。ドル安背景から買い入る。銀もつれて上昇、17.465ドルと2月4日以来の高値。プラチナも追随し11.5ドル高の1161.3ドルへ。金は底入れしたとの見方広がる。
Basemetalはほぼ全面安。LMEニッケルは前日比210ドルdownの13,870ドル。上海での下落、LME在庫が2310トンの急増で再び44万トン超えとなったことで失望。やはり供給超過懸念浮上。しかし国内のNi系Scrapは北関東でさらに5円引き上げ150円台へ。
LMEカッパーは13ドルdownの6400ドル、NYCOMEXCOPPERは0.55セントdownのポンド2.9235ドル。ドル高反転でdown。中国の4月の銅地金生産は60万3498トンで前月比5.2%減。2014年4月以降で最も低水準。しかしながら1-4月の累計は243万8548トンで前年同期比11.87%増。
LMEアルミは10$downの1885ドル、後場1873ドルと続落。中国の4月のアルミ新地金生産は258万6934トンで新記録達成。前年比12.1%増。1-4月累計で1009万8503トン(前年比8.82%増)まったく衰えていない中国のアルミ新地金生産に市場沈黙。
LME鉛は46ドルdownの2006ドルで大幅down。中国の鉛地金生産は4月が33万1973トンで前年比0.87%増、1-4月累計では130万1794トンで前年同期比4.53%減。
中国での電動自転車における鉛バッテリーの需要顕著に下落。電動自転車に搭載する電池は鉛からリチウムイオン電池に変わってきている。電動自転車じたいの需要も低下気味。ゆえに豪投資銀行のマッコーリは、鉛価格の上昇は継続しない、5年連続で鉛需給はSurplusとの見方。最近の鉛の値上がりは売りポジションを手じまったことで上昇したと指摘。今後は1950ドルまで下落していくと予想。
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『欧米の長期金利上昇が嫌気、ニッケル在庫増で反落』
LMEメタルは欧米長期金利上昇を嫌気した売り、原油の反落、米PPIの低下が嫌気されDOWN。ニッケルは上海での下落、ニッケル在庫の急増から14,000ドル割れ。
欧州復興開発銀行、今年のウクライナ経済成長率をマイナス7.5%に下方修正。3月のスペインの公的債務は1兆470億ユーロ、GDP比で98.9%に増加。米週間新規失業保険申請件数は26.4万件に減少、予想の27.3万件を下回る。4月の米生産者物価指数は前月比0.4%低下、予想は0.1%。独連銀総裁、ギリシャの銀行に対する緊急流動性支援や量的緩和策について批判する。
14日のNYMEX原油は続落。前日比62セント安の59.88ドル。米製油所稼働率が4ヶ月ぶりの大幅低下となったことが嫌気。
NY金先物は続伸。前日比7ドル高の1225.4ドルで2月17日以来の高値をつける。2月以降ではじめて200日移動平均を上回る。ドル安背景から買い入る。銀もつれて上昇、17.465ドルと2月4日以来の高値。プラチナも追随し11.5ドル高の1161.3ドルへ。金は底入れしたとの見方広がる。
Basemetalはほぼ全面安。LMEニッケルは前日比210ドルdownの13,870ドル。上海での下落、LME在庫が2310トンの急増で再び44万トン超えとなったことで失望。やはり供給超過懸念浮上。しかし国内のNi系Scrapは北関東でさらに5円引き上げ150円台へ。
LMEカッパーは13ドルdownの6400ドル、NYCOMEXCOPPERは0.55セントdownのポンド2.9235ドル。ドル高反転でdown。中国の4月の銅地金生産は60万3498トンで前月比5.2%減。2014年4月以降で最も低水準。しかしながら1-4月の累計は243万8548トンで前年同期比11.87%増。
LMEアルミは10$downの1885ドル、後場1873ドルと続落。中国の4月のアルミ新地金生産は258万6934トンで新記録達成。前年比12.1%増。1-4月累計で1009万8503トン(前年比8.82%増)まったく衰えていない中国のアルミ新地金生産に市場沈黙。
LME鉛は46ドルdownの2006ドルで大幅down。中国の鉛地金生産は4月が33万1973トンで前年比0.87%増、1-4月累計では130万1794トンで前年同期比4.53%減。
中国での電動自転車における鉛バッテリーの需要顕著に下落。電動自転車に搭載する電池は鉛からリチウムイオン電池に変わってきている。電動自転車じたいの需要も低下気味。ゆえに豪投資銀行のマッコーリは、鉛価格の上昇は継続しない、5年連続で鉛需給はSurplusとの見方。最近の鉛の値上がりは売りポジションを手じまったことで上昇したと指摘。今後は1950ドルまで下落していくと予想。
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