金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
LME&NY&SHFEMarketReport現地2月26日
『中国勢の市場復帰でメタル続伸 カッパー急騰』
春節明けで中国勢が市場に復帰していることでメタル続伸。米FRBイエレン議長の議会証言により米利上げが9月頃までずれ込むのではないか、との見方も相場にはプラス材料。また独景気回復感、通貨供給量の増加で欧州景気も底入れ感が出てきたことも買いを促す。後半は米失業保険申請件数の増加から弱含む。
3月の独Gfk消費者信頼感指数は9.7に上昇、予想の9.5を上回る。2月のユーロ圏景況感指数は102.1、前月改定値の101.4から上昇。1月のギリシャ銀行預金残高は1554億ユーロで2012年半ば以来の低水準。米週間新規失業保険申請件数は31.3万件に増加、予想の29万件を上回る。1月の米消費者物価指数は前月比0.7%低下、予想の0.6%低下を下回る。1月の米耐久財受注は前月比2.8%増加で予想の1.6%増加を上回る。
NYMEX原油反落。前日比2.82ドル安の48.17ドル。米の原油在庫急増が嫌気さる。
NY金続伸。前日比8.6ドル高の1209.6ドル。3週間ぶりの大幅高。中国勢の買いが押し上げる。1月末以来の大幅上昇。プラチナは1.9ドル高の1174.7ドル。
Basemetalも鉛除いて全面高。カッパー3monthは131ドル高の5,913ドルと一気に上値抵抗線突破。ニッケル45ドル高の14,435ドル、アルミ16ドル高の1817ドル、亜鉛は22.5ドル高の2,089ドル。カッパーは6週間ぶりの高値。中国勢の買い上げBoostで急騰。欧州景気回復期待、独での銅需要増傾向が好感される。ニッケル在庫は2262トン増の427,596トンでまたも過去最高更新。カッパー在庫は25トン減で295,025トン。
4-6月期のアルミ新地金対日プレミアムは1-3月期から2%程度下落する見込み。1-3月期は425ドル。しかし昨今の欧州、アジアでのスポットプレミアム下落傾向から日本側は400ドル以下を求めている。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国勢の市場復帰でメタル続伸 カッパー急騰』
春節明けで中国勢が市場に復帰していることでメタル続伸。米FRBイエレン議長の議会証言により米利上げが9月頃までずれ込むのではないか、との見方も相場にはプラス材料。また独景気回復感、通貨供給量の増加で欧州景気も底入れ感が出てきたことも買いを促す。後半は米失業保険申請件数の増加から弱含む。
3月の独Gfk消費者信頼感指数は9.7に上昇、予想の9.5を上回る。2月のユーロ圏景況感指数は102.1、前月改定値の101.4から上昇。1月のギリシャ銀行預金残高は1554億ユーロで2012年半ば以来の低水準。米週間新規失業保険申請件数は31.3万件に増加、予想の29万件を上回る。1月の米消費者物価指数は前月比0.7%低下、予想の0.6%低下を下回る。1月の米耐久財受注は前月比2.8%増加で予想の1.6%増加を上回る。
NYMEX原油反落。前日比2.82ドル安の48.17ドル。米の原油在庫急増が嫌気さる。
NY金続伸。前日比8.6ドル高の1209.6ドル。3週間ぶりの大幅高。中国勢の買いが押し上げる。1月末以来の大幅上昇。プラチナは1.9ドル高の1174.7ドル。
Basemetalも鉛除いて全面高。カッパー3monthは131ドル高の5,913ドルと一気に上値抵抗線突破。ニッケル45ドル高の14,435ドル、アルミ16ドル高の1817ドル、亜鉛は22.5ドル高の2,089ドル。カッパーは6週間ぶりの高値。中国勢の買い上げBoostで急騰。欧州景気回復期待、独での銅需要増傾向が好感される。ニッケル在庫は2262トン増の427,596トンでまたも過去最高更新。カッパー在庫は25トン減で295,025トン。
4-6月期のアルミ新地金対日プレミアムは1-3月期から2%程度下落する見込み。1-3月期は425ドル。しかし昨今の欧州、アジアでのスポットプレミアム下落傾向から日本側は400ドル以下を求めている。
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LME&NY&SHFEMarketReport現地2月25日
『米の早期利上げ観測後退、中国PMIの上昇でメタル買い後半失速』
24日の米FRBイエレン議長の議会証言から一部で米早期利上げ観測が後退したこと、中国HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)の上昇から買い先行。しかし後半はドル高、ウクライナ停戦の不透明感、ギリシャの支援延長合意もスムージーではないことが嫌気される。
2月の中国HSBC製造業PMI速報値は50.1に上昇、予想は49.5。2月の仏消費者信頼感指数は92に上昇、2012年5月以来の高水準。中国国務院、景気支援に向けた財政政策を強化、法人税減額の対象を拡大。ギリシャ財務相、IMFとECBに対する今春および夏の融資返済は困難だと述べる。独首相、対ギリシャ支援の延長合意は今後の交渉を進めるうえでの「開始点」だと牽制球。1月の米新築住宅販売件数は前月比0.2%減少の48.1万件、予想は47万件。IMFラガルド専務理事、ギリシャの計画はIMFの基準に満たない。
NY金は反発。前日比4.1ドル高の1201ドルで再び1200ドル乗せ。米の早期利上げ観測後退から買われた。
LMEカッパー3ヶ月先物は前日比72ドル高の5782ドル、現物は5805ドルといまだ逆ザヤ状態続く。在庫は450トン減の295,050トン。春節明けから市場に戻ってきた中国勢の動きが注目されるところ。カッパーは下値5,300ドル、高値は5,800ドルに上値抵抗線あり。
アルミ新地金は前日比8ドルdownの1801ドル。在庫は久々に増加に転じて2650トン増の395万1425トン。下値1775ドル~高値1900ドル。北米の2014年のアルミ出荷量は255.3億ポンド(約1156万トン=一次、二次アルミ含む)で8年ぶりのハイレベルを記録。米国とカナダの市場は220億ポンド。自動車、航空宇宙産業向けが大幅に伸びる。09年比では38.3%の増加となった。
欧州のアルミ新地金プレミアムは大幅ダウン。先週の430~470ドルのレンジから410~460ドルまで下落。欧州のプレミアムは年初から100ドル下落している。
ニッケルは前日比90ドル高の14,390ドル。在庫は786トン増の42万5334トン。下値13,750ドル、高値15,200ドルに抵抗線。酸化モリブデンは欧州相場でポンド7.6ドルまで下落。11年ぶりの安値水準→詳しくはMIRU記事で。
情報提供会社: I R universe株式会社
『米の早期利上げ観測後退、中国PMIの上昇でメタル買い後半失速』
24日の米FRBイエレン議長の議会証言から一部で米早期利上げ観測が後退したこと、中国HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)の上昇から買い先行。しかし後半はドル高、ウクライナ停戦の不透明感、ギリシャの支援延長合意もスムージーではないことが嫌気される。
2月の中国HSBC製造業PMI速報値は50.1に上昇、予想は49.5。2月の仏消費者信頼感指数は92に上昇、2012年5月以来の高水準。中国国務院、景気支援に向けた財政政策を強化、法人税減額の対象を拡大。ギリシャ財務相、IMFとECBに対する今春および夏の融資返済は困難だと述べる。独首相、対ギリシャ支援の延長合意は今後の交渉を進めるうえでの「開始点」だと牽制球。1月の米新築住宅販売件数は前月比0.2%減少の48.1万件、予想は47万件。IMFラガルド専務理事、ギリシャの計画はIMFの基準に満たない。
NY金は反発。前日比4.1ドル高の1201ドルで再び1200ドル乗せ。米の早期利上げ観測後退から買われた。
LMEカッパー3ヶ月先物は前日比72ドル高の5782ドル、現物は5805ドルといまだ逆ザヤ状態続く。在庫は450トン減の295,050トン。春節明けから市場に戻ってきた中国勢の動きが注目されるところ。カッパーは下値5,300ドル、高値は5,800ドルに上値抵抗線あり。
アルミ新地金は前日比8ドルdownの1801ドル。在庫は久々に増加に転じて2650トン増の395万1425トン。下値1775ドル~高値1900ドル。北米の2014年のアルミ出荷量は255.3億ポンド(約1156万トン=一次、二次アルミ含む)で8年ぶりのハイレベルを記録。米国とカナダの市場は220億ポンド。自動車、航空宇宙産業向けが大幅に伸びる。09年比では38.3%の増加となった。
欧州のアルミ新地金プレミアムは大幅ダウン。先週の430~470ドルのレンジから410~460ドルまで下落。欧州のプレミアムは年初から100ドル下落している。
ニッケルは前日比90ドル高の14,390ドル。在庫は786トン増の42万5334トン。下値13,750ドル、高値15,200ドルに抵抗線。酸化モリブデンは欧州相場でポンド7.6ドルまで下落。11年ぶりの安値水準→詳しくはMIRU記事で。
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LME&NY&SHFEMarketReport現地2月24日
『ギリシャリスク低下、米景気の拡大からメタル急反発』
ユーログループ、IMFがギリシャが提出した構造改革案を評価したことからメタル急反発でほぼ全面高の展開に。また、米FRBのイエレン議長が米景気の拡大傾向を証言したこと米株価上昇をはやした買いも入りさらに上昇。カッパー5800$台、ニッケルは14,000$半ばまで値を飛ばす。在庫の減少もプラス材料。カッパーは4175トン減の295,500トン、ニッケルは384トン減の424,548トン。
終始買い上げムードが続いたが、一方で25日発表の中国の購買担当者景況指数(PMI)の発表を控えており警戒感も有。
1月のユーロ圏CPI改定値は前年比0.6%、前月比1.6%低下。ユーロ圏財務相会合がギリシャの改革案リストを承認。12月の米住宅価格指数は前年比4.46%上昇、予想は4.30%上昇。2月の米消費者信頼感指数は96.4に低下、予想の99.5は下回るIMF専務理事、ギリシャ改革案は支援に十分、しかし重要な所で具体策が不足していると指摘。イエレンFRB議長、どのFOMCでも利上げは可能、ガイダンスの変更を行うが、ガイダンス変更後のFOMCで必ずしも政策を変更するわけではない、と利上げに対して柔軟な姿勢。
NYMEX原油は続落。前日比17セント安の49.28$。5営業日続落。昨年8月以来最長の続落記録。過去最高水準にある米の原油在庫がさらに積み上がるとの予想から売られた。
NY金相場も続落。前日比3.4$安の1196$。3営業日続落は昨年12月以来最長。米利上げに対する警戒感が緩和されなかったこと、ギリシャ不安が低下したことから代替投資の金買い後退。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ギリシャリスク低下、米景気の拡大からメタル急反発』
ユーログループ、IMFがギリシャが提出した構造改革案を評価したことからメタル急反発でほぼ全面高の展開に。また、米FRBのイエレン議長が米景気の拡大傾向を証言したこと米株価上昇をはやした買いも入りさらに上昇。カッパー5800$台、ニッケルは14,000$半ばまで値を飛ばす。在庫の減少もプラス材料。カッパーは4175トン減の295,500トン、ニッケルは384トン減の424,548トン。
終始買い上げムードが続いたが、一方で25日発表の中国の購買担当者景況指数(PMI)の発表を控えており警戒感も有。
1月のユーロ圏CPI改定値は前年比0.6%、前月比1.6%低下。ユーロ圏財務相会合がギリシャの改革案リストを承認。12月の米住宅価格指数は前年比4.46%上昇、予想は4.30%上昇。2月の米消費者信頼感指数は96.4に低下、予想の99.5は下回るIMF専務理事、ギリシャ改革案は支援に十分、しかし重要な所で具体策が不足していると指摘。イエレンFRB議長、どのFOMCでも利上げは可能、ガイダンスの変更を行うが、ガイダンス変更後のFOMCで必ずしも政策を変更するわけではない、と利上げに対して柔軟な姿勢。
NYMEX原油は続落。前日比17セント安の49.28$。5営業日続落。昨年8月以来最長の続落記録。過去最高水準にある米の原油在庫がさらに積み上がるとの予想から売られた。
NY金相場も続落。前日比3.4$安の1196$。3営業日続落は昨年12月以来最長。米利上げに対する警戒感が緩和されなかったこと、ギリシャ不安が低下したことから代替投資の金買い後退。
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LME&NY&SHFEMarketReport現地2月23日
『市場参加者少ないなかドル安、原油上昇で安値から持ち直す』
前週末にギリシャ向けの支援延長が決まったことから買い先行の展開となったが、ドル高、原油安、欧米経済指標が冴えないもの多く戻り売りが優勢となりメタル反落。しかしその後にドルの反落、原油の値戻しから再びメタル買われる。
2月の独IFO業況指数は106.8で予想の107.7を下回る。2月の英小売売上高指数は+1に大幅に低下、予想の+34を下回る。1月の米中古住宅販売件数は前月比4.9%減少の482万件、予想は495万件。英首相、ウクライナ紛争が悪化すれば、ロシアに対し一段と厳しい経済制裁を導入すると警告。
NYMEX原油先物は続落。前週末比1.36ドル安の49.45ドルで終了。2月11日以来の安値。原油の供給超過がさらに進むとの見方から売られる。米国での石油リグの稼働停止が予想よりも少なく。またリビアでは火災で一時停止していたパイプラインの操業が再開す。
NY金続落。前週末比4.1ドル安の1200.7ドル。7週間ぶりの安値。ギリシャ救済案でユーロ財務相らと暫定合意に至ったことから安全逃避の需要が減退。プラチナも盛り上がらず前週末比0.6%安の1162.9ドルで5年ぶりの安値圏推移中。
LME銅3monthは前週末比23.5ドル安の5684.5ドル(現物)で引ける。LME銅在庫は1475トン増の299,675トン。ICSGが昨年1-11月の世界銅需給で524,000トンの供給不足、と発表しているが足下は供給過剰感が昂じている。ザンビアのコンコラ銅鉱山が政治的、税制的な問題が解決され、稼働を再開することも相場を圧迫。年産能力30万トンの製錬所も操業再開。ニッケルは後半反発し再び14,000ドル台に乗せる。ニッケル在庫が1002トン減少し424,932トン。
亜鉛は横這い圏内。ILZSGが昨年の世界亜鉛需給を296,000トンの供給不足(13年は97,000トンの供給不足)と発表したこともプラス材料。
米GSM(GlobeSpecialityMetals)は世界最大のシリコン合金メーカーであるスペインのFerroatlntica社と合併することで合意。合併会社は31億ドルの企業価値をもり、世界のメタルシリコン供給の13%を占めることになる。9か国に28の生産設備をもつ。
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『市場参加者少ないなかドル安、原油上昇で安値から持ち直す』
前週末にギリシャ向けの支援延長が決まったことから買い先行の展開となったが、ドル高、原油安、欧米経済指標が冴えないもの多く戻り売りが優勢となりメタル反落。しかしその後にドルの反落、原油の値戻しから再びメタル買われる。
2月の独IFO業況指数は106.8で予想の107.7を下回る。2月の英小売売上高指数は+1に大幅に低下、予想の+34を下回る。1月の米中古住宅販売件数は前月比4.9%減少の482万件、予想は495万件。英首相、ウクライナ紛争が悪化すれば、ロシアに対し一段と厳しい経済制裁を導入すると警告。
NYMEX原油先物は続落。前週末比1.36ドル安の49.45ドルで終了。2月11日以来の安値。原油の供給超過がさらに進むとの見方から売られる。米国での石油リグの稼働停止が予想よりも少なく。またリビアでは火災で一時停止していたパイプラインの操業が再開す。
NY金続落。前週末比4.1ドル安の1200.7ドル。7週間ぶりの安値。ギリシャ救済案でユーロ財務相らと暫定合意に至ったことから安全逃避の需要が減退。プラチナも盛り上がらず前週末比0.6%安の1162.9ドルで5年ぶりの安値圏推移中。
LME銅3monthは前週末比23.5ドル安の5684.5ドル(現物)で引ける。LME銅在庫は1475トン増の299,675トン。ICSGが昨年1-11月の世界銅需給で524,000トンの供給不足、と発表しているが足下は供給過剰感が昂じている。ザンビアのコンコラ銅鉱山が政治的、税制的な問題が解決され、稼働を再開することも相場を圧迫。年産能力30万トンの製錬所も操業再開。ニッケルは後半反発し再び14,000ドル台に乗せる。ニッケル在庫が1002トン減少し424,932トン。
亜鉛は横這い圏内。ILZSGが昨年の世界亜鉛需給を296,000トンの供給不足(13年は97,000トンの供給不足)と発表したこともプラス材料。
米GSM(GlobeSpecialityMetals)は世界最大のシリコン合金メーカーであるスペインのFerroatlntica社と合併することで合意。合併会社は31億ドルの企業価値をもり、世界のメタルシリコン供給の13%を占めることになる。9か国に28の生産設備をもつ。
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LME&NY&SHFEMarketReport現地2月20日
『中国景気減速懸念、ギリシャ、ドル高でメタル続落』
春節で市場参加者が少ない中、中国の景気減速懸念が嫌気されメタル続落。ユーロ安ドル高、混迷のギリシャ、ウクライナ問題もマイナス材料として控えており地合い軟化。ギリシャのEU離脱を避けるため、ギリシャ向け融資条件で妥協するとの見方も一部出ていること、米PMIの上昇で後半若干持ち直す。
2月のユーロ圏PMI速報値は総合が53.5、予想は53.0。ギリシャ政府報道官、過去の支援プログラムの延長は協議しないと言明。ウクライナ政府軍、ロシアの戦車20両以上とミサイルシステム10基が越境と主張。独メディア、ECBはギリシャのユーロ圏離脱に備え、緊急時の対応策を検討、と報道。独首相、ギリシャが示した融資延長案は大幅な変更が必要との認識示す。ユーロ圏財務相、ギリシャ融資延長の方向で文書草案作成。2月の米製造業PMI速報値は54.3に上昇、予想の53.6を上回る。
20日の米株は上昇。S&P500種株価指数は前日比0.6%高の2110.14と最高値をマーク、ダウ工業株も153.9ドル高の18139.67ドルと過去最高値を更新した。単にマネーの過剰流動性から過剰に上昇。
NY金は反落。前日比0.2%安の1204.9ドルだが、場外では1200ドルを割り込む。ギリシャとユーロ圏の財務相が支援延長で合意に達したことから相対的にリスク軽減から安全逃避の金需要減退す。
NYMEX原油は続落。前日比82セント安の50.34ドル。週間ベースでは1か月ぶりの下げとなった。世界的な供給過剰感は続いており、米国では稼働中の石油リグの減少幅が小幅だったことから手じまい売り。
LMEカッパー3monthは前日比1%ダウンの5,693ドルでClose。中国筋の市場参加者少なく薄商い。米西海岸の港湾ストが続いていることがデリバリー遅延から相場にプラスに働くとの見方も一部あるが限定的か。アルミは1.4%安の1,793ドル、ニッケルは0.3%安の13,955ドル、亜鉛は1.3%安の2,077ドル、鉛は1.6%安の1,772ドル。LMEカッパー在庫は450トン減で298,200トン、ニッケル在庫は330トン増加の425,934トン。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国景気減速懸念、ギリシャ、ドル高でメタル続落』
春節で市場参加者が少ない中、中国の景気減速懸念が嫌気されメタル続落。ユーロ安ドル高、混迷のギリシャ、ウクライナ問題もマイナス材料として控えており地合い軟化。ギリシャのEU離脱を避けるため、ギリシャ向け融資条件で妥協するとの見方も一部出ていること、米PMIの上昇で後半若干持ち直す。
2月のユーロ圏PMI速報値は総合が53.5、予想は53.0。ギリシャ政府報道官、過去の支援プログラムの延長は協議しないと言明。ウクライナ政府軍、ロシアの戦車20両以上とミサイルシステム10基が越境と主張。独メディア、ECBはギリシャのユーロ圏離脱に備え、緊急時の対応策を検討、と報道。独首相、ギリシャが示した融資延長案は大幅な変更が必要との認識示す。ユーロ圏財務相、ギリシャ融資延長の方向で文書草案作成。2月の米製造業PMI速報値は54.3に上昇、予想の53.6を上回る。
20日の米株は上昇。S&P500種株価指数は前日比0.6%高の2110.14と最高値をマーク、ダウ工業株も153.9ドル高の18139.67ドルと過去最高値を更新した。単にマネーの過剰流動性から過剰に上昇。
NY金は反落。前日比0.2%安の1204.9ドルだが、場外では1200ドルを割り込む。ギリシャとユーロ圏の財務相が支援延長で合意に達したことから相対的にリスク軽減から安全逃避の金需要減退す。
NYMEX原油は続落。前日比82セント安の50.34ドル。週間ベースでは1か月ぶりの下げとなった。世界的な供給過剰感は続いており、米国では稼働中の石油リグの減少幅が小幅だったことから手じまい売り。
LMEカッパー3monthは前日比1%ダウンの5,693ドルでClose。中国筋の市場参加者少なく薄商い。米西海岸の港湾ストが続いていることがデリバリー遅延から相場にプラスに働くとの見方も一部あるが限定的か。アルミは1.4%安の1,793ドル、ニッケルは0.3%安の13,955ドル、亜鉛は1.3%安の2,077ドル、鉛は1.6%安の1,772ドル。LMEカッパー在庫は450トン減で298,200トン、ニッケル在庫は330トン増加の425,934トン。
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LME&NY&SHFEMarketReport現地2月19日
『供給過剰懸念でニッケル急落1年ぶりの安値』
昨年までの大胆な大手銀行、投資銀行の予想とは裏腹にニッケルの想定外な供給過剰感から相場滑落、14,000ドルを割り込み13,910ドルでCloseしたが1年ぶりの安値HIT。昨日のWBMS統計による2014年の世界ニッケル需給で20万トンの余剰、となったことが市場にはそれなりの理屈としてインパクトを与えた。インドネシアの禁輸措置があった割には需給は引き締まっていない、と今更ながら事実を直視し投資家手じまい売りに動く。中国の春節で流動性が低下していることもあり安値に流されたニッケル。在庫は186トン減の42万5604トン。
このニッケル急反落につられるように他メタルも安値弱含み。ギリシャの問題もセンチメントを悪くしている。カッパーは前日比0.2%downの5734.5ドルでClose。東アジアの旧正月休みで市場参加者が少ないため買い支えなく売りに傾く。アルミ新地金は0.1%downで1,818ドル、亜鉛0.3%downの2081.5ドル、錫0.3%downの18,125ドル。
市場背景は、米失業保険申請件数の減少から上げ局面もみられたがドイツがわがままなギリシャの融資延長申請をぴしゃりと拒否したことから地合いが悪化。また米の景気減速を示すような経済指標が発表されたことも嫌気された。
ギリシャ政府当局者は、ユーロ圏に6か月間の融資延長を申請。ドイツ経済相、ギリシャによる融資延長申請について内容不十分との考え示す。フィンランド首相も、構造改革の継続が必要とし、対ギリシャ融資の延長に反対す。米週間新規失業保険申請件数は28.3万件に減少、予想の29万件を下回る。2月の米フィラデルフィア地区製造業景況指数は+5.2に低下、予想は+9.0だった。1月の米景気先行指数は前月比0.2%上昇、予想の0.3%上昇を下回る。
NY金は大幅上昇、前日比7.4ドル高の1207.1ドル。2月内で最大の上げ。FRBのFOMC議事録公開で利上げを先送りする内容だったことから買い入る。米はしばらくゼロ金利を維持するのではないか、というやや危険な金余り現象を続ける方向に金反応。
4-6月の対日アルミ新地金プレミアムは2013年10-12月期以来の引き下げになる見通し。昨年は異常な高騰で71%も上昇した対日プレミアムだが、今回はさすがに日本の港湾在庫も過去最高レベルまで増加していることもあり1-3月期の425ドルから2%は引き下げられる、としている。
情報提供会社: I R universe株式会社
『供給過剰懸念でニッケル急落1年ぶりの安値』
昨年までの大胆な大手銀行、投資銀行の予想とは裏腹にニッケルの想定外な供給過剰感から相場滑落、14,000ドルを割り込み13,910ドルでCloseしたが1年ぶりの安値HIT。昨日のWBMS統計による2014年の世界ニッケル需給で20万トンの余剰、となったことが市場にはそれなりの理屈としてインパクトを与えた。インドネシアの禁輸措置があった割には需給は引き締まっていない、と今更ながら事実を直視し投資家手じまい売りに動く。中国の春節で流動性が低下していることもあり安値に流されたニッケル。在庫は186トン減の42万5604トン。
このニッケル急反落につられるように他メタルも安値弱含み。ギリシャの問題もセンチメントを悪くしている。カッパーは前日比0.2%downの5734.5ドルでClose。東アジアの旧正月休みで市場参加者が少ないため買い支えなく売りに傾く。アルミ新地金は0.1%downで1,818ドル、亜鉛0.3%downの2081.5ドル、錫0.3%downの18,125ドル。
市場背景は、米失業保険申請件数の減少から上げ局面もみられたがドイツがわがままなギリシャの融資延長申請をぴしゃりと拒否したことから地合いが悪化。また米の景気減速を示すような経済指標が発表されたことも嫌気された。
ギリシャ政府当局者は、ユーロ圏に6か月間の融資延長を申請。ドイツ経済相、ギリシャによる融資延長申請について内容不十分との考え示す。フィンランド首相も、構造改革の継続が必要とし、対ギリシャ融資の延長に反対す。米週間新規失業保険申請件数は28.3万件に減少、予想の29万件を下回る。2月の米フィラデルフィア地区製造業景況指数は+5.2に低下、予想は+9.0だった。1月の米景気先行指数は前月比0.2%上昇、予想の0.3%上昇を下回る。
NY金は大幅上昇、前日比7.4ドル高の1207.1ドル。2月内で最大の上げ。FRBのFOMC議事録公開で利上げを先送りする内容だったことから買い入る。米はしばらくゼロ金利を維持するのではないか、というやや危険な金余り現象を続ける方向に金反応。
4-6月の対日アルミ新地金プレミアムは2013年10-12月期以来の引き下げになる見通し。昨年は異常な高騰で71%も上昇した対日プレミアムだが、今回はさすがに日本の港湾在庫も過去最高レベルまで増加していることもあり1-3月期の425ドルから2%は引き下げられる、としている。
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LME&NY&SHFEMarketReport現地2月18日
『ギリシャ債務交渉の楽観的な見方広がり持ち直す』
ギリシャの債務交渉に対する楽観的な見方からメタル上伸。株価の上昇も相場を支援。ドル高、原油の下落、米住宅着工件数の減少で下押し。中国春節で市場参加者が減少していることで盛り上がりに欠ける。米生産者物価指数(PPI)は低下し、事前予想を下回るも米利上げの先送り要因になるとの見方からマイナスには至らず。
2月の英中銀金融政策委員会、金利据え置き、米住宅ローン申請指数は435.6に低下、新規購入、借り換えともに低下。ウクライナ大統領、軍が東部の要衝から撤収したと表明。ギリシャ首相、ウクライナ危機をめぐっての欧米のロシア経済制裁は偽善的だと非難。ロシアはギリシャに近づいている。
1月の米住宅着工件数は前月比2%減少の106.5万件、事前予想は107万件だった。1月の米生産者物価指数は前月比0.8%低下、予想は0.4%低下、コア指数は0.1%低下、事前予想は0.1%上昇。1月の米鉱工業生産指数は前月比0.2%上昇、予想は0.3%上昇。
FRB、先月に行ったFOMC議事録を公開。米経済が抱えるリスクを踏まえ政策金利を過去最低付近でより長期間維持するべきとの声多し。
NYMEX原油は反落。前日比1.39ドル安の52.14ドル。米原油在庫が過去最高水準に達しているとの観測から低落。
NY金は小幅反発。前日比0.1%高の1210.85ドル。6週間ぶり安値から上昇。FRBが公表したFOMC議事録でゼロ金利維持を支持する議員が多かったことを受けて反発。
ブリジストンは鉱山用のトラックタイヤの需要回復は年後半以降になるとの見方示す。石炭、鉄鉱石の相場が低迷し、鉱山側が生産調整している現状を踏まえ、今年上半期にタイで立ち上げ予定だった鉱山用タイヤ新工場の稼働時期を遅らせえることを発表。
LMEカッパーは5785ドルまで上昇し1か月ぶり高値マーク。ギリシャの楽観視から。ギリシャが救済案の延長申請を行う、とされたことから投資家不安が和らぐ。LMEカッパー在庫は2600トン増加の29万8076トン。ニッケルは14,200ドルで小幅上げ。在庫は324トン減の42万5790トン。WBMSは2014年の世界ニッケル需給について19万7000トンの余剰だったと発表。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ギリシャ債務交渉の楽観的な見方広がり持ち直す』
ギリシャの債務交渉に対する楽観的な見方からメタル上伸。株価の上昇も相場を支援。ドル高、原油の下落、米住宅着工件数の減少で下押し。中国春節で市場参加者が減少していることで盛り上がりに欠ける。米生産者物価指数(PPI)は低下し、事前予想を下回るも米利上げの先送り要因になるとの見方からマイナスには至らず。
2月の英中銀金融政策委員会、金利据え置き、米住宅ローン申請指数は435.6に低下、新規購入、借り換えともに低下。ウクライナ大統領、軍が東部の要衝から撤収したと表明。ギリシャ首相、ウクライナ危機をめぐっての欧米のロシア経済制裁は偽善的だと非難。ロシアはギリシャに近づいている。
1月の米住宅着工件数は前月比2%減少の106.5万件、事前予想は107万件だった。1月の米生産者物価指数は前月比0.8%低下、予想は0.4%低下、コア指数は0.1%低下、事前予想は0.1%上昇。1月の米鉱工業生産指数は前月比0.2%上昇、予想は0.3%上昇。
FRB、先月に行ったFOMC議事録を公開。米経済が抱えるリスクを踏まえ政策金利を過去最低付近でより長期間維持するべきとの声多し。
NYMEX原油は反落。前日比1.39ドル安の52.14ドル。米原油在庫が過去最高水準に達しているとの観測から低落。
NY金は小幅反発。前日比0.1%高の1210.85ドル。6週間ぶり安値から上昇。FRBが公表したFOMC議事録でゼロ金利維持を支持する議員が多かったことを受けて反発。
ブリジストンは鉱山用のトラックタイヤの需要回復は年後半以降になるとの見方示す。石炭、鉄鉱石の相場が低迷し、鉱山側が生産調整している現状を踏まえ、今年上半期にタイで立ち上げ予定だった鉱山用タイヤ新工場の稼働時期を遅らせえることを発表。
LMEカッパーは5785ドルまで上昇し1か月ぶり高値マーク。ギリシャの楽観視から。ギリシャが救済案の延長申請を行う、とされたことから投資家不安が和らぐ。LMEカッパー在庫は2600トン増加の29万8076トン。ニッケルは14,200ドルで小幅上げ。在庫は324トン減の42万5790トン。WBMSは2014年の世界ニッケル需給について19万7000トンの余剰だったと発表。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
LME&NY&SHFEMarketReport現地2月17日
『春節休暇前の中国勢の手じまい売りでメタル急落』
中国住宅価格の下落をきっかけに売り優勢の展開となり、春節前にリスク回避の手じまい売りが広がったことでメタル急落続落。停戦合意後も戦闘続くウクライナ、ギリシャの債務問題に対する不透明感もマイナスで売り押し。ロイター調べによる1月の中国主要70都市の新築住宅価格は前年同月比5.1%下落。
インドネシア中央銀行、政策金利を0.25%引き下げて7.50%へ。2月の独ZEW景気期待指数は53.0に上昇、予想の55.0を下回る。1月のEU域内新車登録台数は前年比6.2%増加の103万台。2月のNY州製造業景気指数は+7.78に低下、予想は+8.00。
NYMEX原油は上昇、前営業日比75セント高の53.53ドルで昨年12月30日以来の高値をつける。リビアの政情不安が原油生産に影響を与えるとの見方より。イラク政府とクルド人自治政府との間で行われた原油輸出に関する交渉はまとまりつかず物別れに。
17日のNY金先物はダウン。前営業日比1.5%安の1208.6ドル。1月6日以来の安値。中国の春節休暇で需要が減少するとの観測。銀も下落。5.3%安の16.378ドル、プラチナは2.5%安の1177ドルで5年ぶりの安値に沈む。
LME銅は前日比1.7%ダウンの5650ドルでCLOSE。銅在庫は375トン増加の295,475トン。中国春節前の手じまい売り、ギリシャ不安の売りで低落。ニッケル続落で14,200ドル台まで落ちる。14,000ドル際まで試す弱地合い。ニッケル在庫は276トン増の426,114トン。アルミ新地金は0.4%ダウンの1818ドル、鉛は3.1%ダウンの1793ドル、錫は0.4%ダウンの18,050ドル。インドネシアは錫の禁輸を計画していたが結局輸出継続の方針に。BHPビリトンの豪オリンピックダムは折からの落盤事故により6か月間操業を止めることを発表。
スポット鉄鉱石価格は3週間ぶりの高値。STEELINDEX鉄鉱石価格は前日比2.8%アップの65.10ドルまで上昇。春節休暇後にはインフラ整備投資などで鉄鋼需要が増進する、との期待感から上昇。
情報提供会社: I R universe株式会社
『春節休暇前の中国勢の手じまい売りでメタル急落』
中国住宅価格の下落をきっかけに売り優勢の展開となり、春節前にリスク回避の手じまい売りが広がったことでメタル急落続落。停戦合意後も戦闘続くウクライナ、ギリシャの債務問題に対する不透明感もマイナスで売り押し。ロイター調べによる1月の中国主要70都市の新築住宅価格は前年同月比5.1%下落。
インドネシア中央銀行、政策金利を0.25%引き下げて7.50%へ。2月の独ZEW景気期待指数は53.0に上昇、予想の55.0を下回る。1月のEU域内新車登録台数は前年比6.2%増加の103万台。2月のNY州製造業景気指数は+7.78に低下、予想は+8.00。
NYMEX原油は上昇、前営業日比75セント高の53.53ドルで昨年12月30日以来の高値をつける。リビアの政情不安が原油生産に影響を与えるとの見方より。イラク政府とクルド人自治政府との間で行われた原油輸出に関する交渉はまとまりつかず物別れに。
17日のNY金先物はダウン。前営業日比1.5%安の1208.6ドル。1月6日以来の安値。中国の春節休暇で需要が減少するとの観測。銀も下落。5.3%安の16.378ドル、プラチナは2.5%安の1177ドルで5年ぶりの安値に沈む。
LME銅は前日比1.7%ダウンの5650ドルでCLOSE。銅在庫は375トン増加の295,475トン。中国春節前の手じまい売り、ギリシャ不安の売りで低落。ニッケル続落で14,200ドル台まで落ちる。14,000ドル際まで試す弱地合い。ニッケル在庫は276トン増の426,114トン。アルミ新地金は0.4%ダウンの1818ドル、鉛は3.1%ダウンの1793ドル、錫は0.4%ダウンの18,050ドル。インドネシアは錫の禁輸を計画していたが結局輸出継続の方針に。BHPビリトンの豪オリンピックダムは折からの落盤事故により6か月間操業を止めることを発表。
スポット鉄鉱石価格は3週間ぶりの高値。STEELINDEX鉄鉱石価格は前日比2.8%アップの65.10ドルまで上昇。春節休暇後にはインフラ整備投資などで鉄鋼需要が増進する、との期待感から上昇。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
LME&NY&SHFEMarketReport現地2月16日
『中国春節前、米休場で商い少なし横這いモード』
中国が春節前、米はプレジデンツデーで休場のため市場参加者が限られていたことから商い低調不活発でほぼ横ばい圏内に。ニッケルはしかし下押し。14,500ドルは1月27日以来の安値。過去最高水準にあるニッケル在庫がやはり重荷。弱含み基調。
ギリシャ懸念、ウクライナ不安が残っているなかで市場も慎重。世界第3位の経済大国である日本の4QGDPが年率で2.2%プラスとなったことが若干銅価格を押し上げ。LMEカッパー3monthは前週末比0.2%高の5,727ドル。
ギリシャ救済の協議はしかし妥協点を見いだせぬまま物別れ。16日ブリュッセルで開催された。ギリシャ側がユーロ圏の提案する既存プログラムを延長する案を拒否。話合いにならず。わがままぶりを発揮したギリシャ政府に頭抱える悩めるEU。
これによって通貨ユーロは全面安。ユーログループとギリシャとの溝は深い。ユーロは対ドルで前週末比0.6%安の1ユーロ=1.1323ドル、対円では1%下落で134円06銭。円は3営業日続伸で1ドル=118円40銭。日銀は4月に追加緩和に踏み切る可能性大。
オウトクンプ、年次決算報告にて地域によってばらつきはあるが、ステンレスの受注は改善している、ニッケル価格の安定が奏功していると述べている。欧州、中東、アフリカで受注は改善、米は安定。昨年、世界のステンレス需要は5,5%成長(オウトクンプ調べで)。
地域別では米が4.7%増、欧州3.8%増。オウトクンプは元ティッセンの米アラバマのカルバート工場を昨年秋から稼働させており、NAFTA(北米自由貿易協定)エリアでの出荷を伸ばしている。特にメキシコ向け。昨年2014年のオウトクンプのステンレスセールスは全世界で255万4000トン、2013年の258万5000トンから小幅に減少。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国春節前、米休場で商い少なし横這いモード』
中国が春節前、米はプレジデンツデーで休場のため市場参加者が限られていたことから商い低調不活発でほぼ横ばい圏内に。ニッケルはしかし下押し。14,500ドルは1月27日以来の安値。過去最高水準にあるニッケル在庫がやはり重荷。弱含み基調。
ギリシャ懸念、ウクライナ不安が残っているなかで市場も慎重。世界第3位の経済大国である日本の4QGDPが年率で2.2%プラスとなったことが若干銅価格を押し上げ。LMEカッパー3monthは前週末比0.2%高の5,727ドル。
ギリシャ救済の協議はしかし妥協点を見いだせぬまま物別れ。16日ブリュッセルで開催された。ギリシャ側がユーロ圏の提案する既存プログラムを延長する案を拒否。話合いにならず。わがままぶりを発揮したギリシャ政府に頭抱える悩めるEU。
これによって通貨ユーロは全面安。ユーログループとギリシャとの溝は深い。ユーロは対ドルで前週末比0.6%安の1ユーロ=1.1323ドル、対円では1%下落で134円06銭。円は3営業日続伸で1ドル=118円40銭。日銀は4月に追加緩和に踏み切る可能性大。
オウトクンプ、年次決算報告にて地域によってばらつきはあるが、ステンレスの受注は改善している、ニッケル価格の安定が奏功していると述べている。欧州、中東、アフリカで受注は改善、米は安定。昨年、世界のステンレス需要は5,5%成長(オウトクンプ調べで)。
地域別では米が4.7%増、欧州3.8%増。オウトクンプは元ティッセンの米アラバマのカルバート工場を昨年秋から稼働させており、NAFTA(北米自由貿易協定)エリアでの出荷を伸ばしている。特にメキシコ向け。昨年2014年のオウトクンプのステンレスセールスは全世界で255万4000トン、2013年の258万5000トンから小幅に減少。
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LME&NY&SHFEMarketReport現地2月13日
欧米株続伸でメタルも続伸するもウクライナ&ギリシャ懸念残る
欧米株式の続伸、原油高に乗りメタル続伸するも、後半は米消費者信頼感指数の低下、ウクライナ停戦に対する懸念、ギリシャの債務交渉に対する不透明感などで急速に手じまい売りが広がる。
4Qの独GDP速報値は前期比0.7%増加、予想の0.3%増加を上回る。1月の中国新規人民元建て融資は1.47兆元で予想の1.35兆元を上回る。4QのユーロGDP速報値は前期比0.3%増加、予想の0.2%増を上回る2月の米消費者信頼感指数速報値は93.6に低下、予想は98.1。
13日の欧州株式は続伸。独GDPが予想を上回る堅調さだったことから独のDAX指数は11,013まで上昇し過去最高値を更新。FTSEユーロファースト300種指数は9.60ポイント高の1502.82と7年ぶりの高値。アルセロールミタル株が5%の上昇。14年10-12月期は鉄鉱石価格の下落で減益となったものの、グループ全体での負債が明示されたことから投資家に安心感広がる。
米株も続伸。前日比48.97ドル高の1万8019.35ドルと14年末以来、1か月半ぶりの高値。ユーロ圏の経済指標が改善したこと、原油の上昇も支援材料となった。
NYMEX原油は前日比1.57ドル高の52.78ドル。石油業界の支出削減による減産期待の広がりと、米の16日祝日加えて3連休前のポジション調整の買いもあり昨年末来の水準へ上昇す。
アルミ新地金3monthは1836.5ドルでCLOSE。ユーロ圏経済指標の上昇、欧州でのアルミ現物の需給ひっ迫感、持続的に減少しているLMEアルミ在庫からプラス。
カッパーも続伸。LMEは5735ドルでCLOSE。中国の新規融資増、独、ユーロの経済指標を好感。BHPビリトンの豪オリンピックダム銅鉱山は地滑りで操業を休止しているが、今年の銅生産も当初計画の15万トンから6万トンに減産することを発表。しかし気になるのは在庫。LME銅在庫も2550トン増の295,300トンと増加しているが、SHFE銅在庫も一気に15万トンを超えている。中国では春節前にして銅の取引は低調。春節明けの買いに期待は高まっているが。。。
ニッケルは14,645ドルでCLOSE。ニッケル在庫は918トン増の426,228トン。先行きベアーな地合い変わらず。
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欧米株続伸でメタルも続伸するもウクライナ&ギリシャ懸念残る
欧米株式の続伸、原油高に乗りメタル続伸するも、後半は米消費者信頼感指数の低下、ウクライナ停戦に対する懸念、ギリシャの債務交渉に対する不透明感などで急速に手じまい売りが広がる。
4Qの独GDP速報値は前期比0.7%増加、予想の0.3%増加を上回る。1月の中国新規人民元建て融資は1.47兆元で予想の1.35兆元を上回る。4QのユーロGDP速報値は前期比0.3%増加、予想の0.2%増を上回る2月の米消費者信頼感指数速報値は93.6に低下、予想は98.1。
13日の欧州株式は続伸。独GDPが予想を上回る堅調さだったことから独のDAX指数は11,013まで上昇し過去最高値を更新。FTSEユーロファースト300種指数は9.60ポイント高の1502.82と7年ぶりの高値。アルセロールミタル株が5%の上昇。14年10-12月期は鉄鉱石価格の下落で減益となったものの、グループ全体での負債が明示されたことから投資家に安心感広がる。
米株も続伸。前日比48.97ドル高の1万8019.35ドルと14年末以来、1か月半ぶりの高値。ユーロ圏の経済指標が改善したこと、原油の上昇も支援材料となった。
NYMEX原油は前日比1.57ドル高の52.78ドル。石油業界の支出削減による減産期待の広がりと、米の16日祝日加えて3連休前のポジション調整の買いもあり昨年末来の水準へ上昇す。
アルミ新地金3monthは1836.5ドルでCLOSE。ユーロ圏経済指標の上昇、欧州でのアルミ現物の需給ひっ迫感、持続的に減少しているLMEアルミ在庫からプラス。
カッパーも続伸。LMEは5735ドルでCLOSE。中国の新規融資増、独、ユーロの経済指標を好感。BHPビリトンの豪オリンピックダム銅鉱山は地滑りで操業を休止しているが、今年の銅生産も当初計画の15万トンから6万トンに減産することを発表。しかし気になるのは在庫。LME銅在庫も2550トン増の295,300トンと増加しているが、SHFE銅在庫も一気に15万トンを超えている。中国では春節前にして銅の取引は低調。春節明けの買いに期待は高まっているが。。。
ニッケルは14,645ドルでCLOSE。ニッケル在庫は918トン増の426,228トン。先行きベアーな地合い変わらず。
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