金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS現地9月29日
『インドの利下げ、中国のインフラ投資をはやし反発』
LME前半は中国株の急落で下押し気味だったが、原油相場の反発、中国のインフラ投資の追加刺激策を決定したこと、インドの予想外の利下げがメタルを押し上げる。加えてインドネシアの景気刺激策第2弾発表もプラス。米消費者信頼感指数の上昇もプラス材料となった。
29日の上海総合指数は前日比62.62安の3038.14。米サンフランシスコ地区連銀総裁、利上げすることが重要だと発言。インドネシア、事業立ち上げにおける規制緩和など景気刺激策第2弾を発表。インド準備銀行、主要政策金利のレボレートを50bp引き下げ6.75%に9月のユーロ圏景況感指数は105.6に上昇、予想の104.1を上回る 9月の米消費者信頼感指数は103.0に上昇、予想は96.8。
29日のNY原油先物は反発。前日比0.8ドル高の45.23ドル(11月限)9月の米消費者信頼感指数が予想外に上昇したことから買い入る。
29日のNY金は反落。前日比4.9ドル安の1127.1ドル。インドの利下げ、ドル安で上昇するも、米の年内利上げ観測でマイナス。NYプラチナは続落。前日比9ドル安の917.1ドルは2008年12月以来の安値。VWショックで欧州の自動車需要が低下する、とみられ売り押し。しかしパラジウムは続伸。前日比6.15ドル高の657.4ドル。
LME BASE METALは反発。アルミ新地金3M先物は前日比12ドル高の1561.5ドル、カッパー50.5ドル高の4,944ドル、鉛24.5ドル高の1663.5ドル、亜鉛42.5ドル高の1645.5ドル、ニッケル25ドル安の9900ドル。前日大崩れしたグレンコア株価が29日は急反発したこともプラス。中国のインフラ投資に期待。鉄道プロジェクトを加速させる。
ペルーのLas Bambas銅プロジェクト(中国MMG&FCX所有)で暴動発生。地元の市民グループがかねてよりMMGに環境問題で抗議していたがデモが広がり警官隊と衝突。3人が死亡する事態に。しかし混乱はまだ続いており、ペルー政府はLasbambas鉱山周辺の6州に非常事態宣言を発する。市民グループはモリブデン加工工場の操業、鉱物輸送の方法について変更を求めている。鉱物資源はすべてトラックで輸送しているが、これに問題あり、と環境団体。LasbambasCopperプロジェクトは年間40万トン(Cu純分)の銅を生産する世界最大のグリーンフィールドカッパープロジェクト。
情報提供会社: I R universe株式会社
『インドの利下げ、中国のインフラ投資をはやし反発』
LME前半は中国株の急落で下押し気味だったが、原油相場の反発、中国のインフラ投資の追加刺激策を決定したこと、インドの予想外の利下げがメタルを押し上げる。加えてインドネシアの景気刺激策第2弾発表もプラス。米消費者信頼感指数の上昇もプラス材料となった。
29日の上海総合指数は前日比62.62安の3038.14。米サンフランシスコ地区連銀総裁、利上げすることが重要だと発言。インドネシア、事業立ち上げにおける規制緩和など景気刺激策第2弾を発表。インド準備銀行、主要政策金利のレボレートを50bp引き下げ6.75%に9月のユーロ圏景況感指数は105.6に上昇、予想の104.1を上回る 9月の米消費者信頼感指数は103.0に上昇、予想は96.8。
29日のNY原油先物は反発。前日比0.8ドル高の45.23ドル(11月限)9月の米消費者信頼感指数が予想外に上昇したことから買い入る。
29日のNY金は反落。前日比4.9ドル安の1127.1ドル。インドの利下げ、ドル安で上昇するも、米の年内利上げ観測でマイナス。NYプラチナは続落。前日比9ドル安の917.1ドルは2008年12月以来の安値。VWショックで欧州の自動車需要が低下する、とみられ売り押し。しかしパラジウムは続伸。前日比6.15ドル高の657.4ドル。
LME BASE METALは反発。アルミ新地金3M先物は前日比12ドル高の1561.5ドル、カッパー50.5ドル高の4,944ドル、鉛24.5ドル高の1663.5ドル、亜鉛42.5ドル高の1645.5ドル、ニッケル25ドル安の9900ドル。前日大崩れしたグレンコア株価が29日は急反発したこともプラス。中国のインフラ投資に期待。鉄道プロジェクトを加速させる。
ペルーのLas Bambas銅プロジェクト(中国MMG&FCX所有)で暴動発生。地元の市民グループがかねてよりMMGに環境問題で抗議していたがデモが広がり警官隊と衝突。3人が死亡する事態に。しかし混乱はまだ続いており、ペルー政府はLasbambas鉱山周辺の6州に非常事態宣言を発する。市民グループはモリブデン加工工場の操業、鉱物輸送の方法について変更を求めている。鉱物資源はすべてトラックで輸送しているが、これに問題あり、と環境団体。LasbambasCopperプロジェクトは年間40万トン(Cu純分)の銅を生産する世界最大のグリーンフィールドカッパープロジェクト。
情報提供会社: I R universe株式会社
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MIRU MORNING EXPRESS現地9月28日
『明確な中国の景気減速、原油安、米株下落でメタル続落』
28日に発表された中国工業部門企業利益が前年比8.8%減と大幅な落ち込みとなったこと、ドル高、原油の反落、米株の下落とスパイラル的にマイナス要因がつながりメタルも急反落。カッパー5000ドル割れ。シティーグループが2016年の世界経済成長見通しを3.1%から2.9%に下方修正したこともマイナス。
8月の中国工業部門企業利益は前年比8.8%減、2011年の調査開始以来最大の落ち込みに。1-8月の中国国有企業の利益は1.6兆元、前年同期比6.6%減。28日の上海総合指数は前週末比8.41高の3100.76だが、売買代金は1662億元とかなり低調。8月の米個人消費は前月比0.4%増、予想は0.3%増。
欧州の環境団体、欧州車は試験と路上走行でCO2排出量に40%の差があると発表。独アウディ、VW排ガス操作問題で210万台に影響と発表。
28日の米株は大幅反落。ダウ工業株30種平均終値は前週末比312.78ドル安の1万6001.89ドル。8月25日以来、1か月ぶりの安値。世界経済減速への警戒感から原油、金属と商品先物が下落したことでエネルギー、素材株中心に売り優勢に。
NY原油先物は急反落。前週末比1.27ドル安の44.43ドル。中国経済の減速鮮明から先行きの需要減少が懸念され反落。NY金先物も急反落。前週末比14ドル安の1132ドル。ドル高、原油安の流れで反落するも、米株急落から逃避の金買いが出て持ち直す。PGMもDOWN。VW検査不正の対象車が拡大、米株急落、金のツレ安でパラジウムが16.3ドル安の651.25ドル、プラチナ25.1ドル安の926.1ドル
LMEメタルもほぼ全面安。中国景気減速に端を発し、グレンコアの株価が下げ止まらないことも資源安の象徴として捉えられた。LMEアルミ新地金3M先物は前週末比28ドル安の1549ドル、カッパー127ドル安の4944ドル、鉛51ドル安の1639ドル、ニッケルは25ドル高の9925ドル、亜鉛60ドルの大幅安で1603ドル。カッパー、亜鉛ともに6年ぶり安値。現在LMEメタルのすべてが6年~9年ぶりの安値圏を推移している。
グレンコアの株価は28日のロンドン市場で29%下落。グレンコアの時価総額は9月に入り140億ドルが消失。同社は3週間前に債務圧縮計画を発表し、地金在庫の売却も進めているが市場の反応薄く、資源安イコールで同社の株が売られる展開が続いている。グレンコアは100億ドルの債務圧縮プログラムの一環として、新株発行と配当見送りを決定している。
情報提供会社: I R universe株式会社
『明確な中国の景気減速、原油安、米株下落でメタル続落』
28日に発表された中国工業部門企業利益が前年比8.8%減と大幅な落ち込みとなったこと、ドル高、原油の反落、米株の下落とスパイラル的にマイナス要因がつながりメタルも急反落。カッパー5000ドル割れ。シティーグループが2016年の世界経済成長見通しを3.1%から2.9%に下方修正したこともマイナス。
8月の中国工業部門企業利益は前年比8.8%減、2011年の調査開始以来最大の落ち込みに。1-8月の中国国有企業の利益は1.6兆元、前年同期比6.6%減。28日の上海総合指数は前週末比8.41高の3100.76だが、売買代金は1662億元とかなり低調。8月の米個人消費は前月比0.4%増、予想は0.3%増。
欧州の環境団体、欧州車は試験と路上走行でCO2排出量に40%の差があると発表。独アウディ、VW排ガス操作問題で210万台に影響と発表。
28日の米株は大幅反落。ダウ工業株30種平均終値は前週末比312.78ドル安の1万6001.89ドル。8月25日以来、1か月ぶりの安値。世界経済減速への警戒感から原油、金属と商品先物が下落したことでエネルギー、素材株中心に売り優勢に。
NY原油先物は急反落。前週末比1.27ドル安の44.43ドル。中国経済の減速鮮明から先行きの需要減少が懸念され反落。NY金先物も急反落。前週末比14ドル安の1132ドル。ドル高、原油安の流れで反落するも、米株急落から逃避の金買いが出て持ち直す。PGMもDOWN。VW検査不正の対象車が拡大、米株急落、金のツレ安でパラジウムが16.3ドル安の651.25ドル、プラチナ25.1ドル安の926.1ドル
LMEメタルもほぼ全面安。中国景気減速に端を発し、グレンコアの株価が下げ止まらないことも資源安の象徴として捉えられた。LMEアルミ新地金3M先物は前週末比28ドル安の1549ドル、カッパー127ドル安の4944ドル、鉛51ドル安の1639ドル、ニッケルは25ドル高の9925ドル、亜鉛60ドルの大幅安で1603ドル。カッパー、亜鉛ともに6年ぶり安値。現在LMEメタルのすべてが6年~9年ぶりの安値圏を推移している。
グレンコアの株価は28日のロンドン市場で29%下落。グレンコアの時価総額は9月に入り140億ドルが消失。同社は3週間前に債務圧縮計画を発表し、地金在庫の売却も進めているが市場の反応薄く、資源安イコールで同社の株が売られる展開が続いている。グレンコアは100億ドルの債務圧縮プログラムの一環として、新株発行と配当見送りを決定している。
情報提供会社: I R universe株式会社
第18回 関西 機械要素技術展へ出展いたします
今年の10月にインテックス大阪にて開催されます、関西機械要素技術展に出展いたします。
詳細は下記の通りですので、是非お立ち寄りください。
展示会名:第18回 関西 機械要素技術展
日 時:平成27年10月7日(水)~10月9日(金)
10:00~18:00(最終日は17:00までです)
場 所:インテックス大阪 2号館
ブース番号:7-52
詳細は下記の通りですので、是非お立ち寄りください。
展示会名:第18回 関西 機械要素技術展
日 時:平成27年10月7日(水)~10月9日(金)
10:00~18:00(最終日は17:00までです)
場 所:インテックス大阪 2号館
ブース番号:7-52
以上
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MIRU MORNING EXPRESS現地9月25日
『中国の鉄道輸送量減少、米の年内利上げ観測で弱含み』
現地25日のLMEは前半買い先行で上昇するも、中国株の下落、中国の鉄道輸送量の減少による景況感悪化で売りに転じて下落。米FRBのイエレン議長が年内利上げを示唆したことでまた弱含む一方でポジティブな買いも入る。米GDPの上方修正もプラス材料。しかし上昇は限定的にとどまる。
イエレンFRB議長、インフレ安定、雇用拡大が続けば年内に利上げを開始すると発言。25日の上海総合指数は前日比50.34安の3092.35
8月の中国鉄道輸送量は前年比15.8%減の2.8億トン。1-8月期では前年同期比10.9%減の22.6億トン。2Qの米GDP確報値は前期比3.9%増に上方修正、予想の3.7%増を上回る。個人消費は3.6%増に上方修正9月の米消費者信頼感指数確報値は87.2に上方修正、予想は86.5。
25日のNY外為市場はドル高が加速。イエレンFRB議長の年内利上げ示唆からドル買い進む。米GDPの上方修正も後押し。
25日の米株は反発。ダウ工業株30種平均は前日比113.35ドル高の1万6314.67ドル。NIKE株が買いを主導。
25日のNY原油先物は続伸。前日比79セント高の45.70ドル。週間ベースでは2.3%の値上がり。米国内での原油生産が減少したことで供給過剰感がやや後退。米GDP上方修正も好感さる。
25日のNY金はイエレン議長の年内利上げ示唆から反落。前日比7.8ドル安の1146ドル。米GDP上方修正発表で金から株式へと資金が流れていった。
パラジウムは続伸で11.65ドル高の667.55ドル。引き続きVW不正検査問題でガソリン車需要の増加予測からパラジウム続伸。
LMEアルミ新地金3M先物は前日比6ドル高の1566.5ドル、カッパーは前日比52ドル高の5098ドル、後場5064ドル、鉛11ドル高の1681ドル、後場1672ドル、ニッケル105ドル高の9820ドル、亜鉛10ドル高の1645ドル、後場1628ドルに後退。
カッパーは逆ザヤ拡大。現物の5098ドルに対して3Mは5071ドルで27ドルの逆ザヤ。亜鉛は供給過剰感が鮮明になり続落。鉛との値差がさらに広がり36ドルに。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国の鉄道輸送量減少、米の年内利上げ観測で弱含み』
現地25日のLMEは前半買い先行で上昇するも、中国株の下落、中国の鉄道輸送量の減少による景況感悪化で売りに転じて下落。米FRBのイエレン議長が年内利上げを示唆したことでまた弱含む一方でポジティブな買いも入る。米GDPの上方修正もプラス材料。しかし上昇は限定的にとどまる。
イエレンFRB議長、インフレ安定、雇用拡大が続けば年内に利上げを開始すると発言。25日の上海総合指数は前日比50.34安の3092.35
8月の中国鉄道輸送量は前年比15.8%減の2.8億トン。1-8月期では前年同期比10.9%減の22.6億トン。2Qの米GDP確報値は前期比3.9%増に上方修正、予想の3.7%増を上回る。個人消費は3.6%増に上方修正9月の米消費者信頼感指数確報値は87.2に上方修正、予想は86.5。
25日のNY外為市場はドル高が加速。イエレンFRB議長の年内利上げ示唆からドル買い進む。米GDPの上方修正も後押し。
25日の米株は反発。ダウ工業株30種平均は前日比113.35ドル高の1万6314.67ドル。NIKE株が買いを主導。
25日のNY原油先物は続伸。前日比79セント高の45.70ドル。週間ベースでは2.3%の値上がり。米国内での原油生産が減少したことで供給過剰感がやや後退。米GDP上方修正も好感さる。
25日のNY金はイエレン議長の年内利上げ示唆から反落。前日比7.8ドル安の1146ドル。米GDP上方修正発表で金から株式へと資金が流れていった。
パラジウムは続伸で11.65ドル高の667.55ドル。引き続きVW不正検査問題でガソリン車需要の増加予測からパラジウム続伸。
LMEアルミ新地金3M先物は前日比6ドル高の1566.5ドル、カッパーは前日比52ドル高の5098ドル、後場5064ドル、鉛11ドル高の1681ドル、後場1672ドル、ニッケル105ドル高の9820ドル、亜鉛10ドル高の1645ドル、後場1628ドルに後退。
カッパーは逆ザヤ拡大。現物の5098ドルに対して3Mは5071ドルで27ドルの逆ザヤ。亜鉛は供給過剰感が鮮明になり続落。鉛との値差がさらに広がり36ドルに。
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MIRU MORNING EXPRESS現地9月24日
『ドル安、中国株上昇、米住宅販売増でやや反発』
LMEメタル前半は前日の流れを引き継ぎ続落するも、中国株の上昇、ドル安から反発に転じる。その後、米株の急落、VW問題に続いてBMWも一部検査基準を大きく上回るものもあったとの報道から軟化。引けは米新築住宅販売の増加、イエレンFRB議長の講演を控えた買い戻しでCLOSE。安倍首相、新3本の矢を発表。1億総活躍社会を目指す。名目GDPを600兆円に増やすとした。
24日の上海総合指数は前日比26.8pt高の3142.69。独運輸相、VWによる不正行為は米国だけでなく、欧州でも行われた。米週間新規失業保険申請件数は26.7万件に増加、予想は27.2万件。8月の米耐久財受注は前月比2%減少、予想は2.3%減。8月の米新築住宅販売件数は前月比5.7%増の55.2万件。
24日の米株は3日続落。ダウ工業株30種平均終値は前日比78.57ドル安の1万6201.32ドル。欧州株安から投資マインドが減退し米市場にも波及。VW問題から自動車関連銘柄に売り広がる。
24日のNY原油は反発。前日比43セント高の44.91ドル。ドル安から買いが入る。24日のNY金先物は続伸。前日比22.2ドル高の1153.8ドル。4週間ぶりの高値。米耐久財受注の減少から利上げは来年以降との見方も浮上し金に買い入る。パラジウムは続伸し10.9ドル高の655.9ドル、プラチナは23.4ドル高の955.9ドル。
LMEアルミ新地金3M先物は前日比9.5ドル安の1573ドル、後場1578ドル、カッパーは68ドル安の5,040ドル、後場反発し5,075ドル、鉛12.5ドル安の1680.5ドル、後場1701ドル、ニッケルは90ドル安の9750ドル、後場は9900ドルまで上伸。
中国の8月の精錬ニッケル輸入量が前月比60%減の18,000トンと落ち込んだことは嫌気さる。ニッケル鉱石の輸入量は前月比20%ダウン。1-8月の精錬ニッケル輸入量は16万9000トンで前年同期比64%増。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル安、中国株上昇、米住宅販売増でやや反発』
LMEメタル前半は前日の流れを引き継ぎ続落するも、中国株の上昇、ドル安から反発に転じる。その後、米株の急落、VW問題に続いてBMWも一部検査基準を大きく上回るものもあったとの報道から軟化。引けは米新築住宅販売の増加、イエレンFRB議長の講演を控えた買い戻しでCLOSE。安倍首相、新3本の矢を発表。1億総活躍社会を目指す。名目GDPを600兆円に増やすとした。
24日の上海総合指数は前日比26.8pt高の3142.69。独運輸相、VWによる不正行為は米国だけでなく、欧州でも行われた。米週間新規失業保険申請件数は26.7万件に増加、予想は27.2万件。8月の米耐久財受注は前月比2%減少、予想は2.3%減。8月の米新築住宅販売件数は前月比5.7%増の55.2万件。
24日の米株は3日続落。ダウ工業株30種平均終値は前日比78.57ドル安の1万6201.32ドル。欧州株安から投資マインドが減退し米市場にも波及。VW問題から自動車関連銘柄に売り広がる。
24日のNY原油は反発。前日比43セント高の44.91ドル。ドル安から買いが入る。24日のNY金先物は続伸。前日比22.2ドル高の1153.8ドル。4週間ぶりの高値。米耐久財受注の減少から利上げは来年以降との見方も浮上し金に買い入る。パラジウムは続伸し10.9ドル高の655.9ドル、プラチナは23.4ドル高の955.9ドル。
LMEアルミ新地金3M先物は前日比9.5ドル安の1573ドル、後場1578ドル、カッパーは68ドル安の5,040ドル、後場反発し5,075ドル、鉛12.5ドル安の1680.5ドル、後場1701ドル、ニッケルは90ドル安の9750ドル、後場は9900ドルまで上伸。
中国の8月の精錬ニッケル輸入量が前月比60%減の18,000トンと落ち込んだことは嫌気さる。ニッケル鉱石の輸入量は前月比20%ダウン。1-8月の精錬ニッケル輸入量は16万9000トンで前年同期比64%増。
情報提供会社: I R universe株式会社
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MIRU MORNING EXPRESS現地9月23日
『中国製造業PMIの低下、中国株続落でメタル圧迫』
中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の低下、ドル高、中国株の下落がメタル相場を圧迫し冴えない。中国の景気減速感はいまや明確になっておりメタルは上昇しづらい状況にある。さらにユーロ圏PMIの低下、米株の下落も嫌気されて下押し。原油の急反落も追い打ち。
9月の中国製造業PMI速報値は47.0に低下、予想の47.5を下回る。景気縮小の分岐点となる50を7か月連続で下回っている。6年半ぶりの低水準。上海総合指数は前日比69.73安の3115.39。9月の独PMI速報値は総合が54.3。29か月連続で50を上回る。9月の米製造業PMI速報値は前月比変わらずの53.0.予想と同じ。
23日の米株は続落。ダウ工業株30種平均は前日比50.58ドル安の1万6279.88ドル。中国の製造業PMIが6年半ぶりの低水準に悪化したことから世界景気への先行き不透明感強まる。
23日のNY原油先物は前日比1.88ドル安の44.48ドル。米原油生産の増加が重しとなり反落。23日のNY金は反発。前日比6.6ドル高の1131.6ドル。インドでの金需要が10-12月期に大幅に増加する可能性がある、と同国の宝飾業界団体が発表。
パラジウムは前日比34.15ドル高の645ドルで大幅高。VWのディーゼル車の排ガステスト不正問題で、ディーゼルからガソリン車へと移行するのではないか、という期待感から上昇。ディーゼル車の触媒はプラチナ充填量が多くパラジウムは少ないが、ガソリン車はパラジウム充填量が多い。一方でプラチナは5.1ドル安の932.5ドル。ディーゼル不信の高まりからプラチナにもマイナスイメージ。2009年以来の安値。
LMEアルミ新地金3M先物は前日比6.5ドル安の1582.5ドル、カッパーは18ドル安の5108ドル、後場続落で5095ドル、鉛は11ドル高の1693ドル、ニッケル130ドル高の9840ドル、亜鉛40.5ドル高の1674ドルと反発するも5年ぶりの安値水準のまま。
WBMS1-7月の世界亜鉛需給は21万9000トンのSsurplusと発表。2014年は14万2000トンのDeficitだった。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国製造業PMIの低下、中国株続落でメタル圧迫』
中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の低下、ドル高、中国株の下落がメタル相場を圧迫し冴えない。中国の景気減速感はいまや明確になっておりメタルは上昇しづらい状況にある。さらにユーロ圏PMIの低下、米株の下落も嫌気されて下押し。原油の急反落も追い打ち。
9月の中国製造業PMI速報値は47.0に低下、予想の47.5を下回る。景気縮小の分岐点となる50を7か月連続で下回っている。6年半ぶりの低水準。上海総合指数は前日比69.73安の3115.39。9月の独PMI速報値は総合が54.3。29か月連続で50を上回る。9月の米製造業PMI速報値は前月比変わらずの53.0.予想と同じ。
23日の米株は続落。ダウ工業株30種平均は前日比50.58ドル安の1万6279.88ドル。中国の製造業PMIが6年半ぶりの低水準に悪化したことから世界景気への先行き不透明感強まる。
23日のNY原油先物は前日比1.88ドル安の44.48ドル。米原油生産の増加が重しとなり反落。23日のNY金は反発。前日比6.6ドル高の1131.6ドル。インドでの金需要が10-12月期に大幅に増加する可能性がある、と同国の宝飾業界団体が発表。
パラジウムは前日比34.15ドル高の645ドルで大幅高。VWのディーゼル車の排ガステスト不正問題で、ディーゼルからガソリン車へと移行するのではないか、という期待感から上昇。ディーゼル車の触媒はプラチナ充填量が多くパラジウムは少ないが、ガソリン車はパラジウム充填量が多い。一方でプラチナは5.1ドル安の932.5ドル。ディーゼル不信の高まりからプラチナにもマイナスイメージ。2009年以来の安値。
LMEアルミ新地金3M先物は前日比6.5ドル安の1582.5ドル、カッパーは18ドル安の5108ドル、後場続落で5095ドル、鉛は11ドル高の1693ドル、ニッケル130ドル高の9840ドル、亜鉛40.5ドル高の1674ドルと反発するも5年ぶりの安値水準のまま。
WBMS1-7月の世界亜鉛需給は21万9000トンのSsurplusと発表。2014年は14万2000トンのDeficitだった。
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MIRU MORNING EXPRESS現地9月22日
『中国の経済成長率下方修正見通しでメタル大幅ダウン』
22日の中国株は上昇したが、中国政府直属のシンクタンクやアジア開発銀行が今年の中国経済成長見通しを相次いで下方修正したことからメタルは急反落。カッパーの下げ大きく。ドル高背景、原油安も相場を圧迫す。アルミは再びの1600ドル割れを喫す。独フォルクスワーゲンの不正な排ガス規制試験が関連産業に影響もたらすとの不透明感もメタルを圧迫。
22日の上海総合指数は前日比29.08pt高の3185.62。中国社会科学院、今年の中国経済成長率が6.9%に減速するとの見通しを発表。アジア開発銀行は今年の中国成長率予想を6.8%、来年を6.7%に下方修正。7月の米住宅価格指数は前月比0.6%上昇、予想は0.4%上昇¥。」\\独フォルクスワーゲン、排ガス規制逃れの不正を認め、米司法省が刑事捜査に着手。
22日のNY外為市場ではドル高進行。米金融当局者が米国内経済は年内利上げを乗り切るだけの力強さがあるとの認識を示したことで年内利上げ観測が再燃し、ドル高シフト。ドル対ユーロは前日比0.6%高の1ユーロ=1.1123ドル。対円では1ドル119円90銭。
22日の欧州株は大幅ダウン。独VWの排ガス規制不正検査が波紋を広げていることに加えて世界景気減速懸念。自動車株は2008年以降で最も厳しい値下がりに。VWの問題となっているディーゼルエンジン車は世界で1100万台。VW株はこの2日で35%急落。ストックス欧州600指数は前日比3.1%安の346.67.先月24日(ブラックマンデー2015)以来の安値。中国の経済成長率下方修正で資源株は軒並み下落。グレンコアは11%安、BHP、リオティントは6%以上の値下がり。
SPOT鉄鉱石は前日比変わらずで57.1ドルだが、SHFE鉄筋バー価格は前日比21元/トン安の1,887元/トン。過去3番目の安さ。中国の鉄鋼メーカーの赤字を象徴する値下がり。中国の主要港湾の鉄鉱石在庫は8055万トンと少なめだが、需要も低い。
NY原油先物は反落。前日比85セント安の45.83ドル。イランの経済制裁解除に向けた動きが進展を見せていることが嫌気。世界的な供給超過がさらに拡大懸念。
NY金は続落。前日比8.1ドル安の1125ドルと大幅ダウン。中国の経済見通しの下方修正受けて商品全般が崩れるなか貴金属にも波及。プラチナはVW問題もあり前日比36.2。ドル安の937.6ドルと6年ぶりの安値水準へ急落。LME BASE METALも鉛除いて全面安。アルミ新地金3M先物は前日比31ドル安の1589ドル、カッパー129ドル安の5126ドル。後場続落で5065ドル、ニッケル45ドル安の9710ドル、後場続落で9675ドル。錫320ドル安の14,930ドル、亜鉛続落で31.5ドル安の1633.5ドル。鉛との値差40ドル。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国の経済成長率下方修正見通しでメタル大幅ダウン』
22日の中国株は上昇したが、中国政府直属のシンクタンクやアジア開発銀行が今年の中国経済成長見通しを相次いで下方修正したことからメタルは急反落。カッパーの下げ大きく。ドル高背景、原油安も相場を圧迫す。アルミは再びの1600ドル割れを喫す。独フォルクスワーゲンの不正な排ガス規制試験が関連産業に影響もたらすとの不透明感もメタルを圧迫。
22日の上海総合指数は前日比29.08pt高の3185.62。中国社会科学院、今年の中国経済成長率が6.9%に減速するとの見通しを発表。アジア開発銀行は今年の中国成長率予想を6.8%、来年を6.7%に下方修正。7月の米住宅価格指数は前月比0.6%上昇、予想は0.4%上昇¥。」\\独フォルクスワーゲン、排ガス規制逃れの不正を認め、米司法省が刑事捜査に着手。
22日のNY外為市場ではドル高進行。米金融当局者が米国内経済は年内利上げを乗り切るだけの力強さがあるとの認識を示したことで年内利上げ観測が再燃し、ドル高シフト。ドル対ユーロは前日比0.6%高の1ユーロ=1.1123ドル。対円では1ドル119円90銭。
22日の欧州株は大幅ダウン。独VWの排ガス規制不正検査が波紋を広げていることに加えて世界景気減速懸念。自動車株は2008年以降で最も厳しい値下がりに。VWの問題となっているディーゼルエンジン車は世界で1100万台。VW株はこの2日で35%急落。ストックス欧州600指数は前日比3.1%安の346.67.先月24日(ブラックマンデー2015)以来の安値。中国の経済成長率下方修正で資源株は軒並み下落。グレンコアは11%安、BHP、リオティントは6%以上の値下がり。
SPOT鉄鉱石は前日比変わらずで57.1ドルだが、SHFE鉄筋バー価格は前日比21元/トン安の1,887元/トン。過去3番目の安さ。中国の鉄鋼メーカーの赤字を象徴する値下がり。中国の主要港湾の鉄鉱石在庫は8055万トンと少なめだが、需要も低い。
NY原油先物は反落。前日比85セント安の45.83ドル。イランの経済制裁解除に向けた動きが進展を見せていることが嫌気。世界的な供給超過がさらに拡大懸念。
NY金は続落。前日比8.1ドル安の1125ドルと大幅ダウン。中国の経済見通しの下方修正受けて商品全般が崩れるなか貴金属にも波及。プラチナはVW問題もあり前日比36.2。ドル安の937.6ドルと6年ぶりの安値水準へ急落。LME BASE METALも鉛除いて全面安。アルミ新地金3M先物は前日比31ドル安の1589ドル、カッパー129ドル安の5126ドル。後場続落で5065ドル、ニッケル45ドル安の9710ドル、後場続落で9675ドル。錫320ドル安の14,930ドル、亜鉛続落で31.5ドル安の1633.5ドル。鉛との値差40ドル。
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MIRU MORNING EXPRESS現地9月21日
『ドル高、米株反落でメタル軟調地合い』
ドル高、米住宅販売の減少からメタルの軟調地合い続く。先週の米FOMCでは利上げが見送られたが、マーケット環境はFOMC前と変わらずか悪化している状況で閉塞感あり。10月利上げ説も反応薄。買い材料乏しく売り優勢で閉じた。21日の上海総合指数は前週末比58.62pt高の3156.54。8月の米中古住宅販売件数は前月比4.8%減の531万件、予想は550万件。
21日のNY原油先物は急反発。前週末比2ドル高の46.68ドル(10月限)10月限納会前に買い戻しの動き。前週末に5%近く急落したことによる修正買い。需給面での材料なく。
21日のNY貴金属は金が前週末比5ドル安の1133.1ドル。中国株の上昇、ドル高、10月利上げ説で高値修正の金。プラチナは10.7ドル安の973.8ドルと急反落。パラジウムは5.4ドル高の615.75ドルで1か月ぶりの高値。原油の急反発に乗る。
LMEアルミ新地金3M先物は前週末比13ドル安の1623ドル。IAI(世界アルミ協会)統計による世界アルミ生産の増加から弱気。8月の世界アルミ生産は486万トンで前月の483万トン、前年同月の439万トンから増加した。
カッパーは前週末比94ドル安の5255ドルで2週間ぶりの安値に陥るも中国の銅輸入増をはやして後場は5271ドルに上昇。中国の8月の精錬銅輸入量は前年比12%増の26万2691トン、銅精鉱は同20%増の115万トンを記録。チリの大地震は採掘面ではほとんど影響はなかったが、PPCの貯蔵施設が浸水したようで、精鉱が乾燥するまで供給は途絶する模様。ICSG(国際銅研究会)、今年1-6月の世界銅需給について、1万9000トンのSurplusだったと発表。ちなみに昨年同期は57万トンのDeficitだった。
亜鉛大幅続落で鉛価格を下回る親不孝相場。亜鉛が前週末比51.5ドル安の1665ドル、鉛は27.5ドル安の1679.5ドル。LME亜鉛在庫の増加、供給過剰感の台頭が亜鉛を押し下げる。亜鉛は2010年以来の安値に急落。グレンコアの在庫売り、米ニューオーリンズでの亜鉛在庫増がマイナス材料。亜鉛総在庫は60万8885トンに達す。8月から急増。
ニッケルは45ドル安の9755ドル。中国の8月の精錬ニッケル輸入量は2万615トンで前年比114%増、1-8月累計で17万2809トン。
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『ドル高、米株反落でメタル軟調地合い』
ドル高、米住宅販売の減少からメタルの軟調地合い続く。先週の米FOMCでは利上げが見送られたが、マーケット環境はFOMC前と変わらずか悪化している状況で閉塞感あり。10月利上げ説も反応薄。買い材料乏しく売り優勢で閉じた。21日の上海総合指数は前週末比58.62pt高の3156.54。8月の米中古住宅販売件数は前月比4.8%減の531万件、予想は550万件。
21日のNY原油先物は急反発。前週末比2ドル高の46.68ドル(10月限)10月限納会前に買い戻しの動き。前週末に5%近く急落したことによる修正買い。需給面での材料なく。
21日のNY貴金属は金が前週末比5ドル安の1133.1ドル。中国株の上昇、ドル高、10月利上げ説で高値修正の金。プラチナは10.7ドル安の973.8ドルと急反落。パラジウムは5.4ドル高の615.75ドルで1か月ぶりの高値。原油の急反発に乗る。
LMEアルミ新地金3M先物は前週末比13ドル安の1623ドル。IAI(世界アルミ協会)統計による世界アルミ生産の増加から弱気。8月の世界アルミ生産は486万トンで前月の483万トン、前年同月の439万トンから増加した。
カッパーは前週末比94ドル安の5255ドルで2週間ぶりの安値に陥るも中国の銅輸入増をはやして後場は5271ドルに上昇。中国の8月の精錬銅輸入量は前年比12%増の26万2691トン、銅精鉱は同20%増の115万トンを記録。チリの大地震は採掘面ではほとんど影響はなかったが、PPCの貯蔵施設が浸水したようで、精鉱が乾燥するまで供給は途絶する模様。ICSG(国際銅研究会)、今年1-6月の世界銅需給について、1万9000トンのSurplusだったと発表。ちなみに昨年同期は57万トンのDeficitだった。
亜鉛大幅続落で鉛価格を下回る親不孝相場。亜鉛が前週末比51.5ドル安の1665ドル、鉛は27.5ドル安の1679.5ドル。LME亜鉛在庫の増加、供給過剰感の台頭が亜鉛を押し下げる。亜鉛は2010年以来の安値に急落。グレンコアの在庫売り、米ニューオーリンズでの亜鉛在庫増がマイナス材料。亜鉛総在庫は60万8885トンに達す。8月から急増。
ニッケルは45ドル安の9755ドル。中国の8月の精錬ニッケル輸入量は2万615トンで前年比114%増、1-8月累計で17万2809トン。
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MIRU MORNING EXPRESS現地9月18日
『世界景気の減速懸念、株価急落でメタルも反落』
米利上げの先送り、ドル安背景からメタルに買いが入る瞬間もみられたが、利上げ見送りの理由としての世界経済の先行き不透明感、減速懸念がクローズアップされ売りに回る。米株の急落、原油反落もマイナス材料。上海総合指数は前日比11.86pt高の3097.92、売買代金は2179億元。8月の米景気先行指数は前月比0.1%上昇、予想の0.2%上昇を下回る。
18日の米株市場は急落。ダウ工業株30種平均終値は前日比290.16$安の1万6384.58$。世界経済の先行きに対する不安感が台頭。投資家心理が悪化。
18日のNY原油先物は前日比2.22$安の44.68$。米FOMCでの利上げ先送りがかえって世界景気の先行き不安を鮮明にし、コモディティーの弱さを明らかにした。NY金は続伸。前日比8.1$高の1138.1$。2週間ぶりの高値をつける。米FOMCが利上げを先送りしたことで金への逃避資金流入増加。
LME BASE METALは概ね反落。アルミ新地金は前日比18ドル高の1624.5$、カッパー11$安の5,358$、後場は5280.5$へ続落、鉛10.5$安の1690$、後場続落で1678.5$、ニッケル130$安の9,760$、亜鉛3ドル高の1698$、後場1680.5$に下落。カッパーはチリの大地震影響がほぼない、との市場の認識で、むしろ世界経済のリスク面が強調され売り圧力加わる。LMEカッパー在庫は久しぶりに増加、2150トン増の33万5200トン、SHFEカッパー在庫も増加で14万7847トン。
中国のアルミ半製品輸出の増大は米のアルミ産業に重大な影響を及ぼしているとして米アルミ協会は米通商当局に陳情申し出ている。一方で中国はアルミ新地金に課されている15%の輸出関税撤廃をアルミ業界が求めている。
亜鉛、鉛もまた弱気で下押し。全体的にコモディティーは利上げ見送りによって、9月17日以前よりも悪い状態に。世界経済への先行き不透明感がより強まったことで先々はまた売り圧力にさらされ、ネガティブな市場との闘いになる。
情報提供会社: I R universe株式会社
『世界景気の減速懸念、株価急落でメタルも反落』
米利上げの先送り、ドル安背景からメタルに買いが入る瞬間もみられたが、利上げ見送りの理由としての世界経済の先行き不透明感、減速懸念がクローズアップされ売りに回る。米株の急落、原油反落もマイナス材料。上海総合指数は前日比11.86pt高の3097.92、売買代金は2179億元。8月の米景気先行指数は前月比0.1%上昇、予想の0.2%上昇を下回る。
18日の米株市場は急落。ダウ工業株30種平均終値は前日比290.16$安の1万6384.58$。世界経済の先行きに対する不安感が台頭。投資家心理が悪化。
18日のNY原油先物は前日比2.22$安の44.68$。米FOMCでの利上げ先送りがかえって世界景気の先行き不安を鮮明にし、コモディティーの弱さを明らかにした。NY金は続伸。前日比8.1$高の1138.1$。2週間ぶりの高値をつける。米FOMCが利上げを先送りしたことで金への逃避資金流入増加。
LME BASE METALは概ね反落。アルミ新地金は前日比18ドル高の1624.5$、カッパー11$安の5,358$、後場は5280.5$へ続落、鉛10.5$安の1690$、後場続落で1678.5$、ニッケル130$安の9,760$、亜鉛3ドル高の1698$、後場1680.5$に下落。カッパーはチリの大地震影響がほぼない、との市場の認識で、むしろ世界経済のリスク面が強調され売り圧力加わる。LMEカッパー在庫は久しぶりに増加、2150トン増の33万5200トン、SHFEカッパー在庫も増加で14万7847トン。
中国のアルミ半製品輸出の増大は米のアルミ産業に重大な影響を及ぼしているとして米アルミ協会は米通商当局に陳情申し出ている。一方で中国はアルミ新地金に課されている15%の輸出関税撤廃をアルミ業界が求めている。
亜鉛、鉛もまた弱気で下押し。全体的にコモディティーは利上げ見送りによって、9月17日以前よりも悪い状態に。世界経済への先行き不透明感がより強まったことで先々はまた売り圧力にさらされ、ネガティブな市場との闘いになる。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS現地9月17日
『チリの大地震、米金利現状維持決定でメタル上伸』
17日にチリで発生した大地震を受けカッパー急伸、つれて他メタルも上昇したが、中国株反落、ドル高で反落。しかし米の利上げ先送り観測が強まり再びメタルに買い入る。結果、FRBは9月の利上げを見送った。しかしマクロ経済の先行き不透明感は引き続き残っているため一段の買い入ることはなく。
チリの大地震では大型の銅生産拠点が集中しているところに近かったため、投機的なカッパー買いが進んだが、現状では重大な設備被害を受けていることはなく、アントファガスタのロスペランプレスは18日に採掘活動を再開、コデルコのアンディナは一時操業を止めているが再開は近い。サルバドール、エルテニエンテは通常操業。エスコンディダも通常操業で、今回の地震で銅供給に影響が出ることはない。
上海総合指数は前日比66.20pt安の3086.06。米週間新規失業保険申請件数は26.4万件に減少、予想は27.5万件。8月の米住宅着工件数は前月比3%減の112.6万件、予想は116万件。2Qの米経常収支は1097億ドルの赤字に縮小。
米FOMCは政策金利を据え置くと発表。最近の金融市場混乱を背景に利上げを見送った。FF金利は0~0.25%を維持。引き締め開始時期についても新たなガイダンスを示さず。この利上げ見送りをみて、ドルは売られる展開となりドル安進む。
17日のNY原油は小幅反落。前日比25セント安の46.90$。FOMCの利上げ見送りも需給主体でみれば供給過剰感はあるため弱含み。
17日のNY金先物はFOMC利上げ見送りを受けて上昇。前日比11$高の1130$。2週間ぶりの高値。FOMCが金利据え置きとしたことで米経済の強さに疑念が再び高まり、安全資産の金に買い入る。
LMEカッパーは前日比13$高の5,362$、後場続伸で5,400$、鉛は11$高の1,719$、ニッケルは260$安の9,900$、後場は10,050$まで上昇、亜鉛は後場で1739$まで上伸。
INSG(国際ニッケル研究会)は7月の世界ニッケル需給について10,300トンのSurplusと発表。1-7月累計では39,200トンのSurplus。昨年同期は46,500トンのSurplusだった。
情報提供会社: I R universe株式会社
『チリの大地震、米金利現状維持決定でメタル上伸』
17日にチリで発生した大地震を受けカッパー急伸、つれて他メタルも上昇したが、中国株反落、ドル高で反落。しかし米の利上げ先送り観測が強まり再びメタルに買い入る。結果、FRBは9月の利上げを見送った。しかしマクロ経済の先行き不透明感は引き続き残っているため一段の買い入ることはなく。
チリの大地震では大型の銅生産拠点が集中しているところに近かったため、投機的なカッパー買いが進んだが、現状では重大な設備被害を受けていることはなく、アントファガスタのロスペランプレスは18日に採掘活動を再開、コデルコのアンディナは一時操業を止めているが再開は近い。サルバドール、エルテニエンテは通常操業。エスコンディダも通常操業で、今回の地震で銅供給に影響が出ることはない。
上海総合指数は前日比66.20pt安の3086.06。米週間新規失業保険申請件数は26.4万件に減少、予想は27.5万件。8月の米住宅着工件数は前月比3%減の112.6万件、予想は116万件。2Qの米経常収支は1097億ドルの赤字に縮小。
米FOMCは政策金利を据え置くと発表。最近の金融市場混乱を背景に利上げを見送った。FF金利は0~0.25%を維持。引き締め開始時期についても新たなガイダンスを示さず。この利上げ見送りをみて、ドルは売られる展開となりドル安進む。
17日のNY原油は小幅反落。前日比25セント安の46.90$。FOMCの利上げ見送りも需給主体でみれば供給過剰感はあるため弱含み。
17日のNY金先物はFOMC利上げ見送りを受けて上昇。前日比11$高の1130$。2週間ぶりの高値。FOMCが金利据え置きとしたことで米経済の強さに疑念が再び高まり、安全資産の金に買い入る。
LMEカッパーは前日比13$高の5,362$、後場続伸で5,400$、鉛は11$高の1,719$、ニッケルは260$安の9,900$、後場は10,050$まで上昇、亜鉛は後場で1739$まで上伸。
INSG(国際ニッケル研究会)は7月の世界ニッケル需給について10,300トンのSurplusと発表。1-7月累計では39,200トンのSurplus。昨年同期は46,500トンのSurplusだった。
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金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS現地9月16日
『中国株の急伸、米利上げ先送り観測からメタル、貴金属上昇』
中国株の急伸、原油先物相場の急反発をはやした買いでLMEメタルは上昇。米消費者物価指数(CPI)の低下で米利上げ先送り観測が強まったことでなお買いで押し上げ。米株高もプラス材料となり終始強含みの展開となった。
上海総合指数は前日比147.09pt高の3152.26.値頃感から買い出たが売買代金は2814億元と低水準米住宅ローン申請指数は400.5に低下、新規購入、借り換えともに低下8月の米CPIは前月比0.1%低下、コア指数は0.1%上昇 予想と一致9月のNAHB住宅市場指数は62に上昇、予想は61。
16日の米株は続伸。ダウ工業株30種平均終値は前日比140.10$高の1万6739.95$で1か月ぶり高値。アジア、欧州と世界的な株高の流れに乗る。原油相場上昇もプラス。
16日のNY原油先物は大幅反発。前日比2.56$高の47.15$。8月31日以来の高値。上げ幅も同日以来。米製油所の稼働率上昇を背景に原油在庫が減少したことから買い。ドル安背景も大きい。
16日のNY金先物は大幅高。前日比16.4$高の1119.2$。8月の米CPIが低下したことで今週の利上げへの警戒感が和らいだこと、ドル安背景で大幅高。8月20日以来。伴ってPGMも上伸。パラジウムは11.9$高の611.05$、プラチナは17.5$高の975.8$。
LME BASE METALは全面高。中国株の上昇、ドル安、利上げ観測後退で。アルミ新地金3M先物は3ドル高の1618$、カッパーは71$高の5,349$、鉛32ドル高の1,708$、ニッケル270$高の10,160$錫160$高の15,660$、亜鉛11$高の1727$。
SPOT鉄鉱石価格は続落。前日比1.1$安の56.4$。1週間ぶりの安値。香港のIRL(IntegratedResourceProject)は売りに出ているEVRAZの南ア・ハイベルトの入札に参加することを表明。獲得に乗り出す。ハイベルトはバナジウム、チタンを生産している。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国株の急伸、米利上げ先送り観測からメタル、貴金属上昇』
中国株の急伸、原油先物相場の急反発をはやした買いでLMEメタルは上昇。米消費者物価指数(CPI)の低下で米利上げ先送り観測が強まったことでなお買いで押し上げ。米株高もプラス材料となり終始強含みの展開となった。
上海総合指数は前日比147.09pt高の3152.26.値頃感から買い出たが売買代金は2814億元と低水準米住宅ローン申請指数は400.5に低下、新規購入、借り換えともに低下8月の米CPIは前月比0.1%低下、コア指数は0.1%上昇 予想と一致9月のNAHB住宅市場指数は62に上昇、予想は61。
16日の米株は続伸。ダウ工業株30種平均終値は前日比140.10$高の1万6739.95$で1か月ぶり高値。アジア、欧州と世界的な株高の流れに乗る。原油相場上昇もプラス。
16日のNY原油先物は大幅反発。前日比2.56$高の47.15$。8月31日以来の高値。上げ幅も同日以来。米製油所の稼働率上昇を背景に原油在庫が減少したことから買い。ドル安背景も大きい。
16日のNY金先物は大幅高。前日比16.4$高の1119.2$。8月の米CPIが低下したことで今週の利上げへの警戒感が和らいだこと、ドル安背景で大幅高。8月20日以来。伴ってPGMも上伸。パラジウムは11.9$高の611.05$、プラチナは17.5$高の975.8$。
LME BASE METALは全面高。中国株の上昇、ドル安、利上げ観測後退で。アルミ新地金3M先物は3ドル高の1618$、カッパーは71$高の5,349$、鉛32ドル高の1,708$、ニッケル270$高の10,160$錫160$高の15,660$、亜鉛11$高の1727$。
SPOT鉄鉱石価格は続落。前日比1.1$安の56.4$。1週間ぶりの安値。香港のIRL(IntegratedResourceProject)は売りに出ているEVRAZの南ア・ハイベルトの入札に参加することを表明。獲得に乗り出す。ハイベルトはバナジウム、チタンを生産している。
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金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS現地9月15日
『中国株の急落、ドル高でメタル圧迫さる』
中国株の急落、ドル高志向、独ZEW景気期待指数の低下からLMEメタルは下落。原油の上昇、米株価指数先物の反発でメタルに買い入るも限定的。ドル高が上値抑える。米鉱工業生産指数の低下から利上げ先送り観測が台頭したがメタルへの反応薄く。
15日の上海総合指数終値は前日比109.626pt安の3005.172で8月26日以来約3週間ぶりの安値水準で終える。売買代金も2439億元と今年2月以来の低水準。証券当局による監視強化が株式市場からなお一層資金が流出するとの懸念が高まり。
IFO経済研究所、独経常黒字は過去最高の2500億ユーロに達する見通し。9月の独ZEW景気期待指数は12.1に低下、予想は18.4。7月のユーロ圏貿易黒字は314億ユーロ、前年同月の212億ユーロから拡大。8月の米小売売上高は前月比0.2%増加、予想は0.3%増。9月のNY州製造業景気指数は―14.67、予想は―0.5。8月の米鉱工業生産指数は前月比0.4%低下、予想は0.2%低下。
15日の米株は反発。ダウ工業株30種平均は前日比228.89ドル高の1万6599.85ドル。堅調な経済指標を受け買い入る。
15日のNY原油先物市場は反発。前日比59セント高の44.59ドル。米オクラホマ州クッシングでの在庫減少見通しが好感さる。15日のNY金は反落。前日比4.9ドル安の1102.8ドル。16日からの米FOMCを控えて薄商い。100日平均の半分程度の商い。
LME BASE METALは反落。アルミ新地金3M先物は前日比2.5ドル安の1615ドル、カッパー27ドル安の5278ドルで小幅な下げにとどまる。LMEもFOMC前で様子見感が強い。鉛3ドル高の1676ドル、ニッケル100ドル安の9890ドル、亜鉛58ドル安の1716ドルSPOT鉄鉱石価格は反落。前日比1ドル安の57.5ドル。SPOTフェロクロム価格は安値指向。インド品60%gradeで75セント前後。
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『中国株の急落、ドル高でメタル圧迫さる』
中国株の急落、ドル高志向、独ZEW景気期待指数の低下からLMEメタルは下落。原油の上昇、米株価指数先物の反発でメタルに買い入るも限定的。ドル高が上値抑える。米鉱工業生産指数の低下から利上げ先送り観測が台頭したがメタルへの反応薄く。
15日の上海総合指数終値は前日比109.626pt安の3005.172で8月26日以来約3週間ぶりの安値水準で終える。売買代金も2439億元と今年2月以来の低水準。証券当局による監視強化が株式市場からなお一層資金が流出するとの懸念が高まり。
IFO経済研究所、独経常黒字は過去最高の2500億ユーロに達する見通し。9月の独ZEW景気期待指数は12.1に低下、予想は18.4。7月のユーロ圏貿易黒字は314億ユーロ、前年同月の212億ユーロから拡大。8月の米小売売上高は前月比0.2%増加、予想は0.3%増。9月のNY州製造業景気指数は―14.67、予想は―0.5。8月の米鉱工業生産指数は前月比0.4%低下、予想は0.2%低下。
15日の米株は反発。ダウ工業株30種平均は前日比228.89ドル高の1万6599.85ドル。堅調な経済指標を受け買い入る。
15日のNY原油先物市場は反発。前日比59セント高の44.59ドル。米オクラホマ州クッシングでの在庫減少見通しが好感さる。15日のNY金は反落。前日比4.9ドル安の1102.8ドル。16日からの米FOMCを控えて薄商い。100日平均の半分程度の商い。
LME BASE METALは反落。アルミ新地金3M先物は前日比2.5ドル安の1615ドル、カッパー27ドル安の5278ドルで小幅な下げにとどまる。LMEもFOMC前で様子見感が強い。鉛3ドル高の1676ドル、ニッケル100ドル安の9890ドル、亜鉛58ドル安の1716ドルSPOT鉄鉱石価格は反落。前日比1ドル安の57.5ドル。SPOTフェロクロム価格は安値指向。インド品60%gradeで75セント前後。
情報提供会社: I R universe株式会社