金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MorningEXPRESS 現地2月27日
『在庫減で鉛2%UP アルミはアルミナ供給制限から続伸』
現地時間27日のLME相場は、前場ドル安や米中貿易交渉進展が相場全体の押し上げにつながらず、やや方向感を欠いた展開となったが、後場回復。その中で鉛は新規ワラントキャンセルに支援されて直近上値抵抗線2,100ドルを突破してひけた。カッパー・ニッケルは堅調。
カッパー3Mは続伸。前場主要抵抗線突破できずファンド筋の利食いに会い、やや下げたが最大消費国の中国からの需要が高いとの見方を背景に8か月ぶりの高値を維持。後場持ち直して小高く引けた。取引量はこの日一番出来で16,000ロット以上、建玉も今週に入って増加、8,093ポジション増加の408,500ポジションとなった。前日比12.5ドル高、6,506.5ドルが終値。LME終値に為替112円で、推定銅建値はキロ770円で国内建値とほぼ一致。
アルミ3Mも続伸。Norsk Hydro のアルノルテアルミナ精製所の生産制限の継続を背景に2月6日来の高値に上伸した。一方建玉は今週に入って減少し、900,000ポジションを1月31日来初めて切っている。前日比11ドル高、1,922ドルで引けた。
ニッケル3Mは上昇。前場は100ドルほど下げたが、直近の上げ幅は維持13,000ドル近辺での取引が続き、後場取り戻して13,000ドル超えで引けた。前日比80ドル高、13,055ドルが終値。5,958トンの新規キャンセルワラント発生。
鉛3Mは続伸。14,500トンの新規キャンセルワラント発生に支えられて、2月に入って以来の上値抵抗線を突破、2018年8月来の高値となった。LME在庫は10年来の低水準を続け、出荷可能な在庫は61,125トンまで減少している。マクロ環境の改善でもう一段の上げ余地との見方も出ている。前日比43.5ドル高、2,136ドルで引けた。
LME在庫は前日比75トン減少、77,150トン。
亜鉛3Mは続伸。前場小安いところでもみ合ったが、直近支持線は維持。前日比5ドル高、2,745ドルが終値。
錫3Mは続落したが、直近支持線21,500ドル維持。前日比80ドル安、21,530ドルで引けている。
NY金は続落。ドル高に圧迫され時間外・日中にかけ下げた。前日比7.3ドル安1,321.2ドルで引け。銀反落。Ptは南アストライキを受け続伸。Pdはドル高と株安から売り優勢となり、前日比0.1ドル安、1,523.4ドルで引けた。
NY原油は続伸、前日比1.44ドル高、56.34ドルで引けた。米原油在庫減少。
27日のNYダウは、続落。米中交渉楽観感がやや後退。前日比72.62ドル安、2万5,985.36ドルで大引け。27日の日経平均は反発。前日比107円12銭高、2万円1,556円51銭で引けた。27日のロンドン外為では、対ドル円相場は小反落。前日比10銭円安ドル高の1ドル=110円80~90銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
情報提供会社: I R universe株式会社
『在庫減で鉛2%UP アルミはアルミナ供給制限から続伸』
現地時間27日のLME相場は、前場ドル安や米中貿易交渉進展が相場全体の押し上げにつながらず、やや方向感を欠いた展開となったが、後場回復。その中で鉛は新規ワラントキャンセルに支援されて直近上値抵抗線2,100ドルを突破してひけた。カッパー・ニッケルは堅調。
カッパー3Mは続伸。前場主要抵抗線突破できずファンド筋の利食いに会い、やや下げたが最大消費国の中国からの需要が高いとの見方を背景に8か月ぶりの高値を維持。後場持ち直して小高く引けた。取引量はこの日一番出来で16,000ロット以上、建玉も今週に入って増加、8,093ポジション増加の408,500ポジションとなった。前日比12.5ドル高、6,506.5ドルが終値。LME終値に為替112円で、推定銅建値はキロ770円で国内建値とほぼ一致。
アルミ3Mも続伸。Norsk Hydro のアルノルテアルミナ精製所の生産制限の継続を背景に2月6日来の高値に上伸した。一方建玉は今週に入って減少し、900,000ポジションを1月31日来初めて切っている。前日比11ドル高、1,922ドルで引けた。
ニッケル3Mは上昇。前場は100ドルほど下げたが、直近の上げ幅は維持13,000ドル近辺での取引が続き、後場取り戻して13,000ドル超えで引けた。前日比80ドル高、13,055ドルが終値。5,958トンの新規キャンセルワラント発生。
鉛3Mは続伸。14,500トンの新規キャンセルワラント発生に支えられて、2月に入って以来の上値抵抗線を突破、2018年8月来の高値となった。LME在庫は10年来の低水準を続け、出荷可能な在庫は61,125トンまで減少している。マクロ環境の改善でもう一段の上げ余地との見方も出ている。前日比43.5ドル高、2,136ドルで引けた。
LME在庫は前日比75トン減少、77,150トン。
亜鉛3Mは続伸。前場小安いところでもみ合ったが、直近支持線は維持。前日比5ドル高、2,745ドルが終値。
錫3Mは続落したが、直近支持線21,500ドル維持。前日比80ドル安、21,530ドルで引けている。
NY金は続落。ドル高に圧迫され時間外・日中にかけ下げた。前日比7.3ドル安1,321.2ドルで引け。銀反落。Ptは南アストライキを受け続伸。Pdはドル高と株安から売り優勢となり、前日比0.1ドル安、1,523.4ドルで引けた。
NY原油は続伸、前日比1.44ドル高、56.34ドルで引けた。米原油在庫減少。
27日のNYダウは、続落。米中交渉楽観感がやや後退。前日比72.62ドル安、2万5,985.36ドルで大引け。27日の日経平均は反発。前日比107円12銭高、2万円1,556円51銭で引けた。27日のロンドン外為では、対ドル円相場は小反落。前日比10銭円安ドル高の1ドル=110円80~90銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
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MIRU MorningEXPRESS 現地2月26日
『アジア株安で前場軟化も後場米中協議進展で反発』
現地時間26日のLME相場は、前場アジア株安から軟化ししたが、米中貿易協議の一段の進展と、パウエルFRB議長が米国経済成長が緩やかだが底堅いことを示唆したのを受けて、おおむね反発、カッパー、亜鉛が堅調。
カッパー3Mは続伸。前場は前日の8か月ぶり高値から、一服商状となったが、LME在庫オンワラント在庫が2005年7月来の低水準である3万トン割れとなったことや、トランプ大統領が中国製品に対する追加関税の引き上げを延期し米中貿易戦争による経済成長減速懸念が後退したことで、6,500ドル近辺での取引が継続、前日比14ドル高の6,494ドルで引けた。LME在庫は前日比でネット625トン増加したもののアジア圏で新規ワラントキャンセルが6,450トン発生している。推定銅建値はLME終値で為替112円に対し、キロ769円で、国内銅建値にほぼ一致。
ニッケル3Mは変わらず。前場は小安い展開だが、鉄鉱石の売り攻勢や市場参加者のNoriskのニッケルバランスシート公表待ちのなか、13,000ドルをわずかに下回る線での取引が継続、後場戻して、前日変わらずの12,975ドルで引けた。LME在庫は前日比882トン減少の、198,030トン。シンガポールで新規キャンセルワラントが510トン発生。
アルミ3Mは小反発。前場切り下げたところでもみ合ったが、後場そこから反発、小高く引けた。前日比4.5ドル高の1,911ドルが終値。LME在庫は前日比6,625トン減少の1,228,475トン、アジア圏中心に9,425トンの新規キャンセルワラントが生じた。
亜鉛3Mは続伸。7万トンを下回る10年来のLME在庫の減少が続きほぼ終日2,700ドル超え線での取引が続いた。前日比7ドル高、2,726ドルで引けている。鉛3Mは続伸。前場小安かったが後場戻した。前日比5.5ドル高、2,092ドルが終値。
錫3Mは反落。インドネシアからの供給遅延継続などで前場は上伸続けたが、後場大失速。前日比130ドル安、21,610ドルでの引けとなった。
NY金は小幅続落。時間外押し目買いから日中利食い売りで軟化もドル安から下げ一服。前日比1ドル安、1,328.5ドルで大引け。
銀小反発。PGM系は、Pt、Pdとも南アストライキ通知から続伸。Pdは前日比27ドル高、1,523.5ドルで大引け。
NY原油は小反発、前日比0.02ドル高、55.5ドルで引けた。
26日のNYダウは、3日ぶり反落。ホームデポ・キャタピラー下落で。前日比33.97ドル安、2万6,057.98ドルで大引け。26日の日経平均は反落。前日比78円84銭安、2万円1,449円39銭で引けた。26日のロンドン外為では、対ドル円相場は3営業日ぶり小反発。前日比10銭円高ドル安の1ドル=110円70~80銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
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『アジア株安で前場軟化も後場米中協議進展で反発』
現地時間26日のLME相場は、前場アジア株安から軟化ししたが、米中貿易協議の一段の進展と、パウエルFRB議長が米国経済成長が緩やかだが底堅いことを示唆したのを受けて、おおむね反発、カッパー、亜鉛が堅調。
カッパー3Mは続伸。前場は前日の8か月ぶり高値から、一服商状となったが、LME在庫オンワラント在庫が2005年7月来の低水準である3万トン割れとなったことや、トランプ大統領が中国製品に対する追加関税の引き上げを延期し米中貿易戦争による経済成長減速懸念が後退したことで、6,500ドル近辺での取引が継続、前日比14ドル高の6,494ドルで引けた。LME在庫は前日比でネット625トン増加したもののアジア圏で新規ワラントキャンセルが6,450トン発生している。推定銅建値はLME終値で為替112円に対し、キロ769円で、国内銅建値にほぼ一致。
ニッケル3Mは変わらず。前場は小安い展開だが、鉄鉱石の売り攻勢や市場参加者のNoriskのニッケルバランスシート公表待ちのなか、13,000ドルをわずかに下回る線での取引が継続、後場戻して、前日変わらずの12,975ドルで引けた。LME在庫は前日比882トン減少の、198,030トン。シンガポールで新規キャンセルワラントが510トン発生。
アルミ3Mは小反発。前場切り下げたところでもみ合ったが、後場そこから反発、小高く引けた。前日比4.5ドル高の1,911ドルが終値。LME在庫は前日比6,625トン減少の1,228,475トン、アジア圏中心に9,425トンの新規キャンセルワラントが生じた。
亜鉛3Mは続伸。7万トンを下回る10年来のLME在庫の減少が続きほぼ終日2,700ドル超え線での取引が続いた。前日比7ドル高、2,726ドルで引けている。鉛3Mは続伸。前場小安かったが後場戻した。前日比5.5ドル高、2,092ドルが終値。
錫3Mは反落。インドネシアからの供給遅延継続などで前場は上伸続けたが、後場大失速。前日比130ドル安、21,610ドルでの引けとなった。
NY金は小幅続落。時間外押し目買いから日中利食い売りで軟化もドル安から下げ一服。前日比1ドル安、1,328.5ドルで大引け。
銀小反発。PGM系は、Pt、Pdとも南アストライキ通知から続伸。Pdは前日比27ドル高、1,523.5ドルで大引け。
NY原油は小反発、前日比0.02ドル高、55.5ドルで引けた。
26日のNYダウは、3日ぶり反落。ホームデポ・キャタピラー下落で。前日比33.97ドル安、2万6,057.98ドルで大引け。26日の日経平均は反落。前日比78円84銭安、2万円1,449円39銭で引けた。26日のロンドン外為では、対ドル円相場は3営業日ぶり小反発。前日比10銭円高ドル安の1ドル=110円70~80銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
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MIRU MorningEXPRESS 現地2月25日
『引き続き米中貿易協議進展期待で地合い堅調』
現地25日のLME市場は、引き続きの米中貿易協議進展期待感から地合い堅調。カッパーは午前の取引時間内に早々に6,500ドルを突破、昨年7月以来の高値。トランプ米大統領が中国製品に対する追加関税の引き上げを延期すると明らかにしたことを好感した買いが入る。3月1日の交渉期限を延長すると表明。3月下旬のフロリダ首脳会談へと焦点移る。カッパー3Mの終値は前週末終値比2ドル高の6,480ドルと控えめにClose。減り続ける在庫は1,375トン減の13万2,450トンに。6,480ドルの終値に為替111円で計算した銅建値理論値は761円/kgで現行建値と変わらず。
25日の中国株は米中通商協議の進展期待で大幅高。
アルミ3Mは小反落。在庫の減少、中国株が急騰するなか前半から小高く推移。中盤に1,925ドルまで顔合わせ。しかしドル高が上値圧迫要因となり上げ幅削って終盤に1,903ドルまで下落。終値は1,906.5ドル。在庫は4,700トン減の123万5,100トン。
ニッケル3Mも小反落。中盤に13,175ドルまで上昇するも後半からはドル高によって急速に地合いを弱め12,875ドルまで軟化。終値は前週末比15ドル安の12,975ドル。在庫は1,062トン減の198,912トン。
10年ぶりの低水準在庫にサポートされている亜鉛終値は2,719ドルでClose。在庫は2,700トン減の78,400トン。
錫急上昇。前日終値比245ドル高の21,740ドルと18年1月以来の22,000ドルにアプローチ。昨年11月末の18,145ドルから15%以上の上げとなっている。インドネシアからの供給遅延、在庫の低水準が相場を下支え。
25日のNY原油は大幅反落。前日比1.78ドル安の55.48ドル。原油価格は高すぎるとトランプ米大統領がOPECを批判したことが相場を圧迫す。
NY金はドル高で反落。前週末比3.3ドル安の1,329.5ドル。原油の急落も一因。つれて銀も反落。
プラチナは米中の関税引き上げ延期によるリスク選好の動きを受けて堅調。株高を受けて堅調となり昨年11月以来の高値858ドルへ。
パラジウムは大幅続伸で34.3ドル高の1,496.5ドルへ。一時1,507ドルもつけまたもや史上最高値更新。とどまることを知らないパラジウムは高所恐怖症気味。
25日のNYダウは続伸。前週末比60.14ドル高の2万6,091.95ドル。米中貿易協議の進展期待から続伸。しかし後半は伸び悩んだ。今週は重要なイベントが多く、米株も年明けから上昇が続いてきただけに今週のイベント内容を見極めたいという慎重な動きに。25日の日経平均株価終値は102.72円高の2万1,528.23円。25日のロンドン外為市場で円は対ドルで続落。1ドル=110円80~90銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
『引き続き米中貿易協議進展期待で地合い堅調』
現地25日のLME市場は、引き続きの米中貿易協議進展期待感から地合い堅調。カッパーは午前の取引時間内に早々に6,500ドルを突破、昨年7月以来の高値。トランプ米大統領が中国製品に対する追加関税の引き上げを延期すると明らかにしたことを好感した買いが入る。3月1日の交渉期限を延長すると表明。3月下旬のフロリダ首脳会談へと焦点移る。カッパー3Mの終値は前週末終値比2ドル高の6,480ドルと控えめにClose。減り続ける在庫は1,375トン減の13万2,450トンに。6,480ドルの終値に為替111円で計算した銅建値理論値は761円/kgで現行建値と変わらず。
25日の中国株は米中通商協議の進展期待で大幅高。
アルミ3Mは小反落。在庫の減少、中国株が急騰するなか前半から小高く推移。中盤に1,925ドルまで顔合わせ。しかしドル高が上値圧迫要因となり上げ幅削って終盤に1,903ドルまで下落。終値は1,906.5ドル。在庫は4,700トン減の123万5,100トン。
ニッケル3Mも小反落。中盤に13,175ドルまで上昇するも後半からはドル高によって急速に地合いを弱め12,875ドルまで軟化。終値は前週末比15ドル安の12,975ドル。在庫は1,062トン減の198,912トン。
10年ぶりの低水準在庫にサポートされている亜鉛終値は2,719ドルでClose。在庫は2,700トン減の78,400トン。
錫急上昇。前日終値比245ドル高の21,740ドルと18年1月以来の22,000ドルにアプローチ。昨年11月末の18,145ドルから15%以上の上げとなっている。インドネシアからの供給遅延、在庫の低水準が相場を下支え。
25日のNY原油は大幅反落。前日比1.78ドル安の55.48ドル。原油価格は高すぎるとトランプ米大統領がOPECを批判したことが相場を圧迫す。
NY金はドル高で反落。前週末比3.3ドル安の1,329.5ドル。原油の急落も一因。つれて銀も反落。
プラチナは米中の関税引き上げ延期によるリスク選好の動きを受けて堅調。株高を受けて堅調となり昨年11月以来の高値858ドルへ。
パラジウムは大幅続伸で34.3ドル高の1,496.5ドルへ。一時1,507ドルもつけまたもや史上最高値更新。とどまることを知らないパラジウムは高所恐怖症気味。
25日のNYダウは続伸。前週末比60.14ドル高の2万6,091.95ドル。米中貿易協議の進展期待から続伸。しかし後半は伸び悩んだ。今週は重要なイベントが多く、米株も年明けから上昇が続いてきただけに今週のイベント内容を見極めたいという慎重な動きに。25日の日経平均株価終値は102.72円高の2万1,528.23円。25日のロンドン外為市場で円は対ドルで続落。1ドル=110円80~90銭。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地2月22日
『米中貿易協議進展期待でメタル全面高』
現地22日のLME市場は全面高。米中貿易協議で両国が合意するとの見方が広がったことから強気展開に。
カッパー3Mは序盤の様子見ムードだったが、米中協議の進展期待が高まるなか中盤に6,470ドルまで上昇。その後に押し目買いが入りさらに上伸し6,485ドルまで上昇。7か月半ぶりの高値をつける。7,000ドル台へ向かう勢い。ICSG(国際銅研究会)が2018年1~11月の世界銅需給について11月が5万2,000トンの供給不足、11月までの累計で39万5,000トンの不足と発表したことも強気要因。NYカッパーも続伸でポンド当たり296.1セントへこのNYカッパー価格に為替111円で計算した建値理論値は766円/kgでほぼ現行建値圏内。
ニッケル3Mも続伸。カッパー同様に中盤にかけて買いが膨らみ13,100ドル高値まで上昇す。しかし引けにかけて転売が入り次第に値位置を切り下げる。終値は前日比140ドル高の12,990ドル。在庫は210トン減の199,974トン。ニッケルは今週7%の上げとなった。
アルミ3Mも続伸。米中貿易協議が進展するとの期待から買いが膨らみ中盤に大きく上昇。1,920ドルを超える。その後に1,916ドル前後での往来が続き、1,925ドルまで上昇。在庫の減少も相場を押し上げたが引けにかけて若干売られる。終値は前日比8ドル高の1,913ドル。在庫は4,250トン減の123万9,800トン。
亜鉛も続伸で41ドル高の2,724ドルまで上昇。在庫は2,150トン減の81,100トン。
米CNBC報道によると米中は3月下旬にトランプ大統領と習近平国家主席が首脳会談で協議を予定。
22日のNYダウは反発。前日比181.18ドル高の2万6,031.81ドルと昨年11月8日以来、3か月半ぶりの2万6,000ドル台を回復。米中貿易交渉が進展し、合意する可能性が高まったことを好感した買いが入った。
22日のNY原油は小反発。前日比0.3ドル高の57.26ドル。米中通商協議に対して楽観視する見方が広がっていること、中国、欧州株、米株の上昇、ドル安が支援。
NY金は反発。前日比5ドル高の1,332.8ドル。ドル安背景から押し目買いが入り1,330ドル台まで回復。つれて銀も上昇。PGMも高い。
プラチナが中国、欧米株の上昇から一段高となり840ドル台を回復。
パラジウムも1,462ドルまで強気の上げで1,500ドルへの高値ロードを目指す勢い。パラジウムはヒストリカルHIGH更新。
22日の日経平均終値は38.72円安の2万1,425.51円。22日のロンドン外為で円は対ドルで小反落。10銭円安ドル高の1ドル110円70~80銭。ドルインデックス指数は96.40台に低下。今月6日以来の安値。米中が通貨に関して最終合意と伝わる。ドル/人民元は6.70台に下落。
情報提供会社: I R universe株式会社
『米中貿易協議進展期待でメタル全面高』
現地22日のLME市場は全面高。米中貿易協議で両国が合意するとの見方が広がったことから強気展開に。
カッパー3Mは序盤の様子見ムードだったが、米中協議の進展期待が高まるなか中盤に6,470ドルまで上昇。その後に押し目買いが入りさらに上伸し6,485ドルまで上昇。7か月半ぶりの高値をつける。7,000ドル台へ向かう勢い。ICSG(国際銅研究会)が2018年1~11月の世界銅需給について11月が5万2,000トンの供給不足、11月までの累計で39万5,000トンの不足と発表したことも強気要因。NYカッパーも続伸でポンド当たり296.1セントへこのNYカッパー価格に為替111円で計算した建値理論値は766円/kgでほぼ現行建値圏内。
ニッケル3Mも続伸。カッパー同様に中盤にかけて買いが膨らみ13,100ドル高値まで上昇す。しかし引けにかけて転売が入り次第に値位置を切り下げる。終値は前日比140ドル高の12,990ドル。在庫は210トン減の199,974トン。ニッケルは今週7%の上げとなった。
アルミ3Mも続伸。米中貿易協議が進展するとの期待から買いが膨らみ中盤に大きく上昇。1,920ドルを超える。その後に1,916ドル前後での往来が続き、1,925ドルまで上昇。在庫の減少も相場を押し上げたが引けにかけて若干売られる。終値は前日比8ドル高の1,913ドル。在庫は4,250トン減の123万9,800トン。
亜鉛も続伸で41ドル高の2,724ドルまで上昇。在庫は2,150トン減の81,100トン。
米CNBC報道によると米中は3月下旬にトランプ大統領と習近平国家主席が首脳会談で協議を予定。
22日のNYダウは反発。前日比181.18ドル高の2万6,031.81ドルと昨年11月8日以来、3か月半ぶりの2万6,000ドル台を回復。米中貿易交渉が進展し、合意する可能性が高まったことを好感した買いが入った。
22日のNY原油は小反発。前日比0.3ドル高の57.26ドル。米中通商協議に対して楽観視する見方が広がっていること、中国、欧州株、米株の上昇、ドル安が支援。
NY金は反発。前日比5ドル高の1,332.8ドル。ドル安背景から押し目買いが入り1,330ドル台まで回復。つれて銀も上昇。PGMも高い。
プラチナが中国、欧米株の上昇から一段高となり840ドル台を回復。
パラジウムも1,462ドルまで強気の上げで1,500ドルへの高値ロードを目指す勢い。パラジウムはヒストリカルHIGH更新。
22日の日経平均終値は38.72円安の2万1,425.51円。22日のロンドン外為で円は対ドルで小反落。10銭円安ドル高の1ドル110円70~80銭。ドルインデックス指数は96.40台に低下。今月6日以来の安値。米中が通貨に関して最終合意と伝わる。ドル/人民元は6.70台に下落。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地2月20日
『高安交錯の中アルミ2%急騰』
現地時間21日のLME相場は、高安交錯して終えた。アルミ、錫、鉛3Mは騰勢となったのに対しカッパー、ニッケルは前日までの上昇基調から一転減速。米中協議進展への期待が市場に支配的となっている一方米FRBの議事録ではバランスシートへの慎重なアプローチに関してリスクと不透明性に言及、ドル高が重しとなった。
アルミ3Mは急続騰。LME指定在庫で新規ワラントキャンセルが17,000トン以上発生したことに支援されて、2月7日以来の高値を付け、2%上昇した。
一方カッパー3Mはドル高と先日7ヵ月の高値を付けたところからの利食いが生じて、反落して終えたが、2018年7月来の高値である6,400ドル近辺での取引が続き、取引量は18,000ロットでこの日の一番出来。LME在庫は引き続き減少して10年来の13万7,700トンとなり、年初来7%弱の線でしっかり支持されている。米中協議の進展期待がマクロ的な背景となって、今週に入って水曜日の1.5%上昇含んで2.5%切り上げ、1月の4.3%上伸を受け今月3.5%続伸した、精製カッパー市場は直近のスプレッド逆鞘動きから見るとはっきりとひっ迫している、との有力アナリスト筋のコメント。
鉛3Mは新規買いの優勢が続いて、LME在庫の10年来の低水準に支援され1.2%続騰。LME最新取引レポートでは投機的な動きからショートポジション切りが生じて、ロングポジションの一層の積み上げ可能性を指摘されている。
亜鉛3Mは小安く反落。ニッケル3Mは小安く12,800ドル近辺で膠着、錫3Mは2018年4月来の高値を付けた。
【21日終値】 終値(ドル) 前日比(ドル)
カッパー3M 6,379.0 -26
(推定銅建値はこの終値で為替110.円に対しキロ744円、国内銅建値に少なくとも10円手℃の下げ余地。)
アルミ3M 1,905.0 +37
ニッケル3M 12,850.0 -55
亜鉛3M 2,683.0 -15
鉛3M 2,066.0 +25.5
錫3M 21,425.0 +175
NY貴金属はドル高背景に軒並み反落。金1,327.8、-20.1、銀 15.801、-0.376、Pd 1,445.1、-17、 Pt 826.3、-7.9($)。
NY原油は、米原油生産が過去最高を更新したことが重しとなり反落。前日比1.32ドル安、56.96ドルで大引け。
21日のNYダウは、反落。景気減速を懸念、欧米指標が悪化。前日比103.13ドル安、2万5,851.31ドルで大引け。21日の日経平均は続伸。前日比32円74銭高、2万円1,464円23銭で大引け。米中協議進展を期待。21日のロンドン外為では、対ドル円相場は小反発。前日比10銭円高ドル安の1ドル=110円60~70銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
情報提供会社: I R universe株式会社
『高安交錯の中アルミ2%急騰』
現地時間21日のLME相場は、高安交錯して終えた。アルミ、錫、鉛3Mは騰勢となったのに対しカッパー、ニッケルは前日までの上昇基調から一転減速。米中協議進展への期待が市場に支配的となっている一方米FRBの議事録ではバランスシートへの慎重なアプローチに関してリスクと不透明性に言及、ドル高が重しとなった。
アルミ3Mは急続騰。LME指定在庫で新規ワラントキャンセルが17,000トン以上発生したことに支援されて、2月7日以来の高値を付け、2%上昇した。
一方カッパー3Mはドル高と先日7ヵ月の高値を付けたところからの利食いが生じて、反落して終えたが、2018年7月来の高値である6,400ドル近辺での取引が続き、取引量は18,000ロットでこの日の一番出来。LME在庫は引き続き減少して10年来の13万7,700トンとなり、年初来7%弱の線でしっかり支持されている。米中協議の進展期待がマクロ的な背景となって、今週に入って水曜日の1.5%上昇含んで2.5%切り上げ、1月の4.3%上伸を受け今月3.5%続伸した、精製カッパー市場は直近のスプレッド逆鞘動きから見るとはっきりとひっ迫している、との有力アナリスト筋のコメント。
鉛3Mは新規買いの優勢が続いて、LME在庫の10年来の低水準に支援され1.2%続騰。LME最新取引レポートでは投機的な動きからショートポジション切りが生じて、ロングポジションの一層の積み上げ可能性を指摘されている。
亜鉛3Mは小安く反落。ニッケル3Mは小安く12,800ドル近辺で膠着、錫3Mは2018年4月来の高値を付けた。
【21日終値】 終値(ドル) 前日比(ドル)
カッパー3M 6,379.0 -26
(推定銅建値はこの終値で為替110.円に対しキロ744円、国内銅建値に少なくとも10円手℃の下げ余地。)
アルミ3M 1,905.0 +37
ニッケル3M 12,850.0 -55
亜鉛3M 2,683.0 -15
鉛3M 2,066.0 +25.5
錫3M 21,425.0 +175
NY貴金属はドル高背景に軒並み反落。金1,327.8、-20.1、銀 15.801、-0.376、Pd 1,445.1、-17、 Pt 826.3、-7.9($)。
NY原油は、米原油生産が過去最高を更新したことが重しとなり反落。前日比1.32ドル安、56.96ドルで大引け。
21日のNYダウは、反落。景気減速を懸念、欧米指標が悪化。前日比103.13ドル安、2万5,851.31ドルで大引け。21日の日経平均は続伸。前日比32円74銭高、2万円1,464円23銭で大引け。米中協議進展を期待。21日のロンドン外為では、対ドル円相場は小反発。前日比10銭円高ドル安の1ドル=110円60~70銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
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金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地2月20日
『カッパー続騰で6,400ドル超え、ニッケル13,000ドルへ』
現地20日のLME市場はドル安、米中貿易協議への進展期待、中国の景気対策期待でカッパー続騰し昨年7月以来の6,400ドル超えを果たす。ニッケルもBullishで再び13,000ドルへ急接近。上げ潮ムードが続いている。
カッパーは前半に6,350ドルをクリアした後も続伸。米中貿易協議の進展期待と中国での銅需要増期待、低水準の在庫が相場を押し上げた。引けは前日終値比86ドル高の6,405ドルと昨年7月以来の高値をつけた。LME銅在庫は100トン増の139,500トン。SHFE在庫は増加しているが、NY在庫も減少が続いている。中国では例年4~6月期に銅需要が増加する傾向がある。米シティグループは今後半年間で6,700ドルまで上昇するとの予想。
また、カッパーの現物と3Mの逆ザヤも拡大しており、58~82ドルとここ4年では最も広い逆ザヤとなっている。6,405ドルの終値と為替110円で計算した銅建値理論値は746円/kgで現行建値から10円引き上げの可能性大。
上げ潮強基調のカッパーに乗ってニッケルも続伸。3Mは1.7%上昇し13,000ドルへのアプローチを強める。2月4日に13,350ドルをつけて以降は修正安で12,500ドル前後で停滞していたがここにきて上放れ。終値は前日終値比230ドル高の12,905ドルでClose。
ニッケル在庫は246トン減の200,322トン。
他メタルもドル安背景で上昇。
アルミ3Mは前日終値比12ドル高の1,868ドルと渋く上昇。在庫は5,727トン減の125万トンに。
亜鉛続伸。前日終値比41ドル高の2,618ドルで引け。減り続ける在庫はこの日も1,950トン減の8万5,925トンとなった。
鉛もつれて上昇。19.5ドル高の2,040.5ドル。
錫も上昇。90ドル高の21,250ドル。在庫は25トン減の1,405トンにドル指数は96.32で0.2%下落。
20日のNY原油は続伸。前日比0.83ドル高の56.92ドル。米中通商協議が合意に向かって進展していると期待されていること、イラン、ベネズエラの減産予想で上昇。
NY金は続伸。前日比3.1ドル高の1,347.9ドル。ドル安背景に一時昨年5月以来の1,349ドルをつける。その後FOMC議事要旨発表後は上げ一服となった。PGMも続伸。パラジウム現物は8.2ドル高の1,462ドル、先物は1,479ドルまで値を飛ばす。供給ひっ迫感強し。プラチナもドル安&株高受けて13.2ドル高の834.2ドルまで上昇す。
20日の日経平均株価終値は3日続伸で前日比128.84円高の2万1431.49円。20日のロンドン外為市場で円は対ドルで下落。20銭円安ドル高の1ドル=110円70~80銭。20日のNYダウは3日続伸。前日比64.41ドル高の2万5,955.73ドルと昨年11月9日以来の高値で終える。FRBの資産縮小の終了観測、米中貿易交渉進展期待で続伸。米中貿易協議は21日の閣僚級会議に向けて協議が行われた。トランプ米大統領は3月1日の期限延長の可能性も示唆。
情報提供会社: I R universe株式会社
『カッパー続騰で6,400ドル超え、ニッケル13,000ドルへ』
現地20日のLME市場はドル安、米中貿易協議への進展期待、中国の景気対策期待でカッパー続騰し昨年7月以来の6,400ドル超えを果たす。ニッケルもBullishで再び13,000ドルへ急接近。上げ潮ムードが続いている。
カッパーは前半に6,350ドルをクリアした後も続伸。米中貿易協議の進展期待と中国での銅需要増期待、低水準の在庫が相場を押し上げた。引けは前日終値比86ドル高の6,405ドルと昨年7月以来の高値をつけた。LME銅在庫は100トン増の139,500トン。SHFE在庫は増加しているが、NY在庫も減少が続いている。中国では例年4~6月期に銅需要が増加する傾向がある。米シティグループは今後半年間で6,700ドルまで上昇するとの予想。
また、カッパーの現物と3Mの逆ザヤも拡大しており、58~82ドルとここ4年では最も広い逆ザヤとなっている。6,405ドルの終値と為替110円で計算した銅建値理論値は746円/kgで現行建値から10円引き上げの可能性大。
上げ潮強基調のカッパーに乗ってニッケルも続伸。3Mは1.7%上昇し13,000ドルへのアプローチを強める。2月4日に13,350ドルをつけて以降は修正安で12,500ドル前後で停滞していたがここにきて上放れ。終値は前日終値比230ドル高の12,905ドルでClose。
ニッケル在庫は246トン減の200,322トン。
他メタルもドル安背景で上昇。
アルミ3Mは前日終値比12ドル高の1,868ドルと渋く上昇。在庫は5,727トン減の125万トンに。
亜鉛続伸。前日終値比41ドル高の2,618ドルで引け。減り続ける在庫はこの日も1,950トン減の8万5,925トンとなった。
鉛もつれて上昇。19.5ドル高の2,040.5ドル。
錫も上昇。90ドル高の21,250ドル。在庫は25トン減の1,405トンにドル指数は96.32で0.2%下落。
20日のNY原油は続伸。前日比0.83ドル高の56.92ドル。米中通商協議が合意に向かって進展していると期待されていること、イラン、ベネズエラの減産予想で上昇。
NY金は続伸。前日比3.1ドル高の1,347.9ドル。ドル安背景に一時昨年5月以来の1,349ドルをつける。その後FOMC議事要旨発表後は上げ一服となった。PGMも続伸。パラジウム現物は8.2ドル高の1,462ドル、先物は1,479ドルまで値を飛ばす。供給ひっ迫感強し。プラチナもドル安&株高受けて13.2ドル高の834.2ドルまで上昇す。
20日の日経平均株価終値は3日続伸で前日比128.84円高の2万1431.49円。20日のロンドン外為市場で円は対ドルで下落。20銭円安ドル高の1ドル=110円70~80銭。20日のNYダウは3日続伸。前日比64.41ドル高の2万5,955.73ドルと昨年11月9日以来の高値で終える。FRBの資産縮小の終了観測、米中貿易交渉進展期待で続伸。米中貿易協議は21日の閣僚級会議に向けて協議が行われた。トランプ米大統領は3月1日の期限延長の可能性も示唆。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地2月19日
『前向きセンチメントで相場改善 カッパー続騰』
現地時間19日のLME相場は、ドル安の背景と米中協議の新ラウンドによる市場センチメント改善で概ね上昇して引けた。
カッパー 3Mは続伸。取引高は1万9,500ロットで全体的に落ち着いた商いのなか一番の出来となった。3M物の相場は上昇傾向を維持、年明けから6%以上値上がって、2018年12月来初めてとなる6,300.0ドル超えで取引されている。
前場からの強含みでフォワードスプレッドもタイトになり、直物 / 3M物 スプレッドは月曜の7ドルから58ドル逆鞘に急騰した。支配的ワラント保持ポジションの状況も前日と変わらない。カッパー価格は、市場全体では高安交錯のなか週初からの上げ幅を広げている。ドル安背景や米中協議進展によるリスク選好の高まりにもかかわらず、投資家はネットのロングポジションを引き上げるのをためらっているとの見方もある。
ニッケル3Mは続伸。序盤に1万2,385.0ドルに反落したが、押し目買い意欲は強く、中盤に12,500.0ドル台を回復。終盤に銅高に支援され、1万2,690.0ドル台に上伸し、今月11日以来の高値をつけた。この日の高値圏で堅調に引けた。
アルミ3M物は変わらず。前半、前日の終値水準でもみあい、中盤に強含んだが、1,860.0ドル台前半で頭打ちとなった。終盤にジリ高となったが、1,871.0ドルまでの上昇が精一杯となり、15日の高値1,874.50ドルを超えることはできなかった。その後、1,846.0ドルまで弱含んだが、方向性を示すことはなかった。亜鉛・鉛とも膠着して引け。鉛は下落傾向引きずり、この日最安値は2,016ドルまで下がった。
【19日終値】 終値(ドル) 前日比(ドル)
カッパー 3M 6,319.0 +44
(推定銅建値は日本時間20日6AM時点で為替110.62円に対しキロ730円、国内銅建値にほぼ一致。)
アルミ 3M 1,856.0 0
ニッケル 3M 12,675.0 +220
亜鉛 3M 2,657.0 +19
鉛 3M 2,021.0 -9
錫 3M 21,160.0 +25
NY貴金属は大幅続伸。ドル安背景に金市場で投機的買い膨らむ。金 +22.7、1344.8。銀 +0.224、15.967。Pd +46.7、1453.9。Pt +14.1、 821.0 ($)。
NY原油は、米中協議続く中、需要下振れ懸念が後退し続伸。先週末比0.5ドル高、56.09ドルで大引け。
19日のNYダウは、小幅続伸。ウォールマートの決算を好感し小売株に買い。先週末比8.07ドル高、2万5,891.32ドルで大引け。19日の日経平均は小幅続伸。前日比20円80銭高、2万円1,302円65銭で大引け。売買代金は約1か月ぶり低調。19日のロンドン外為では、対ドル円相場は横ばい。前日比同水準の1ドル=110円50~60銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
情報提供会社: I R universe株式会社
『前向きセンチメントで相場改善 カッパー続騰』
現地時間19日のLME相場は、ドル安の背景と米中協議の新ラウンドによる市場センチメント改善で概ね上昇して引けた。
カッパー 3Mは続伸。取引高は1万9,500ロットで全体的に落ち着いた商いのなか一番の出来となった。3M物の相場は上昇傾向を維持、年明けから6%以上値上がって、2018年12月来初めてとなる6,300.0ドル超えで取引されている。
前場からの強含みでフォワードスプレッドもタイトになり、直物 / 3M物 スプレッドは月曜の7ドルから58ドル逆鞘に急騰した。支配的ワラント保持ポジションの状況も前日と変わらない。カッパー価格は、市場全体では高安交錯のなか週初からの上げ幅を広げている。ドル安背景や米中協議進展によるリスク選好の高まりにもかかわらず、投資家はネットのロングポジションを引き上げるのをためらっているとの見方もある。
ニッケル3Mは続伸。序盤に1万2,385.0ドルに反落したが、押し目買い意欲は強く、中盤に12,500.0ドル台を回復。終盤に銅高に支援され、1万2,690.0ドル台に上伸し、今月11日以来の高値をつけた。この日の高値圏で堅調に引けた。
アルミ3M物は変わらず。前半、前日の終値水準でもみあい、中盤に強含んだが、1,860.0ドル台前半で頭打ちとなった。終盤にジリ高となったが、1,871.0ドルまでの上昇が精一杯となり、15日の高値1,874.50ドルを超えることはできなかった。その後、1,846.0ドルまで弱含んだが、方向性を示すことはなかった。亜鉛・鉛とも膠着して引け。鉛は下落傾向引きずり、この日最安値は2,016ドルまで下がった。
【19日終値】 終値(ドル) 前日比(ドル)
カッパー 3M 6,319.0 +44
(推定銅建値は日本時間20日6AM時点で為替110.62円に対しキロ730円、国内銅建値にほぼ一致。)
アルミ 3M 1,856.0 0
ニッケル 3M 12,675.0 +220
亜鉛 3M 2,657.0 +19
鉛 3M 2,021.0 -9
錫 3M 21,160.0 +25
NY貴金属は大幅続伸。ドル安背景に金市場で投機的買い膨らむ。金 +22.7、1344.8。銀 +0.224、15.967。Pd +46.7、1453.9。Pt +14.1、 821.0 ($)。
NY原油は、米中協議続く中、需要下振れ懸念が後退し続伸。先週末比0.5ドル高、56.09ドルで大引け。
19日のNYダウは、小幅続伸。ウォールマートの決算を好感し小売株に買い。先週末比8.07ドル高、2万5,891.32ドルで大引け。19日の日経平均は小幅続伸。前日比20円80銭高、2万円1,302円65銭で大引け。売買代金は約1か月ぶり低調。19日のロンドン外為では、対ドル円相場は横ばい。前日比同水準の1ドル=110円50~60銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地2月18日
『カッパー1.3%上昇も 鉛2.3%下落』
現地時間18日のLME相場は、カッパー3Mが在庫減少傾向と米中貿易関係の融和期待から上昇して引けた。
LMEデータによるとLME在庫とtomorrow/nextポジション双方で50~79%の支配的ワラント保持ポジションが現時点で存在している。有力アナリスト筋によると「向うヵ月では強気で見ている。マクロレベルでは次第に好環境に移行し過剰にネガティブな投資スタンスが訂正されていくだろう、ファンダメンタル的には、中国春節明けの季節的需要拡大を反映して中国精錬銅への需要も今月末には立ち上がる。」としている。LME在庫は、14日比で3,000トン減少の14万175トン。
錫3Mはインドネシアからの引き続きの供給制限のため21,100ドル超えの線で堅調に取引された。同時に建玉は24,100ロット以上で2016年4月以来の高水準であった。
鉛3MはLME在庫が10年来の低水準にあるにもかかわらず2%以上切り下げた。鉛バッテリー部門からの需要が鉛価格を2,100ドル台で支えている一方、下流の弱含み、特に自動車産業部門の、および今年の鉱山からの供給増加傾向予測とは逆風の主要因となっている。
米中貿易協議は3月1日からの米国による中国物品への現行10%から25%への課税実施以前での解決が期待される中、双方が今週に入って協議の進展を報告している。
アルミ3Mは小反落。米中の通商協議に対する期待感が支援要因だが、中国の自動車販売減少やドイツの景気減速懸念などに上値を抑えられた。
ニッケル3Mは続伸。
【18日終値】 終値(ドル) 前日比(ドル)
カッパー3M 6,275.0 +87
(推定銅建値は日本時間19日6AM時点で為替110.49円に対しキロ730円、国内銅建値にほぼ一致。)
アルミ3M 1,856.0 -3
ニッケル3M 12,455.0 +55
亜鉛3M 2,638.0 -15
鉛3M 2,030.0 -48
錫3M 21,135.0 +125
18日のNY各市場は大統領の日で休場。
18日の日経平均は大幅反発。先週末比381円22銭高、2万円1,281円85銭で大引け。2ヵ月ぶり高値。売買は低調。18日のロンドン外為では、対ドル円相場は横ばい。先週末比同水準の1ドル=110円50~60銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
情報提供会社: I R universe株式会社
『カッパー1.3%上昇も 鉛2.3%下落』
現地時間18日のLME相場は、カッパー3Mが在庫減少傾向と米中貿易関係の融和期待から上昇して引けた。
LMEデータによるとLME在庫とtomorrow/nextポジション双方で50~79%の支配的ワラント保持ポジションが現時点で存在している。有力アナリスト筋によると「向うヵ月では強気で見ている。マクロレベルでは次第に好環境に移行し過剰にネガティブな投資スタンスが訂正されていくだろう、ファンダメンタル的には、中国春節明けの季節的需要拡大を反映して中国精錬銅への需要も今月末には立ち上がる。」としている。LME在庫は、14日比で3,000トン減少の14万175トン。
錫3Mはインドネシアからの引き続きの供給制限のため21,100ドル超えの線で堅調に取引された。同時に建玉は24,100ロット以上で2016年4月以来の高水準であった。
鉛3MはLME在庫が10年来の低水準にあるにもかかわらず2%以上切り下げた。鉛バッテリー部門からの需要が鉛価格を2,100ドル台で支えている一方、下流の弱含み、特に自動車産業部門の、および今年の鉱山からの供給増加傾向予測とは逆風の主要因となっている。
米中貿易協議は3月1日からの米国による中国物品への現行10%から25%への課税実施以前での解決が期待される中、双方が今週に入って協議の進展を報告している。
アルミ3Mは小反落。米中の通商協議に対する期待感が支援要因だが、中国の自動車販売減少やドイツの景気減速懸念などに上値を抑えられた。
ニッケル3Mは続伸。
【18日終値】 終値(ドル) 前日比(ドル)
カッパー3M 6,275.0 +87
(推定銅建値は日本時間19日6AM時点で為替110.49円に対しキロ730円、国内銅建値にほぼ一致。)
アルミ3M 1,856.0 -3
ニッケル3M 12,455.0 +55
亜鉛3M 2,638.0 -15
鉛3M 2,030.0 -48
錫3M 21,135.0 +125
18日のNY各市場は大統領の日で休場。
18日の日経平均は大幅反発。先週末比381円22銭高、2万円1,281円85銭で大引け。2ヵ月ぶり高値。売買は低調。18日のロンドン外為では、対ドル円相場は横ばい。先週末比同水準の1ドル=110円50~60銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地2月15日
『米中通商交渉進展期待の株高商品高でメタル反発』
現地15日のLME市場は、米中貿易交渉への引き続きの期待感から上昇。株高、原油、貴金属高もサポート。
カッパー3Mは続伸。前半は売り優勢となったが、6,104ドルで買い拾われ、中盤にかけて戻り歩調に。14、15の両日、北京で開催された閣僚級の米中貿易交渉は合意に至らず、来週、ワシントンで継続されることになり引き続き米中貿易交渉の進展期待がかかり、米株高にのって商品市場も上昇。カッパーは終盤に一段高の6,200ドルを回復し、今月8日の高値となる6,226ドルまで上伸した。引けは6,188ドルでClose。在庫は2,350トン減の143,175トン。NYカッパーもポンド280.25セントまで上昇。NYカッパー価格と為替111円で計算した建値理論値は727円/kgで上げ含み。
北京での米中通商交渉は合意に至らずとなったが、ワシントンに持ち越しされることで期待感継続。欧米株は上昇、NYダウも大幅高に。2月の米ミシガン大学消費者マインド指数速報値は95.5で予想の93.7、前回の91.2いずれも上回る。
15日のNYダウは反発大幅高。前日比443.86ドル高の2万5,883.25ドルと昨年11月9日以来3か月ぶりの高値をつけた。米中貿易協議がワシントンで継続する見通しとなり、合意に向けて協議が進むとの期待が高まった。
アルミ3Mは小反発。前日まで日足が7日連続の陰線引けでテクニカル要因は弱気な一方、指定倉庫在庫は5日連続で減少していることが支援材料となった。カッパー、ニッケル、亜鉛の上昇につれ高となり1,874ドルまで上昇。しかし13日の高値1,877ドルが抵抗線となり上げ幅は縮小。終値は1,859ドルで引けた。在庫は6,900トン減の126万6,600トンに。
ニッケル3Mも反発。前半はアジア株の下落を嫌気し売り優勢となり先月29日以来の12,080ドルまで下落。しかし12,000ドル割れには至らず、カッパー高に追随して上昇基調に。終盤に12,425ドルまで上昇。終値は12,400ドルで引け。在庫は480トン増の200,562トンで2日連続で増加。
ジンクも大幅高。前日終値比62ドル高の2,653ドル。在庫はさらに減少4,550トン減の93,450トン。鉛も41ドル高の2,078ドル。
NY金反発。前日比8.2ドル高の1,322.1ドル。ドル安を手掛かりに上昇。パラジウムが一代高値を更新。供給ひっ迫感が相場を押し上げ節目の1,400ドルを突破。プラチナも806ドルまで値を上げる。
NY原油も続伸。前日比1.18ドル高の55.59ドル。サウジアラビアの海上油田の一部が2週間前から操業を休止していることが伝わりUP。
15日の日経平均株価終値は前日比239.08円安の2万900円63銭に。15日のロンドン外為市場で円相場は続伸。前日比20銭円高ドル安の1ドル=110円50~60銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
『米中通商交渉進展期待の株高商品高でメタル反発』
現地15日のLME市場は、米中貿易交渉への引き続きの期待感から上昇。株高、原油、貴金属高もサポート。
カッパー3Mは続伸。前半は売り優勢となったが、6,104ドルで買い拾われ、中盤にかけて戻り歩調に。14、15の両日、北京で開催された閣僚級の米中貿易交渉は合意に至らず、来週、ワシントンで継続されることになり引き続き米中貿易交渉の進展期待がかかり、米株高にのって商品市場も上昇。カッパーは終盤に一段高の6,200ドルを回復し、今月8日の高値となる6,226ドルまで上伸した。引けは6,188ドルでClose。在庫は2,350トン減の143,175トン。NYカッパーもポンド280.25セントまで上昇。NYカッパー価格と為替111円で計算した建値理論値は727円/kgで上げ含み。
北京での米中通商交渉は合意に至らずとなったが、ワシントンに持ち越しされることで期待感継続。欧米株は上昇、NYダウも大幅高に。2月の米ミシガン大学消費者マインド指数速報値は95.5で予想の93.7、前回の91.2いずれも上回る。
15日のNYダウは反発大幅高。前日比443.86ドル高の2万5,883.25ドルと昨年11月9日以来3か月ぶりの高値をつけた。米中貿易協議がワシントンで継続する見通しとなり、合意に向けて協議が進むとの期待が高まった。
アルミ3Mは小反発。前日まで日足が7日連続の陰線引けでテクニカル要因は弱気な一方、指定倉庫在庫は5日連続で減少していることが支援材料となった。カッパー、ニッケル、亜鉛の上昇につれ高となり1,874ドルまで上昇。しかし13日の高値1,877ドルが抵抗線となり上げ幅は縮小。終値は1,859ドルで引けた。在庫は6,900トン減の126万6,600トンに。
ニッケル3Mも反発。前半はアジア株の下落を嫌気し売り優勢となり先月29日以来の12,080ドルまで下落。しかし12,000ドル割れには至らず、カッパー高に追随して上昇基調に。終盤に12,425ドルまで上昇。終値は12,400ドルで引け。在庫は480トン増の200,562トンで2日連続で増加。
ジンクも大幅高。前日終値比62ドル高の2,653ドル。在庫はさらに減少4,550トン減の93,450トン。鉛も41ドル高の2,078ドル。
NY金反発。前日比8.2ドル高の1,322.1ドル。ドル安を手掛かりに上昇。パラジウムが一代高値を更新。供給ひっ迫感が相場を押し上げ節目の1,400ドルを突破。プラチナも806ドルまで値を上げる。
NY原油も続伸。前日比1.18ドル高の55.59ドル。サウジアラビアの海上油田の一部が2週間前から操業を休止していることが伝わりUP。
15日の日経平均株価終値は前日比239.08円安の2万900円63銭に。15日のロンドン外為市場で円相場は続伸。前日比20銭円高ドル安の1ドル=110円50~60銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地2月14日
『方向性定まらぬなかNi、Tin、AL続落、Cu続伸』
現地14日のLME市場はドル高圧迫でニッケル筆頭に軟化。中国の輸入統計ではプラスの結果が出ていたにも拘わらず弱い。ニッケル3Mは先週までの強さが影を潜めて続落&続落。LME午後の取引から下げ幅を拡大し引けは前日終値比205ドルDownの12,200ドルでClose。在庫も久々に増加。606トン増の200,082トンに。リスク回避の売り目立つ。
14日~15日の2日間の予定で閣僚級の米中通商交渉協議が行われる。米中間には依然として大きな隔たりがあり、進展はほとんどない、との報道も。1月の中国の貿易収支は391.6憶ドルの黒字に。昨年12月の米小売売上高は前月比 -1.2%。自動車を除くと前月比 -1.8%(事前予想 +0.6%)と大きく落ち込む。
カッパー3Mは小幅続伸。前半から買い先行となり緩や可に上昇。中国の貿易統計で銅の輸入が大幅増となったことが好感された。しかし後半に昨年12月の米小売売上高が事前予想を下回り、ドル安に傾いたことが支援され6,195ドルまで上昇し今月8日以来の高値をHIT。しかし6,200ドルの節目が抵抗線となり、上げ幅を急速に削り、引けは6,137ドルで終える。LME在庫は2,375トン減の145,525トン。6,137ドルに為替111円で計算した銅建値理論値は723円で現行建値720円圏内。
1月の中国の精錬銅輸入量は前月比12%増の47万9,000トンと昨年9月以来の高水準に。銅精鉱の輸入量は189万5,000トンで月間ベースでは歴代2位の多さだった。
アルミ3Mは小幅続落。中盤に1,867ドルまで上昇するも米中通商協議の結果待ちムードとなり終盤には1月26日以来の安値となる1,846ドルまで値を下げる。終値は前日終値比10ドル安の1,850ドルで無難に引け。中国ADC12はトン1,520~1,530ドル、ロシアAK5M2はトン1,500ドル前後。
亜鉛は6ドル安の2,591ドルで引け。在庫は3525トン減の98,000トン。鉛は17ドル高の2,037ドル。
錫は200ドルDownの20,900ドル。
14日のNY原油は続伸。前日比0.51ドル高の54.41ドル。米小売売上高の減少は米政府機関の閉鎖によってデータ収集が影響を受けたことによる一時的な現象との見方。むしろ1月の中国の原油輸入量が前年比5.1%増となったことが好感さる。
NYパラジウムは押し目買いから堅調となり3月先物は1394.2ドルと1,400ドルに迫る勢い。現物は1,385.9ドル。
14日のNYダウは3日ぶり反落。前日比103.88ドル安の2万5,439.39ドル昨年12月の米小売売上高減が過度に悲観視された。14日の日経平均終値は前日比4.77円安の2万1,139円71銭。14日のロンドン外為で円は小反発。1ドル=110円70~80銭。
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『方向性定まらぬなかNi、Tin、AL続落、Cu続伸』
現地14日のLME市場はドル高圧迫でニッケル筆頭に軟化。中国の輸入統計ではプラスの結果が出ていたにも拘わらず弱い。ニッケル3Mは先週までの強さが影を潜めて続落&続落。LME午後の取引から下げ幅を拡大し引けは前日終値比205ドルDownの12,200ドルでClose。在庫も久々に増加。606トン増の200,082トンに。リスク回避の売り目立つ。
14日~15日の2日間の予定で閣僚級の米中通商交渉協議が行われる。米中間には依然として大きな隔たりがあり、進展はほとんどない、との報道も。1月の中国の貿易収支は391.6憶ドルの黒字に。昨年12月の米小売売上高は前月比 -1.2%。自動車を除くと前月比 -1.8%(事前予想 +0.6%)と大きく落ち込む。
カッパー3Mは小幅続伸。前半から買い先行となり緩や可に上昇。中国の貿易統計で銅の輸入が大幅増となったことが好感された。しかし後半に昨年12月の米小売売上高が事前予想を下回り、ドル安に傾いたことが支援され6,195ドルまで上昇し今月8日以来の高値をHIT。しかし6,200ドルの節目が抵抗線となり、上げ幅を急速に削り、引けは6,137ドルで終える。LME在庫は2,375トン減の145,525トン。6,137ドルに為替111円で計算した銅建値理論値は723円で現行建値720円圏内。
1月の中国の精錬銅輸入量は前月比12%増の47万9,000トンと昨年9月以来の高水準に。銅精鉱の輸入量は189万5,000トンで月間ベースでは歴代2位の多さだった。
アルミ3Mは小幅続落。中盤に1,867ドルまで上昇するも米中通商協議の結果待ちムードとなり終盤には1月26日以来の安値となる1,846ドルまで値を下げる。終値は前日終値比10ドル安の1,850ドルで無難に引け。中国ADC12はトン1,520~1,530ドル、ロシアAK5M2はトン1,500ドル前後。
亜鉛は6ドル安の2,591ドルで引け。在庫は3525トン減の98,000トン。鉛は17ドル高の2,037ドル。
錫は200ドルDownの20,900ドル。
14日のNY原油は続伸。前日比0.51ドル高の54.41ドル。米小売売上高の減少は米政府機関の閉鎖によってデータ収集が影響を受けたことによる一時的な現象との見方。むしろ1月の中国の原油輸入量が前年比5.1%増となったことが好感さる。
NYパラジウムは押し目買いから堅調となり3月先物は1394.2ドルと1,400ドルに迫る勢い。現物は1,385.9ドル。
14日のNYダウは3日ぶり反落。前日比103.88ドル安の2万5,439.39ドル昨年12月の米小売売上高減が過度に悲観視された。14日の日経平均終値は前日比4.77円安の2万1,139円71銭。14日のロンドン外為で円は小反発。1ドル=110円70~80銭。
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