金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地4月26日
引けにかけ概ね引き締まり、アルミは1.3%上昇
現地26日のLMEはおおむね堅調に引け、アルミは後場にかけ、ロシア、オレグ・デリパスカ氏がRUSALのリストラ計画を持たないとのニュースが流れ1.3%上昇した。前場では約2,200ドルでの動きだったが、後場でニュースが入ると直ちに2,300~2,315.20ドルのレンジに移行した。市場ボラティリティの不安定さはパニックを引き起こしもするが、チャンスの局面ともなる。3M価格は前日比30ドル高の2,275ドル。LME在庫は前日比9,750トン減、136万2,750トン。
強めの相場は広がって、亜鉛はこの2日間の在庫増による圧迫から抜けて3,100ドル以上のところで安定した。3M価格は3,135ドルで変わらず、LME在庫は1万8,675トン増加の22万8,150トン。2日連続の大幅な在庫増とキャンセルワラントの低水準から亜鉛のひっ迫感は解消されつつあるとの見方も。
ニッケルは制裁思惑が解消し、中国需要とEV分野の強気予想が支援となって、3Mは14,000ドルUPで堅調に引けた。3M物は前日比55ドル高の14,200ドルで引ける。LME在庫は前日比1,326トン減少の30万9,594トン。
カッパー3Mは上値6,900~7,000レンジで推移。チリ・BHPビリトン、エスコンディダ銅山での労使交渉が始まったところだが、初日は具体策なしに終わったため供給懸念から、直物の価格が上がる可能性がある。3Mは前日比43ドル安の、6,965ドル。LME在庫は前日比4,050トン減の34万2,250トン。
鉛3Mは安値サイドで2,292ドルを付けた、やはり後場にかけファンダメンタルの好調もあり引き締まる。前日比30ドル高の2,336ドル。LME在庫は1,050トン減少の12万9,800トン。
錫3Mも後場にかけて好調で、21,000ドル台で推移し、21,500ドルを試す展開に。3Mは前日比150ドル高の、21,400ドルで引ける。LME在庫は2,180トンで変わらず。
NY原油は米国がイラン核開発制限に対し独自経済制裁を再開しようとしていることから、小幅続伸。
NY金は続落。時間外取引ではユーロ高を受けて堅調となった。日中取引ではドル高に転じたことを受けて戻りを売られ、3月21日以来の安値1,316.2ドルを付けた。 銀は、ドル高を受けて続落した。
プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落、パラジウムは反発。
26日のNYダウは続伸の前日比238.51ドル高の24,322.34ドルで引け。フェイスブック大幅高、米長期金利低下も支えに。26日の日経平均株価は反発。前日比比104円29銭高、の22,319円61銭で終える。26日のロンドン外為市場で円相場は横ばい。前日同水準の1ドル=109円30~40銭(現地16:00時点)ドル高の1ドル=108円65~75銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
引けにかけ概ね引き締まり、アルミは1.3%上昇
現地26日のLMEはおおむね堅調に引け、アルミは後場にかけ、ロシア、オレグ・デリパスカ氏がRUSALのリストラ計画を持たないとのニュースが流れ1.3%上昇した。前場では約2,200ドルでの動きだったが、後場でニュースが入ると直ちに2,300~2,315.20ドルのレンジに移行した。市場ボラティリティの不安定さはパニックを引き起こしもするが、チャンスの局面ともなる。3M価格は前日比30ドル高の2,275ドル。LME在庫は前日比9,750トン減、136万2,750トン。
強めの相場は広がって、亜鉛はこの2日間の在庫増による圧迫から抜けて3,100ドル以上のところで安定した。3M価格は3,135ドルで変わらず、LME在庫は1万8,675トン増加の22万8,150トン。2日連続の大幅な在庫増とキャンセルワラントの低水準から亜鉛のひっ迫感は解消されつつあるとの見方も。
ニッケルは制裁思惑が解消し、中国需要とEV分野の強気予想が支援となって、3Mは14,000ドルUPで堅調に引けた。3M物は前日比55ドル高の14,200ドルで引ける。LME在庫は前日比1,326トン減少の30万9,594トン。
カッパー3Mは上値6,900~7,000レンジで推移。チリ・BHPビリトン、エスコンディダ銅山での労使交渉が始まったところだが、初日は具体策なしに終わったため供給懸念から、直物の価格が上がる可能性がある。3Mは前日比43ドル安の、6,965ドル。LME在庫は前日比4,050トン減の34万2,250トン。
鉛3Mは安値サイドで2,292ドルを付けた、やはり後場にかけファンダメンタルの好調もあり引き締まる。前日比30ドル高の2,336ドル。LME在庫は1,050トン減少の12万9,800トン。
錫3Mも後場にかけて好調で、21,000ドル台で推移し、21,500ドルを試す展開に。3Mは前日比150ドル高の、21,400ドルで引ける。LME在庫は2,180トンで変わらず。
NY原油は米国がイラン核開発制限に対し独自経済制裁を再開しようとしていることから、小幅続伸。
NY金は続落。時間外取引ではユーロ高を受けて堅調となった。日中取引ではドル高に転じたことを受けて戻りを売られ、3月21日以来の安値1,316.2ドルを付けた。 銀は、ドル高を受けて続落した。
プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落、パラジウムは反発。
26日のNYダウは続伸の前日比238.51ドル高の24,322.34ドルで引け。フェイスブック大幅高、米長期金利低下も支えに。26日の日経平均株価は反発。前日比比104円29銭高、の22,319円61銭で終える。26日のロンドン外為市場で円相場は横ばい。前日同水準の1ドル=109円30~40銭(現地16:00時点)ドル高の1ドル=108円65~75銭。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地4月25日
『亜鉛在庫増でDown、AL、Ni反発, Cuドル高で反落』
現地25日のLME市場はドル高背景でカッパーが反落、亜鉛は在庫急増で下落、ニッケル、アルミは続落のあとに反発という展開になった。アルミ新地金3Mは小幅に反発。米政府が露RUSAL社に対しての制裁措置を緩和し、一時の供給懸念が後退していることで序盤弱含みで推移。しかし2,200ドルの節目が支持線となり切り返しに成功。2,273ドルまで上昇。しかしながら米長期金利が上昇し、10年物国債利回りは3%台で推移、ドル高が進んだことで2,186ドルまで下落するも2,200ドルを割れたところですぐに押し目買いが入り再び上昇しCLOSE。LMEアルミ在庫は前日比5,850トン減の137万2,500トン。
ニッケルも反発。中盤にアルミつれ安となり1万3,940ドルまで下落するも、1万4,000ドルにはレジスタンスあり、押し目買いが喚起されて中盤過ぎに1万4,245ドルまで上昇し堅調に引けた。意外に堅調。LMEニッケル在庫はさらに減少し1,404トン減の31万920トン。
カッパー3Mは反落。前半に6,948ドルまで軟化した後、中盤過ぎに7,028ドルまで浮上するも、ドル高が上値を圧迫し上げ幅を削りDownでClose。ドルインデックス指数が91ポイント台に乗る。3か月半ぶりの高値。LMEカッパー在庫は2,425トン減の34万6,300トン。
25日のロンドン外為市場で円相場は6日続落。前日比20銭円安ドル高の1ドル=109円30~40銭。米長期金利の上昇を背景に日米金利差が意識され円が売られる流れが続いた。
LME亜鉛はFallDown。アントワープでZinc在庫が30,075トンの増加をみたことが最大限嫌気され前日比2.5%のDown。前日比77ドルDownの3,135ドル。LME亜鉛在庫は28,150トン増の20万9,475トンとなった。亜鉛TCの18年長契価格はいまだ決まらず。
錫堅調。150ドル高の21,250ドルにジャンプアップ。現物と3Mとの「逆ザヤ」も260ドル以上に拡大しており買い気強い。インドネシアの供給ひっ迫感が材料視。
NY金は反落。前日比10.2ドル安の1,322.8ドル。ドル高に打たれて下落したことが全て。3月21日以来の安値に沈む。銀、PGMもDown。プラチナはドル高&テクニカルな売りで下げ幅を拡大し一時、4月6日以来の安値911.4ドルまで下落した。
25日のNYダウは反発。6営業日ぶり。前日比59.70ドル高の2万4,083.83ドルでClose。好決算からボーイング株が大幅高となり全体を押し上げ。しかし米長期金利の上昇から上げ幅は限定的だった。
25日の日経平均株価終値は前日比62.80円安の2万2,215.32円に。
情報提供会社: I R universe株式会社
『亜鉛在庫増でDown、AL、Ni反発, Cuドル高で反落』
現地25日のLME市場はドル高背景でカッパーが反落、亜鉛は在庫急増で下落、ニッケル、アルミは続落のあとに反発という展開になった。アルミ新地金3Mは小幅に反発。米政府が露RUSAL社に対しての制裁措置を緩和し、一時の供給懸念が後退していることで序盤弱含みで推移。しかし2,200ドルの節目が支持線となり切り返しに成功。2,273ドルまで上昇。しかしながら米長期金利が上昇し、10年物国債利回りは3%台で推移、ドル高が進んだことで2,186ドルまで下落するも2,200ドルを割れたところですぐに押し目買いが入り再び上昇しCLOSE。LMEアルミ在庫は前日比5,850トン減の137万2,500トン。
ニッケルも反発。中盤にアルミつれ安となり1万3,940ドルまで下落するも、1万4,000ドルにはレジスタンスあり、押し目買いが喚起されて中盤過ぎに1万4,245ドルまで上昇し堅調に引けた。意外に堅調。LMEニッケル在庫はさらに減少し1,404トン減の31万920トン。
カッパー3Mは反落。前半に6,948ドルまで軟化した後、中盤過ぎに7,028ドルまで浮上するも、ドル高が上値を圧迫し上げ幅を削りDownでClose。ドルインデックス指数が91ポイント台に乗る。3か月半ぶりの高値。LMEカッパー在庫は2,425トン減の34万6,300トン。
25日のロンドン外為市場で円相場は6日続落。前日比20銭円安ドル高の1ドル=109円30~40銭。米長期金利の上昇を背景に日米金利差が意識され円が売られる流れが続いた。
LME亜鉛はFallDown。アントワープでZinc在庫が30,075トンの増加をみたことが最大限嫌気され前日比2.5%のDown。前日比77ドルDownの3,135ドル。LME亜鉛在庫は28,150トン増の20万9,475トンとなった。亜鉛TCの18年長契価格はいまだ決まらず。
錫堅調。150ドル高の21,250ドルにジャンプアップ。現物と3Mとの「逆ザヤ」も260ドル以上に拡大しており買い気強い。インドネシアの供給ひっ迫感が材料視。
NY金は反落。前日比10.2ドル安の1,322.8ドル。ドル高に打たれて下落したことが全て。3月21日以来の安値に沈む。銀、PGMもDown。プラチナはドル高&テクニカルな売りで下げ幅を拡大し一時、4月6日以来の安値911.4ドルまで下落した。
25日のNYダウは反発。6営業日ぶり。前日比59.70ドル高の2万4,083.83ドルでClose。好決算からボーイング株が大幅高となり全体を押し上げ。しかし米長期金利の上昇から上げ幅は限定的だった。
25日の日経平均株価終値は前日比62.80円安の2万2,215.32円に。
情報提供会社: I R universe株式会社
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MIRU MORNING EXPRESS 現地4月24日
『アルミ、ニッケル続落、カッパー浮上』
現地24日のLME市場は、引き続き米の対露制裁緩和期限延長でアルミ、ニッケルが続落。露RUSALからアルミの供給を受けている米企業に対し、米政府が制裁措置への対応期限を延期し、一段の制裁緩和を示唆したことを受け、2週間ぶりの安値をつけた。つまり制裁発表前の水準まで下落しつつある。米財務省は米企業に対する制裁措置への対応期限を6月5日から10月23日に延期すると発表している。
アルミ3Mは前日比68ドルdownの2,227ドルまで下落。先週は2,718ドルと2011年半ば以来、7年ぶりの高値まで上昇していた。アルミは2営業日で10.5%の急落をみている。
ニッケルも続落。3Mは前日比285ドルdownの13,990ドルと4月13日以降で初めて14,000ドルを割りこむ。4月6日以来、やはり米の対露制裁発表前の水準まで後退す。一連の思惑で投機的な値動きを示したが、ニッケルの現物ファンダメンタルは底堅いため、ここからさらに落ちることもないという見方が大勢。LMEニッケル在庫は順調に減少し588トン減の312,324トン。
アルミ、ニッケルの後退とは対照的にカッパーは上昇。前日比70ドル高の7,013ドルを鮮やかにHIT。BHPビリトン所有のエスコンディーダ銅鉱山での労使交渉がスタートしたことも買い要因。エスコンディーダは世界最大の銅鉱山でチリの銅生産全体の18%のシェアがある。ただ現時点では労働争議が起きる雰囲気はなく、労使双方友好的に会談を進める方向となっている。
亜鉛、鉛、錫のマイナーメタル三姉妹は手掛かり材料なくレンジ内で横ばい続く、盛り上がりに欠ける展開。亜鉛は17ドルdownの3,212ドル、鉛は10ドルdownの2,310ドル。錫はインドネシアからの輸出が一時的に止まっている(輸出に必要な推薦状の交付が止まっていることで混乱)にもかかわらず21,100ドルでCLOSE。
NY原油反落。前日比0.94ドルdownの67.70ドル。イランの核合意に向けて米仏首脳が協議したことが不謹慎ながら相場には嫌気されてDown。しかしトランプ米大統領はイランの核開発を制限する現状の合意について、最初から合意を結ぶべきではなかった、とこれまでと同様に批判的ではある。
NY金は反発。前日比9ドル高の1,333ドル。米長期金利の上昇を受けて米株が急落~ドル安の流れで金堅調に。プラチナ反発、パラジウムは続落。米の対露制裁緩和でパラジウムにテクニカルな売りも生じ、一時、4月12日以来の安値955.75ドルをつける。
24日のNYダウは続落。前日比424.56ドル安の2万4,024.13ドル。3Mとキャタピラーの株価が急落しハイテク株安も覆いかぶさり下落。キャタピラーCFOが今年1~3月期の1株利益がピークだった、との見方を示したことで先行き不安が市場に広がった。24日の日経平均株価終値は前日比190.08円高の2万2,278.12円。
ロンドン外為で円相場は5日続落。前日比70銭円安ドル高の1ドル=109円10~20銭。2月上旬以来の円安水準に。米長期金利の上昇で日米金利差拡大が意識され円売りに。
情報提供会社: I R universe株式会社
『アルミ、ニッケル続落、カッパー浮上』
現地24日のLME市場は、引き続き米の対露制裁緩和期限延長でアルミ、ニッケルが続落。露RUSALからアルミの供給を受けている米企業に対し、米政府が制裁措置への対応期限を延期し、一段の制裁緩和を示唆したことを受け、2週間ぶりの安値をつけた。つまり制裁発表前の水準まで下落しつつある。米財務省は米企業に対する制裁措置への対応期限を6月5日から10月23日に延期すると発表している。
アルミ3Mは前日比68ドルdownの2,227ドルまで下落。先週は2,718ドルと2011年半ば以来、7年ぶりの高値まで上昇していた。アルミは2営業日で10.5%の急落をみている。
ニッケルも続落。3Mは前日比285ドルdownの13,990ドルと4月13日以降で初めて14,000ドルを割りこむ。4月6日以来、やはり米の対露制裁発表前の水準まで後退す。一連の思惑で投機的な値動きを示したが、ニッケルの現物ファンダメンタルは底堅いため、ここからさらに落ちることもないという見方が大勢。LMEニッケル在庫は順調に減少し588トン減の312,324トン。
アルミ、ニッケルの後退とは対照的にカッパーは上昇。前日比70ドル高の7,013ドルを鮮やかにHIT。BHPビリトン所有のエスコンディーダ銅鉱山での労使交渉がスタートしたことも買い要因。エスコンディーダは世界最大の銅鉱山でチリの銅生産全体の18%のシェアがある。ただ現時点では労働争議が起きる雰囲気はなく、労使双方友好的に会談を進める方向となっている。
亜鉛、鉛、錫のマイナーメタル三姉妹は手掛かり材料なくレンジ内で横ばい続く、盛り上がりに欠ける展開。亜鉛は17ドルdownの3,212ドル、鉛は10ドルdownの2,310ドル。錫はインドネシアからの輸出が一時的に止まっている(輸出に必要な推薦状の交付が止まっていることで混乱)にもかかわらず21,100ドルでCLOSE。
NY原油反落。前日比0.94ドルdownの67.70ドル。イランの核合意に向けて米仏首脳が協議したことが不謹慎ながら相場には嫌気されてDown。しかしトランプ米大統領はイランの核開発を制限する現状の合意について、最初から合意を結ぶべきではなかった、とこれまでと同様に批判的ではある。
NY金は反発。前日比9ドル高の1,333ドル。米長期金利の上昇を受けて米株が急落~ドル安の流れで金堅調に。プラチナ反発、パラジウムは続落。米の対露制裁緩和でパラジウムにテクニカルな売りも生じ、一時、4月12日以来の安値955.75ドルをつける。
24日のNYダウは続落。前日比424.56ドル安の2万4,024.13ドル。3Mとキャタピラーの株価が急落しハイテク株安も覆いかぶさり下落。キャタピラーCFOが今年1~3月期の1株利益がピークだった、との見方を示したことで先行き不安が市場に広がった。24日の日経平均株価終値は前日比190.08円高の2万2,278.12円。
ロンドン外為で円相場は5日続落。前日比70銭円安ドル高の1ドル=109円10~20銭。2月上旬以来の円安水準に。米長期金利の上昇で日米金利差拡大が意識され円売りに。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地4月23日
『対露制裁懸念後退から、アルミ、ニッケル共急落』
現地23日のLMEは、記録的な高騰を続けていたアルミが米による露RUSALへの追加的な制裁が実施されないと23日発表され、先週末比7.5%の大幅続落となった。3M物は急落。米国によるロシアRUSALに対する制裁措置を背景とした供給懸念や指定倉庫在庫の減少が支援材料となり、序盤は買いが先行した。前半は堅調に推移したが、ドル高の進行を受け、2,500ドル割れとなると、急速に値を崩し、2,400、2,300ドルの節目を次々と割り込み、終盤に今月12日以来の安値となる2,237ドルまで値を崩した。安値を離れたが、2,300ドルを割り込んで引けた。ドルインデックス指数90.96まで上昇し、1月12日以来の高値をつけ、ドル高を嫌気した手じまい売りがあったもよう。3M物は先週末比174ドル安の2,295ドルで引けた。4月20日のLME在庫は前日比1万525トン減少の138万5,025トン。
ニッケル3M物も制裁懸念後退で大幅続落。序盤、1万4,880ドルまで小反発したが、反発力は限られ中盤から終盤にかけて売り優勢となり、終盤には今月13日以来の安値となる1万3,830ドルまで下落。
先週末比565ドル安の14,265ドル。LME在庫は4月20日比18トン増加の31万2,912トン。
カッパー3Mは下落。取引序盤は買いが先行し、7040.5ドルまで上昇。しかしドル高の進行を受け、急速に上げ幅を削り、終盤に6,568ドルまで下落。アルミ、ニッケルに比べ、先週までの上げ幅が小さかったため、下げ幅も比較的、小さかった。先週末比49ドル安の6,943ドルで引ける。LME在庫は4月20日比1,550トン減少の35万1,825トン。
亜鉛3Mは先週末比3.50ドル安の3,229ドル。LME在庫は4月20日比1,825トン減少の18万3,175トン。鉛3Mは先週末比45ドル安の、2,320ドル。LME在庫は4月20日比50トン減少の13万950トン。錫3Mは先週末比675ドル安の21,050ドル。LME在庫は4月20日比60トン減少の2,155トン。
NY金は大幅続落。時間外取引から売り優勢となり、1,328ドル台まで軟化。 週末の北朝鮮リスク後退観測から、ドルが堅調な値動きとなったことが弱材料となった。日中取引開始後も売り圧力が強く、下げ幅を拡大し、1323.8ドルまで下落。引き続き、米10年債利回りは上昇し、米金利の上昇傾向が続いたことで戻りは鈍く、ほぼこの日の安値で引けた。銀も金と同様の動きで続落。Ptは続落、Pdは急反落。
23日のNYダウは4日続落の先週末比14.25ドル安の24,408.69ドルで引け。23日の日経平均株価は続落。週末日比比74円20銭安の22,088円04銭で終える。23日のNY外為市場で円相場は米長期金利高から続落。先週末比1円05銭円安ドル高の1ドル=108円65~75銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
『対露制裁懸念後退から、アルミ、ニッケル共急落』
現地23日のLMEは、記録的な高騰を続けていたアルミが米による露RUSALへの追加的な制裁が実施されないと23日発表され、先週末比7.5%の大幅続落となった。3M物は急落。米国によるロシアRUSALに対する制裁措置を背景とした供給懸念や指定倉庫在庫の減少が支援材料となり、序盤は買いが先行した。前半は堅調に推移したが、ドル高の進行を受け、2,500ドル割れとなると、急速に値を崩し、2,400、2,300ドルの節目を次々と割り込み、終盤に今月12日以来の安値となる2,237ドルまで値を崩した。安値を離れたが、2,300ドルを割り込んで引けた。ドルインデックス指数90.96まで上昇し、1月12日以来の高値をつけ、ドル高を嫌気した手じまい売りがあったもよう。3M物は先週末比174ドル安の2,295ドルで引けた。4月20日のLME在庫は前日比1万525トン減少の138万5,025トン。
ニッケル3M物も制裁懸念後退で大幅続落。序盤、1万4,880ドルまで小反発したが、反発力は限られ中盤から終盤にかけて売り優勢となり、終盤には今月13日以来の安値となる1万3,830ドルまで下落。
先週末比565ドル安の14,265ドル。LME在庫は4月20日比18トン増加の31万2,912トン。
カッパー3Mは下落。取引序盤は買いが先行し、7040.5ドルまで上昇。しかしドル高の進行を受け、急速に上げ幅を削り、終盤に6,568ドルまで下落。アルミ、ニッケルに比べ、先週までの上げ幅が小さかったため、下げ幅も比較的、小さかった。先週末比49ドル安の6,943ドルで引ける。LME在庫は4月20日比1,550トン減少の35万1,825トン。
亜鉛3Mは先週末比3.50ドル安の3,229ドル。LME在庫は4月20日比1,825トン減少の18万3,175トン。鉛3Mは先週末比45ドル安の、2,320ドル。LME在庫は4月20日比50トン減少の13万950トン。錫3Mは先週末比675ドル安の21,050ドル。LME在庫は4月20日比60トン減少の2,155トン。
NY金は大幅続落。時間外取引から売り優勢となり、1,328ドル台まで軟化。 週末の北朝鮮リスク後退観測から、ドルが堅調な値動きとなったことが弱材料となった。日中取引開始後も売り圧力が強く、下げ幅を拡大し、1323.8ドルまで下落。引き続き、米10年債利回りは上昇し、米金利の上昇傾向が続いたことで戻りは鈍く、ほぼこの日の安値で引けた。銀も金と同様の動きで続落。Ptは続落、Pdは急反落。
23日のNYダウは4日続落の先週末比14.25ドル安の24,408.69ドルで引け。23日の日経平均株価は続落。週末日比比74円20銭安の22,088円04銭で終える。23日のNY外為市場で円相場は米長期金利高から続落。先週末比1円05銭円安ドル高の1ドル=108円65~75銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地4月20日
『利食い売りでアルミ、ニッケルDown』
現地20日のLME市場は、今週LMEを強力に引っ張ってきたアルミとニッケルが利食い売りでDown。今週の過剰な買いを落ち着かせるべく相応の水準まで低下した。アルミ3Mは前日比137ドルDownの2,450ドル、後場も2,450ドルで変わらず。LMEアルミ在庫は8,800トン減の1,395,550トンに。露RUSAL制裁への影響が市場で消化されるなか、4月6日からの上昇が24%と記録的な急伸を示したことで利食い売り広がり、供給懸念も和らぐ。相場高騰で中国からの供給が増える可能性も指摘されている。
ニッケル3Mも急反落。前日比1,140ドルDownの14,650ドル。利食いの売り&露ノリリスクニッケルへの制裁が行われるかどうか懐疑的な面もあり一旦は手じまい売り。取引ロットは8,761と扱い高も減少。しかし今週はアルミとニッケルの取引高激増でLME史上過去最高の扱い高を記録した1週間だった。アルミ、ニッケルはまだ不確実性を残しているので来週も引き続きボラティリティの激しい値動きになることが予想される。
亜鉛は12.5ドル高の3,260.5ドル、鉛は22ドル高の2,373ドルで地道に堅調な姉妹金属。錫は50ドル高の21,600ドル。インドネシアの供給ひっ迫懸念はあるがいまひとつ伸びきれず錫。
20日のNY原油は小幅にUP。前日比0.09ドル高の68.38ドル。OPEC加盟国、非加盟国による共同閣僚監視委員会(JMMC)が行われたものの、手掛かり材料はなく小動きに終始。
モリブデン、バナジウムは反落シーズンに。酸化モリブデンは高値抵抗からポンド13ドルDownを経て12.5ドル前後まで下落。フェロバナジウムも欧州ユーザーからの抵抗にあいキロ67ドル前後と下落したが、いずれも短期的な調整で終わるとみられる。
NY金は続落。前日比10.5ドルdownの1,338.3ドル。ドル高を受けて反落す。ドルインデックス指数が90ポイント台に乗りドル高ムードが強まる。また米10年債利回りが2.9%台半ばまで上昇、長期金利の上昇を嫌気した貴金属の売りが広がった。
20日のNYダウは3日続落。前日比201.95ドル安の2万4,462.94ドル。スマホの販売鈍化が警戒されアップル株が急落したこと、米長期金利が4年3か月ぶりの水準にまで上昇したことも手じまい売りを誘った。20日の日経平均株価終値は前日比28.94円安の2万2,162.24円。20日のロンドン外為市場で円相場は3日続落。前日比30銭円安ドル高の1ドル=107円60~70銭。米長期金利上昇から円売りドル買いが進んだ。
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『利食い売りでアルミ、ニッケルDown』
現地20日のLME市場は、今週LMEを強力に引っ張ってきたアルミとニッケルが利食い売りでDown。今週の過剰な買いを落ち着かせるべく相応の水準まで低下した。アルミ3Mは前日比137ドルDownの2,450ドル、後場も2,450ドルで変わらず。LMEアルミ在庫は8,800トン減の1,395,550トンに。露RUSAL制裁への影響が市場で消化されるなか、4月6日からの上昇が24%と記録的な急伸を示したことで利食い売り広がり、供給懸念も和らぐ。相場高騰で中国からの供給が増える可能性も指摘されている。
ニッケル3Mも急反落。前日比1,140ドルDownの14,650ドル。利食いの売り&露ノリリスクニッケルへの制裁が行われるかどうか懐疑的な面もあり一旦は手じまい売り。取引ロットは8,761と扱い高も減少。しかし今週はアルミとニッケルの取引高激増でLME史上過去最高の扱い高を記録した1週間だった。アルミ、ニッケルはまだ不確実性を残しているので来週も引き続きボラティリティの激しい値動きになることが予想される。
亜鉛は12.5ドル高の3,260.5ドル、鉛は22ドル高の2,373ドルで地道に堅調な姉妹金属。錫は50ドル高の21,600ドル。インドネシアの供給ひっ迫懸念はあるがいまひとつ伸びきれず錫。
20日のNY原油は小幅にUP。前日比0.09ドル高の68.38ドル。OPEC加盟国、非加盟国による共同閣僚監視委員会(JMMC)が行われたものの、手掛かり材料はなく小動きに終始。
モリブデン、バナジウムは反落シーズンに。酸化モリブデンは高値抵抗からポンド13ドルDownを経て12.5ドル前後まで下落。フェロバナジウムも欧州ユーザーからの抵抗にあいキロ67ドル前後と下落したが、いずれも短期的な調整で終わるとみられる。
NY金は続落。前日比10.5ドルdownの1,338.3ドル。ドル高を受けて反落す。ドルインデックス指数が90ポイント台に乗りドル高ムードが強まる。また米10年債利回りが2.9%台半ばまで上昇、長期金利の上昇を嫌気した貴金属の売りが広がった。
20日のNYダウは3日続落。前日比201.95ドル安の2万4,462.94ドル。スマホの販売鈍化が警戒されアップル株が急落したこと、米長期金利が4年3か月ぶりの水準にまで上昇したことも手じまい売りを誘った。20日の日経平均株価終値は前日比28.94円安の2万2,162.24円。20日のロンドン外為市場で円相場は3日続落。前日比30銭円安ドル高の1ドル=107円60~70銭。米長期金利上昇から円売りドル買いが進んだ。
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金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地4月19日
『アルミ2,700ドル超え、ニッケル17,000ドルに接近』
現地19日のLMEは、アルミの取引量は記録的な41,000ロットとなったものの、全体として引けにかけて軟化した。アルミ3Mは続伸。中盤に2,660ドルまで続伸、一旦は2,559ドルまで値を下げるも、さらに買い上げが続き2,718ドルまで値を飛ばす。2011年5月以来、7年ぶりの高値をHIT。しかしここからは利食い売りで下落に転じ2,398ドルまで急落するも押し目形成でしっかりでCLOSE。
ニッケルは露ノリリスクス・ニッケルへの制裁懸念が依然として尾を引くなか、当日中値差は水曜の1,670ドルを凌駕し2009年来の1,810ドルとなった。短期的な要因での上昇もさることながら、ファンダメンタル的な需要要因が下支えとなっている。3Mものは前日比200ドル安の15,075ドル。LME在庫は前日比1,350トン減の31万4,328トン。ニッケル3Mは中盤に16,690ドルと2014年12月以来の高値をマークするも、後半はドル高、商品安の流れで利食い売り。14,810ドルまで急落するも、安値拾いの買いで15,000ドル台まで戻して引けた。
カッパー3Mは前日水曜日に支持線を見せたのち、7,000ドル線を割って、前日比38ドル安の6,984ドルで引けた。LME在庫は前日比4,125トン増加の35万5,150トン。亜鉛と鉛3Mは強めのファンダメンタルにもかかわらず、小安で引けた。亜鉛3Mは前日比42ドル安の、3,223ドル。LME在庫は、前日比2,250トン減少の18万6,825トン。鉛3Mは前日比40ドル安の、2,337ドル。LME在庫は、前日比125トン減少の、12万9,500トン。錫3Mは、前日比25ドル安の、21,450ドル。LME在庫は85トン増加の、2,100トン。
19日のNY原油は反落。前日比0.18ドル安の68.29ドル。OPEC、ロシアの協調減産は来年も引き続き行われる見通しであることから強含みとなっているが、節目の70ドルに接近したこと、ドル高で利食い売り反落。
米新規失業保険申請件数は前週比1,000件減の23万2,000件、事前予想は23万件。
NY金は反落。時間外取引では安寄りしたのち、ユーロ高を受けて押し目を買われる場面も見られたが、欧州時間に上げ一服となった。日中取引ではドル高を受けて軟調となり、1,343.2ドルまで下落した。銀は、2月1日以来の高値1,736.0セントを付けたのち、ドル高などを受けて反落した。プラチナ系貴金属(PGM)は、ドル高を受けて反落。19日のNYダウはスマホ系が重しとなり前日比83.18ドル安の24,664.89ドルで引け。19日の日経平均株価は5日続伸。前日比52円98銭高、の22,191円18銭で終える。19日のロンドン外為市場で円相場は、対ドル小幅安。前日比10銭円安ドル高の1ドル=107円30~40銭。(現地1,600比較)。
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『アルミ2,700ドル超え、ニッケル17,000ドルに接近』
現地19日のLMEは、アルミの取引量は記録的な41,000ロットとなったものの、全体として引けにかけて軟化した。アルミ3Mは続伸。中盤に2,660ドルまで続伸、一旦は2,559ドルまで値を下げるも、さらに買い上げが続き2,718ドルまで値を飛ばす。2011年5月以来、7年ぶりの高値をHIT。しかしここからは利食い売りで下落に転じ2,398ドルまで急落するも押し目形成でしっかりでCLOSE。
ニッケルは露ノリリスクス・ニッケルへの制裁懸念が依然として尾を引くなか、当日中値差は水曜の1,670ドルを凌駕し2009年来の1,810ドルとなった。短期的な要因での上昇もさることながら、ファンダメンタル的な需要要因が下支えとなっている。3Mものは前日比200ドル安の15,075ドル。LME在庫は前日比1,350トン減の31万4,328トン。ニッケル3Mは中盤に16,690ドルと2014年12月以来の高値をマークするも、後半はドル高、商品安の流れで利食い売り。14,810ドルまで急落するも、安値拾いの買いで15,000ドル台まで戻して引けた。
カッパー3Mは前日水曜日に支持線を見せたのち、7,000ドル線を割って、前日比38ドル安の6,984ドルで引けた。LME在庫は前日比4,125トン増加の35万5,150トン。亜鉛と鉛3Mは強めのファンダメンタルにもかかわらず、小安で引けた。亜鉛3Mは前日比42ドル安の、3,223ドル。LME在庫は、前日比2,250トン減少の18万6,825トン。鉛3Mは前日比40ドル安の、2,337ドル。LME在庫は、前日比125トン減少の、12万9,500トン。錫3Mは、前日比25ドル安の、21,450ドル。LME在庫は85トン増加の、2,100トン。
19日のNY原油は反落。前日比0.18ドル安の68.29ドル。OPEC、ロシアの協調減産は来年も引き続き行われる見通しであることから強含みとなっているが、節目の70ドルに接近したこと、ドル高で利食い売り反落。
米新規失業保険申請件数は前週比1,000件減の23万2,000件、事前予想は23万件。
NY金は反落。時間外取引では安寄りしたのち、ユーロ高を受けて押し目を買われる場面も見られたが、欧州時間に上げ一服となった。日中取引ではドル高を受けて軟調となり、1,343.2ドルまで下落した。銀は、2月1日以来の高値1,736.0セントを付けたのち、ドル高などを受けて反落した。プラチナ系貴金属(PGM)は、ドル高を受けて反落。19日のNYダウはスマホ系が重しとなり前日比83.18ドル安の24,664.89ドルで引け。19日の日経平均株価は5日続伸。前日比52円98銭高、の22,191円18銭で終える。19日のロンドン外為市場で円相場は、対ドル小幅安。前日比10銭円安ドル高の1ドル=107円30~40銭。(現地1,600比較)。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地4月18日
『ロシア要因でアルミ続騰、ニッケル暴騰』
現地18日のLME市場の主役はニッケル。米による露制裁で先行してアルミが急伸してきたが、ここにロシアのノルリスク ニッケルにも制裁が入るのではないかとの思惑が入り投機的な買いが急増。ニッケルの取引高は2016年11月以来最高の23,000ロットに達し、価格は15,875ドルと2014年12月以来、3年ぶりの高値をHIT。きわめてテクニカルな要因によって押し上げられているが、さらにジャンプアップし16,000ドルを上回ることは必至。改めて年内に20,000ドル大台乗せが意識される展開。
米が4日に発表した露企業、個人に対する追加制裁のなかに大富豪のデリパスカ氏がターゲットにされていることで氏がオーナーであるRUSALが制裁対象となり、供給懸念からアルミが急騰しているが、氏はまたノルリスクニッケルの27.8%の株主であることがここにきてクローズアップされた格好。これはRUSAL制裁時から予想されていたことではあったが、ついにニッケルに火がついた。
また、関連してLMEが昨年10月に発表していた古いノルリスクブランドのニッケルを上場廃止としていたことも過剰に意識された。ノルリスクはニッケル、パラジウムの供給で世界一。パラジウムは世界シェアの46%を占めており、仮に実際にノルリスクへの制裁が実施されるとすれば、その影響はアルミの比ではなく、ニッケルにパニック的な買いが続き一気に2万ドルまで駆け上っていくことになろう。ノルリスク関連でパラジウムも急上昇。NYは1,034ドルと1か月半ぶりの高値をHIT。
LMEアルミも続騰。引き続き露RUSALに対する制裁影響から供給懸念が強まりテクニカルな買いが入り前日比132ドル高の2,537ドルと急伸。2011年8月以来、7年ぶりの大台に乗る。
LMEではこのアルミとニッケルの2TOPが突出して目立っているが、カッパーも地道に上昇。この日はアルミ、ニッケル高に追随する格好で145ドル高の7,022ドルと2月以来の7,000ドル大台に乗る。亜鉛も急騰、前日比139.5ドル高の3,265ドルへ、鉛も小幅に27ドル高の2,377ドルへ上昇した。
18日のNY原油は続伸、前日比1.95ドル高の68.47ドルで2014年以来の高値HIT。サウジアラビアが原油価格の目標値として80ドルを目指しているとの報道があったほか、100ドルも視野に入れていると伝わったことが材料視された。
NY金はユーロ高ドル安から買われ4ドル高の1,353.5ドル、パラジウムがノルリスク ニッケル制裁懸念から買われ29.95ドル高の1,034.95ドル。さらに続伸気配。
18日のNYダウは3営業日ぶりに反落。前日比38.56ドル高の2万4,748.07ドル。エネルギー関連株は上昇したもののIBM下落が響いた。18日の日経平均株価終値は前日比310.61円高の2万2,158.20円に。18日のロンドン外為で円は小幅安。1ドル=107円20~30銭。
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『ロシア要因でアルミ続騰、ニッケル暴騰』
現地18日のLME市場の主役はニッケル。米による露制裁で先行してアルミが急伸してきたが、ここにロシアのノルリスク ニッケルにも制裁が入るのではないかとの思惑が入り投機的な買いが急増。ニッケルの取引高は2016年11月以来最高の23,000ロットに達し、価格は15,875ドルと2014年12月以来、3年ぶりの高値をHIT。きわめてテクニカルな要因によって押し上げられているが、さらにジャンプアップし16,000ドルを上回ることは必至。改めて年内に20,000ドル大台乗せが意識される展開。
米が4日に発表した露企業、個人に対する追加制裁のなかに大富豪のデリパスカ氏がターゲットにされていることで氏がオーナーであるRUSALが制裁対象となり、供給懸念からアルミが急騰しているが、氏はまたノルリスクニッケルの27.8%の株主であることがここにきてクローズアップされた格好。これはRUSAL制裁時から予想されていたことではあったが、ついにニッケルに火がついた。
また、関連してLMEが昨年10月に発表していた古いノルリスクブランドのニッケルを上場廃止としていたことも過剰に意識された。ノルリスクはニッケル、パラジウムの供給で世界一。パラジウムは世界シェアの46%を占めており、仮に実際にノルリスクへの制裁が実施されるとすれば、その影響はアルミの比ではなく、ニッケルにパニック的な買いが続き一気に2万ドルまで駆け上っていくことになろう。ノルリスク関連でパラジウムも急上昇。NYは1,034ドルと1か月半ぶりの高値をHIT。
LMEアルミも続騰。引き続き露RUSALに対する制裁影響から供給懸念が強まりテクニカルな買いが入り前日比132ドル高の2,537ドルと急伸。2011年8月以来、7年ぶりの大台に乗る。
LMEではこのアルミとニッケルの2TOPが突出して目立っているが、カッパーも地道に上昇。この日はアルミ、ニッケル高に追随する格好で145ドル高の7,022ドルと2月以来の7,000ドル大台に乗る。亜鉛も急騰、前日比139.5ドル高の3,265ドルへ、鉛も小幅に27ドル高の2,377ドルへ上昇した。
18日のNY原油は続伸、前日比1.95ドル高の68.47ドルで2014年以来の高値HIT。サウジアラビアが原油価格の目標値として80ドルを目指しているとの報道があったほか、100ドルも視野に入れていると伝わったことが材料視された。
NY金はユーロ高ドル安から買われ4ドル高の1,353.5ドル、パラジウムがノルリスク ニッケル制裁懸念から買われ29.95ドル高の1,034.95ドル。さらに続伸気配。
18日のNYダウは3営業日ぶりに反落。前日比38.56ドル高の2万4,748.07ドル。エネルギー関連株は上昇したもののIBM下落が響いた。18日の日経平均株価終値は前日比310.61円高の2万2,158.20円に。18日のロンドン外為で円は小幅安。1ドル=107円20~30銭。
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金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地4月17日
『ドル安も支援しアルミ、ニッケル強保ち合い』
現地17日のLME市場は、引き続きアルミ、ニッケルが主導する格好で強気維持。ドル安も相場を支援。
アルミはRUSAL要因で続伸。3Mは2,435ドルと6年半ぶり高値で地固め。中国の経済指標が予想を若干下回ったことで一時弱含むも2,400ドル前後をキープ。しかしながら相場上昇とともに在庫も大幅に上昇。17日は52,125トン増の1,412,400トンまで増加している。ソシエテジェネラルは需給背景からすると現在の相場水準が適正だが、投機筋が入っているため2,800ドル~3,000ドルまで上昇する可能性もあると予想。しかしここまで上昇するとその後の反落も急角度か。先週のアルミの取り扱い高は平均35,000ロットという驚異的な扱い高だったが、17日は27,000ロット。RUSAL株価の下落によりライバルのALCOAの株価は2011年以来の高値に上昇す。
ニッケルも強気キープ。3Mは前日比120ドルDownの14,215ドルに後退するも、センチメントは改善されており強保ち合い。フィリピンの露天掘り禁止の検討、投機的な買いも続いており14,000ドル台を一般化させる展開。今週末にはもう一段の高値で今年の最高値をHITする気配。LMEニッケル在庫は2,466トン増の314,454トン。
中国の3月の鉱工業生産は前年同月比6%増で7カ月ぶりの低い伸び。1~3月の実質GDPは前年同期比6.8%増で予想を上回った。まだ中国経済は底堅いといえる。
錫上昇、前日比450ドル高の21,475ドルまで上昇とはいえレンジ圏内。LMEの主役であるはずのカッパーはひたすら地味な動きで前日比33.5ドルdownの6,877ドルと精彩欠く展開続く。現在のところ手掛かり材料少なしカッパーの春。亜鉛は17.5ドル高の3,154ドル、鉛は20ドルDownの2,350ドルでこちらも手掛かり材料薄。
IMF、2018年と2019年の世界経済成長予想はいずれも3.9%で据え置き。米は18年が2.9%、19年2.7%でそれぞれ0.2pt上方修正。ユーロ圏は18年2.4%。堅調な世界経済も2020年以降は鈍化する、とIMF予想。
17日のNY原油は小反発。米がロシアに対する追加制裁を見送り、シリアを巡る米露の緊迫感が後退するなかで売り優勢となったが、OPEC、ロシアが協調減産の延長の是非について協議する見通しとなっていることから押し目買いが入り上昇した。
NY金は反落。前日比1.2ドル安の1,349.5ドル。ドル高、米露リスク後退からDown
17日のNYダウは続伸。前日比213.59ドル高の2万4,786.63ドル。3月16日以来の高値。米主要企業の好決算が相次ぎ投資家心理を強気に傾けた。
17日の日経平均株価終値は前日比12.06円高の2万1,847.59円。17日のロンドン外為市場で円相場は小幅続伸。前日比10銭円高ドル安の1ドル=107円10~20銭。
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『ドル安も支援しアルミ、ニッケル強保ち合い』
現地17日のLME市場は、引き続きアルミ、ニッケルが主導する格好で強気維持。ドル安も相場を支援。
アルミはRUSAL要因で続伸。3Mは2,435ドルと6年半ぶり高値で地固め。中国の経済指標が予想を若干下回ったことで一時弱含むも2,400ドル前後をキープ。しかしながら相場上昇とともに在庫も大幅に上昇。17日は52,125トン増の1,412,400トンまで増加している。ソシエテジェネラルは需給背景からすると現在の相場水準が適正だが、投機筋が入っているため2,800ドル~3,000ドルまで上昇する可能性もあると予想。しかしここまで上昇するとその後の反落も急角度か。先週のアルミの取り扱い高は平均35,000ロットという驚異的な扱い高だったが、17日は27,000ロット。RUSAL株価の下落によりライバルのALCOAの株価は2011年以来の高値に上昇す。
ニッケルも強気キープ。3Mは前日比120ドルDownの14,215ドルに後退するも、センチメントは改善されており強保ち合い。フィリピンの露天掘り禁止の検討、投機的な買いも続いており14,000ドル台を一般化させる展開。今週末にはもう一段の高値で今年の最高値をHITする気配。LMEニッケル在庫は2,466トン増の314,454トン。
中国の3月の鉱工業生産は前年同月比6%増で7カ月ぶりの低い伸び。1~3月の実質GDPは前年同期比6.8%増で予想を上回った。まだ中国経済は底堅いといえる。
錫上昇、前日比450ドル高の21,475ドルまで上昇とはいえレンジ圏内。LMEの主役であるはずのカッパーはひたすら地味な動きで前日比33.5ドルdownの6,877ドルと精彩欠く展開続く。現在のところ手掛かり材料少なしカッパーの春。亜鉛は17.5ドル高の3,154ドル、鉛は20ドルDownの2,350ドルでこちらも手掛かり材料薄。
IMF、2018年と2019年の世界経済成長予想はいずれも3.9%で据え置き。米は18年が2.9%、19年2.7%でそれぞれ0.2pt上方修正。ユーロ圏は18年2.4%。堅調な世界経済も2020年以降は鈍化する、とIMF予想。
17日のNY原油は小反発。米がロシアに対する追加制裁を見送り、シリアを巡る米露の緊迫感が後退するなかで売り優勢となったが、OPEC、ロシアが協調減産の延長の是非について協議する見通しとなっていることから押し目買いが入り上昇した。
NY金は反落。前日比1.2ドル安の1,349.5ドル。ドル高、米露リスク後退からDown
17日のNYダウは続伸。前日比213.59ドル高の2万4,786.63ドル。3月16日以来の高値。米主要企業の好決算が相次ぎ投資家心理を強気に傾けた。
17日の日経平均株価終値は前日比12.06円高の2万1,847.59円。17日のロンドン外為市場で円相場は小幅続伸。前日比10銭円高ドル安の1ドル=107円10~20銭。
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地4月16日
『アルミ、ニッケル続騰でSTRONG』
週明け現地16日のLME市場は、前週に引き続きアルミ、ニッケルが続騰しマーケットをけん引する展開に。アルミ続騰。現物は2,411ドル、3Mは2,399ドルまで上昇逆ザヤ幅は12ドル。米の露RUSAL社への経済制裁以来アルミの大幅高が続いているが、このRUSALに対する米の制裁により、グレンコア、リオティントが一部の顧客との契約で不可抗力条項(フォースマジュール)を発動する方針を明らかにしたことでアルミはさらに強含み値を飛ばした。3Mは2,403ドルまで急騰し2011年9月以来、6年半ぶりの高値をつける。相場上昇以来、在庫の増加が続いているが、マイナス材料にはならず強気一辺倒のアルミは3,000ドルを目指す。16日のLMEアルミ在庫は1万5,100トン増の136万275トン。
ニッケルも続騰。アルミの続伸、カッパー高、ドル安も相場をサポートし14,080ドルをつけ、終盤には14,375ドルまで上げ幅を拡大し2月15日以来の高値をマーク。今月内に15,000ドルにタッチする可能性大。ニッケルも上げZONEに入っている。16日の取引高が12,000ロットを上回り3月9日以来の高水準。米露の対立で露がVSMPOのチタン、ノリリスクのパラジウム輸出禁止を検討していることでノリリスクのニッケルについても注目されている。その場合はさらなる大暴騰へと発展する可能性大。
アルミ、ニッケルのパフォーマンスに比べると地味ながらカッパーも続伸。ドル安から6,782ドルまで買われ6,800ドル台を回復。米株の上昇に伴って地合いを引きしめ終盤に6,936ドルまで上伸し4月11日以来の高値をつけた。
亜鉛、鉛は反発。亜鉛は19.5ドル高の3,136.5ドル、鉛も67ドル高の2,370ドルと上昇。錫は唯一のダウンメタルで25ドルDownの21,025ドルと低迷。
トランプ米大統領、米が利上げを継続するなか、ロシアと中国は自国通過を切り下げていると非難米ホワイトハウスはシリアでの化学兵器使用疑惑を巡りロシアに対する追加制裁を検討していると発表。米露の対立はさらに激化する見通し。
NYパラジウムは大幅続伸。前週末比22.8ドル高の1,003.75ドルと1,000ドル台を回復。露の米へのパラジウム輸出禁止検討も一因。金も続伸。2.8ドル高の1,350.7ドル。シリア問題でロシアに対する追加制裁を検討していることから押し目を買われて堅調となった。
16日のNYダウはシリア情勢一服、企業業績期待から反発。前週末比比212.90ドル高の24,573.04ドルで大引け。16日の日経平均株価は続伸。先週末比比56円79銭高の21,835円53銭で終える。16日のロンドン外為市場で円相場は、3営業日ぶりに反発。前週末比30銭円高ドル安の1ドル=107円20~30銭。(現地1,600比較)
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『アルミ、ニッケル続騰でSTRONG』
週明け現地16日のLME市場は、前週に引き続きアルミ、ニッケルが続騰しマーケットをけん引する展開に。アルミ続騰。現物は2,411ドル、3Mは2,399ドルまで上昇逆ザヤ幅は12ドル。米の露RUSAL社への経済制裁以来アルミの大幅高が続いているが、このRUSALに対する米の制裁により、グレンコア、リオティントが一部の顧客との契約で不可抗力条項(フォースマジュール)を発動する方針を明らかにしたことでアルミはさらに強含み値を飛ばした。3Mは2,403ドルまで急騰し2011年9月以来、6年半ぶりの高値をつける。相場上昇以来、在庫の増加が続いているが、マイナス材料にはならず強気一辺倒のアルミは3,000ドルを目指す。16日のLMEアルミ在庫は1万5,100トン増の136万275トン。
ニッケルも続騰。アルミの続伸、カッパー高、ドル安も相場をサポートし14,080ドルをつけ、終盤には14,375ドルまで上げ幅を拡大し2月15日以来の高値をマーク。今月内に15,000ドルにタッチする可能性大。ニッケルも上げZONEに入っている。16日の取引高が12,000ロットを上回り3月9日以来の高水準。米露の対立で露がVSMPOのチタン、ノリリスクのパラジウム輸出禁止を検討していることでノリリスクのニッケルについても注目されている。その場合はさらなる大暴騰へと発展する可能性大。
アルミ、ニッケルのパフォーマンスに比べると地味ながらカッパーも続伸。ドル安から6,782ドルまで買われ6,800ドル台を回復。米株の上昇に伴って地合いを引きしめ終盤に6,936ドルまで上伸し4月11日以来の高値をつけた。
亜鉛、鉛は反発。亜鉛は19.5ドル高の3,136.5ドル、鉛も67ドル高の2,370ドルと上昇。錫は唯一のダウンメタルで25ドルDownの21,025ドルと低迷。
トランプ米大統領、米が利上げを継続するなか、ロシアと中国は自国通過を切り下げていると非難米ホワイトハウスはシリアでの化学兵器使用疑惑を巡りロシアに対する追加制裁を検討していると発表。米露の対立はさらに激化する見通し。
NYパラジウムは大幅続伸。前週末比22.8ドル高の1,003.75ドルと1,000ドル台を回復。露の米へのパラジウム輸出禁止検討も一因。金も続伸。2.8ドル高の1,350.7ドル。シリア問題でロシアに対する追加制裁を検討していることから押し目を買われて堅調となった。
16日のNYダウはシリア情勢一服、企業業績期待から反発。前週末比比212.90ドル高の24,573.04ドルで大引け。16日の日経平均株価は続伸。先週末比比56円79銭高の21,835円53銭で終える。16日のロンドン外為市場で円相場は、3営業日ぶりに反発。前週末比30銭円高ドル安の1ドル=107円20~30銭。(現地1,600比較)
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地4月13日
『ALUMI WEEK 過去最大の上げ幅を記録した1週間』
今週はアルミに始まりアルミに終わった4/9~4/13までの1週間だった。現地13日のアルミ新地金相場は再び反発上昇。米の露ルサール社に対しての制裁発動からひっ迫感が再び高まりトン2,340ドルと2012年3月以来の高値をHIT。その後2,321ドルに後退するも、今週の上げ幅は14%とLMEにアルミが上場されて以来、過去最大の上げ幅を記録した。アルミの取引高も今週は常に3万ロットを超えて新記録を樹立。また、3か月先物よりも現物が高い逆ザヤも56ドルまで広がりひっ迫感を煽った。しかしながら6年ぶりの高値をつけたことで一種の上げ達成感はあり、引けにかけて手じまい売りも広がり2,270ドルまで後退した。
ニッケル続騰で14,000ドルを突破。LMEニッケル在庫は1,992トン減の31万2,954トン。地合い堅調。来週も上げ基調続く見込み。カッパーも反発。株高などを受けて6,882ドルまで上昇したが、シリア情勢に対する懸念が残り買い一巡後は上げ一服となり6,802ドルまで下落した。カッパー在庫は5,675トン減の35万7,025トン。
鉛は弱含み。前日比1.3%Downで2,303ドル。例年4-6月期は中国の鉛バッテリーの非需要期にあたり、中国の電池メーカーも鉛在庫を潤沢にもっていることが相場に圧力をかけている。亜鉛は22ドル高の3,117ドル。米の鉄鋼輸入規制で一部は関税免除をしていることから支持を得て小幅に上昇。
4月の米ミシガン大調べによる景気現況指数速報値は115.0、事前予想は120.0だった。米仏英3か国は国連安全保障理事会で化学兵器使用の疑いが出ているシリアに対する軍事行動の必要性を主張。中国の3月の貿易統計で人民元建て輸出は前年比9.8%の減少になった。人民元建て輸入は5.9%増で、貿易収支は297億8,000万元の赤字に。第1四半期(1~3月)の輸出は前年同期比7.4%増加、輸入は同11.7%の増加。貿易収支は3,261億8,000万元(518億5,000万ドル)の黒字となった。
NY原油は続伸。0.32ドル高の67.39ドルで年初来高値更新。シリアを巡る中東の地政学的リスク、世界の石油在庫の減少が示されたことから支持を得て続伸した。NY金は反発。前日比6ドル高の1,347.9ドル。シリア要因で上昇。パラジウムはテクニカル要因で買いが入り前日比21.8ドル高の980.95ドル。
13日のNYダウは反落。前日比122.91ドル安の2万4,360.14ドル。金融株の下落、シリア情勢の不透明感から売られた。ロシア政府は米政府による経済制裁への報復措置として航空機に使うチタンの販売制限を審議していることが伝わりボーイングの株価が大幅に下落した。
日経平均は118.46円高の2万1,778.74円。ロンドン外為円は続落し107円50~60銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ALUMI WEEK 過去最大の上げ幅を記録した1週間』
今週はアルミに始まりアルミに終わった4/9~4/13までの1週間だった。現地13日のアルミ新地金相場は再び反発上昇。米の露ルサール社に対しての制裁発動からひっ迫感が再び高まりトン2,340ドルと2012年3月以来の高値をHIT。その後2,321ドルに後退するも、今週の上げ幅は14%とLMEにアルミが上場されて以来、過去最大の上げ幅を記録した。アルミの取引高も今週は常に3万ロットを超えて新記録を樹立。また、3か月先物よりも現物が高い逆ザヤも56ドルまで広がりひっ迫感を煽った。しかしながら6年ぶりの高値をつけたことで一種の上げ達成感はあり、引けにかけて手じまい売りも広がり2,270ドルまで後退した。
ニッケル続騰で14,000ドルを突破。LMEニッケル在庫は1,992トン減の31万2,954トン。地合い堅調。来週も上げ基調続く見込み。カッパーも反発。株高などを受けて6,882ドルまで上昇したが、シリア情勢に対する懸念が残り買い一巡後は上げ一服となり6,802ドルまで下落した。カッパー在庫は5,675トン減の35万7,025トン。
鉛は弱含み。前日比1.3%Downで2,303ドル。例年4-6月期は中国の鉛バッテリーの非需要期にあたり、中国の電池メーカーも鉛在庫を潤沢にもっていることが相場に圧力をかけている。亜鉛は22ドル高の3,117ドル。米の鉄鋼輸入規制で一部は関税免除をしていることから支持を得て小幅に上昇。
4月の米ミシガン大調べによる景気現況指数速報値は115.0、事前予想は120.0だった。米仏英3か国は国連安全保障理事会で化学兵器使用の疑いが出ているシリアに対する軍事行動の必要性を主張。中国の3月の貿易統計で人民元建て輸出は前年比9.8%の減少になった。人民元建て輸入は5.9%増で、貿易収支は297億8,000万元の赤字に。第1四半期(1~3月)の輸出は前年同期比7.4%増加、輸入は同11.7%の増加。貿易収支は3,261億8,000万元(518億5,000万ドル)の黒字となった。
NY原油は続伸。0.32ドル高の67.39ドルで年初来高値更新。シリアを巡る中東の地政学的リスク、世界の石油在庫の減少が示されたことから支持を得て続伸した。NY金は反発。前日比6ドル高の1,347.9ドル。シリア要因で上昇。パラジウムはテクニカル要因で買いが入り前日比21.8ドル高の980.95ドル。
13日のNYダウは反落。前日比122.91ドル安の2万4,360.14ドル。金融株の下落、シリア情勢の不透明感から売られた。ロシア政府は米政府による経済制裁への報復措置として航空機に使うチタンの販売制限を審議していることが伝わりボーイングの株価が大幅に下落した。
日経平均は118.46円高の2万1,778.74円。ロンドン外為円は続落し107円50~60銭。
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