金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS現地3月29日
『イースター控えカッパー、ニッケル反発、在庫増圧力でアルミ下落』
現地29日のLMEは3月30日から4月2日までのイースター休暇控え相場は二分された。
アルミ3Mは2017年8月8日以来の安値1,996ドルをつけ1.5%下落で今週を終えた。1月初旬からは300ドルの下落。米国のアルミ関税付加と在庫圧力が下押し。前日比22ドル安の2,005ドル。LMEアルミ在庫は前日比2万4,675トン増の128万6,300トン。
カッパー3Mは引けにかけて6,700ドル台を回復。ドル安と地政学的リスク後退が投資家の前向きセンチメントを支えた、欧米株高も好材料となった。前日比49ドル高の6,714ドルで引けた。LME在庫は前日比5,100トン減の38万3,075トン。
ニッケルは在庫減少と強気相場で1.7%高となり市場を先導。在庫減、ステンレスの活況とEVへの期待感が押し上げ要因。前日比170ドル高の13,300ドルで引ける。LMEニッケル在庫は、前日比1,650トン減少の32万586トン。
アルミに連れて、亜鉛と鉛も下落。亜鉛は前日比10ドル安の3,274ドル。LME在庫は前日比3,275トン増加の21万2,825トン。鉛は前日比30ドル安の2,395ドル。LME在庫は前日比525トン減少の12万9,975トン。
3月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値。101.4(事前予想)102.0 前回102.0。
NY原油は4日ぶり反発。前日比、0.56ドル高の64.94ドル。米株高と、2019年半までのサウジの協調減産期間延長検討表明が要因となった。鉄鉱石は65ドルを回復するも中国現地は商い薄。
金は続落。ドル高を受けて軟調となった。ただ欧米とロシアとの政治的緊張が下支えとなった。銀は、ドル高が圧迫要因となる場面も見られたが、日中取引で株高などを受けて地合いを引き締めた。ドル高を受けてPGMは続落。Pd943.80ドル、Pt927.30ドルの1年半来の安値。
29日のNYダウはハイテク株中心に反発。前日比254.69ドル高の24,103.11ドル。29日の日経平均株価は朝鮮半島リスク後退で反発。前日末比127円77銭高の2万1,159円08銭で引けた。29日のロンドン外為市場で円相場は対ドル4日続落で前日比10銭円安ドル高の106円30~40銭で引けた。
情報提供会社: I R universe株式会社
『イースター控えカッパー、ニッケル反発、在庫増圧力でアルミ下落』
現地29日のLMEは3月30日から4月2日までのイースター休暇控え相場は二分された。
アルミ3Mは2017年8月8日以来の安値1,996ドルをつけ1.5%下落で今週を終えた。1月初旬からは300ドルの下落。米国のアルミ関税付加と在庫圧力が下押し。前日比22ドル安の2,005ドル。LMEアルミ在庫は前日比2万4,675トン増の128万6,300トン。
カッパー3Mは引けにかけて6,700ドル台を回復。ドル安と地政学的リスク後退が投資家の前向きセンチメントを支えた、欧米株高も好材料となった。前日比49ドル高の6,714ドルで引けた。LME在庫は前日比5,100トン減の38万3,075トン。
ニッケルは在庫減少と強気相場で1.7%高となり市場を先導。在庫減、ステンレスの活況とEVへの期待感が押し上げ要因。前日比170ドル高の13,300ドルで引ける。LMEニッケル在庫は、前日比1,650トン減少の32万586トン。
アルミに連れて、亜鉛と鉛も下落。亜鉛は前日比10ドル安の3,274ドル。LME在庫は前日比3,275トン増加の21万2,825トン。鉛は前日比30ドル安の2,395ドル。LME在庫は前日比525トン減少の12万9,975トン。
3月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値。101.4(事前予想)102.0 前回102.0。
NY原油は4日ぶり反発。前日比、0.56ドル高の64.94ドル。米株高と、2019年半までのサウジの協調減産期間延長検討表明が要因となった。鉄鉱石は65ドルを回復するも中国現地は商い薄。
金は続落。ドル高を受けて軟調となった。ただ欧米とロシアとの政治的緊張が下支えとなった。銀は、ドル高が圧迫要因となる場面も見られたが、日中取引で株高などを受けて地合いを引き締めた。ドル高を受けてPGMは続落。Pd943.80ドル、Pt927.30ドルの1年半来の安値。
29日のNYダウはハイテク株中心に反発。前日比254.69ドル高の24,103.11ドル。29日の日経平均株価は朝鮮半島リスク後退で反発。前日末比127円77銭高の2万1,159円08銭で引けた。29日のロンドン外為市場で円相場は対ドル4日続落で前日比10銭円安ドル高の106円30~40銭で引けた。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地3月28日
ドル高加速でBase&PreciousMetal圧迫のなかNi高
現地28日のLME市場は、米GDPの上方修正でドル高が加速し、ベースメタル、貴金属を強力に圧迫。続落展開となるなか、ニッケルが上昇。28日のベストパフォーマーはニッケルだった。
ニッケル3Mは前場で12,975ドルまで落ちるも、その後に上昇し13,130ドルと再び13,000ドル台を回復。LMEニッケル在庫の減少、現物ニッケルカソードのひっ迫感、フィリピンからの鉱石供給懸念を材料として強基調。LMEニッケル在庫は1,164トン減の32万2,236トンと着実に減少。年内に20万トンまで減る可能性大。フィリピンでは昨年、26鉱区のニッケル鉱山が環境審査により閉鎖あるいは採掘中止となったままで、再開にはさらに時間を要する。さらにフィリピンでは再び原鉱石の輸出禁止の議論が盛り上がっていることもプラス材料。ニッケル在庫は減る一方で新たな増加はほとんどない。しばらく上げ基調は続くとみる。
アルミWeakness。ドル高、中国の新地金生産は予想されたほど減ってはいないことがネックとなりDownTrend。2,025ドルまで下落。在庫は6,550トン減の126万1,625トンで3万5,025トンのキャンセルワラントもあったが弱基調。中国では昨年11月半ばから今年3月15日まで北部28都市でのアルミ製錬所は冬季減産を行っていたはずだが、その間にSHFEのアルミ在庫は増加を続け、先週末時点で94万318トンと過去最高に達している。
カッパーは小幅に反発し6,665ドルまで上昇。ようやく在庫も4,200トン減の38万8,175トンに減少。しかし最近の大幅増で2013年6月以来の高水準に達している。
28日のNY原油は続落。前日比0.87ドルdownの64.38ドル。米週間石油在庫統計で原油在庫が引き続き積みあがる傾向にあることで利益確定の売りを促した。また米原油生産量が週ベースで過去最高水準を更新したこと、ドル高も原油相場を圧迫した。
SPOT鉄鉱石価格は続落。前日比2.05ドル安の63.12ドル(CFR青島/62%Fe)。中国北部の主要な製鉄所で40~50%の生産削減を求められていることで軟化。NY金はドル高で続落。前日比17.8ドル安の1,324ドル。米のQ4GDPが当初の2.7%から2.9%に上方修正されたことでドル高が加速し金相場を押し下げた。他、銀、PGMも下落で貴金属全面安。28日のロンドン外為市場で円相場は3日続落。前日比50銭円安ドル高の1ドル=106円20~30銭。28日のNYダウは小幅続落。前日比9.29ドル安の2万3,848.42ドル。課税強化の対象となっているAmazonはじめハイテク株が売られた。28日の日経平均株価終値は前日比286.01円安の2万1,031円31銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
ドル高加速でBase&PreciousMetal圧迫のなかNi高
現地28日のLME市場は、米GDPの上方修正でドル高が加速し、ベースメタル、貴金属を強力に圧迫。続落展開となるなか、ニッケルが上昇。28日のベストパフォーマーはニッケルだった。
ニッケル3Mは前場で12,975ドルまで落ちるも、その後に上昇し13,130ドルと再び13,000ドル台を回復。LMEニッケル在庫の減少、現物ニッケルカソードのひっ迫感、フィリピンからの鉱石供給懸念を材料として強基調。LMEニッケル在庫は1,164トン減の32万2,236トンと着実に減少。年内に20万トンまで減る可能性大。フィリピンでは昨年、26鉱区のニッケル鉱山が環境審査により閉鎖あるいは採掘中止となったままで、再開にはさらに時間を要する。さらにフィリピンでは再び原鉱石の輸出禁止の議論が盛り上がっていることもプラス材料。ニッケル在庫は減る一方で新たな増加はほとんどない。しばらく上げ基調は続くとみる。
アルミWeakness。ドル高、中国の新地金生産は予想されたほど減ってはいないことがネックとなりDownTrend。2,025ドルまで下落。在庫は6,550トン減の126万1,625トンで3万5,025トンのキャンセルワラントもあったが弱基調。中国では昨年11月半ばから今年3月15日まで北部28都市でのアルミ製錬所は冬季減産を行っていたはずだが、その間にSHFEのアルミ在庫は増加を続け、先週末時点で94万318トンと過去最高に達している。
カッパーは小幅に反発し6,665ドルまで上昇。ようやく在庫も4,200トン減の38万8,175トンに減少。しかし最近の大幅増で2013年6月以来の高水準に達している。
28日のNY原油は続落。前日比0.87ドルdownの64.38ドル。米週間石油在庫統計で原油在庫が引き続き積みあがる傾向にあることで利益確定の売りを促した。また米原油生産量が週ベースで過去最高水準を更新したこと、ドル高も原油相場を圧迫した。
SPOT鉄鉱石価格は続落。前日比2.05ドル安の63.12ドル(CFR青島/62%Fe)。中国北部の主要な製鉄所で40~50%の生産削減を求められていることで軟化。NY金はドル高で続落。前日比17.8ドル安の1,324ドル。米のQ4GDPが当初の2.7%から2.9%に上方修正されたことでドル高が加速し金相場を押し下げた。他、銀、PGMも下落で貴金属全面安。28日のロンドン外為市場で円相場は3日続落。前日比50銭円安ドル高の1ドル=106円20~30銭。28日のNYダウは小幅続落。前日比9.29ドル安の2万3,848.42ドル。課税強化の対象となっているAmazonはじめハイテク株が売られた。28日の日経平均株価終値は前日比286.01円安の2万1,031円31銭。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地3月27日
『続落を経て底打ち感漂う』
現地27日のLME市場は、これまでの続落基調から底打ち感漂う展開。米中貿易戦争懸念も後退、あるいは米の腰折れ的な着地となる模様で結果波風立たない方向が見えたことで投資マネーもメタルに戻る。NY株価の反発も支えとなった。トランプ政権は中国との営業的交渉に入っており、輸入車にかかる関税の引き下げ、金融サービス企業で外資が経営権の過半数を持てるようにすること、米の半導体製品の購入を増やすことを中国側に要求。これらの条件を中国側が呑めば中国製品への高率関税実行は回避できるとしている。
カッパー反発。前日に続き27日も在庫が3万トン以上増加するも、相場は上昇。アジア、欧州株の上昇から買い優勢で始まり、序盤に今月22日以来の高値6,721ドルをつける。中盤からは戻り売り圧力が強くなったが、6,623ドルまで下がったあとは堅調に推移。NYダウの上昇でリスクオンの動きが優勢に。LMEカッパー在庫は3万1,225トン増の38万3,975トンに。
ニッケルも上昇。序盤に13,215ドルまで上昇、終盤に12,930ドルまで軟化するも押し目買いで切り返し堅調に推移した。LMEニッケル在庫は480トン減の32万3,400トン。
アルミはやや弱め。カッパー、ニッケル高に支援され中盤に2,071ドルまで上昇したが、米の保護主義から需要減少に対する不安は根強く、終盤に上げ幅を失い2,041ドルまで下落。昨年12月15日以来の安値をつける。LMEアルミ在庫は4,975トン減の126万8,175トン。地合い軟化で、中国ADC12も続落基調。CIFjapanで2,000ドル割れへ。
亜鉛、鉛は反発。亜鉛は15ドル高の3275ドル、LME亜鉛在庫は650トン減の21万75トン。鉛は19ドル高の2,406ドルで2,400ドルを回復。底打ち感あり。
27日のNYダウは反落。終値は前日比344.89ドル安の2万3,857.71ドル。FB株続落でハイテク株全般が下落し投資家心理が悪化し、幅広い銘柄に売りが及んだ。テスラ株もDown。テスラ車の事故調査が伝わり売られる。
NY金は反落。時間外ではドル安を受けて2月16日以来の高値、1,362ドルをつけるもユーロ安からDown。さらに利食い売りで前日比13ドル安の1,342ドルへ。プラチナは3.7ドル安の946.7ドルで1月2日以来の安値。ユーロ安ドル高、金安で反落。
27日の日経平均株価終値は551.22円高の2万1,317.32円。27日のロンドン外為市場で円相場は続落。前日比70銭円安ドル高の1ドル=105円70~80銭。米中の貿易摩擦を巡る懸念がひとまず後退し、市場に安心感が広がる。世界的に株高傾向となるなか(NYダウは反落したが)、リスク低下で円売りドル買いの動きとなった。
情報提供会社: I R universe株式会社
『続落を経て底打ち感漂う』
現地27日のLME市場は、これまでの続落基調から底打ち感漂う展開。米中貿易戦争懸念も後退、あるいは米の腰折れ的な着地となる模様で結果波風立たない方向が見えたことで投資マネーもメタルに戻る。NY株価の反発も支えとなった。トランプ政権は中国との営業的交渉に入っており、輸入車にかかる関税の引き下げ、金融サービス企業で外資が経営権の過半数を持てるようにすること、米の半導体製品の購入を増やすことを中国側に要求。これらの条件を中国側が呑めば中国製品への高率関税実行は回避できるとしている。
カッパー反発。前日に続き27日も在庫が3万トン以上増加するも、相場は上昇。アジア、欧州株の上昇から買い優勢で始まり、序盤に今月22日以来の高値6,721ドルをつける。中盤からは戻り売り圧力が強くなったが、6,623ドルまで下がったあとは堅調に推移。NYダウの上昇でリスクオンの動きが優勢に。LMEカッパー在庫は3万1,225トン増の38万3,975トンに。
ニッケルも上昇。序盤に13,215ドルまで上昇、終盤に12,930ドルまで軟化するも押し目買いで切り返し堅調に推移した。LMEニッケル在庫は480トン減の32万3,400トン。
アルミはやや弱め。カッパー、ニッケル高に支援され中盤に2,071ドルまで上昇したが、米の保護主義から需要減少に対する不安は根強く、終盤に上げ幅を失い2,041ドルまで下落。昨年12月15日以来の安値をつける。LMEアルミ在庫は4,975トン減の126万8,175トン。地合い軟化で、中国ADC12も続落基調。CIFjapanで2,000ドル割れへ。
亜鉛、鉛は反発。亜鉛は15ドル高の3275ドル、LME亜鉛在庫は650トン減の21万75トン。鉛は19ドル高の2,406ドルで2,400ドルを回復。底打ち感あり。
27日のNYダウは反落。終値は前日比344.89ドル安の2万3,857.71ドル。FB株続落でハイテク株全般が下落し投資家心理が悪化し、幅広い銘柄に売りが及んだ。テスラ株もDown。テスラ車の事故調査が伝わり売られる。
NY金は反落。時間外ではドル安を受けて2月16日以来の高値、1,362ドルをつけるもユーロ安からDown。さらに利食い売りで前日比13ドル安の1,342ドルへ。プラチナは3.7ドル安の946.7ドルで1月2日以来の安値。ユーロ安ドル高、金安で反落。
27日の日経平均株価終値は551.22円高の2万1,317.32円。27日のロンドン外為市場で円相場は続落。前日比70銭円安ドル高の1ドル=105円70~80銭。米中の貿易摩擦を巡る懸念がひとまず後退し、市場に安心感が広がる。世界的に株高傾向となるなか(NYダウは反落したが)、リスク低下で円売りドル買いの動きとなった。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地3月26日
『カッパーは在庫急増から続落、アルミ・ニッケルは小反発』
現地26日LMEは、続落であけたが、その後ドル安・NYダウ急反発の背景もあり、続落のカッパーを除いて反発。
アルミは小反発。LME在庫は引き続き減少するなか、中盤に2,043.5ドルまで下落となり、直近の安値を更新し、昨年12月15日以来の安値をつけた。しかしニューヨークダウが急反発したことから終盤は持ち直した。終盤に2,063.5ドルまで強含むのが精一杯で戻りは限定的だった。一日の値動き幅は20ドルにとどまった。3月26日のLME在庫は前日比3,225トン減少の127万3,150ト ン。
カッパー3Mは続落。序盤早々に6,666ドルに強含んだが、LME在庫の急増からあっさりと軟化し、23日の安値6,623.5ドル、さらに6,600ドルの節目を割り込み、昨年12月7日以来の安値となる6,532ドルまで下落。ニューヨークダウの急反発から終盤に戻したが、序盤の高値6,666ドルが抵抗線となり、再度、地合いを緩め軟調に引けた。取引量は、本年2月初旬以来の24,000ロット越えとなった。LME在庫は3万5,000トン増加の35万2,750トン
ニッケル3ヶ月物も小幅高。1万2,820ドルまで下落し、2月9日以来の安値をつけたが、下値を切り上げ、小じっかり。 LME在庫は990トン減少の32万3,880トン。
鉛終値は、先週末比46ドル高の2,387ドル。LME在庫は前日比250トン減少の13万575トン。亜鉛3M終値は先週末比43ドル高の3,260ドル。LME在庫は前日比500トン減少の21万725トン。
中国ADC12はアルミのこの近日の下げ基調を受けて、先週来2,000ドル割れをうかがう展開となっている。
NY原油は反落し前営業日比比0.33ドル安の65.55ドルで引けた。米国の対イラン経済制裁とサウジ・イラン関係緊迫化を背景年初来高値を付ける場面もあったが、そこから売り優勢。シェールオイル増産予測も圧迫要因。鉄鉱石は様子見スタンスから、小動きにとどまる。
金は続伸。時間外取引では修正安となったが、米政府がロシア外交官60人を追放することを発表したことを受け、米国・ロシア間で緊張が強まったことで買い先行となった。1,361.8ドルまで上昇し、1,360ドル台を維持して引けた。銀は、金高につれ高となり、しっかり。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小反発、パラジウムは続落。
26日のNYダウは急反発。前営業日比669.40ドルの、24,202.60ドルまで戻した。上げ幅はリーマンショック直後の2008年10月28日以来、9年5カ月ぶりの大きさ。前週に1,400ドル以上、下落していたため、自律的な反発に期待した買いと貿易摩擦激化懸念が和らいだことで反発した。
26日の日経平均株価は反発。前週末比148円24銭高の2万766円10銭で引けた。26日のNY外為市場で円相場はNYダウ急反発を受けて反落、前日比39銭円安ドル高の105円40~41銭で引けた。
情報提供会社: I R universe株式会社
『カッパーは在庫急増から続落、アルミ・ニッケルは小反発』
現地26日LMEは、続落であけたが、その後ドル安・NYダウ急反発の背景もあり、続落のカッパーを除いて反発。
アルミは小反発。LME在庫は引き続き減少するなか、中盤に2,043.5ドルまで下落となり、直近の安値を更新し、昨年12月15日以来の安値をつけた。しかしニューヨークダウが急反発したことから終盤は持ち直した。終盤に2,063.5ドルまで強含むのが精一杯で戻りは限定的だった。一日の値動き幅は20ドルにとどまった。3月26日のLME在庫は前日比3,225トン減少の127万3,150ト ン。
カッパー3Mは続落。序盤早々に6,666ドルに強含んだが、LME在庫の急増からあっさりと軟化し、23日の安値6,623.5ドル、さらに6,600ドルの節目を割り込み、昨年12月7日以来の安値となる6,532ドルまで下落。ニューヨークダウの急反発から終盤に戻したが、序盤の高値6,666ドルが抵抗線となり、再度、地合いを緩め軟調に引けた。取引量は、本年2月初旬以来の24,000ロット越えとなった。LME在庫は3万5,000トン増加の35万2,750トン
ニッケル3ヶ月物も小幅高。1万2,820ドルまで下落し、2月9日以来の安値をつけたが、下値を切り上げ、小じっかり。 LME在庫は990トン減少の32万3,880トン。
鉛終値は、先週末比46ドル高の2,387ドル。LME在庫は前日比250トン減少の13万575トン。亜鉛3M終値は先週末比43ドル高の3,260ドル。LME在庫は前日比500トン減少の21万725トン。
中国ADC12はアルミのこの近日の下げ基調を受けて、先週来2,000ドル割れをうかがう展開となっている。
NY原油は反落し前営業日比比0.33ドル安の65.55ドルで引けた。米国の対イラン経済制裁とサウジ・イラン関係緊迫化を背景年初来高値を付ける場面もあったが、そこから売り優勢。シェールオイル増産予測も圧迫要因。鉄鉱石は様子見スタンスから、小動きにとどまる。
金は続伸。時間外取引では修正安となったが、米政府がロシア外交官60人を追放することを発表したことを受け、米国・ロシア間で緊張が強まったことで買い先行となった。1,361.8ドルまで上昇し、1,360ドル台を維持して引けた。銀は、金高につれ高となり、しっかり。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小反発、パラジウムは続落。
26日のNYダウは急反発。前営業日比669.40ドルの、24,202.60ドルまで戻した。上げ幅はリーマンショック直後の2008年10月28日以来、9年5カ月ぶりの大きさ。前週に1,400ドル以上、下落していたため、自律的な反発に期待した買いと貿易摩擦激化懸念が和らいだことで反発した。
26日の日経平均株価は反発。前週末比148円24銭高の2万766円10銭で引けた。26日のNY外為市場で円相場はNYダウ急反発を受けて反落、前日比39銭円安ドル高の105円40~41銭で引けた。
情報提供会社: I R universe株式会社
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MIRU MORNING EXPRESS 現地3月23日
『米中貿易戦争懸念で続落し、数か月ぶり安値』
現地23日のLMEは米の最大600億ドルの中国からの輸入品に対する関税賦課措置に中国側も対抗措置で即応したため、米中間貿易戦争への中間貿易戦争への懸念が膨らみ、全面安となった。その中で亜鉛が値を上げあらがった。
アルミは続落。LME在庫は引き続き減少する中、序盤は底値の強い足取りを見せていたが、米中間の貿易戦争に対する警戒感を映した売りが膨らんだことから売りが加速化し手大幅に値を下げた。欧米の株安も売りを得る要因となり、続落して終えた。LME在庫は前日比2,650トン減少の1,276.375トン。
カッパー3Mは続落。ここも米中貿易戦争に対する警戒感が強まる中売りが膨らんだ。NYダウの軟調な足取りもリスク回避の売りを呼ぶ一因となったことから、6,600ドル台での引けとなった。LME在庫は1,750トン減少の、317,750トン。
ニッケル3Mも続落。米中貿易戦争に対する懸念から序盤から値を落とし、その後は買い戻す動きも見られたが、欧米株安とリスク回避の動きが価格を下押す要因となるが、高下を繰り返しながら引けにかけて値位置を下げる展開となった。LME在庫は966トン減少の324,870トン。
亜鉛は唯一全面安の中流れに抗い前日比16ドル高の3,217ドルで引けた。LME在庫は前日比25トン減少の211,225トン。
鉛は、亜鉛の上げにもかかわらず下落。前日比27ドル安。LME在庫は前日比175トン増加の130,825トン。
鉄鉱石は米中貿易戦争を懸念して続落の、前日比2.6ドル安の64.58ドル。
NY原油反発し前日比1.58ドル高の65.88ドルで引けた。前日引けにサウジアラビアが来年も協調減産を継続すると発表したことが報じられ、時間外から買い優勢となり、日中取引ではさらに上昇し、先月2日以来の高値65.99ドルを付ける展開 をみせた。
NY金は大幅続伸、銀は反発。金は大幅高。時間外取引から米中貿易戦争の不安を背景にした世界的な株安と、ドル安からリスクヘッジ商品として見直しが入り約15ドルの上昇となった。日中取引開始後も上げ幅を拡大し、1,350ドルルの節目を試し、先月20日以来の高値を付けた。銀は金高につれ高となり、16.50ドル台を維持して引けた。PGMは総じて反落。
22日のNYダウは大幅続落。前日比424.69安の、23,533.20ドルまで下げた。23日の日経平均はNY株式急落を受けて、前日比974.13円安の20,671.786円をつけた。23日のNY外為市場で円相場は、3日続伸の前日比55銭円高ドル安の104円70~80銭で引けた。
情報提供会社: I R universe株式会社
『米中貿易戦争懸念で続落し、数か月ぶり安値』
現地23日のLMEは米の最大600億ドルの中国からの輸入品に対する関税賦課措置に中国側も対抗措置で即応したため、米中間貿易戦争への中間貿易戦争への懸念が膨らみ、全面安となった。その中で亜鉛が値を上げあらがった。
アルミは続落。LME在庫は引き続き減少する中、序盤は底値の強い足取りを見せていたが、米中間の貿易戦争に対する警戒感を映した売りが膨らんだことから売りが加速化し手大幅に値を下げた。欧米の株安も売りを得る要因となり、続落して終えた。LME在庫は前日比2,650トン減少の1,276.375トン。
カッパー3Mは続落。ここも米中貿易戦争に対する警戒感が強まる中売りが膨らんだ。NYダウの軟調な足取りもリスク回避の売りを呼ぶ一因となったことから、6,600ドル台での引けとなった。LME在庫は1,750トン減少の、317,750トン。
ニッケル3Mも続落。米中貿易戦争に対する懸念から序盤から値を落とし、その後は買い戻す動きも見られたが、欧米株安とリスク回避の動きが価格を下押す要因となるが、高下を繰り返しながら引けにかけて値位置を下げる展開となった。LME在庫は966トン減少の324,870トン。
亜鉛は唯一全面安の中流れに抗い前日比16ドル高の3,217ドルで引けた。LME在庫は前日比25トン減少の211,225トン。
鉛は、亜鉛の上げにもかかわらず下落。前日比27ドル安。LME在庫は前日比175トン増加の130,825トン。
鉄鉱石は米中貿易戦争を懸念して続落の、前日比2.6ドル安の64.58ドル。
NY原油反発し前日比1.58ドル高の65.88ドルで引けた。前日引けにサウジアラビアが来年も協調減産を継続すると発表したことが報じられ、時間外から買い優勢となり、日中取引ではさらに上昇し、先月2日以来の高値65.99ドルを付ける展開 をみせた。
NY金は大幅続伸、銀は反発。金は大幅高。時間外取引から米中貿易戦争の不安を背景にした世界的な株安と、ドル安からリスクヘッジ商品として見直しが入り約15ドルの上昇となった。日中取引開始後も上げ幅を拡大し、1,350ドルルの節目を試し、先月20日以来の高値を付けた。銀は金高につれ高となり、16.50ドル台を維持して引けた。PGMは総じて反落。
22日のNYダウは大幅続落。前日比424.69安の、23,533.20ドルまで下げた。23日の日経平均はNY株式急落を受けて、前日比974.13円安の20,671.786円をつけた。23日のNY外為市場で円相場は、3日続伸の前日比55銭円高ドル安の104円70~80銭で引けた。
情報提供会社: I R universe株式会社
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月22日
『米中貿易摩擦過熱懸念のなかニッケル急落』
現地22日のLMEはドル安を受けで上昇基調で開始したが、その後のドル反発で急落。ニッケルは2.7%、2月12日以来となる13,060ドルの安値を付けた。序盤はFOMC後のドル安をうけて急騰するも、NYダウ大幅反落から失速し反落。ステンレスへの中国内需要の弱さが圧迫となっている。買い戻しが入らないともう一段の下げの可能性もある。LME在庫は前日比24トン増の325,836トン。
カッパー3Mは反落し1.5%下げの6,695ドルに落ち込むも商い量は現地時間17:40までに21,922ロットに上り、2月初旬以来の出来高。22日のFOMC後のドル安から序盤から買い先行となり、中盤に6,860ドルまで上昇した。しかしNYダウが序盤から大幅安となると、リスク回避の動きが強まり、急速に逆調となり、終盤には6,700ドル割れまで値を崩す展開で、昨年12月13日以来の安値となる6,674ドルまで下落した。引けにかけての戻りも弱く、6,700ドル割れで引けた。LME在庫は前日比2,400トン減の319,500トン。
アルミは反落。LME在庫の減少、ドル安を背景に序盤買いが先行し、今月14日以来の2,105ドルまで上昇。買い一巡後中盤では緩みマイナスサイドで緩やかに軟化。終盤に2,063ドルまで下落。21日の安値2,062.50ドルが支持線となったが、欧米の株安を嫌気し、買いが見送られて小安く引けた。LME在庫は前日比4,000トン減の1,279,025トン。
NY原油反落し前日比0.87ドル安の64.30ドルで引けた。トランプ大統領が後続措置を示唆しながら、中国からの輸入品に最大で600億ドルの関税をかけることを正式に命じたことから貿易戦争切迫の懸念がたかまり、株安・債券安のリスク回避の構図の中、原油は売りに押された。
米NYダウは急落。トランプ大統領の中国輸入品への600億ドル課税命令を嫌気し、リスク回避志向強まる。前日比724.42ドル下落の2万3,957.89を付けた。2月8日以来の大幅な下落は過去5番目の大きさ。
NY金は続伸。時間外取引では、FOMC後のドル安を受けて堅調となったが、買い一巡後のドル安一服で、ダウン。日中取引ではドル高に上値を押さえられた。前日比5.90ドル高の1,327ドル。銀はドル安一服や株安を受けて反落。プラチナは反落。ドル安一服と、株安に押された。前日比1.5ドル安。パラジウムもドル安一服、株安を受けて売り優勢。前日比4.65ドルの下落。
22日のNYダウは前日から急反落前日比724.42ドル安の、23,957.89ドルを付けた。22日の日経平均は4日ぶりの反発、前日比比211.02円高の21,591.89円。22日のNY外為市場で円相場は、米政権の対中関税措置うけ、前日比75銭円安ドル高の105円25~35銭で引けた。
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『米中貿易摩擦過熱懸念のなかニッケル急落』
現地22日のLMEはドル安を受けで上昇基調で開始したが、その後のドル反発で急落。ニッケルは2.7%、2月12日以来となる13,060ドルの安値を付けた。序盤はFOMC後のドル安をうけて急騰するも、NYダウ大幅反落から失速し反落。ステンレスへの中国内需要の弱さが圧迫となっている。買い戻しが入らないともう一段の下げの可能性もある。LME在庫は前日比24トン増の325,836トン。
カッパー3Mは反落し1.5%下げの6,695ドルに落ち込むも商い量は現地時間17:40までに21,922ロットに上り、2月初旬以来の出来高。22日のFOMC後のドル安から序盤から買い先行となり、中盤に6,860ドルまで上昇した。しかしNYダウが序盤から大幅安となると、リスク回避の動きが強まり、急速に逆調となり、終盤には6,700ドル割れまで値を崩す展開で、昨年12月13日以来の安値となる6,674ドルまで下落した。引けにかけての戻りも弱く、6,700ドル割れで引けた。LME在庫は前日比2,400トン減の319,500トン。
アルミは反落。LME在庫の減少、ドル安を背景に序盤買いが先行し、今月14日以来の2,105ドルまで上昇。買い一巡後中盤では緩みマイナスサイドで緩やかに軟化。終盤に2,063ドルまで下落。21日の安値2,062.50ドルが支持線となったが、欧米の株安を嫌気し、買いが見送られて小安く引けた。LME在庫は前日比4,000トン減の1,279,025トン。
NY原油反落し前日比0.87ドル安の64.30ドルで引けた。トランプ大統領が後続措置を示唆しながら、中国からの輸入品に最大で600億ドルの関税をかけることを正式に命じたことから貿易戦争切迫の懸念がたかまり、株安・債券安のリスク回避の構図の中、原油は売りに押された。
米NYダウは急落。トランプ大統領の中国輸入品への600億ドル課税命令を嫌気し、リスク回避志向強まる。前日比724.42ドル下落の2万3,957.89を付けた。2月8日以来の大幅な下落は過去5番目の大きさ。
NY金は続伸。時間外取引では、FOMC後のドル安を受けて堅調となったが、買い一巡後のドル安一服で、ダウン。日中取引ではドル高に上値を押さえられた。前日比5.90ドル高の1,327ドル。銀はドル安一服や株安を受けて反落。プラチナは反落。ドル安一服と、株安に押された。前日比1.5ドル安。パラジウムもドル安一服、株安を受けて売り優勢。前日比4.65ドルの下落。
22日のNYダウは前日から急反落前日比724.42ドル安の、23,957.89ドルを付けた。22日の日経平均は4日ぶりの反発、前日比比211.02円高の21,591.89円。22日のNY外為市場で円相場は、米政権の対中関税措置うけ、前日比75銭円安ドル高の105円25~35銭で引けた。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地3月20日
『貿易戦争懸念&ドル高で全面安 カッパー年初来安値』
現地20日のLMEは全面安で引け、カッパーは年初来安値を更新した。世界的なリスク選好の後退と、FOMCを控えたドル高が背景にあるのは、前日からの流れ。貿易戦争への懸念もメタルを圧迫した。
カッパー3Mは、ドル高を受けて続落し、一時2017年12月以来の、今年最安値を更新する、6,730ドルを付ける展開に。世界市場のリスクオフ基調は、比較的弱い内容の経済統計と相まって、商品市場を圧迫し続ける公算が高い、とはANZ銀行の商品アナリスト。
亜鉛3Mは1%以上下げ、直近一週間での最安値3,193ドルをつけた。LME在庫5,350トン増が圧迫。LME亜鉛在庫は今月に入って60%の急増を見ている。亜鉛鉱山からの供給が増加基調にあることも亜鉛相場を圧迫。
アルミは反落。独ZEW景気期待指数の低下や、予想以下の英CPIをも要因とする、ドル高に下押しされた。
FOMCで新たな方向性が市場には出てくるだろうが、それを控えてのドル高と様子見が市場に圧迫を加えている。
ニッケル3MもDown。30ドル安の13,450ドル。ドル高&カッパー安が相場を圧迫。LMEニッケル在庫は1,212トン減の32万2,884トン。
ブエノスアイレスで19日より開催のG20では、世界貿易戦争への懸念から、保護主義への対抗と一段の対話の必要性が声明された。
20日のNY原油は急反発。前日比1.34ドル高の63.40ドル。中東の地政学的リスク浮上で3週間ぶりの高値。トランプ・サウジ皇太子会談でサウジのイランに対する批判的姿勢が再確認された。ベネズエラ経済危機による原油生産量低下も買い気をさそった。ベネズエラの原油生産量は日量200万バレルを割り、2005年の水準から半減していると報じられた。
鉄鉱石は、中国鉄鋼業と先物市場での損失拡大をうけて続落。前日比0.51ドル下落のトン当たり66.94ドルに。
NY貴金属はFOMCを控えたドル高による圧迫で全面安。前日はユーロに対するドル安で金、銀ともに上げたが、20日現地はドル高となり金・銀とも反落。金は前日比5.9ドル安の1,311.90ドル。プラチナは反落。時間外で上昇局面も、ドル高を受けて戻りは売られた。パラジウムは、ドル高を受けて売り優勢、続落した。
20日のNYダウは前日の大幅下落から持ち直し前日比+116.36ドル、24,727.27ドル。20日の日経平均は続落、前日比比99.93円安の21,380.97円。20日のNY外為市場で円相場は、米株反発、国債利回り上昇のなか、円安ドル高が進み、前日比45銭円安ドル高の1ドル=106円50~60銭に。FOMC発表前で様子見。
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『貿易戦争懸念&ドル高で全面安 カッパー年初来安値』
現地20日のLMEは全面安で引け、カッパーは年初来安値を更新した。世界的なリスク選好の後退と、FOMCを控えたドル高が背景にあるのは、前日からの流れ。貿易戦争への懸念もメタルを圧迫した。
カッパー3Mは、ドル高を受けて続落し、一時2017年12月以来の、今年最安値を更新する、6,730ドルを付ける展開に。世界市場のリスクオフ基調は、比較的弱い内容の経済統計と相まって、商品市場を圧迫し続ける公算が高い、とはANZ銀行の商品アナリスト。
亜鉛3Mは1%以上下げ、直近一週間での最安値3,193ドルをつけた。LME在庫5,350トン増が圧迫。LME亜鉛在庫は今月に入って60%の急増を見ている。亜鉛鉱山からの供給が増加基調にあることも亜鉛相場を圧迫。
アルミは反落。独ZEW景気期待指数の低下や、予想以下の英CPIをも要因とする、ドル高に下押しされた。
FOMCで新たな方向性が市場には出てくるだろうが、それを控えてのドル高と様子見が市場に圧迫を加えている。
ニッケル3MもDown。30ドル安の13,450ドル。ドル高&カッパー安が相場を圧迫。LMEニッケル在庫は1,212トン減の32万2,884トン。
ブエノスアイレスで19日より開催のG20では、世界貿易戦争への懸念から、保護主義への対抗と一段の対話の必要性が声明された。
20日のNY原油は急反発。前日比1.34ドル高の63.40ドル。中東の地政学的リスク浮上で3週間ぶりの高値。トランプ・サウジ皇太子会談でサウジのイランに対する批判的姿勢が再確認された。ベネズエラ経済危機による原油生産量低下も買い気をさそった。ベネズエラの原油生産量は日量200万バレルを割り、2005年の水準から半減していると報じられた。
鉄鉱石は、中国鉄鋼業と先物市場での損失拡大をうけて続落。前日比0.51ドル下落のトン当たり66.94ドルに。
NY貴金属はFOMCを控えたドル高による圧迫で全面安。前日はユーロに対するドル安で金、銀ともに上げたが、20日現地はドル高となり金・銀とも反落。金は前日比5.9ドル安の1,311.90ドル。プラチナは反落。時間外で上昇局面も、ドル高を受けて戻りは売られた。パラジウムは、ドル高を受けて売り優勢、続落した。
20日のNYダウは前日の大幅下落から持ち直し前日比+116.36ドル、24,727.27ドル。20日の日経平均は続落、前日比比99.93円安の21,380.97円。20日のNY外為市場で円相場は、米株反発、国債利回り上昇のなか、円安ドル高が進み、前日比45銭円安ドル高の1ドル=106円50~60銭に。FOMC発表前で様子見。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地3月19日
『全般的に方向感欠く中、供給懸念解消のカッパー下落に下押しされる』
週明け19日LMEはドル高と今週水曜日の米FOMCを控え相場に明確な方向感を欠きほぼ全面安で引けた。ニッケルは、先週トン当たり14,000ドルを割って以来、下げ圧力にさらされ、トン当たり145ドル下げたが、新たな支持線が見えていない。ニッケル在庫は798トン減の319,275トン。
カッパーは続落。チリ銅鉱山のストが労使妥協により解消しつつあり、供給不安の低下から3M物は2月12日以来初めてトン当たり6,900ドル切って、前日比34ドル下落、6,854ドルで引けた。LME在庫は2,175トン減の319,275トン。亜鉛は、トン当たり1ドル上げて3,261ドルで引け、鉛はトン当たり16ドル下げたが、双方明確な方向感欠いた。亜鉛LME在庫は75トン減の206,050トン。鉛LME 在庫は225トン減の130,425トン。アルミはLME在庫が、12,250トン減少し下値で3ドル上げたが、在庫総量は中国冬季生産削減終了により重い値動きに終始した。
世界的なリスク選好の後退により、下振れ圧力が工業用金属全般にかかっており、方向感を欠いた動きの乏しい静かな週明けとなった。今週水曜日に米FOMC開催。金利上げの幅が注目される。 主だった経済指標の発表はなかった。
メルシュECB専務理事 によるEU経済見通しと金融政策コメント
・景気回復は予想以上に良好。
・賃金動向は曲がり角に差し掛かっている。
・インフレ目標に向かって全ての条件が整っている。
・資産購入は緩やかに縮小し、緩和スタンスは維持する。
NY原油は、米株安とシェールオイル増産継続予想を受けて 前日比-0.28ドルとなったが、イラン核開発制限合意の先行き不透明感から、下値は限定的。
鉄鉱石は、中国鉄鋼業と先物市場での大損失をうけて、前日比2.39ドル下落のトン当たり67.45ドルをつけた。
NY金銀は、ドル安を受けて反発。金は、時間外ではユーロ安を受けて軟調、1日以来の安値1,307ドルを付けたが日中取引でドル安・株安を受けて地合いを引き締め,前日比5.5ドル高の 1,317.8ドルで引けた。銀もドル安により反発。プラチナも、時間外ではユーロ安を受けて1月2日以来の安値を付けたが、日中取引ではドル安や金堅調を受けて反発。PGMは株安により逆に売り優勢となり反落。19日のNYダウは大幅下落。フェイスブック個人データ流出問題による急落が重しとなり、前週末比335.60ドル下げの24,610.91ドルで引けた。19日の日経平均は、先週末比比195.61円安の21,480.90円。19日のNY外為市場で円相場は小幅な動きで、前日比6銭円安ドル高の1ドル=106.10円。
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『全般的に方向感欠く中、供給懸念解消のカッパー下落に下押しされる』
週明け19日LMEはドル高と今週水曜日の米FOMCを控え相場に明確な方向感を欠きほぼ全面安で引けた。ニッケルは、先週トン当たり14,000ドルを割って以来、下げ圧力にさらされ、トン当たり145ドル下げたが、新たな支持線が見えていない。ニッケル在庫は798トン減の319,275トン。
カッパーは続落。チリ銅鉱山のストが労使妥協により解消しつつあり、供給不安の低下から3M物は2月12日以来初めてトン当たり6,900ドル切って、前日比34ドル下落、6,854ドルで引けた。LME在庫は2,175トン減の319,275トン。亜鉛は、トン当たり1ドル上げて3,261ドルで引け、鉛はトン当たり16ドル下げたが、双方明確な方向感欠いた。亜鉛LME在庫は75トン減の206,050トン。鉛LME 在庫は225トン減の130,425トン。アルミはLME在庫が、12,250トン減少し下値で3ドル上げたが、在庫総量は中国冬季生産削減終了により重い値動きに終始した。
世界的なリスク選好の後退により、下振れ圧力が工業用金属全般にかかっており、方向感を欠いた動きの乏しい静かな週明けとなった。今週水曜日に米FOMC開催。金利上げの幅が注目される。 主だった経済指標の発表はなかった。
メルシュECB専務理事 によるEU経済見通しと金融政策コメント
・景気回復は予想以上に良好。
・賃金動向は曲がり角に差し掛かっている。
・インフレ目標に向かって全ての条件が整っている。
・資産購入は緩やかに縮小し、緩和スタンスは維持する。
NY原油は、米株安とシェールオイル増産継続予想を受けて 前日比-0.28ドルとなったが、イラン核開発制限合意の先行き不透明感から、下値は限定的。
鉄鉱石は、中国鉄鋼業と先物市場での大損失をうけて、前日比2.39ドル下落のトン当たり67.45ドルをつけた。
NY金銀は、ドル安を受けて反発。金は、時間外ではユーロ安を受けて軟調、1日以来の安値1,307ドルを付けたが日中取引でドル安・株安を受けて地合いを引き締め,前日比5.5ドル高の 1,317.8ドルで引けた。銀もドル安により反発。プラチナも、時間外ではユーロ安を受けて1月2日以来の安値を付けたが、日中取引ではドル安や金堅調を受けて反発。PGMは株安により逆に売り優勢となり反落。19日のNYダウは大幅下落。フェイスブック個人データ流出問題による急落が重しとなり、前週末比335.60ドル下げの24,610.91ドルで引けた。19日の日経平均は、先週末比比195.61円安の21,480.90円。19日のNY外為市場で円相場は小幅な動きで、前日比6銭円安ドル高の1ドル=106.10円。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地3月16日
『米FOMCを控えてドル高加速でDown。亜鉛反発』
LME現地16日は、多くは上がり材料欠く中ベースメタル中亜鉛のみ、指定倉庫在庫15,425トンの減少もあり、$25値上がって3,260ドルで引けた。アルミ3Mは市場が方向感探る中、トン当たり$2,085と変わらず。指定倉庫在庫は5,760トンの減少。序盤から中盤にかけて買い優勢となったが、米の堅調な経済指標を映したドル高傾向から値を落とす。しかし指定倉庫在庫の減少から買いが入り2,100ドルまで上昇するも、トランプ米政権によるアルミへの10%輸入関税措置が前日に続いて上値を抑制した。
・FOMC前でドル買いが促されドルは堅調に推移。
・米労働省が発表した1月の求人件数(JOLT)は、631.2万件と過去最高。
・2月の米鉱工業生産は1.1%(事前予想0.4%)の増加。
カッパー続落。序盤から中盤にかけて地合いを引きしめていたが、来週の米FOMC前で、追加利上げ観測を映したドル高進行で一気に値を落とした。終盤に買戻し入るも、6,890ドルを達せずんいCLOSE。ニッケルも続落。開始早々に値を落とした後に強含み、1万3,800ドルを目指すも、カッパー同様に来週のFOMCを控えたドル買いの動きに圧迫され下落。しかし13,600ドル台は維持した。
コバルトは続伸。国際相場はポンド41ドル台まで上昇、LMEコバルトもLME上場以来のトン当たり89,000ドルまで上昇し上場来高値をHIT。LIB向け需要増、供給不安で。コンゴの鉱業コード変更によるコバルト供給不安感が相場を押し上げる。
NY原油は大幅続伸。前日比1.15ドル高の62.34ドル。時間外から買い優勢となり、ドル高もものともせず上昇。前日にサウジアラビアが4月にかけて生産量を日量1,000万バレルを下回る水準を維持する意向としたこと、OPEC加盟国の協調減産継続見通しを強材料に上げ幅を拡大した。
NY金銀は、ドル高・米長期金利の上昇で続落。金は、1,312.30ドルで5.5ドル安。銀も$0.15下げ$16.272。PGM一人上げて$7.55高の$988.55。Pdは$6.7下げて$950.2。
16日のNYダウは続伸。前日比72.85ドル高の2万4,946.51ドル。来週のFOMC開催前に持ち高調整の買いなどが入った。16日の日経平均は、前日比127.44円安の21,676.51円。16日のNY外為市場は引き続き小幅な場動きで、前日比28銭円高ドル安の1ドル=106.06円。
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『米FOMCを控えてドル高加速でDown。亜鉛反発』
LME現地16日は、多くは上がり材料欠く中ベースメタル中亜鉛のみ、指定倉庫在庫15,425トンの減少もあり、$25値上がって3,260ドルで引けた。アルミ3Mは市場が方向感探る中、トン当たり$2,085と変わらず。指定倉庫在庫は5,760トンの減少。序盤から中盤にかけて買い優勢となったが、米の堅調な経済指標を映したドル高傾向から値を落とす。しかし指定倉庫在庫の減少から買いが入り2,100ドルまで上昇するも、トランプ米政権によるアルミへの10%輸入関税措置が前日に続いて上値を抑制した。
・FOMC前でドル買いが促されドルは堅調に推移。
・米労働省が発表した1月の求人件数(JOLT)は、631.2万件と過去最高。
・2月の米鉱工業生産は1.1%(事前予想0.4%)の増加。
カッパー続落。序盤から中盤にかけて地合いを引きしめていたが、来週の米FOMC前で、追加利上げ観測を映したドル高進行で一気に値を落とした。終盤に買戻し入るも、6,890ドルを達せずんいCLOSE。ニッケルも続落。開始早々に値を落とした後に強含み、1万3,800ドルを目指すも、カッパー同様に来週のFOMCを控えたドル買いの動きに圧迫され下落。しかし13,600ドル台は維持した。
コバルトは続伸。国際相場はポンド41ドル台まで上昇、LMEコバルトもLME上場以来のトン当たり89,000ドルまで上昇し上場来高値をHIT。LIB向け需要増、供給不安で。コンゴの鉱業コード変更によるコバルト供給不安感が相場を押し上げる。
NY原油は大幅続伸。前日比1.15ドル高の62.34ドル。時間外から買い優勢となり、ドル高もものともせず上昇。前日にサウジアラビアが4月にかけて生産量を日量1,000万バレルを下回る水準を維持する意向としたこと、OPEC加盟国の協調減産継続見通しを強材料に上げ幅を拡大した。
NY金銀は、ドル高・米長期金利の上昇で続落。金は、1,312.30ドルで5.5ドル安。銀も$0.15下げ$16.272。PGM一人上げて$7.55高の$988.55。Pdは$6.7下げて$950.2。
16日のNYダウは続伸。前日比72.85ドル高の2万4,946.51ドル。来週のFOMC開催前に持ち高調整の買いなどが入った。16日の日経平均は、前日比127.44円安の21,676.51円。16日のNY外為市場は引き続き小幅な場動きで、前日比28銭円高ドル安の1ドル=106.06円。
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MIRU MORNING EXPRESS 現地3月15日
『貿易摩擦懸念&ドル高でほぼ全面安』
現地15日のLME市場は、米中の貿易摩擦懸念とドル高で亜鉛を除いて全面安の展開となった。カッパー&ニッケルが急落。
カッパー3Mは反落。序盤に7,011ドルまで上昇したが、ドル高に頭を打たれて7,000ドル台での買いは続かず反落。終盤に6,890ドルまで下落するも、13日の安値6,873ドルが抵抗線となり、踏みとどまる。LMEカッパー在庫は500トン減の31万9,325トン。
ニッケルもドル高に打たれて続落。序盤に13,845ドルまで強含むも軟化、終盤には3月9日以来の安値となる13,520ドルまで軟化。LMEニッケル在庫は48トン減の32万5,386トン。
アルミも続落。米中の貿易摩擦懸念、在庫の急増、ドル高が相場を圧迫。カッパー&ニッケルが軟調に推移したこともあり終盤にかけて後退していき、昨年12月19日以来の安値となる2,070ドルまで下落。その後に2,104ドルまで反転したが、地合いは弱い。貿易摩擦の激化が世界経済に打撃を与えるとの懸念 が広がり、そのなかでアルミは直接的に米の輸入規制の網にかかるため不安感が増した。アルミは2,083ドルが下値支持線。ここを割り込めばさらに一段安の可能性がある。LMEアルミ在庫は前日比1万6,275トン増の131万1,900トン。
ドルは堅調に推移。ドルインデックス指数は90ポイント台に上昇。3月のNY連銀製造業景気指数は22.5、事前予想は15.0だった。米の新規失業保険申請件数は前週比減少。亜鉛は前日比8.5ドル高の3,235ドルまで上昇。亜鉛在庫は1,425トン減の20万6,350トン、鉛も在庫減で反発。7ドル高の2,411ドル。鉛在庫は200トン減の13万925トン。
NY原油は続伸。前日比0.23ドル高の61.19ドル。IEAが需要見通しの伸びを若干上方修正したこと、サウジアラビアが4月にかけて減産するとの情報が相場を下支えした。しかしドル高来週のFOMCを控えて上げは限定的だった。
15日のNYダウは4日ぶりに反発。前日比115.54ドル高の2万4,873.66ドル。短期的な戻りを見込んだ買いが膨らんだこと米経済指標の改善が相場を押し上げた。15日の日経平均株価終値は前日比26.66円高の2万1,803.95円。15日のロンドン外為市場では円相場は小幅に続伸。前日比10銭円高ドル安の1ドル=106円~106円10銭。
NY金は続落。ドル高を受けて続落。前日比7.8ドル安の1,317.8ドル。米輸入物価指数の上昇を受けてDown。銀もドル高で続落。PGMもドル高圧力で下落。
情報提供会社: I R universe株式会社
『貿易摩擦懸念&ドル高でほぼ全面安』
現地15日のLME市場は、米中の貿易摩擦懸念とドル高で亜鉛を除いて全面安の展開となった。カッパー&ニッケルが急落。
カッパー3Mは反落。序盤に7,011ドルまで上昇したが、ドル高に頭を打たれて7,000ドル台での買いは続かず反落。終盤に6,890ドルまで下落するも、13日の安値6,873ドルが抵抗線となり、踏みとどまる。LMEカッパー在庫は500トン減の31万9,325トン。
ニッケルもドル高に打たれて続落。序盤に13,845ドルまで強含むも軟化、終盤には3月9日以来の安値となる13,520ドルまで軟化。LMEニッケル在庫は48トン減の32万5,386トン。
アルミも続落。米中の貿易摩擦懸念、在庫の急増、ドル高が相場を圧迫。カッパー&ニッケルが軟調に推移したこともあり終盤にかけて後退していき、昨年12月19日以来の安値となる2,070ドルまで下落。その後に2,104ドルまで反転したが、地合いは弱い。貿易摩擦の激化が世界経済に打撃を与えるとの懸念 が広がり、そのなかでアルミは直接的に米の輸入規制の網にかかるため不安感が増した。アルミは2,083ドルが下値支持線。ここを割り込めばさらに一段安の可能性がある。LMEアルミ在庫は前日比1万6,275トン増の131万1,900トン。
ドルは堅調に推移。ドルインデックス指数は90ポイント台に上昇。3月のNY連銀製造業景気指数は22.5、事前予想は15.0だった。米の新規失業保険申請件数は前週比減少。亜鉛は前日比8.5ドル高の3,235ドルまで上昇。亜鉛在庫は1,425トン減の20万6,350トン、鉛も在庫減で反発。7ドル高の2,411ドル。鉛在庫は200トン減の13万925トン。
NY原油は続伸。前日比0.23ドル高の61.19ドル。IEAが需要見通しの伸びを若干上方修正したこと、サウジアラビアが4月にかけて減産するとの情報が相場を下支えした。しかしドル高来週のFOMCを控えて上げは限定的だった。
15日のNYダウは4日ぶりに反発。前日比115.54ドル高の2万4,873.66ドル。短期的な戻りを見込んだ買いが膨らんだこと米経済指標の改善が相場を押し上げた。15日の日経平均株価終値は前日比26.66円高の2万1,803.95円。15日のロンドン外為市場では円相場は小幅に続伸。前日比10銭円高ドル安の1ドル=106円~106円10銭。
NY金は続落。ドル高を受けて続落。前日比7.8ドル安の1,317.8ドル。米輸入物価指数の上昇を受けてDown。銀もドル高で続落。PGMもドル高圧力で下落。
情報提供会社: I R universe株式会社