金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月19日
『全般的に方向感欠く中、供給懸念解消のカッパー下落に下押しされる』
週明け19日LMEはドル高と今週水曜日の米FOMCを控え相場に明確な方向感を欠きほぼ全面安で引けた。ニッケルは、先週トン当たり14,000ドルを割って以来、下げ圧力にさらされ、トン当たり145ドル下げたが、新たな支持線が見えていない。ニッケル在庫は798トン減の319,275トン。
カッパーは続落。チリ銅鉱山のストが労使妥協により解消しつつあり、供給不安の低下から3M物は2月12日以来初めてトン当たり6,900ドル切って、前日比34ドル下落、6,854ドルで引けた。LME在庫は2,175トン減の319,275トン。亜鉛は、トン当たり1ドル上げて3,261ドルで引け、鉛はトン当たり16ドル下げたが、双方明確な方向感欠いた。亜鉛LME在庫は75トン減の206,050トン。鉛LME 在庫は225トン減の130,425トン。アルミはLME在庫が、12,250トン減少し下値で3ドル上げたが、在庫総量は中国冬季生産削減終了により重い値動きに終始した。
世界的なリスク選好の後退により、下振れ圧力が工業用金属全般にかかっており、方向感を欠いた動きの乏しい静かな週明けとなった。今週水曜日に米FOMC開催。金利上げの幅が注目される。 主だった経済指標の発表はなかった。
メルシュECB専務理事 によるEU経済見通しと金融政策コメント
・景気回復は予想以上に良好。
・賃金動向は曲がり角に差し掛かっている。
・インフレ目標に向かって全ての条件が整っている。
・資産購入は緩やかに縮小し、緩和スタンスは維持する。
NY原油は、米株安とシェールオイル増産継続予想を受けて 前日比-0.28ドルとなったが、イラン核開発制限合意の先行き不透明感から、下値は限定的。
鉄鉱石は、中国鉄鋼業と先物市場での大損失をうけて、前日比2.39ドル下落のトン当たり67.45ドルをつけた。
NY金銀は、ドル安を受けて反発。金は、時間外ではユーロ安を受けて軟調、1日以来の安値1,307ドルを付けたが日中取引でドル安・株安を受けて地合いを引き締め,前日比5.5ドル高の 1,317.8ドルで引けた。銀もドル安により反発。プラチナも、時間外ではユーロ安を受けて1月2日以来の安値を付けたが、日中取引ではドル安や金堅調を受けて反発。PGMは株安により逆に売り優勢となり反落。19日のNYダウは大幅下落。フェイスブック個人データ流出問題による急落が重しとなり、前週末比335.60ドル下げの24,610.91ドルで引けた。19日の日経平均は、先週末比比195.61円安の21,480.90円。19日のNY外為市場で円相場は小幅な動きで、前日比6銭円安ドル高の1ドル=106.10円。
情報提供会社: I R universe株式会社
『全般的に方向感欠く中、供給懸念解消のカッパー下落に下押しされる』
週明け19日LMEはドル高と今週水曜日の米FOMCを控え相場に明確な方向感を欠きほぼ全面安で引けた。ニッケルは、先週トン当たり14,000ドルを割って以来、下げ圧力にさらされ、トン当たり145ドル下げたが、新たな支持線が見えていない。ニッケル在庫は798トン減の319,275トン。
カッパーは続落。チリ銅鉱山のストが労使妥協により解消しつつあり、供給不安の低下から3M物は2月12日以来初めてトン当たり6,900ドル切って、前日比34ドル下落、6,854ドルで引けた。LME在庫は2,175トン減の319,275トン。亜鉛は、トン当たり1ドル上げて3,261ドルで引け、鉛はトン当たり16ドル下げたが、双方明確な方向感欠いた。亜鉛LME在庫は75トン減の206,050トン。鉛LME 在庫は225トン減の130,425トン。アルミはLME在庫が、12,250トン減少し下値で3ドル上げたが、在庫総量は中国冬季生産削減終了により重い値動きに終始した。
世界的なリスク選好の後退により、下振れ圧力が工業用金属全般にかかっており、方向感を欠いた動きの乏しい静かな週明けとなった。今週水曜日に米FOMC開催。金利上げの幅が注目される。 主だった経済指標の発表はなかった。
メルシュECB専務理事 によるEU経済見通しと金融政策コメント
・景気回復は予想以上に良好。
・賃金動向は曲がり角に差し掛かっている。
・インフレ目標に向かって全ての条件が整っている。
・資産購入は緩やかに縮小し、緩和スタンスは維持する。
NY原油は、米株安とシェールオイル増産継続予想を受けて 前日比-0.28ドルとなったが、イラン核開発制限合意の先行き不透明感から、下値は限定的。
鉄鉱石は、中国鉄鋼業と先物市場での大損失をうけて、前日比2.39ドル下落のトン当たり67.45ドルをつけた。
NY金銀は、ドル安を受けて反発。金は、時間外ではユーロ安を受けて軟調、1日以来の安値1,307ドルを付けたが日中取引でドル安・株安を受けて地合いを引き締め,前日比5.5ドル高の 1,317.8ドルで引けた。銀もドル安により反発。プラチナも、時間外ではユーロ安を受けて1月2日以来の安値を付けたが、日中取引ではドル安や金堅調を受けて反発。PGMは株安により逆に売り優勢となり反落。19日のNYダウは大幅下落。フェイスブック個人データ流出問題による急落が重しとなり、前週末比335.60ドル下げの24,610.91ドルで引けた。19日の日経平均は、先週末比比195.61円安の21,480.90円。19日のNY外為市場で円相場は小幅な動きで、前日比6銭円安ドル高の1ドル=106.10円。
情報提供会社: I R universe株式会社