金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月30日
『トランプリスク、原油急落でメタルも反落』
現地30日のLME市場はドル高、米株価指数の下落、米の入国制限はじめトランプ大統領の先の見えない展開に投資リスクが浮上。ニッケル以外は反落となった。
アルミ新地金3Mは前週末比13ドルdownの1,810.5ドル、後場1,804ドル、カッパー3Mは12.5ドル高の5,877ドルも後場は5,795ドルに転落。LMEカッパー在庫は1,625トン減の26万2,150トン。
トランプ大統領の移民制限が米各地で大混乱をきたしたことから行き過ぎた保護主義に懸念が生じている。カッパーについてはチリのエスコンディダ鉱山での労使交渉、インドネシアの銅精鉱禁輸、チリのアンディナ鉱山での労使交渉も控えており底堅い。またLMEカッパー在庫の減少傾向も相場を下支え。年初からでも6万5,000トンの減少をみている。
ニッケルは久々に反発。前日比110ドル高の9,540ドル。後場続伸で9,625ドルまで浮上。先週までの続落で安値拾いの買い入る。国内SUSscrap市場は最大手NSSCが5円下げをアナウンスしたが。
鉛は20ドルdownの2,295ドル、後場2,296ドル、現物は2,320ドルでバックは25ドルまで広がっている。亜鉛は4.5ドル高の2,774.5ドル、後場2,770ドル亜鉛も15か月先物、27か月先物ではバックになっており、先安感あり。
1月のユーロ圏景況感指数は108.2に上昇、予想の107.7を上回る。12月の米個人消費は前月比0.5%増加、予想と一致。個人所得は0.3%増加、予想は0.4%増加。昨年12月の米中古住宅販売仮契約指数は前月比1.6%上昇、予想は1.0%。
30日のNY原油は続落。前週末比0.54ドルdownの52.63ドル。米石油リグ稼働数の増加によるシェールオイル拡大観測が重しとなり1週間ぶりの安値に下落
NY金は反発。前週末比4.8ドル高の1,193.2ドル。ドル高、原油反落も米の移民制限による混乱で買い入る。プラチナは金高につれて上昇。10.4ドル高の989.80ドル。30日のNYダウは大幅続落。前週末比122.65ドル安の1万9,971.13ドル。節目の2万ドルを割り込む。トランプ政権による入国制限をめぐる混乱を嫌気した売りが広がった。下げ幅は昨年11月以降で最大。
30日のNY外為市場でドル安円高進む。トランプ政権の入国制限、国境税などの保護主義への懸念が強まりドルを売って円を買う動きが広がる。ドルは対円で1.3%ダウンの1ドル=113円60銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
『トランプリスク、原油急落でメタルも反落』
現地30日のLME市場はドル高、米株価指数の下落、米の入国制限はじめトランプ大統領の先の見えない展開に投資リスクが浮上。ニッケル以外は反落となった。
アルミ新地金3Mは前週末比13ドルdownの1,810.5ドル、後場1,804ドル、カッパー3Mは12.5ドル高の5,877ドルも後場は5,795ドルに転落。LMEカッパー在庫は1,625トン減の26万2,150トン。
トランプ大統領の移民制限が米各地で大混乱をきたしたことから行き過ぎた保護主義に懸念が生じている。カッパーについてはチリのエスコンディダ鉱山での労使交渉、インドネシアの銅精鉱禁輸、チリのアンディナ鉱山での労使交渉も控えており底堅い。またLMEカッパー在庫の減少傾向も相場を下支え。年初からでも6万5,000トンの減少をみている。
ニッケルは久々に反発。前日比110ドル高の9,540ドル。後場続伸で9,625ドルまで浮上。先週までの続落で安値拾いの買い入る。国内SUSscrap市場は最大手NSSCが5円下げをアナウンスしたが。
鉛は20ドルdownの2,295ドル、後場2,296ドル、現物は2,320ドルでバックは25ドルまで広がっている。亜鉛は4.5ドル高の2,774.5ドル、後場2,770ドル亜鉛も15か月先物、27か月先物ではバックになっており、先安感あり。
1月のユーロ圏景況感指数は108.2に上昇、予想の107.7を上回る。12月の米個人消費は前月比0.5%増加、予想と一致。個人所得は0.3%増加、予想は0.4%増加。昨年12月の米中古住宅販売仮契約指数は前月比1.6%上昇、予想は1.0%。
30日のNY原油は続落。前週末比0.54ドルdownの52.63ドル。米石油リグ稼働数の増加によるシェールオイル拡大観測が重しとなり1週間ぶりの安値に下落
NY金は反発。前週末比4.8ドル高の1,193.2ドル。ドル高、原油反落も米の移民制限による混乱で買い入る。プラチナは金高につれて上昇。10.4ドル高の989.80ドル。30日のNYダウは大幅続落。前週末比122.65ドル安の1万9,971.13ドル。節目の2万ドルを割り込む。トランプ政権による入国制限をめぐる混乱を嫌気した売りが広がった。下げ幅は昨年11月以降で最大。
30日のNY外為市場でドル安円高進む。トランプ政権の入国制限、国境税などの保護主義への懸念が強まりドルを売って円を買う動きが広がる。ドルは対円で1.3%ダウンの1ドル=113円60銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月27日
『ドル高圧力でメタル全面安 中国休場で薄商い』
現地27日のLME市場はドル高で全面安。供給不安要因を抱えているカッパーも反落。ニッケル続落。カッパー3Mは前日比47.5ドルdownの5,864.5ドル、後場は5,863ドル。中国が春節で休みに入っていることもあり商い少なし。終始売り優勢となった。LMEカッパー在庫は5,200トン減少の26万3,775トン。ニッケル続落。前日比200ドルdownの9,430ドル、後場9,475ドル。
アルミ新地金3Mは16.5ドルdownの1,823.5ドル、後場1,815ドルと弱含み。原油の下落、米株価指数の反落もマイナス。中国政府はすでにアルミ製錬と石炭の生産規制強化を打ち出しているものの、いまだ詳細が決まっていないこともあり現在のところマーケットからは材料視されず。
亜鉛は55ドルdownの2,770ドル、鉛73ドルdownの2,315ドル、錫230ドルdownの19,985ドルで2万ドル割れ。
唯一元気なメタルはコバルト。国際市場でもすでにポンド16ドル台半ばまで上昇しているが、LMEコバルトも続伸でトン37,250ドルまで上昇している。強含み地合い維持。
12月の米耐久財受注は前月比0.4%減、予想は2.6%の増加だった。航空機除く非国防資本財は0.8%増加。4Qの米GDPは前期比年率1.9%増に減速、予想の2.2%を下回る。個人消費は2.5%増加。1月のミシガン大学調べ消費者マインド指数は98.5に上昇。予想の98.1を上回る。
27日のNY原油先物は反落。前日比0.61ドルdownの53.17ドル。米の供給拡大観測、ドル高が相殺。NY金は反落。前日比1.4ドルdownの1,188.4ドル。米GDPの減速、ドル高、原油反落でDown。銀は反発 0.286ドル高の17.136ドル。プラチナは1.6ドル高の983.3ドル、パラジウムはリスク選好で買い。14.15ドル高の738.60ドル。
27日のNYダウは4営業日ぶりに反落。前日比7.13ドル安の2万93.78ドル。米企業決算で明暗わかれたこともあり売り買い交錯。今週の上げ疲れもあり一休みのNYダウ。
27日のNY外為市場で円相場は続落。前日比0.5%安の1ドル=115円09銭。FOMC会合を控えてポジション調整の動きにとどまる。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル高圧力でメタル全面安 中国休場で薄商い』
現地27日のLME市場はドル高で全面安。供給不安要因を抱えているカッパーも反落。ニッケル続落。カッパー3Mは前日比47.5ドルdownの5,864.5ドル、後場は5,863ドル。中国が春節で休みに入っていることもあり商い少なし。終始売り優勢となった。LMEカッパー在庫は5,200トン減少の26万3,775トン。ニッケル続落。前日比200ドルdownの9,430ドル、後場9,475ドル。
アルミ新地金3Mは16.5ドルdownの1,823.5ドル、後場1,815ドルと弱含み。原油の下落、米株価指数の反落もマイナス。中国政府はすでにアルミ製錬と石炭の生産規制強化を打ち出しているものの、いまだ詳細が決まっていないこともあり現在のところマーケットからは材料視されず。
亜鉛は55ドルdownの2,770ドル、鉛73ドルdownの2,315ドル、錫230ドルdownの19,985ドルで2万ドル割れ。
唯一元気なメタルはコバルト。国際市場でもすでにポンド16ドル台半ばまで上昇しているが、LMEコバルトも続伸でトン37,250ドルまで上昇している。強含み地合い維持。
12月の米耐久財受注は前月比0.4%減、予想は2.6%の増加だった。航空機除く非国防資本財は0.8%増加。4Qの米GDPは前期比年率1.9%増に減速、予想の2.2%を下回る。個人消費は2.5%増加。1月のミシガン大学調べ消費者マインド指数は98.5に上昇。予想の98.1を上回る。
27日のNY原油先物は反落。前日比0.61ドルdownの53.17ドル。米の供給拡大観測、ドル高が相殺。NY金は反落。前日比1.4ドルdownの1,188.4ドル。米GDPの減速、ドル高、原油反落でDown。銀は反発 0.286ドル高の17.136ドル。プラチナは1.6ドル高の983.3ドル、パラジウムはリスク選好で買い。14.15ドル高の738.60ドル。
27日のNYダウは4営業日ぶりに反落。前日比7.13ドル安の2万93.78ドル。米企業決算で明暗わかれたこともあり売り買い交錯。今週の上げ疲れもあり一休みのNYダウ。
27日のNY外為市場で円相場は続落。前日比0.5%安の1ドル=115円09銭。FOMC会合を控えてポジション調整の動きにとどまる。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月26日
『ドル高で弱含むもカッパー堅調、ニッケルぬかるみ』
現地26日のLME市場はドル高背景で弱含むなか明暗分かれる。カッパーはチリの労使紛争懸念から地合い強含みだが、ニッケルはさらに一段安となり再び9,000ドル割れの不安も漂う。
カッパー3Mは前日比19ドル高の5,912ドル、後場は5,909ドル。瞬間的には5,980ドルまでHIT。世界最大の銅鉱山であるチリ・エスコンディダで24日に労組が会社(BHP)からの賃金提案を拒否したあと、組合員にスト権の確立を求めており、労組側の対決姿勢は先鋭的になっている。加えてカッパーにはもうひとつ、インドネシアの問題もある。1月12日に銅精鉱の輸出が基本的に輸出禁止となっているが、これに関して米フリーポート社は、インドネシアの輸出許可が得られなければ、インドネシアの生産能力(フリーポートインドネシアの)生産能力を 40%まで圧縮し、減産に着手する必要があるとコメント。インドネシアの輸出停止により世界の銅市場の2%以上の供給が減少するともいわれている。
こうしたカッパーを巡る強力な供給不安要因が2つも挙がっているが、豪マッコーリは、ファンダメンタル的 には銅はさほど強くないため、供給リスクが浮上しているとはいえ、これ以上上がるのは難しい。買いポジションをとるほうがリスクがある、と相場上昇に懐疑的。
供給不安感で再び上げに転じているのが亜鉛と鉛。亜鉛は続伸。前日比37ドル高の2,825ドル、後場は2,808ドル、鉛28ドル高の2,388ドル、後場2,345ドルでいずれも地合いは強い。
LME中、最弱はニッケル。カッパーについてはインドネシアの禁輸措置が上げのブースターとなっているがニッケルについてはネシアの輸出規制緩和が相場地合いをぬかるみに入らせている。前日比50ドルdown の9,630ドル、後場9450ドルでさらに水準を下げる。ニッケル下落により世界的にステンレス鋼材のサーチャージ、ステンレススクラップは値下がり。
26日のNY原油は反発。前日比1.03ドル高の53.78ドル。産油国の高い減産順守、テクニカルから上昇。
米週間新規失業保険申請件数は25.9万件に増加、予想は24.7万件。12月の米新築住宅販売件数は53.6万件、予想の58.9万件を下回る。米7年債最高落札利回りは2.335%、応札倍率は2.45倍。メキシコのペニャニエト大統領、来週のトランプ大統領との会談を中止。
26日のNYダウは続伸。3営業日続伸。前日比32.40ドル高の2万100.91ドルで過去最高値を更新。トランプ政権の経済政策への期待が強いこと、発表が本格化している米企業決算が総じて良好なことも株価を押し上げ。
26日のロンドン外為市場で円相場は大幅続落。前日比1円10銭の円安ドル高の1ドル=114円70~80銭。米国債利回りが上昇し、円売りドル買いが続いた。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル高で弱含むもカッパー堅調、ニッケルぬかるみ』
現地26日のLME市場はドル高背景で弱含むなか明暗分かれる。カッパーはチリの労使紛争懸念から地合い強含みだが、ニッケルはさらに一段安となり再び9,000ドル割れの不安も漂う。
カッパー3Mは前日比19ドル高の5,912ドル、後場は5,909ドル。瞬間的には5,980ドルまでHIT。世界最大の銅鉱山であるチリ・エスコンディダで24日に労組が会社(BHP)からの賃金提案を拒否したあと、組合員にスト権の確立を求めており、労組側の対決姿勢は先鋭的になっている。加えてカッパーにはもうひとつ、インドネシアの問題もある。1月12日に銅精鉱の輸出が基本的に輸出禁止となっているが、これに関して米フリーポート社は、インドネシアの輸出許可が得られなければ、インドネシアの生産能力(フリーポートインドネシアの)生産能力を 40%まで圧縮し、減産に着手する必要があるとコメント。インドネシアの輸出停止により世界の銅市場の2%以上の供給が減少するともいわれている。
こうしたカッパーを巡る強力な供給不安要因が2つも挙がっているが、豪マッコーリは、ファンダメンタル的 には銅はさほど強くないため、供給リスクが浮上しているとはいえ、これ以上上がるのは難しい。買いポジションをとるほうがリスクがある、と相場上昇に懐疑的。
供給不安感で再び上げに転じているのが亜鉛と鉛。亜鉛は続伸。前日比37ドル高の2,825ドル、後場は2,808ドル、鉛28ドル高の2,388ドル、後場2,345ドルでいずれも地合いは強い。
LME中、最弱はニッケル。カッパーについてはインドネシアの禁輸措置が上げのブースターとなっているがニッケルについてはネシアの輸出規制緩和が相場地合いをぬかるみに入らせている。前日比50ドルdown の9,630ドル、後場9450ドルでさらに水準を下げる。ニッケル下落により世界的にステンレス鋼材のサーチャージ、ステンレススクラップは値下がり。
26日のNY原油は反発。前日比1.03ドル高の53.78ドル。産油国の高い減産順守、テクニカルから上昇。
米週間新規失業保険申請件数は25.9万件に増加、予想は24.7万件。12月の米新築住宅販売件数は53.6万件、予想の58.9万件を下回る。米7年債最高落札利回りは2.335%、応札倍率は2.45倍。メキシコのペニャニエト大統領、来週のトランプ大統領との会談を中止。
26日のNYダウは続伸。3営業日続伸。前日比32.40ドル高の2万100.91ドルで過去最高値を更新。トランプ政権の経済政策への期待が強いこと、発表が本格化している米企業決算が総じて良好なことも株価を押し上げ。
26日のロンドン外為市場で円相場は大幅続落。前日比1円10銭の円安ドル高の1ドル=114円70~80銭。米国債利回りが上昇し、円売りドル買いが続いた。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月25日
『Al反落、Cuスト懸念で上昇、Ni続落』
現地25日のLME市場はアルミHGが中国の環境規制要因で強気感あるものの昨今の続騰で利食い売りで反落。アルミHG3M先物は前日比23ドル安の1,844.5ドル、後場1,828ドル。前日既報の中国政府当局により、冬季に330万トン分のアルミ生産能力を強制停止するとの計画が引き続き上げ要因ではあるが、英金属コンサルタントのCRUは山東省、河南省、山西省、河北省の4省で230万トン程度カットされるのではないかと予想。
カッパー3Mは前日比2ドル安の5,893ドル、後場で5,932ドルに反発。SHFEカッパーも上昇す。チリのエスコンディーダ銅鉱山でスト懸念浮上。エスコンディーダの労働組合は鉱山を運営するBHPビリトンからの最新の賃金提案を拒否したことが伝わると一斉に買いが入った。労組の代表は交渉の長期化に備えるように組合員に号令をかけている様子。エスコンディーダは世界の銅生産量の5%を占める世界最大の銅鉱山。賃金改定時には毎回もめるヤマである。
ニッケルは元気なく続落。前日比120ドルdownの9,680ドル、後場9,750ドル。インドネシアのNi鉱石輸出緩和策が相場を圧迫。供給過剰につながる恐れ。LMEニッケル在庫が4,650トン増の38万154トンと大幅な増加となったことも嫌気さる。亜鉛も続落。前日比29ドルDownの2,788ドル、後場は2,797ドル、鉛1.5ドルdownの2,360ドル、後場2,377ドル。スズは250ドル高の20,475ドル。
2016年通年の日本の貿易収支は4.07兆円の貿易黒字。6年ぶりの貿易黒字に1月の独IFO業況指数は109.8に低下、予想の111.3を下回る。
25日のNY原油は反落。前日比0.43ドル安の52.75ドル。米原油在庫の増加から反落す。米週間石油在庫は284万バレル増加、予想の210万バレル増加を上回る。
25日のNYダウは取引時間中に史上初の2万ドルを突破。トランプ大統領の内向き政策を市場が評価。終値は前日比155.80ドル高の20,068.51ドル。
25日のNY貴金属相場は急落。金は前日比13ドルdownの1197.3ドル。NYダウの2万ドル超えで相対的に金は売られた。銀も急落で17ドル台から転落。パラジウムは最近の急上昇も相まって手じまい売りで暴落。前日比59.75ドル安の735.50ドルと荒い展開。プラチナも急落。欧米株価上昇はプラスで再び1000ドル台に浮上するもパラジウムの暴落に足を引っ張られる格好となり25.8ドル安の978ドルに。
25日のロンドン外為市場で円相場は続落。前日比40銭円安ドル高の1ドル=113円60~70銭。欧米株の上昇を受けて安全資産の円と金は売られやすくなった。
情報提供会社: I R universe株式会社
『Al反落、Cuスト懸念で上昇、Ni続落』
現地25日のLME市場はアルミHGが中国の環境規制要因で強気感あるものの昨今の続騰で利食い売りで反落。アルミHG3M先物は前日比23ドル安の1,844.5ドル、後場1,828ドル。前日既報の中国政府当局により、冬季に330万トン分のアルミ生産能力を強制停止するとの計画が引き続き上げ要因ではあるが、英金属コンサルタントのCRUは山東省、河南省、山西省、河北省の4省で230万トン程度カットされるのではないかと予想。
カッパー3Mは前日比2ドル安の5,893ドル、後場で5,932ドルに反発。SHFEカッパーも上昇す。チリのエスコンディーダ銅鉱山でスト懸念浮上。エスコンディーダの労働組合は鉱山を運営するBHPビリトンからの最新の賃金提案を拒否したことが伝わると一斉に買いが入った。労組の代表は交渉の長期化に備えるように組合員に号令をかけている様子。エスコンディーダは世界の銅生産量の5%を占める世界最大の銅鉱山。賃金改定時には毎回もめるヤマである。
ニッケルは元気なく続落。前日比120ドルdownの9,680ドル、後場9,750ドル。インドネシアのNi鉱石輸出緩和策が相場を圧迫。供給過剰につながる恐れ。LMEニッケル在庫が4,650トン増の38万154トンと大幅な増加となったことも嫌気さる。亜鉛も続落。前日比29ドルDownの2,788ドル、後場は2,797ドル、鉛1.5ドルdownの2,360ドル、後場2,377ドル。スズは250ドル高の20,475ドル。
2016年通年の日本の貿易収支は4.07兆円の貿易黒字。6年ぶりの貿易黒字に1月の独IFO業況指数は109.8に低下、予想の111.3を下回る。
25日のNY原油は反落。前日比0.43ドル安の52.75ドル。米原油在庫の増加から反落す。米週間石油在庫は284万バレル増加、予想の210万バレル増加を上回る。
25日のNYダウは取引時間中に史上初の2万ドルを突破。トランプ大統領の内向き政策を市場が評価。終値は前日比155.80ドル高の20,068.51ドル。
25日のNY貴金属相場は急落。金は前日比13ドルdownの1197.3ドル。NYダウの2万ドル超えで相対的に金は売られた。銀も急落で17ドル台から転落。パラジウムは最近の急上昇も相まって手じまい売りで暴落。前日比59.75ドル安の735.50ドルと荒い展開。プラチナも急落。欧米株価上昇はプラスで再び1000ドル台に浮上するもパラジウムの暴落に足を引っ張られる格好となり25.8ドル安の978ドルに。
25日のロンドン外為市場で円相場は続落。前日比40銭円安ドル高の1ドル=113円60~70銭。欧米株の上昇を受けて安全資産の円と金は売られやすくなった。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月24日
『中国の強制的な減産指示でアルミ続伸』
現地24日のLME市場はドル安進行で浮上、アルミは前日に引き続き中国の環境監査により強制的に330万トンの生産設備を冬季に稼働停止させる計画を明らかにしたことで相場は反応。アルミ新地金3Mは前日比4.5ドル高の1,867.5ドル、後場は1,871ドルまで続伸。2015年5月の高値ZONE。1,900ドル突破に期待がかかるところ。中国環境保護省は、国内アルミ最大手の中国アルミ(CHALCO)に対して適切な大気汚染対策をとっていないと警告。
カッパー3Mは前日比100ドル高の5,895ドル、後場は5,929ドルまで続伸。ドル安&投機的な買いで急反発。しかし商品トレーダーはカッパーに対して弱気&懐疑的な見方。現物需要がさほど盛り上がっておらず、反落リスクが大きい、とみている。ICSG(国際銅研究会)は昨年10月の世界の精錬銅 需給は4万8,000トンの供給過剰だったと発表。これにかんしてコメルツバンクは、そもそも世界の銅需給は供給不足ではなく供給過剰が現実。ここまでの相場上昇は疑問。と上昇に否定的。先安を予想している。
亜鉛も反発続伸で18ドル高の2,817ドルと上昇したが亜鉛についても反落リスクがあるとの見方。鉛は25.5ドル高の2,361.5ドル、後場2,378ドルと続伸。
ニッケルは50ドルdownの9,800ドル、後場9,800ドルと安定的に弱い。フィリピン政府はニッケル鉱山含む4つの鉱山開発プロジェクトの許可を取り消し。また月末31日には41の非鉄金属鉱山の環境監査結果を発表する予定。
24日のNY原油は反発。前日比0.43ドル高の53.18ドル。リビアで増産の動きがあるものの、OPECと非OPECの高い減産順守や、ドル安に支えられて上伸。
1月のドイツPMI速報値は54.7に低下、4か月ぶりの低水準。製造業は56.5、予想は55.4。1月の米製造業PMI速報値は55.1に上昇、予想の54.5 を上回る。12月の米中古住宅販売は前月比2.8%減の年率549万件。予想の552万件を下回る。
24日のNY金は買い先行で年初来高値を更新したが、為替に翻弄され引けは下落。前日比4.7ドルdownの1,210.3ドル。プラチナはドル安、原油高、米株価指数先物の上値追いをはやして27.7ドル高の1,003.8ドルと久々に1,000ドルを突破す。パラジウムも急上昇し年初来高値更新。
24日のロンドン外為市場で円相場は反落。前日比30銭円安ドル高の1ドル=113円20~30銭。米長期金利の上昇から円売りドル買いで推移したが、米中古住宅販売件数が予想を下回ったことでドル売りに転じる。24日のNYダウは大幅反発。前日比112.85ドル高の1万9,912.71ドル。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国の強制的な減産指示でアルミ続伸』
現地24日のLME市場はドル安進行で浮上、アルミは前日に引き続き中国の環境監査により強制的に330万トンの生産設備を冬季に稼働停止させる計画を明らかにしたことで相場は反応。アルミ新地金3Mは前日比4.5ドル高の1,867.5ドル、後場は1,871ドルまで続伸。2015年5月の高値ZONE。1,900ドル突破に期待がかかるところ。中国環境保護省は、国内アルミ最大手の中国アルミ(CHALCO)に対して適切な大気汚染対策をとっていないと警告。
カッパー3Mは前日比100ドル高の5,895ドル、後場は5,929ドルまで続伸。ドル安&投機的な買いで急反発。しかし商品トレーダーはカッパーに対して弱気&懐疑的な見方。現物需要がさほど盛り上がっておらず、反落リスクが大きい、とみている。ICSG(国際銅研究会)は昨年10月の世界の精錬銅 需給は4万8,000トンの供給過剰だったと発表。これにかんしてコメルツバンクは、そもそも世界の銅需給は供給不足ではなく供給過剰が現実。ここまでの相場上昇は疑問。と上昇に否定的。先安を予想している。
亜鉛も反発続伸で18ドル高の2,817ドルと上昇したが亜鉛についても反落リスクがあるとの見方。鉛は25.5ドル高の2,361.5ドル、後場2,378ドルと続伸。
ニッケルは50ドルdownの9,800ドル、後場9,800ドルと安定的に弱い。フィリピン政府はニッケル鉱山含む4つの鉱山開発プロジェクトの許可を取り消し。また月末31日には41の非鉄金属鉱山の環境監査結果を発表する予定。
24日のNY原油は反発。前日比0.43ドル高の53.18ドル。リビアで増産の動きがあるものの、OPECと非OPECの高い減産順守や、ドル安に支えられて上伸。
1月のドイツPMI速報値は54.7に低下、4か月ぶりの低水準。製造業は56.5、予想は55.4。1月の米製造業PMI速報値は55.1に上昇、予想の54.5 を上回る。12月の米中古住宅販売は前月比2.8%減の年率549万件。予想の552万件を下回る。
24日のNY金は買い先行で年初来高値を更新したが、為替に翻弄され引けは下落。前日比4.7ドルdownの1,210.3ドル。プラチナはドル安、原油高、米株価指数先物の上値追いをはやして27.7ドル高の1,003.8ドルと久々に1,000ドルを突破す。パラジウムも急上昇し年初来高値更新。
24日のロンドン外為市場で円相場は反落。前日比30銭円安ドル高の1ドル=113円20~30銭。米長期金利の上昇から円売りドル買いで推移したが、米中古住宅販売件数が予想を下回ったことでドル売りに転じる。24日のNYダウは大幅反発。前日比112.85ドル高の1万9,912.71ドル。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月23日
『中国の減産検討でアルミ続伸』
現地23日のLME市場はドル安背景から錫を除いて全面高。アルミ新地金は前週末比30ドル高の1,863ドル、後場1,860ドルで年初来高値更新。テクニカルな買いに加えて中国環境保護省がアルミの生産能力削減を検討しているとの報から続伸した。大気汚染改善からアルミ精錬がターゲットに。カッパー3Mも続伸。前週末比60ドル高の5,795ドル、後場5,803ドル。ドル安、トランプ政権によるインフラ投資もカッパー押し上げ。しかし期待感だけが強い。ニッケル反発。40ドル高の9,850ドル、後場9,825ドル、鉛37ドル高の2,336ドル、後場2,340ドル、亜鉛も続伸で52ドル高の2,799ドル、後場2,804ドル、錫は続落で250ドル安の19,950ドル、後場20,175ドル。
トランプ大統領、米製造業大手の首脳と会談。規制緩和や法人税減税を確約する一方で、米へ入ってくる製品には多額の国境税を課すと言明。米リッチモンド連銀総裁、FRBの予想より速いペースでの利上げが必要と発言。
23日のNY原油は反落。前日比0.47ドル安の52.75ドル。産油国の減産順守が8割を超えるも、米石油リグ稼働数の大幅な増加が相殺し、供給過剰の解消期待が後退しDown。
NY金は続伸。前週末比10.7ドル高の1,215.6ドル。ドル安、トランプ米大統領に対する不透明感から金が買われる。銀も続伸。0.154ドル高の17.186ドル。プラチナはドル安、金の上昇で反発。3.9ドル高の979.9ドル。パラジウムは反落。16.9ドルdownの771.50ドル。
23日のNYダウは反落。前週末比27.40ドルdownの 1万9,799.85ドル。米新政権の政策の方向性が読めず。投資家が運用リスクを避ける目的の売りが先行す。
23日のNY外為市場でドル下落。トランプ米大統領は TPPを離脱、NAFTAの再交渉を表明、さらに国境税を課す方針を明らかにしたこともドル安の要因。ドルは対円で1.3%。下落で1ドル=113円08銭と円高進む。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国の減産検討でアルミ続伸』
現地23日のLME市場はドル安背景から錫を除いて全面高。アルミ新地金は前週末比30ドル高の1,863ドル、後場1,860ドルで年初来高値更新。テクニカルな買いに加えて中国環境保護省がアルミの生産能力削減を検討しているとの報から続伸した。大気汚染改善からアルミ精錬がターゲットに。カッパー3Mも続伸。前週末比60ドル高の5,795ドル、後場5,803ドル。ドル安、トランプ政権によるインフラ投資もカッパー押し上げ。しかし期待感だけが強い。ニッケル反発。40ドル高の9,850ドル、後場9,825ドル、鉛37ドル高の2,336ドル、後場2,340ドル、亜鉛も続伸で52ドル高の2,799ドル、後場2,804ドル、錫は続落で250ドル安の19,950ドル、後場20,175ドル。
トランプ大統領、米製造業大手の首脳と会談。規制緩和や法人税減税を確約する一方で、米へ入ってくる製品には多額の国境税を課すと言明。米リッチモンド連銀総裁、FRBの予想より速いペースでの利上げが必要と発言。
23日のNY原油は反落。前日比0.47ドル安の52.75ドル。産油国の減産順守が8割を超えるも、米石油リグ稼働数の大幅な増加が相殺し、供給過剰の解消期待が後退しDown。
NY金は続伸。前週末比10.7ドル高の1,215.6ドル。ドル安、トランプ米大統領に対する不透明感から金が買われる。銀も続伸。0.154ドル高の17.186ドル。プラチナはドル安、金の上昇で反発。3.9ドル高の979.9ドル。パラジウムは反落。16.9ドルdownの771.50ドル。
23日のNYダウは反落。前週末比27.40ドルdownの 1万9,799.85ドル。米新政権の政策の方向性が読めず。投資家が運用リスクを避ける目的の売りが先行す。
23日のNY外為市場でドル下落。トランプ米大統領は TPPを離脱、NAFTAの再交渉を表明、さらに国境税を課す方針を明らかにしたこともドル安の要因。ドルは対円で1.3%。下落で1ドル=113円08銭と円高進む。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月20日
『春節休暇前で売り先行、中国需要懸念でDown』
現地20日のLME市場は売り先行。中国のGDP統計は予想を上回ったが、12月の投資、鉱工業生産は伸び悩んでいたことで先々の中国需要に懸念が生じる。トランプ大統領就任で改めて強いアメリカが主張されたことでドル高加速。メタル相場を圧迫することに。カッパー3Mは前日比2ドル高の5,735ドル、後場5,807ドル。LMEカッパー在庫は1,300トン増の27万5,400トンと数週間ぶりに在庫は増加に転じる。
中国の春節休暇(1/27~)を前に需要が低下するとの見方でニッケル、錫、亜鉛で大幅な下落がみられる。ニッケルは前日比290ドルdownの9,810ドル、後場9,800ドルと1万ドルを明確に割り込む。LMEニッケル在庫は978トン増の37万2006トン。LME錫は835ドルDownの20,200ドルと大幅続落。60日移動平均も下回り、昨年11月下旬以来の安値に陥落。亜鉛は28.5ドルdownの2,747ドル、後場2,766ドル、鉛13ドルdownの2,299ドル、後場2,302ドル。
アルミ新地金は9.5ドル高の1,833ドル、後場1,857 ドルまで続伸。年初来高値更新。2015年5月以来の高値。世界アルミ協会(IAI)、12月の世界アルミ生産を前月比5.8万トン増加の217.3万トンと発表。
昨年4Qの中国GDPは前年同期比6.8%増、予想は6.7%増、2016年通年は6.7%。12月の中国小売売上高は前年比10.9%増加、1年ぶりの大幅な伸び。2016年の中国不動産投資は前年比6.9%増加、不動産販売は22.5%増加。12月の独PPIは前月比0.4%上昇、前年比1.0%上昇。予想と変わらず。米共和党のトランプ氏が第45代米大統領に就任。 貿易、税制、移民、外交のあらゆる面で米国民に恩恵を与える政策を行うと演説。20日のロンドン外為で円は1ドル=115円。
20日のNY原油は続伸。前日比1.05ドル高の52.42ドル。22日に減産順守を監視する委員会の初会合を控え、産油国の減産実施や、受け渡し場所となるオクラホマ州クッシング原油在庫の減少など、先行き供給過剰解消期待に支えられる。
NY金は反発。前日比3.4ドル高の1,204.9ドル。ドル安の再開、原油急伸で反発。米大統領就任式で上昇一服する。パラジウムは大幅続伸。37.25ドル高の788.40ドル。中国GDPが予想を上回ったこと、原油続伸からテクニカル買いが入り12月の高値も突破。
20日のNYダウは6営業日ぶりに反発。前日比94.85ドル高の1万9,827.25ドル。
情報提供会社: I R universe株式会社
『春節休暇前で売り先行、中国需要懸念でDown』
現地20日のLME市場は売り先行。中国のGDP統計は予想を上回ったが、12月の投資、鉱工業生産は伸び悩んでいたことで先々の中国需要に懸念が生じる。トランプ大統領就任で改めて強いアメリカが主張されたことでドル高加速。メタル相場を圧迫することに。カッパー3Mは前日比2ドル高の5,735ドル、後場5,807ドル。LMEカッパー在庫は1,300トン増の27万5,400トンと数週間ぶりに在庫は増加に転じる。
中国の春節休暇(1/27~)を前に需要が低下するとの見方でニッケル、錫、亜鉛で大幅な下落がみられる。ニッケルは前日比290ドルdownの9,810ドル、後場9,800ドルと1万ドルを明確に割り込む。LMEニッケル在庫は978トン増の37万2006トン。LME錫は835ドルDownの20,200ドルと大幅続落。60日移動平均も下回り、昨年11月下旬以来の安値に陥落。亜鉛は28.5ドルdownの2,747ドル、後場2,766ドル、鉛13ドルdownの2,299ドル、後場2,302ドル。
アルミ新地金は9.5ドル高の1,833ドル、後場1,857 ドルまで続伸。年初来高値更新。2015年5月以来の高値。世界アルミ協会(IAI)、12月の世界アルミ生産を前月比5.8万トン増加の217.3万トンと発表。
昨年4Qの中国GDPは前年同期比6.8%増、予想は6.7%増、2016年通年は6.7%。12月の中国小売売上高は前年比10.9%増加、1年ぶりの大幅な伸び。2016年の中国不動産投資は前年比6.9%増加、不動産販売は22.5%増加。12月の独PPIは前月比0.4%上昇、前年比1.0%上昇。予想と変わらず。米共和党のトランプ氏が第45代米大統領に就任。 貿易、税制、移民、外交のあらゆる面で米国民に恩恵を与える政策を行うと演説。20日のロンドン外為で円は1ドル=115円。
20日のNY原油は続伸。前日比1.05ドル高の52.42ドル。22日に減産順守を監視する委員会の初会合を控え、産油国の減産実施や、受け渡し場所となるオクラホマ州クッシング原油在庫の減少など、先行き供給過剰解消期待に支えられる。
NY金は反発。前日比3.4ドル高の1,204.9ドル。ドル安の再開、原油急伸で反発。米大統領就任式で上昇一服する。パラジウムは大幅続伸。37.25ドル高の788.40ドル。中国GDPが予想を上回ったこと、原油続伸からテクニカル買いが入り12月の高値も突破。
20日のNYダウは6営業日ぶりに反発。前日比94.85ドル高の1万9,827.25ドル。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月19日
『ドル高、米利上げ観測が相場を圧迫』
現地19日のLME市場はドル高、FRB議長の利上げ容認発言が相場を圧迫。カッパー、ニッケルは続落となったが、中国の経済成長、今後の米経済に期待する買いが入って後半切り返す。カッパー3Mは前日比17$downの5,733ドル、後場5,727ドル。LMEカッパー在庫は1,950トン減の27万4,100トンと減少続く。カッパーにとって重要な中国経済は政府の財政出動、過去最高の銀行貸出で景気浮揚。昨年10~12月期の中国の経済成長(GDP)は6.7%プラスとの予想。米でのインフレ率上昇も相場を押し上げ。12月の米消費者物価上昇率は2年半ぶりの高水準となった。
ニッケル続落。前日比110ドルdownの10,100ドル、後場は9,975ドルで1万ドル割れ。ドル高圧力に加えてインドネシアのNi鉱石輸出緩和策が弱材料。Ni相場安で中国はじめアジアのステンレス鋼材市況もダウン。一級品で2,200ドル。(304薄板コイル)前後、二級品で1,450ドル前後へ。
アルミ新地金3Mは反発。前日比25$高の1,823.5ドル 後場1,826ドル。売り先行の展開だったが、原油の反発、米景気拡大をはやして上昇。鉛はドル高の2,312ドル、後場2,280ドル、亜鉛は35.5ドル高の2,775.5ドル、後場2,742ドル、錫は65ドルdownの21,035ドル、後場20,800ドル。
ドラギECB総裁、現在のユーロ圏の景気回復は構造改革の進展の鈍さにより阻害されている、としてかなりな程度の金融政策刺激が必要と強調す。米週間新規失業保険申請件数は23.4万件に減少 予想の25.2万件を下回る。ECBは市場の予想通りに主要金利と試算買い入れ策を据え置く。主要政策金利は0.00%、中銀預金金利はマイナス0.40%。1月の米フィラデルフィア地区製造業景況指数は23.6に上昇、予想は15.3だった。12月の米住宅着工件数は前月比11.3%増の122.6万件。予想の118.6万件を上回る。
NY原油先物は反発。前日比0.29ドル高の51.37ドル。オクラホマ州クッシング原油在庫が大幅減少したことを受けて反発。
NY金は急反落。前日比10.4ドルdownの1,200.90ドル。FRB議長の利上げ容認発言、ECB総裁の欧州景気減速懸念、米景気拡大によるドル高で押される。銀も反落し、16,967ドルと17ドル割れ。
19日のロンドン外為市場で円相場は急落。前日比2円 円安ドル高の1ドル=115円20~30銭。米景気拡大によるドル高、強いドルが復活。19日のNYダウは5日続落。前日比72.60ドルdownの1万9,732.12ドル。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル高、米利上げ観測が相場を圧迫』
現地19日のLME市場はドル高、FRB議長の利上げ容認発言が相場を圧迫。カッパー、ニッケルは続落となったが、中国の経済成長、今後の米経済に期待する買いが入って後半切り返す。カッパー3Mは前日比17$downの5,733ドル、後場5,727ドル。LMEカッパー在庫は1,950トン減の27万4,100トンと減少続く。カッパーにとって重要な中国経済は政府の財政出動、過去最高の銀行貸出で景気浮揚。昨年10~12月期の中国の経済成長(GDP)は6.7%プラスとの予想。米でのインフレ率上昇も相場を押し上げ。12月の米消費者物価上昇率は2年半ぶりの高水準となった。
ニッケル続落。前日比110ドルdownの10,100ドル、後場は9,975ドルで1万ドル割れ。ドル高圧力に加えてインドネシアのNi鉱石輸出緩和策が弱材料。Ni相場安で中国はじめアジアのステンレス鋼材市況もダウン。一級品で2,200ドル。(304薄板コイル)前後、二級品で1,450ドル前後へ。
アルミ新地金3Mは反発。前日比25$高の1,823.5ドル 後場1,826ドル。売り先行の展開だったが、原油の反発、米景気拡大をはやして上昇。鉛はドル高の2,312ドル、後場2,280ドル、亜鉛は35.5ドル高の2,775.5ドル、後場2,742ドル、錫は65ドルdownの21,035ドル、後場20,800ドル。
ドラギECB総裁、現在のユーロ圏の景気回復は構造改革の進展の鈍さにより阻害されている、としてかなりな程度の金融政策刺激が必要と強調す。米週間新規失業保険申請件数は23.4万件に減少 予想の25.2万件を下回る。ECBは市場の予想通りに主要金利と試算買い入れ策を据え置く。主要政策金利は0.00%、中銀預金金利はマイナス0.40%。1月の米フィラデルフィア地区製造業景況指数は23.6に上昇、予想は15.3だった。12月の米住宅着工件数は前月比11.3%増の122.6万件。予想の118.6万件を上回る。
NY原油先物は反発。前日比0.29ドル高の51.37ドル。オクラホマ州クッシング原油在庫が大幅減少したことを受けて反発。
NY金は急反落。前日比10.4ドルdownの1,200.90ドル。FRB議長の利上げ容認発言、ECB総裁の欧州景気減速懸念、米景気拡大によるドル高で押される。銀も反落し、16,967ドルと17ドル割れ。
19日のロンドン外為市場で円相場は急落。前日比2円 円安ドル高の1ドル=115円20~30銭。米景気拡大によるドル高、強いドルが復活。19日のNYダウは5日続落。前日比72.60ドルdownの1万9,732.12ドル。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月18日
『ドル安続くもカッパー、ニッケル続落』
18日のLME市場は、ドル安進行ながらも売り優勢の展開が続き、カッパー、ニッケル、アルミは続落。トランプ次期米大統領の「ドルは高すぎる」発言からドル安進行。にも拘わらずカッパー3Mは続落。前日比47ドルdownの5,750ドル、後場5,758ドル。後半にきて下げ止まった感もあり。LMEカッパー在庫は減少が続いており、18日も1,325トン減の27万6,050トン。昨年12月中旬からは6万9,425トンの減少。
アルミ新地金3Mは前日比5ドルdownの1,798.5ドル、後場は1,804ドルに戻す。ニッケルは20ドルDownの10,210ドル、後場10,200ドル、鉛は34ドル高の2,307ドル、後場2,272ドル、亜鉛29ドル高の2,740ドル、後場2,742ドル、錫70ドル高の21,100ドル、後場21,075ドル。
18日のNY原油は急反落。前日比1.4ドルdownの51.08ドル。IEAのビロル事務局長が米シェールオイル生産の大幅な拡大見通しを示したことや、OPECが今年の米原油生産見通しを上方修正したことなどから1週間ぶりの水準へ大幅に下落。
NY金は小幅反落。前日比0.8ドルdownの1,212.1ドル。米インフレ上昇に対するヘッジ買いやドルの下押しで反発も今年の利上げ観測でDown。銀は続伸。前日比0.126ドル高の17.274ドル。米インフレ上昇に対するヘッジ買いでプラス。プラチナは11.2ドルdownの971.9ドル。インフレヘッジで買われる局面もあったが、米利上げ観測、ドルの反発原油急落で値を消す。
米FRBが18日に公表した地区連銀経済報告によれば、経済は昨年11月下旬から年末にかけて緩慢なペースでの拡大が続いた。労働市場のタイト化がより広範な賃金と物価の上昇を後押しした、と報告。 労働市場のタイト感はしばらく続く、との予想。
18日のNY外為市場はドルが反発。カナダドルの下落、米地区連銀経済報告も手掛かりとしてドルは上げ幅を拡大した。前日のドルの急落を経て18日は買い戻す動きへ徐々に変わっていった。ドルは対円で1.5%高の 1ドル=114円35銭に。
18日のNYダウは4日続落。前日比22.05ドルdownの1万9,804.72ドル。トランプ次期米大統領の経済政策をめぐる不透明感から持ち高調整の売りが続いた。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル安続くもカッパー、ニッケル続落』
18日のLME市場は、ドル安進行ながらも売り優勢の展開が続き、カッパー、ニッケル、アルミは続落。トランプ次期米大統領の「ドルは高すぎる」発言からドル安進行。にも拘わらずカッパー3Mは続落。前日比47ドルdownの5,750ドル、後場5,758ドル。後半にきて下げ止まった感もあり。LMEカッパー在庫は減少が続いており、18日も1,325トン減の27万6,050トン。昨年12月中旬からは6万9,425トンの減少。
アルミ新地金3Mは前日比5ドルdownの1,798.5ドル、後場は1,804ドルに戻す。ニッケルは20ドルDownの10,210ドル、後場10,200ドル、鉛は34ドル高の2,307ドル、後場2,272ドル、亜鉛29ドル高の2,740ドル、後場2,742ドル、錫70ドル高の21,100ドル、後場21,075ドル。
18日のNY原油は急反落。前日比1.4ドルdownの51.08ドル。IEAのビロル事務局長が米シェールオイル生産の大幅な拡大見通しを示したことや、OPECが今年の米原油生産見通しを上方修正したことなどから1週間ぶりの水準へ大幅に下落。
NY金は小幅反落。前日比0.8ドルdownの1,212.1ドル。米インフレ上昇に対するヘッジ買いやドルの下押しで反発も今年の利上げ観測でDown。銀は続伸。前日比0.126ドル高の17.274ドル。米インフレ上昇に対するヘッジ買いでプラス。プラチナは11.2ドルdownの971.9ドル。インフレヘッジで買われる局面もあったが、米利上げ観測、ドルの反発原油急落で値を消す。
米FRBが18日に公表した地区連銀経済報告によれば、経済は昨年11月下旬から年末にかけて緩慢なペースでの拡大が続いた。労働市場のタイト化がより広範な賃金と物価の上昇を後押しした、と報告。 労働市場のタイト感はしばらく続く、との予想。
18日のNY外為市場はドルが反発。カナダドルの下落、米地区連銀経済報告も手掛かりとしてドルは上げ幅を拡大した。前日のドルの急落を経て18日は買い戻す動きへ徐々に変わっていった。ドルは対円で1.5%高の 1ドル=114円35銭に。
18日のNYダウは4日続落。前日比22.05ドルdownの1万9,804.72ドル。トランプ次期米大統領の経済政策をめぐる不透明感から持ち高調整の売りが続いた。
情報提供会社: I R universe株式会社
金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地1月17日
『政治的な不確実性で弱含むも地合い堅調』
現地17日のLME市場は、前半はメイ英首相のEU単一市場からの離脱表明で売り先行となった。また20日にトランプ米大統領就任式を控えていることで積極的な売買には至らず。政治的な不確実性からベースメタルの地合いは弱含み、安全資産の金と円が買われる展開となった。
LMEカッパー3Mは前日比88.5ドルDownの5,797ドル後場5,814ドルまで戻す。ドル高で頭打たれる。中国の不動産市場は回復基調にあり、鉄道インフラへの投資、自動車の購入奨励キャンペーンはやや縮小するが基本的に中国でのカッパー需要は堅調かつ旺盛に続くとみられており、これが価格を下支えしている。また12月の米小売売上高で自動車と家具の需要が伸びていたこともプラス材料だった。
アルミ新地金3Mは前日比8.5ドルdownの1,803.5ドル後場1,805ドルまで戻す。カッパーの下落に追随した下げ。原油高で持ち直す。ニッケル3Mは120ドルdownの10,230ドル、後場10,275ドル。LMEニッケル在庫は2,382トン増の37万2,114トンと大幅な増加となった。コバルトは電池、スーパーアロイ向けでも旺盛な需要が続き、続伸。欧州SPOT市場でポンド15ドル(99.3%Co)を超える。LMEコバルトはトン3万5,250ドルをつける。コバルトの15ドル超えは2014年8月以来。
鉛は利食い売りで前日比49ドル安の2,273ドル、後場2,290ドル、亜鉛60ドル安の2,711ドル、後場2,733ドル。
17日のNY原油は反発。前日比0.11ドル高の52.48ドル。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相による減産順守発言、上半期の需給均衡見通し、ドル安などが原油相場を押し上げ。しかしロシアの今年の増産観測が上値を重くしている。
17日のロンドン外為市場で円相場は大幅続伸。前日比1円 円高ドル安の1ドル=113円~113円10銭。一時112円台へ入る。16年11月下旬以来の円高水準へ。メイ英首相のEU離脱演説、今週20日のトランプ大統領就任式を前にドルが売られ、安全安心の円が買われる展開が続いた。
NY金は急上昇。前営業日比16.7ドル高の1,212ドル。政治的な不確実性から金買い集中。20日まで金の上昇は続くとみられている。銀も金高にのって上昇、17.102ドルで17ドル台に乗せる。17日のNYダウは続落。前日比58.96ドル安の1万9,826.77ドル(速報値)。
情報提供会社: I R universe株式会社
『政治的な不確実性で弱含むも地合い堅調』
現地17日のLME市場は、前半はメイ英首相のEU単一市場からの離脱表明で売り先行となった。また20日にトランプ米大統領就任式を控えていることで積極的な売買には至らず。政治的な不確実性からベースメタルの地合いは弱含み、安全資産の金と円が買われる展開となった。
LMEカッパー3Mは前日比88.5ドルDownの5,797ドル後場5,814ドルまで戻す。ドル高で頭打たれる。中国の不動産市場は回復基調にあり、鉄道インフラへの投資、自動車の購入奨励キャンペーンはやや縮小するが基本的に中国でのカッパー需要は堅調かつ旺盛に続くとみられており、これが価格を下支えしている。また12月の米小売売上高で自動車と家具の需要が伸びていたこともプラス材料だった。
アルミ新地金3Mは前日比8.5ドルdownの1,803.5ドル後場1,805ドルまで戻す。カッパーの下落に追随した下げ。原油高で持ち直す。ニッケル3Mは120ドルdownの10,230ドル、後場10,275ドル。LMEニッケル在庫は2,382トン増の37万2,114トンと大幅な増加となった。コバルトは電池、スーパーアロイ向けでも旺盛な需要が続き、続伸。欧州SPOT市場でポンド15ドル(99.3%Co)を超える。LMEコバルトはトン3万5,250ドルをつける。コバルトの15ドル超えは2014年8月以来。
鉛は利食い売りで前日比49ドル安の2,273ドル、後場2,290ドル、亜鉛60ドル安の2,711ドル、後場2,733ドル。
17日のNY原油は反発。前日比0.11ドル高の52.48ドル。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相による減産順守発言、上半期の需給均衡見通し、ドル安などが原油相場を押し上げ。しかしロシアの今年の増産観測が上値を重くしている。
17日のロンドン外為市場で円相場は大幅続伸。前日比1円 円高ドル安の1ドル=113円~113円10銭。一時112円台へ入る。16年11月下旬以来の円高水準へ。メイ英首相のEU離脱演説、今週20日のトランプ大統領就任式を前にドルが売られ、安全安心の円が買われる展開が続いた。
NY金は急上昇。前営業日比16.7ドル高の1,212ドル。政治的な不確実性から金買い集中。20日まで金の上昇は続くとみられている。銀も金高にのって上昇、17.102ドルで17ドル台に乗せる。17日のNYダウは続落。前日比58.96ドル安の1万9,826.77ドル(速報値)。
情報提供会社: I R universe株式会社