LME&NY&SHFEMarketReport
2018年03月13日
メタルドゥ at 09:10 | Comments(0) | 市況予測
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月12日
『鉛、亜鉛、アルミ弱含み、カッパー在庫増嫌気さる』
現地週明け12日のLME市場は、鉛、亜鉛が引き続きの軟調、カッパー在庫急増が嫌気されDown、アルミも中国の冬季減産シーズンが終了することで軟化した。
アルミ新地金3Mは序盤に2,124ドルまで強含んだが、買いは続かず、カッパー下落で連れ安となり2,100ドルを割り込む。中国の冬季アルミ生産抑制期間が3月15日をもって終了することから軟化。上海先物(SHFE)のアルミ相場はトン当たり14,065元まで下落。14か月ぶりの安値にまで沈んだ。また米のアルミ、鉄鋼への輸入関税賦課政策も相場圧迫の一因となりアルミの下げ圧が強まった。
しかしながら一方で、中国のアルミメーカーが採算をとれるほど相場水準は高くないため供給増は限定的との指摘もある。またアルミ相場はすでに順ザヤになっており、2,100ドルを下回る水準での推移が長引く可能性もあり。ただ、米国でのプレミアムだけは400ドルと異常な高値。
カッパー3Mは反落。序盤に買い先行となり6,992ドルまで上昇し今月7日以来の高値をマークするも在庫の1万トン急増、原油安が響き後退。中盤に6,886ドルまで下落。しかし終盤にはなんとか6,900ドル台まで戻す。LMEカッパー在庫は1万トン増の32万1,125トン。
3月に入ってセンチメントが悪化している鉛、亜鉛。2月には2,685ドルまで上昇した鉛だが2,311ドルと年初来安値を更新。ペルーのカマハキル亜鉛製錬所で無期限ストに入る、と6日 に宣言していたが、9日に腰折れ。労組と会社側が話し合い ストを終了させることとなり亜鉛、鉛ともに下落。鉛終値は2,343ドル、亜鉛は在庫が減少したにも関わらず スト終了報で3,239ドルまで後退した。
ニッケルも終盤に下落し、13,675ドルに。LMEニッケル在庫は2,208トン減の326,790トン。
12日のNY原油は反落。前週末比0.68ドルdownの61.36ドル。米でシェールオイルの増産が続く中、OPECやロシアの協調減産が相殺される見通しであることが重石となった。米EIAによる掘削生産性報告による、シェールオイルの主要7地域の生産量は4月に日量695万バレルまで拡大する見通し。
NY金は反落。前週末比3.2ドルdownの1,320.8ドル。株高などリスク選好の動きを受けて軟化。貿易摩擦に対する懸念でドル安、株安に傾いた際には地合いを引きしめた。パラジウムは金安、株安で大幅ダウン。
12日のNYダウは反落。前週末比157.13ドル安の2万5,178.61ドル。貿易摩擦が激化するとの警戒感がくすぶり産業機械、航空機などの資本財閥関連株が売られた。12日の日経平均株価終値は前週末比354.83円高の2万1,824.03円。
12日のNY外為市場で円相場は3営業日ぶりに反発。前週末比35銭円高ドル安の1ドル=106円40~50銭。持ち高調整の円買いドル売りが優勢となった。前週のドル高からの反動で。
情報提供会社: I R universe株式会社
『鉛、亜鉛、アルミ弱含み、カッパー在庫増嫌気さる』
現地週明け12日のLME市場は、鉛、亜鉛が引き続きの軟調、カッパー在庫急増が嫌気されDown、アルミも中国の冬季減産シーズンが終了することで軟化した。
アルミ新地金3Mは序盤に2,124ドルまで強含んだが、買いは続かず、カッパー下落で連れ安となり2,100ドルを割り込む。中国の冬季アルミ生産抑制期間が3月15日をもって終了することから軟化。上海先物(SHFE)のアルミ相場はトン当たり14,065元まで下落。14か月ぶりの安値にまで沈んだ。また米のアルミ、鉄鋼への輸入関税賦課政策も相場圧迫の一因となりアルミの下げ圧が強まった。
しかしながら一方で、中国のアルミメーカーが採算をとれるほど相場水準は高くないため供給増は限定的との指摘もある。またアルミ相場はすでに順ザヤになっており、2,100ドルを下回る水準での推移が長引く可能性もあり。ただ、米国でのプレミアムだけは400ドルと異常な高値。
カッパー3Mは反落。序盤に買い先行となり6,992ドルまで上昇し今月7日以来の高値をマークするも在庫の1万トン急増、原油安が響き後退。中盤に6,886ドルまで下落。しかし終盤にはなんとか6,900ドル台まで戻す。LMEカッパー在庫は1万トン増の32万1,125トン。
3月に入ってセンチメントが悪化している鉛、亜鉛。2月には2,685ドルまで上昇した鉛だが2,311ドルと年初来安値を更新。ペルーのカマハキル亜鉛製錬所で無期限ストに入る、と6日 に宣言していたが、9日に腰折れ。労組と会社側が話し合い ストを終了させることとなり亜鉛、鉛ともに下落。鉛終値は2,343ドル、亜鉛は在庫が減少したにも関わらず スト終了報で3,239ドルまで後退した。
ニッケルも終盤に下落し、13,675ドルに。LMEニッケル在庫は2,208トン減の326,790トン。
12日のNY原油は反落。前週末比0.68ドルdownの61.36ドル。米でシェールオイルの増産が続く中、OPECやロシアの協調減産が相殺される見通しであることが重石となった。米EIAによる掘削生産性報告による、シェールオイルの主要7地域の生産量は4月に日量695万バレルまで拡大する見通し。
NY金は反落。前週末比3.2ドルdownの1,320.8ドル。株高などリスク選好の動きを受けて軟化。貿易摩擦に対する懸念でドル安、株安に傾いた際には地合いを引きしめた。パラジウムは金安、株安で大幅ダウン。
12日のNYダウは反落。前週末比157.13ドル安の2万5,178.61ドル。貿易摩擦が激化するとの警戒感がくすぶり産業機械、航空機などの資本財閥関連株が売られた。12日の日経平均株価終値は前週末比354.83円高の2万1,824.03円。
12日のNY外為市場で円相場は3営業日ぶりに反発。前週末比35銭円高ドル安の1ドル=106円40~50銭。持ち高調整の円買いドル売りが優勢となった。前週のドル高からの反動で。
情報提供会社: I R universe株式会社