金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月14日
『中国鉱工業生産増、供給不安要因でカッパー続騰』
現地14日のLME市場は、カッパーが中国鉱工業生産増とスト懸念など供給不安要因で続騰、亜鉛は在庫増で再び軟化。カッパー3Mは続伸。2月の中国の鉱工業生産高が前年比7.2%プラスと事前予想の6.2%プラスを上回ったことを好感した買いが優勢となった。中盤からはチリ、アントファガスタのロスペランプレス鉱山でスト懸念が高まっていること、NewCrestMining社がカディア鉱山からの銅精鉱供給でフォースマジュールを宣言したことが材料視され、終盤いは7,064ドルまで上昇。2月27日以来、半月ぶりの高値をつけた。LMEカッパー在庫は1,650トン減の31万9,825トン。
ニッケル3Mは中盤過ぎに14,030ドルまで上昇し、2月27日以来の高値をつけるも、14,000ドル台での買いは続かず、終盤は売り優勢に傾き13,750ドルまで下落。LMEニッケル在庫は930トン減の32万5,434トン。
2月の中国鉱工業生産高は前年比7.2%プラス、事前予想は6.2%プラス。2月の中国小売売上高は前年比プラス9.7%、事前予想はプラス9.6%だった。2月の米小売売上高は前月比-0.1%、事前予想はプラス0.3%
アルミHGは小幅に下落。LMEアルミ在庫が6,075トン減の129万5,626トンと130万トン割れとなったが相場への反応は鈍かった。中盤にかけてカッパー、ニッケル高につれて2,126ドルまで上昇するも2月の米小売売上高が予想を下回ったことからDown。終盤には前日の安値2,087ドルを下回る2,087ドルでCLOSE。中国産ADC12も続落で2,040~2,050ドル(CIFjapan)。ロシア5M2は2,000ドル前後(CIFjapana)。
ぬかるみから抜け出せない亜鉛は反落。この日はLME亜鉛在庫が1万トン増加したことを嫌気。3月に入って亜鉛在庫は60%の増加をみており相場を圧迫かつ重くしている。3,226ドル まで下落。亜鉛在庫は10,275トン増の207,775トン。亜鉛は2月15日は2007年7月以来の高値となる3,595ドルをつけたが、そこから8%以上の下落となっている。しかし一方でマッコーリは、中国で亜鉛めっき鋼板が不足しており、4~6月期には大幅な在庫積み増しが行われる、と予想。 亜鉛は今年50万トンの不足に陥るとの見通しも発表した。
NY金は反落。前日比1.5ドル安の1,325.6ドル。ユーロ高を受けて押し目を 買われる場面も見られたが、後半はドル高を受けて上げ一服。PGMもドル高&株安で反落す。14日のNYダウは3日続落。前日比248.91ドルDownの2万4,758.12ドル。米トランプ政権の通商、外交政策への不透明感を嫌気した売りが優勢となった。中国との貿易摩擦懸念も売りを強めた。
14日の日経平均株価終値は前日比190.81円安の2万1,777.20円。14日のNY外為市場で円相場は反発、前日比30銭円高ドル安の1ドル=106円25~35銭。予想を下回る米経済指標、米通商政策の不透明感から米金利が低下し日米金利差の縮小を意識した円買い、ドル売りが広がった。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国鉱工業生産増、供給不安要因でカッパー続騰』
現地14日のLME市場は、カッパーが中国鉱工業生産増とスト懸念など供給不安要因で続騰、亜鉛は在庫増で再び軟化。カッパー3Mは続伸。2月の中国の鉱工業生産高が前年比7.2%プラスと事前予想の6.2%プラスを上回ったことを好感した買いが優勢となった。中盤からはチリ、アントファガスタのロスペランプレス鉱山でスト懸念が高まっていること、NewCrestMining社がカディア鉱山からの銅精鉱供給でフォースマジュールを宣言したことが材料視され、終盤いは7,064ドルまで上昇。2月27日以来、半月ぶりの高値をつけた。LMEカッパー在庫は1,650トン減の31万9,825トン。
ニッケル3Mは中盤過ぎに14,030ドルまで上昇し、2月27日以来の高値をつけるも、14,000ドル台での買いは続かず、終盤は売り優勢に傾き13,750ドルまで下落。LMEニッケル在庫は930トン減の32万5,434トン。
2月の中国鉱工業生産高は前年比7.2%プラス、事前予想は6.2%プラス。2月の中国小売売上高は前年比プラス9.7%、事前予想はプラス9.6%だった。2月の米小売売上高は前月比-0.1%、事前予想はプラス0.3%
アルミHGは小幅に下落。LMEアルミ在庫が6,075トン減の129万5,626トンと130万トン割れとなったが相場への反応は鈍かった。中盤にかけてカッパー、ニッケル高につれて2,126ドルまで上昇するも2月の米小売売上高が予想を下回ったことからDown。終盤には前日の安値2,087ドルを下回る2,087ドルでCLOSE。中国産ADC12も続落で2,040~2,050ドル(CIFjapan)。ロシア5M2は2,000ドル前後(CIFjapana)。
ぬかるみから抜け出せない亜鉛は反落。この日はLME亜鉛在庫が1万トン増加したことを嫌気。3月に入って亜鉛在庫は60%の増加をみており相場を圧迫かつ重くしている。3,226ドル まで下落。亜鉛在庫は10,275トン増の207,775トン。亜鉛は2月15日は2007年7月以来の高値となる3,595ドルをつけたが、そこから8%以上の下落となっている。しかし一方でマッコーリは、中国で亜鉛めっき鋼板が不足しており、4~6月期には大幅な在庫積み増しが行われる、と予想。 亜鉛は今年50万トンの不足に陥るとの見通しも発表した。
NY金は反落。前日比1.5ドル安の1,325.6ドル。ユーロ高を受けて押し目を 買われる場面も見られたが、後半はドル高を受けて上げ一服。PGMもドル高&株安で反落す。14日のNYダウは3日続落。前日比248.91ドルDownの2万4,758.12ドル。米トランプ政権の通商、外交政策への不透明感を嫌気した売りが優勢となった。中国との貿易摩擦懸念も売りを強めた。
14日の日経平均株価終値は前日比190.81円安の2万1,777.20円。14日のNY外為市場で円相場は反発、前日比30銭円高ドル安の1ドル=106円25~35銭。予想を下回る米経済指標、米通商政策の不透明感から米金利が低下し日米金利差の縮小を意識した円買い、ドル売りが広がった。
情報提供会社: I R universe株式会社