金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地5月24日
『在庫急減で鉛続騰、ニッケル反発、カッパー横這い』
欧州時間24日のLMEは1.6%反発のニッケル先頭に鉛続騰など全面高となる中、錫は小安で引けた。ニッケルは14,900ドルまで回復、ニッケル3Mは後場急反発。カーブ取引では200ドル以上上昇した。EV関連からの需要とこの4年来の30万トンを切ったLMEニッケル在庫水準が強気材料となっている。前日比250ドル高、14,900ドル。LME在庫は前日比774トン減少、29万6,898トン。
鉛3M一時は2,515ドルと2月28日以来の高値を付けた。LME倉庫の鉛のオンワラント在庫は2万1,250トン(23%)減の7万2,000トンと、2013年半ば以来の低水準。工業用金属の中で鉛は今週最も上昇しており、先週25日の引け値から7%超上昇している。コメルツバンクのアナリストは「投資家は現段階では、鉛に対してロング、亜鉛に対してはショートポジションを取っている」との見方。前日比17.5ドル高、2,494ドル。LME在庫は変わらずの、13万3,000トン。
カッパー3Mは、前日は4月27日以来の下げ幅を記録したがドル安による支援と自動車関連の弱気材料の中、、小幅の動きにとどまる。前日比13ドル高、6,880ドルで引けた。LME在庫は前日比2,125トン減少、30万1,251トン。
アルミ3Mは小幅高。在庫減少、ドル安が支援材料となる一方、トランプ政権の輸入自動車関税検討が弱気材料となった結果。前日比10ドル高、2,280ドル。LME在庫は前日比3,100トン減少の22万7,900トン。
錫3Mは、一人同日1.5%以上下げて、後場で1月16日に以来の20,260ドルを付けた。5月9日にはいったん21,325ドルの高値を付けたが、特にインドネシアからの輸出増LME在庫の増加が圧迫要因になって、弱気のセンチメントが続くとみられる。前日比200ドル安、20,425ドル。LME在庫は前日比70トン増加、2,635トン。
NY原油は、ロシアの協調減産縮小言及を受けて続落。NY金は、米中会談中止、米金利上げ速度後退観測受け反発。銀もドル安、金高で反発。PGMはPt反発、Pd続落。
24日の日経平均は米自動車関税引き上げ検討と円高を嫌気し3日続落、前日比252円60銭安、2万2,437円01銭で大引け。24日のNYダウは前日比75.05ドル安の2万4,811.76$。米朝首脳会談中止を受けて売りが膨らんだ。24日のNY外為市場で円相場は3日続伸。前日比80銭円高ドル安の1ドル=109円20~30銭。米中首脳会談中止でリスクに強い円と金が買われた。
情報提供会社: I R universe株式会社
『在庫急減で鉛続騰、ニッケル反発、カッパー横這い』
欧州時間24日のLMEは1.6%反発のニッケル先頭に鉛続騰など全面高となる中、錫は小安で引けた。ニッケルは14,900ドルまで回復、ニッケル3Mは後場急反発。カーブ取引では200ドル以上上昇した。EV関連からの需要とこの4年来の30万トンを切ったLMEニッケル在庫水準が強気材料となっている。前日比250ドル高、14,900ドル。LME在庫は前日比774トン減少、29万6,898トン。
鉛3M一時は2,515ドルと2月28日以来の高値を付けた。LME倉庫の鉛のオンワラント在庫は2万1,250トン(23%)減の7万2,000トンと、2013年半ば以来の低水準。工業用金属の中で鉛は今週最も上昇しており、先週25日の引け値から7%超上昇している。コメルツバンクのアナリストは「投資家は現段階では、鉛に対してロング、亜鉛に対してはショートポジションを取っている」との見方。前日比17.5ドル高、2,494ドル。LME在庫は変わらずの、13万3,000トン。
カッパー3Mは、前日は4月27日以来の下げ幅を記録したがドル安による支援と自動車関連の弱気材料の中、、小幅の動きにとどまる。前日比13ドル高、6,880ドルで引けた。LME在庫は前日比2,125トン減少、30万1,251トン。
アルミ3Mは小幅高。在庫減少、ドル安が支援材料となる一方、トランプ政権の輸入自動車関税検討が弱気材料となった結果。前日比10ドル高、2,280ドル。LME在庫は前日比3,100トン減少の22万7,900トン。
錫3Mは、一人同日1.5%以上下げて、後場で1月16日に以来の20,260ドルを付けた。5月9日にはいったん21,325ドルの高値を付けたが、特にインドネシアからの輸出増LME在庫の増加が圧迫要因になって、弱気のセンチメントが続くとみられる。前日比200ドル安、20,425ドル。LME在庫は前日比70トン増加、2,635トン。
NY原油は、ロシアの協調減産縮小言及を受けて続落。NY金は、米中会談中止、米金利上げ速度後退観測受け反発。銀もドル安、金高で反発。PGMはPt反発、Pd続落。
24日の日経平均は米自動車関税引き上げ検討と円高を嫌気し3日続落、前日比252円60銭安、2万2,437円01銭で大引け。24日のNYダウは前日比75.05ドル安の2万4,811.76$。米朝首脳会談中止を受けて売りが膨らんだ。24日のNY外為市場で円相場は3日続伸。前日比80銭円高ドル安の1ドル=109円20~30銭。米中首脳会談中止でリスクに強い円と金が買われた。
情報提供会社: I R universe株式会社