金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地5月1日
『ドル高圧力、中国需要懸念でコモディティー総下落』
現地5月1日は中国が労働節で休場、LME、NYはOPENだが、1月11日以来のドル高圧力にさらされ、メタル、貴金属、原油とも総下落。中国経済動向に敏感なカッパーがかの国の需要減不安から大幅ダウン。下げのGWとなっている。
カッパー3Mは3週間ぶりの安値にDown。米FOMCを控えたドル高、中国の不動産バブル対策で融資を制限していることによる建設需要の低下からカッパー需要伸び悩みの連想で売りが続き6,788ドルに下落、さらに6,710ドルと4月4日以来の安値にタッチ。LMEカッパー在庫は9,125トン減の325,525トン。また、ICSG(国際銅研究会)が2018年の世界銅需給について、4万トンのSurplusになるとの見通しを発表したこともマイナス要因。昨年は16万3,000トンのDeficitだった。しかし2019年は再び33万トンのDeficitと記録的な不足が予想されている。
ドル指数は1月11日以来の92.40でドル高進行。2日に米FOMCの結果発表を控えて独歩高の展開。4月の米ISM製造業景況感指数が市場予想を下回ったことを受けてもなおドル買い優勢。ドル円は一時109円80銭と2月5日以来、ほぼ3か月ぶりの円安ドル高水準となった。市場ではFOMCが利上げペースを加速させるかどうかに関心が集まっている。
ZINCDOWN。下げ慣れつつあるZINCは1日もDOWN。前日比77ドルDOWNの3,052ドルと2017年12月以来の安値をHIT。一時はLMEの最大の牽引者だったが現在では下げの一番星に。先週、LMEアントワープ倉庫に6万トンの在庫増となったこと、これまでのひっ迫感が薄れつつあること(豪の供給増などで)から弱気の売り優勢が続いている。
ニッケルはドル高、カッパー安につられて続落。一時13,500ドルまで後退。露制裁で盛り上がったのも束の間。ニッケル在庫は522トン減の30万6,762トン。錫はインドネシアの輸出ライセンスの発給停止により上昇傾向続き21,210ドルまで上昇。アルミも地道に堅調で2,260ドルを堅持。鉛は季節的な需要減で盛り上がりに欠ける展開。
1日のNY原油は反落。前日比1.32ドル安の67.25ドル。ドル指数が今年1月以来の高値を更新したこと、米週間石油在庫が増加すると想定されていることが重石となりDown。
NY金は続落。前日比12.4ドル安の1,306.8ドル。米独の10年債利回り差が29年ぶりの水準に拡大したこと、ドル高進行でDown。他、銀、PGMも続落。プラチナは昨年12月以来の894ドルまでDown。1日の日経平均株価は前週末比40.16円高の2万2,508.03円。1日のNYダウは3日続落。前日比64.10ドル安の2万4,099.05ドル。米の決算発表シーズンが終盤を迎え、好材料出尽くし感から売りに傾く。ISM指標の低下、FOMC発表を控えていることも買いが入りづらい状況となっていた。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル高圧力、中国需要懸念でコモディティー総下落』
現地5月1日は中国が労働節で休場、LME、NYはOPENだが、1月11日以来のドル高圧力にさらされ、メタル、貴金属、原油とも総下落。中国経済動向に敏感なカッパーがかの国の需要減不安から大幅ダウン。下げのGWとなっている。
カッパー3Mは3週間ぶりの安値にDown。米FOMCを控えたドル高、中国の不動産バブル対策で融資を制限していることによる建設需要の低下からカッパー需要伸び悩みの連想で売りが続き6,788ドルに下落、さらに6,710ドルと4月4日以来の安値にタッチ。LMEカッパー在庫は9,125トン減の325,525トン。また、ICSG(国際銅研究会)が2018年の世界銅需給について、4万トンのSurplusになるとの見通しを発表したこともマイナス要因。昨年は16万3,000トンのDeficitだった。しかし2019年は再び33万トンのDeficitと記録的な不足が予想されている。
ドル指数は1月11日以来の92.40でドル高進行。2日に米FOMCの結果発表を控えて独歩高の展開。4月の米ISM製造業景況感指数が市場予想を下回ったことを受けてもなおドル買い優勢。ドル円は一時109円80銭と2月5日以来、ほぼ3か月ぶりの円安ドル高水準となった。市場ではFOMCが利上げペースを加速させるかどうかに関心が集まっている。
ZINCDOWN。下げ慣れつつあるZINCは1日もDOWN。前日比77ドルDOWNの3,052ドルと2017年12月以来の安値をHIT。一時はLMEの最大の牽引者だったが現在では下げの一番星に。先週、LMEアントワープ倉庫に6万トンの在庫増となったこと、これまでのひっ迫感が薄れつつあること(豪の供給増などで)から弱気の売り優勢が続いている。
ニッケルはドル高、カッパー安につられて続落。一時13,500ドルまで後退。露制裁で盛り上がったのも束の間。ニッケル在庫は522トン減の30万6,762トン。錫はインドネシアの輸出ライセンスの発給停止により上昇傾向続き21,210ドルまで上昇。アルミも地道に堅調で2,260ドルを堅持。鉛は季節的な需要減で盛り上がりに欠ける展開。
1日のNY原油は反落。前日比1.32ドル安の67.25ドル。ドル指数が今年1月以来の高値を更新したこと、米週間石油在庫が増加すると想定されていることが重石となりDown。
NY金は続落。前日比12.4ドル安の1,306.8ドル。米独の10年債利回り差が29年ぶりの水準に拡大したこと、ドル高進行でDown。他、銀、PGMも続落。プラチナは昨年12月以来の894ドルまでDown。1日の日経平均株価は前週末比40.16円高の2万2,508.03円。1日のNYダウは3日続落。前日比64.10ドル安の2万4,099.05ドル。米の決算発表シーズンが終盤を迎え、好材料出尽くし感から売りに傾く。ISM指標の低下、FOMC発表を控えていることも買いが入りづらい状況となっていた。
情報提供会社: I R universe株式会社