金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS現地5月10日
『上げ下げが交錯、カッパー1.5%上げ、ニッケル・錫下げる』
現地10日のLMEは上げと下げが交錯し、カッパー1.5%UPに対し、錫は1.3%下げ。ドルINDEXは当日0.38%下落したものの、イラン核合意からの撤退発表により今週は93.42と今年の最高値をつけたことが異なって影響している。
カッパー3M物は続伸。LME在庫の減少が続くなか、中盤に6,797.5ドルまで下落。しかしドル高一服、アジア、欧州株の上昇で押し目買いは強く、あっさりとプラスサイドに反転。終盤は米国株の続伸も追い風となり、6,900ドル超えとなり、4月27日以来の高値となる6,929.5ドルまで上昇。前日比107ドル高、6,917ドルで引ける。LME在庫は7,950トン減少の28万5,075トン。在庫は3月末から10万トン余りの減少、中国の4月の精錬銅輸入量は44万2,000トンで今年に入って最高。銅スクラップ供給減、精錬能力の増加により輸入需要増。
アルミ3M物は反落。指定倉庫在庫の減少が続いたが、前日、8日の高値を抜けなかったことを嫌気し、序盤から売りが優勢となった。上海株が4月の中国・消費者物価指数(CPI)の落ち着きなどを好感し、1カ月ぶりの高値をつけ、アルミ需要増加に対して支援材料となったが、最近の上昇に対する修正安ムードとなった。中盤にかけて2,306ドルまで下落。後半から終盤に下げ幅を縮小したが、2,350ドルが抵抗線になり、戻し切れず押し目を形成した格好で引けた。 前日比33ドル安の2,335ドル。LME在庫は前日比1万1,275トン減少の126万5,175トン。
ニッケル3Mは反落。序盤に1万3,950ドルまで強含みとなった。しかし戻り売り圧力が強く、中盤に1万3,795ドルまで値を削った。終盤に下値を切り上げたが、前日の上げ幅を失う下落。前日比45ドル安の18,880ドルで引けた。LME在庫は前日比804トン減少の31万2,642トン。
亜鉛3Mは前日比11ドル高の3,087ドル。LME在庫は前日比650トン減少23万4,700トン。鉛3Mは前日比10.50ドル高の2,305ドル。LME在庫は250トン増加の13万1,800トン。錫3Mは前日比285ドル安の20,825ドル。LME在庫は前日比120トン増加の2,380トン。
NY原油は米制裁によるイラン減産警戒から、小幅続伸。NY金は反発。時間外取引ではドル高一服を受けて堅調となった。中東情勢に対する懸念も支援要因となった。日中取引では予想以下の米消費者物価指数(CPI)を受けて堅調となり、4月30日以来の高値1,323.4ドルを付けた。銀は続伸。ドル安や株高を受けて堅調となり、4月25日以来の高値1,679.0セントを付けた。プラチナ系貴金属(PGM)は、続伸。
10日の日経平均は米・アジア株高円安で反発。前日比88円30銭高の22,497円18銭。10日のNYダウは利上げ観測後退で6日続伸、前日比196.99ドル高の24,739.53ドルで引けた。10日のロンドン外為市場で円相場は4日ぶり小反発。前日比10銭円高ドル安の1ドル=109円50~60銭(現地16:00時点比較)。
情報提供会社: IR universe株式会社
『上げ下げが交錯、カッパー1.5%上げ、ニッケル・錫下げる』
現地10日のLMEは上げと下げが交錯し、カッパー1.5%UPに対し、錫は1.3%下げ。ドルINDEXは当日0.38%下落したものの、イラン核合意からの撤退発表により今週は93.42と今年の最高値をつけたことが異なって影響している。
カッパー3M物は続伸。LME在庫の減少が続くなか、中盤に6,797.5ドルまで下落。しかしドル高一服、アジア、欧州株の上昇で押し目買いは強く、あっさりとプラスサイドに反転。終盤は米国株の続伸も追い風となり、6,900ドル超えとなり、4月27日以来の高値となる6,929.5ドルまで上昇。前日比107ドル高、6,917ドルで引ける。LME在庫は7,950トン減少の28万5,075トン。在庫は3月末から10万トン余りの減少、中国の4月の精錬銅輸入量は44万2,000トンで今年に入って最高。銅スクラップ供給減、精錬能力の増加により輸入需要増。
アルミ3M物は反落。指定倉庫在庫の減少が続いたが、前日、8日の高値を抜けなかったことを嫌気し、序盤から売りが優勢となった。上海株が4月の中国・消費者物価指数(CPI)の落ち着きなどを好感し、1カ月ぶりの高値をつけ、アルミ需要増加に対して支援材料となったが、最近の上昇に対する修正安ムードとなった。中盤にかけて2,306ドルまで下落。後半から終盤に下げ幅を縮小したが、2,350ドルが抵抗線になり、戻し切れず押し目を形成した格好で引けた。 前日比33ドル安の2,335ドル。LME在庫は前日比1万1,275トン減少の126万5,175トン。
ニッケル3Mは反落。序盤に1万3,950ドルまで強含みとなった。しかし戻り売り圧力が強く、中盤に1万3,795ドルまで値を削った。終盤に下値を切り上げたが、前日の上げ幅を失う下落。前日比45ドル安の18,880ドルで引けた。LME在庫は前日比804トン減少の31万2,642トン。
亜鉛3Mは前日比11ドル高の3,087ドル。LME在庫は前日比650トン減少23万4,700トン。鉛3Mは前日比10.50ドル高の2,305ドル。LME在庫は250トン増加の13万1,800トン。錫3Mは前日比285ドル安の20,825ドル。LME在庫は前日比120トン増加の2,380トン。
NY原油は米制裁によるイラン減産警戒から、小幅続伸。NY金は反発。時間外取引ではドル高一服を受けて堅調となった。中東情勢に対する懸念も支援要因となった。日中取引では予想以下の米消費者物価指数(CPI)を受けて堅調となり、4月30日以来の高値1,323.4ドルを付けた。銀は続伸。ドル安や株高を受けて堅調となり、4月25日以来の高値1,679.0セントを付けた。プラチナ系貴金属(PGM)は、続伸。
10日の日経平均は米・アジア株高円安で反発。前日比88円30銭高の22,497円18銭。10日のNYダウは利上げ観測後退で6日続伸、前日比196.99ドル高の24,739.53ドルで引けた。10日のロンドン外為市場で円相場は4日ぶり小反発。前日比10銭円高ドル安の1ドル=109円50~60銭(現地16:00時点比較)。
情報提供会社: IR universe株式会社