LME&NY&SHFEMarketReport
2018年03月28日
メタルドゥ at 09:06 | Comments(0) | 市況予測
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月27日
『続落を経て底打ち感漂う』
現地27日のLME市場は、これまでの続落基調から底打ち感漂う展開。米中貿易戦争懸念も後退、あるいは米の腰折れ的な着地となる模様で結果波風立たない方向が見えたことで投資マネーもメタルに戻る。NY株価の反発も支えとなった。トランプ政権は中国との営業的交渉に入っており、輸入車にかかる関税の引き下げ、金融サービス企業で外資が経営権の過半数を持てるようにすること、米の半導体製品の購入を増やすことを中国側に要求。これらの条件を中国側が呑めば中国製品への高率関税実行は回避できるとしている。
カッパー反発。前日に続き27日も在庫が3万トン以上増加するも、相場は上昇。アジア、欧州株の上昇から買い優勢で始まり、序盤に今月22日以来の高値6,721ドルをつける。中盤からは戻り売り圧力が強くなったが、6,623ドルまで下がったあとは堅調に推移。NYダウの上昇でリスクオンの動きが優勢に。LMEカッパー在庫は3万1,225トン増の38万3,975トンに。
ニッケルも上昇。序盤に13,215ドルまで上昇、終盤に12,930ドルまで軟化するも押し目買いで切り返し堅調に推移した。LMEニッケル在庫は480トン減の32万3,400トン。
アルミはやや弱め。カッパー、ニッケル高に支援され中盤に2,071ドルまで上昇したが、米の保護主義から需要減少に対する不安は根強く、終盤に上げ幅を失い2,041ドルまで下落。昨年12月15日以来の安値をつける。LMEアルミ在庫は4,975トン減の126万8,175トン。地合い軟化で、中国ADC12も続落基調。CIFjapanで2,000ドル割れへ。
亜鉛、鉛は反発。亜鉛は15ドル高の3275ドル、LME亜鉛在庫は650トン減の21万75トン。鉛は19ドル高の2,406ドルで2,400ドルを回復。底打ち感あり。
27日のNYダウは反落。終値は前日比344.89ドル安の2万3,857.71ドル。FB株続落でハイテク株全般が下落し投資家心理が悪化し、幅広い銘柄に売りが及んだ。テスラ株もDown。テスラ車の事故調査が伝わり売られる。
NY金は反落。時間外ではドル安を受けて2月16日以来の高値、1,362ドルをつけるもユーロ安からDown。さらに利食い売りで前日比13ドル安の1,342ドルへ。プラチナは3.7ドル安の946.7ドルで1月2日以来の安値。ユーロ安ドル高、金安で反落。
27日の日経平均株価終値は551.22円高の2万1,317.32円。27日のロンドン外為市場で円相場は続落。前日比70銭円安ドル高の1ドル=105円70~80銭。米中の貿易摩擦を巡る懸念がひとまず後退し、市場に安心感が広がる。世界的に株高傾向となるなか(NYダウは反落したが)、リスク低下で円売りドル買いの動きとなった。
情報提供会社: I R universe株式会社
『続落を経て底打ち感漂う』
現地27日のLME市場は、これまでの続落基調から底打ち感漂う展開。米中貿易戦争懸念も後退、あるいは米の腰折れ的な着地となる模様で結果波風立たない方向が見えたことで投資マネーもメタルに戻る。NY株価の反発も支えとなった。トランプ政権は中国との営業的交渉に入っており、輸入車にかかる関税の引き下げ、金融サービス企業で外資が経営権の過半数を持てるようにすること、米の半導体製品の購入を増やすことを中国側に要求。これらの条件を中国側が呑めば中国製品への高率関税実行は回避できるとしている。
カッパー反発。前日に続き27日も在庫が3万トン以上増加するも、相場は上昇。アジア、欧州株の上昇から買い優勢で始まり、序盤に今月22日以来の高値6,721ドルをつける。中盤からは戻り売り圧力が強くなったが、6,623ドルまで下がったあとは堅調に推移。NYダウの上昇でリスクオンの動きが優勢に。LMEカッパー在庫は3万1,225トン増の38万3,975トンに。
ニッケルも上昇。序盤に13,215ドルまで上昇、終盤に12,930ドルまで軟化するも押し目買いで切り返し堅調に推移した。LMEニッケル在庫は480トン減の32万3,400トン。
アルミはやや弱め。カッパー、ニッケル高に支援され中盤に2,071ドルまで上昇したが、米の保護主義から需要減少に対する不安は根強く、終盤に上げ幅を失い2,041ドルまで下落。昨年12月15日以来の安値をつける。LMEアルミ在庫は4,975トン減の126万8,175トン。地合い軟化で、中国ADC12も続落基調。CIFjapanで2,000ドル割れへ。
亜鉛、鉛は反発。亜鉛は15ドル高の3275ドル、LME亜鉛在庫は650トン減の21万75トン。鉛は19ドル高の2,406ドルで2,400ドルを回復。底打ち感あり。
27日のNYダウは反落。終値は前日比344.89ドル安の2万3,857.71ドル。FB株続落でハイテク株全般が下落し投資家心理が悪化し、幅広い銘柄に売りが及んだ。テスラ株もDown。テスラ車の事故調査が伝わり売られる。
NY金は反落。時間外ではドル安を受けて2月16日以来の高値、1,362ドルをつけるもユーロ安からDown。さらに利食い売りで前日比13ドル安の1,342ドルへ。プラチナは3.7ドル安の946.7ドルで1月2日以来の安値。ユーロ安ドル高、金安で反落。
27日の日経平均株価終値は551.22円高の2万1,317.32円。27日のロンドン外為市場で円相場は続落。前日比70銭円安ドル高の1ドル=105円70~80銭。米中の貿易摩擦を巡る懸念がひとまず後退し、市場に安心感が広がる。世界的に株高傾向となるなか(NYダウは反落したが)、リスク低下で円売りドル買いの動きとなった。
情報提供会社: I R universe株式会社