LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地7月2日
『世界経済減速懸念と貿易摩擦警戒でほぼ全面安』
現地時間2日のLMEは、昨日の米中貿易戦争「休戦」による市場心理向上もすっかり消え去り、相次いだ弱含みの世界的な経済指標発表と米国による対EU報復追加関税検討をうけてほぼ全面安となった。なかでも錫が大崩れし7%下落、3年来の安値をつけた。
カッパー3Mは続落。序盤は5,940ドルを下値支持線として意識する底意の強い足取りを演じながらも、弱気なPMIを受けた中国経済への懸念がくすぶるなかで米国による対EU追加関税の対象枠拡大を検討との報が発表されたことを受けて欧米双方の経済に対する懸念が強まり軟化した。5,900ドルを割り込んだ後は下げ渋りに転じたものの、そこから値を戻すこともなく安値圏で取引を終えた。前日比67.5ドル安、5,887.5ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ684円。NY終値はポンド2.2セント安、2.6575ドル($5,859/t)で理論建値はキロ681円、あわせ国内建値に10円強の下げ余地。
ニッケル3Mは大幅続落。前日に続き中国経済への懸念が見られたことや、米国による対EU追加関税を巡り欧米経済に対する懸念が高まったことで軟調で運ばれた。前日比265ドル安、12,095ドルで引けた。
アルミ3Mは続落。指定倉庫在庫の減少傾向が続くなか、序盤は底意の強い足取りを展開し、1,800ドルに迫る動きも見せたが、1日に発表された中国6月製造業購買担当者景気指数 (PMI)の弱気な内容が引き続き懸念 要因となったうえ、米国がEUに対する報復追加関税を検討すると発表したことで米国、EU双方の経済懸念が高まって軟化。一時は6月24日以来の水準まで値を落としたが、その後に買い戻されて1,780ドル台を回復して終了。LME在庫は前日比4,675トン減少、98万4,450トン。
2日の日経平均は小幅続伸。前日比24円30銭高、2万1,754円27銭で終えた。米株高支えも、利益確定売りで上値重く。2日のNYダウ平均は3日続伸。前日比69.25ドル高、2万6,786.68ドルで終えた。8か月ぶり高値。ディフェンシブ株高い。
NY金は急反発、銀は小反発。金は1,400ドル台回復。世界的な経済減速懸念や根強い貿易摩擦警戒など背景に安全資産としての金が買われた。前日比18.7ドル高1,408ドルで引けた。銀は金に連動したが戻り売られ小反発。PGM系はPd続伸、Pt続落。Pdは時間外から買い先行、日中も現物価格堅調に支援された。Ptは時間外金高に連れ高となったが、日中貿易摩擦への警戒感から売り優勢となり小安く引けた。
NY原油は大幅反落。世界的な景気減速からの需要下振れを警戒。前日比2.84ドル安、56.25ドルで大引け。
2日のロンドン外為では、対ドル円相場は反発。前日比20銭円高ドル安の1ドル=108円10~20銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社
『世界経済減速懸念と貿易摩擦警戒でほぼ全面安』
現地時間2日のLMEは、昨日の米中貿易戦争「休戦」による市場心理向上もすっかり消え去り、相次いだ弱含みの世界的な経済指標発表と米国による対EU報復追加関税検討をうけてほぼ全面安となった。なかでも錫が大崩れし7%下落、3年来の安値をつけた。
カッパー3Mは続落。序盤は5,940ドルを下値支持線として意識する底意の強い足取りを演じながらも、弱気なPMIを受けた中国経済への懸念がくすぶるなかで米国による対EU追加関税の対象枠拡大を検討との報が発表されたことを受けて欧米双方の経済に対する懸念が強まり軟化した。5,900ドルを割り込んだ後は下げ渋りに転じたものの、そこから値を戻すこともなく安値圏で取引を終えた。前日比67.5ドル安、5,887.5ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ684円。NY終値はポンド2.2セント安、2.6575ドル($5,859/t)で理論建値はキロ681円、あわせ国内建値に10円強の下げ余地。
ニッケル3Mは大幅続落。前日に続き中国経済への懸念が見られたことや、米国による対EU追加関税を巡り欧米経済に対する懸念が高まったことで軟調で運ばれた。前日比265ドル安、12,095ドルで引けた。
アルミ3Mは続落。指定倉庫在庫の減少傾向が続くなか、序盤は底意の強い足取りを展開し、1,800ドルに迫る動きも見せたが、1日に発表された中国6月製造業購買担当者景気指数 (PMI)の弱気な内容が引き続き懸念 要因となったうえ、米国がEUに対する報復追加関税を検討すると発表したことで米国、EU双方の経済懸念が高まって軟化。一時は6月24日以来の水準まで値を落としたが、その後に買い戻されて1,780ドル台を回復して終了。LME在庫は前日比4,675トン減少、98万4,450トン。
2日の日経平均は小幅続伸。前日比24円30銭高、2万1,754円27銭で終えた。米株高支えも、利益確定売りで上値重く。2日のNYダウ平均は3日続伸。前日比69.25ドル高、2万6,786.68ドルで終えた。8か月ぶり高値。ディフェンシブ株高い。
NY金は急反発、銀は小反発。金は1,400ドル台回復。世界的な経済減速懸念や根強い貿易摩擦警戒など背景に安全資産としての金が買われた。前日比18.7ドル高1,408ドルで引けた。銀は金に連動したが戻り売られ小反発。PGM系はPd続伸、Pt続落。Pdは時間外から買い先行、日中も現物価格堅調に支援された。Ptは時間外金高に連れ高となったが、日中貿易摩擦への警戒感から売り優勢となり小安く引けた。
NY原油は大幅反落。世界的な景気減速からの需要下振れを警戒。前日比2.84ドル安、56.25ドルで大引け。
2日のロンドン外為では、対ドル円相場は反発。前日比20銭円高ドル安の1ドル=108円10~20銭の取引。(現地16:00時点比較)
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金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地7月1日
『米中「休戦」も世界的弱経済指標とドル高でほぼ全面安』
現地時間1日のLMEは、米国と中国が貿易戦争の「休戦」で合意したことを受けて市場心理が上向いた。一方で、弱めの製造業指標が、経済活動と需要が減速するとの予想を裏付けた。英調査会社マークイットと中国メディア財新が1日発表した6月の中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)は、エコノミストの予想に反し、景気の拡大・縮小の節目である50を下回った。6月は大半のアジア・欧州諸国でも製造業PMIが50を下回った。「休戦」を受けてのドルの独歩高も加わり、前半の堅調から反転、全面軟化で終えた。
カッパー3Mは反落。前場は「休戦」を好感して5月20日来高値6.075ドルを付けたものの、中国PMIおよび米国の弱経済指標公表とドル高を受けて売り優勢となり、6,000ドルを大きく割りこんで引けた。先週末比38.5ドル安、5,954.5ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ691円。NY終値はポンド2.6セント安、2.6795ドル($5,907/t)で理論建値はキロ686円、あわせ国内建値に10円前後の下げ余地。
ニッケル3Mは大幅続落。財新発表の6月の中国製造業PMIIが弱気になったことや、ドル高から売り優勢となり、6月後半の大幅高に対する修正安局面を迎えた。先週末比340ドル安、12,350ドルが終値。LME在庫は6月27日比3,060トン減少、16万1,658トン。
アルミ3Mは反落。LME在庫の減少継続と米中「休戦」が強材料であるものの、他メタルと同調して軟化、小安く引けた。
鉄鉱石指標は急騰。先週末比5.18ドル高、123.65ドル。
1日の日経平均は大幅反発。先週末比454円05銭高、2万1,729円97銭で終えた。2ヵ月ぶり高値。米中協議再開で電子部品株に買い。1日のNYダウ平均は続伸。先週末比117.47ドル高、2万6,717.43ドルで終えた。米中貿易協議再開を好感。買い一巡後は伸び悩み。
NY金銀は急反落。金は米中貿易協議再開とドル高で売られ、先週末比24.4ドル安、1,389.3ドルで大引け。銀は金に同調。PGM系はPd反発、Pt反落。Pdは米中貿易戦争休戦を受けた株高で押し目を買われ堅調となった。Ptは時間外米中貿易戦争休戦を受けたドル高で売り優勢となったが株高などで押目買われた。日中買い戻され上伸するも戻りを売られた。
NY原油は反発。米中貿易戦争休戦やOPEC減産継続で。先週末比0.62ドル高、59.09ドルで大引け。1日のロンドン外為では、対ドル円相場は下落。先週末比60銭円安ドル高の1ドル=108円30~40銭の取引。(現地16:00時点比較)
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『米中「休戦」も世界的弱経済指標とドル高でほぼ全面安』
現地時間1日のLMEは、米国と中国が貿易戦争の「休戦」で合意したことを受けて市場心理が上向いた。一方で、弱めの製造業指標が、経済活動と需要が減速するとの予想を裏付けた。英調査会社マークイットと中国メディア財新が1日発表した6月の中国の製造業購買担当者景況指数(PMI)は、エコノミストの予想に反し、景気の拡大・縮小の節目である50を下回った。6月は大半のアジア・欧州諸国でも製造業PMIが50を下回った。「休戦」を受けてのドルの独歩高も加わり、前半の堅調から反転、全面軟化で終えた。
カッパー3Mは反落。前場は「休戦」を好感して5月20日来高値6.075ドルを付けたものの、中国PMIおよび米国の弱経済指標公表とドル高を受けて売り優勢となり、6,000ドルを大きく割りこんで引けた。先週末比38.5ドル安、5,954.5ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ691円。NY終値はポンド2.6セント安、2.6795ドル($5,907/t)で理論建値はキロ686円、あわせ国内建値に10円前後の下げ余地。
ニッケル3Mは大幅続落。財新発表の6月の中国製造業PMIIが弱気になったことや、ドル高から売り優勢となり、6月後半の大幅高に対する修正安局面を迎えた。先週末比340ドル安、12,350ドルが終値。LME在庫は6月27日比3,060トン減少、16万1,658トン。
アルミ3Mは反落。LME在庫の減少継続と米中「休戦」が強材料であるものの、他メタルと同調して軟化、小安く引けた。
鉄鉱石指標は急騰。先週末比5.18ドル高、123.65ドル。
1日の日経平均は大幅反発。先週末比454円05銭高、2万1,729円97銭で終えた。2ヵ月ぶり高値。米中協議再開で電子部品株に買い。1日のNYダウ平均は続伸。先週末比117.47ドル高、2万6,717.43ドルで終えた。米中貿易協議再開を好感。買い一巡後は伸び悩み。
NY金銀は急反落。金は米中貿易協議再開とドル高で売られ、先週末比24.4ドル安、1,389.3ドルで大引け。銀は金に同調。PGM系はPd反発、Pt反落。Pdは米中貿易戦争休戦を受けた株高で押し目を買われ堅調となった。Ptは時間外米中貿易戦争休戦を受けたドル高で売り優勢となったが株高などで押目買われた。日中買い戻され上伸するも戻りを売られた。
NY原油は反発。米中貿易戦争休戦やOPEC減産継続で。先週末比0.62ドル高、59.09ドルで大引け。1日のロンドン外為では、対ドル円相場は下落。先週末比60銭円安ドル高の1ドル=108円30~40銭の取引。(現地16:00時点比較)
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LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地6月28日
『米中首脳会談控えAl Cu小幅上昇、Ni反落』
現地時間28日のLMEは、米中首脳会談控えある程度の合意形成期待が拡がり好材料視され、アルミ、カッパー小幅上昇。ニッケルは前日までの大幅上昇への反動調整で反落した。錫も在庫増から安い。
カッパー3Mは小幅続伸。29日に開催される米中首脳会談を前にして、最終合意には至らないものの、中国からの輸入3,000億ドルに対する新たな関税発動は見送られるうえ、今後も米中間で協議が継続されるとの見方が広がったことが買いを刺激した。ただ、6,000ドルを超えたところでは転売が入ったことで伸び悩み、終値ベースで6,000ドル台は達成できずに終えた。 四半期では7%強の下落となった。前日比4ドル高、5,993ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ695円。NY終値はポンド0.7セント安、2.7055ドル($5,965/t)で理論建値はキロ692円、あわせ国内建値に若干の上げ余地。
アルミ3Mは小幅反発。在庫減少、欧州物価指数の上昇、米中首脳会談期待背景に買い優勢で運ばれ1,800ドル越え。終盤転売入るも1,800ドル台維持して引けた。前日比10ドル高、1,800ドルちょうどが終値。LME在庫は、前日比7,025トン減少、99万6,725トン。
ニッケル3Mは反落。6月の欧州物価データが揃って回復傾向を見せるなか、買われて12,770ドル台後半まで値を伸ばす場面が見られたが、前日に上昇した後で買い修正の動きが入るなか、反落に転じた。 前日比20ドル安、12,690ドルが終値。
コバルト3Mは6月7日下落以来26,000~28,000ドルのレンジにあったのがいったん27日28,000-30,000ドルに上昇したが、再び26,000~28,000ドルに戻っている。28日の日経平均は反落。前日末比62円25銭安、2万1,275円92銭で終えた。米中首脳会談控え模様眺め。28日のNYダウ平均は4日ぶり反発。前日比72.84 ドル高、2万6,599.42ドルで終えた。米中首脳会談での貿易協議進展期待。
JMロジウムは上昇。前日比130ドル高、3,300ドル。
NY金銀は小反発。金は米・イラン対立からの安全資産買い一巡したのちその後の動きないことで模様眺め。米中首脳会談控えたことでも値動き抑えられた。銀は金に連動、調整中心。PGM系はPd小反落、Pt反発。Pdは米中首脳会談控え警戒感後退で買い優勢局面も、3月高値水準が抵抗線となった。Ptはトランプ大統領の習近平主席との会談控えての、楽観発言で警戒感薄れ買い優勢となった。前日比22.9ドル高、835.5ドルが大引け。
NY原油は反落。米中首脳会談控え利益確定売りで。前日比0.96ドル安、58.47ドルで大引け。28日のロンドン外為では、対ドル円相場は横ばい。前日比同水準の1ドル=107円70~80銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社
『米中首脳会談控えAl Cu小幅上昇、Ni反落』
現地時間28日のLMEは、米中首脳会談控えある程度の合意形成期待が拡がり好材料視され、アルミ、カッパー小幅上昇。ニッケルは前日までの大幅上昇への反動調整で反落した。錫も在庫増から安い。
カッパー3Mは小幅続伸。29日に開催される米中首脳会談を前にして、最終合意には至らないものの、中国からの輸入3,000億ドルに対する新たな関税発動は見送られるうえ、今後も米中間で協議が継続されるとの見方が広がったことが買いを刺激した。ただ、6,000ドルを超えたところでは転売が入ったことで伸び悩み、終値ベースで6,000ドル台は達成できずに終えた。 四半期では7%強の下落となった。前日比4ドル高、5,993ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ695円。NY終値はポンド0.7セント安、2.7055ドル($5,965/t)で理論建値はキロ692円、あわせ国内建値に若干の上げ余地。
アルミ3Mは小幅反発。在庫減少、欧州物価指数の上昇、米中首脳会談期待背景に買い優勢で運ばれ1,800ドル越え。終盤転売入るも1,800ドル台維持して引けた。前日比10ドル高、1,800ドルちょうどが終値。LME在庫は、前日比7,025トン減少、99万6,725トン。
ニッケル3Mは反落。6月の欧州物価データが揃って回復傾向を見せるなか、買われて12,770ドル台後半まで値を伸ばす場面が見られたが、前日に上昇した後で買い修正の動きが入るなか、反落に転じた。 前日比20ドル安、12,690ドルが終値。
コバルト3Mは6月7日下落以来26,000~28,000ドルのレンジにあったのがいったん27日28,000-30,000ドルに上昇したが、再び26,000~28,000ドルに戻っている。28日の日経平均は反落。前日末比62円25銭安、2万1,275円92銭で終えた。米中首脳会談控え模様眺め。28日のNYダウ平均は4日ぶり反発。前日比72.84 ドル高、2万6,599.42ドルで終えた。米中首脳会談での貿易協議進展期待。
JMロジウムは上昇。前日比130ドル高、3,300ドル。
NY金銀は小反発。金は米・イラン対立からの安全資産買い一巡したのちその後の動きないことで模様眺め。米中首脳会談控えたことでも値動き抑えられた。銀は金に連動、調整中心。PGM系はPd小反落、Pt反発。Pdは米中首脳会談控え警戒感後退で買い優勢局面も、3月高値水準が抵抗線となった。Ptはトランプ大統領の習近平主席との会談控えての、楽観発言で警戒感薄れ買い優勢となった。前日比22.9ドル高、835.5ドルが大引け。
NY原油は反落。米中首脳会談控え利益確定売りで。前日比0.96ドル安、58.47ドルで大引け。28日のロンドン外為では、対ドル円相場は横ばい。前日比同水準の1ドル=107円70~80銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社