金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地7月17日
『売り買い交錯 Ni続伸、Al、Cu反落』
現地時間17日LME相場は、前日からのEV需要増大を見込んだ中国投機筋の買いに支えられたニッケルの騰勢は継続するも、カッパーは米中貿易摩擦懸念、アルミは修正でそれぞれ反落した。
ニッケル3Mは続伸。指定倉庫在庫の減少が続いていることに加え、電気自動車(EV) 向けの需要増加観測を受けた需給ひっ迫懸念が前日に続いて中国投機筋中心の買いを支援した。序盤は続伸後で買い修正が入ったことから14,000ドルを下回る水準で高下した13,900ドルまで下押されたことで目先の売り一巡感が強まり、その後は高下を繰り返しながらも終盤にかけて値位置を切り上げる足取りを展開。昨年7月4日以来、約1年ぶりの高値水準まで上昇。終値ベースでは7月3日以来の高値となった。前日比380ドル高、14,450ドルが終値。
アルミ3Mは小幅反落。指定倉庫在庫は減少したが、これまでの増加を受けて98万トン台に達したほか、前日の上昇後で修正が入ったことで売り優勢となった。安値圏でもみ合いとなり小安く引けた。前日比3ドル安、1,847ドルで大引け。
カッパー3Mは反落。指定倉庫在庫の増加、トランプ大統領による中国製品への追加関税賦課の可能性示唆を受けた中国の需要減退懸念が売りを呼んだ。中盤には5,940ドル台を下回る水準まで値を落とした後、後半には盛り返したが、6,000ドル台の回復には至らず取引を終えた。前日比32ドル安、5,980ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ694円。NY終値は前日比ポンド1.65セント高、2.71ドル($5,974/t)で理論建値はキロ693円。あわせ国内建値に若干の上げ余地。LME在庫は前日比6,675トン増加、29万9,600トン。
17日の日経平均は続落。前日比66円07銭安2万1,469円18銭で終えた。売買代金、11日連続で2兆円割れ。17日のNYダウは続落。前日比115.98ドル安、2万7,219.85ドルで終える。貿易摩擦や米景気減速を懸念。
NY金は反発、銀は続伸。金は時間外ドル高から軟調となったが、日中予想以下の米住宅着工件数を受けて地合い引締めた。前日比12.1ドル高、1,423.3ドルで大引け。銀はドル高一服や金堅調から買い優勢となり、2月28日来高値の16.03ドルを付けた。PGM系はPd反発、Pt小幅続伸。Pdはドル高一服や他貴金属堅調で買い優勢となった。Ptはほぼ金と連動し854.6ドルを付けたが上値削り小幅高で引けた。
NY原油は続落。米石油製品在庫増加を嫌気。前日比0.84ドル安、56.78ドルで引けた。17日のロンドン外為では、対ドル円相場は反発。前日比20銭円高ドル安の1ドル=108円ちょうど~10銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社
『売り買い交錯 Ni続伸、Al、Cu反落』
現地時間17日LME相場は、前日からのEV需要増大を見込んだ中国投機筋の買いに支えられたニッケルの騰勢は継続するも、カッパーは米中貿易摩擦懸念、アルミは修正でそれぞれ反落した。
ニッケル3Mは続伸。指定倉庫在庫の減少が続いていることに加え、電気自動車(EV) 向けの需要増加観測を受けた需給ひっ迫懸念が前日に続いて中国投機筋中心の買いを支援した。序盤は続伸後で買い修正が入ったことから14,000ドルを下回る水準で高下した13,900ドルまで下押されたことで目先の売り一巡感が強まり、その後は高下を繰り返しながらも終盤にかけて値位置を切り上げる足取りを展開。昨年7月4日以来、約1年ぶりの高値水準まで上昇。終値ベースでは7月3日以来の高値となった。前日比380ドル高、14,450ドルが終値。
アルミ3Mは小幅反落。指定倉庫在庫は減少したが、これまでの増加を受けて98万トン台に達したほか、前日の上昇後で修正が入ったことで売り優勢となった。安値圏でもみ合いとなり小安く引けた。前日比3ドル安、1,847ドルで大引け。
カッパー3Mは反落。指定倉庫在庫の増加、トランプ大統領による中国製品への追加関税賦課の可能性示唆を受けた中国の需要減退懸念が売りを呼んだ。中盤には5,940ドル台を下回る水準まで値を落とした後、後半には盛り返したが、6,000ドル台の回復には至らず取引を終えた。前日比32ドル安、5,980ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ694円。NY終値は前日比ポンド1.65セント高、2.71ドル($5,974/t)で理論建値はキロ693円。あわせ国内建値に若干の上げ余地。LME在庫は前日比6,675トン増加、29万9,600トン。
17日の日経平均は続落。前日比66円07銭安2万1,469円18銭で終えた。売買代金、11日連続で2兆円割れ。17日のNYダウは続落。前日比115.98ドル安、2万7,219.85ドルで終える。貿易摩擦や米景気減速を懸念。
NY金は反発、銀は続伸。金は時間外ドル高から軟調となったが、日中予想以下の米住宅着工件数を受けて地合い引締めた。前日比12.1ドル高、1,423.3ドルで大引け。銀はドル高一服や金堅調から買い優勢となり、2月28日来高値の16.03ドルを付けた。PGM系はPd反発、Pt小幅続伸。Pdはドル高一服や他貴金属堅調で買い優勢となった。Ptはほぼ金と連動し854.6ドルを付けたが上値削り小幅高で引けた。
NY原油は続落。米石油製品在庫増加を嫌気。前日比0.84ドル安、56.78ドルで引けた。17日のロンドン外為では、対ドル円相場は反発。前日比20銭円高ドル安の1ドル=108円ちょうど~10銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社