金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地7月25日
『直近の投機的急伸の巻き戻しでニッケル急反落』
現地時間25日のLME相場でニッケルは、最近の大幅な上昇局面からの巻き戻しで急落した。低調なユーロ圏経済指標を受け、市場ではこの日発表される欧州中央銀行(ECB)理事会の金融政策に注目が集まっていた。鉛は中国での保守整備活動からの供給懸念を受け、続騰。直近抵抗線を上抜き高値2,117ドルを付けた。SHFEでも続騰。
ニッケル3Mは大幅反落。減少が続いていたLME在庫が増加に転じたうえ、欧州中央銀行(ECB)理事会後利下げ期待が後退したことも弱材料視された。また、これまで上昇した後の修正のための転売が見られたこともあって売り優勢で運ばれ、中盤以降は14,100ドルを上値抵抗にしての安もみに終始した。前日比475ドル安、14,075ドルが終値。LME在庫は前日比444トン増加、14万5,500トン。
カッパー3Mは続伸。指定倉庫在庫は増加したこともあり、序盤は頭重い足取りを展開していたが、中盤にかけて上昇。一時は6,050ドルを上抜く場面も見られたが、終盤にかけて値位置を落とし、プラスサイドは維持したものの、大半の上げ幅を縮小しての終了となった。前日比8ドル高、6,007ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ697円。NY終値は前日比ポンド0.85セント安、2.6955ドル($5,942/t)で理論建値はキロ690円。あわせ国内建値に若干の上げ余地。
アルミ3Mは変わらず。指定倉庫在庫は大幅に増加したが、米中貿易協議の再開を翌週に控えるなか、米中貿易協議の進展に期待感が引き続き買いを支えた。前日比横ばいの1,826ドルで大引け。LME在庫は前日比3万4,475トン増加、98万7,975トン。
25日の日経平均は3日続伸。前日比46円98銭高2万1,756円55銭で終えた。2か月半ぶり高値好業績銘柄に買い。25日のNYダウは続落。前日比128.65ドル安、2万7,141.32ドルで終える。ボーイング安や金融緩和期待の後退で。
NY金銀は反落、。金は時間外では利食い売りから軟調も、欧州中央銀行(ECB)理事会後のユーロ高を受けて地合い引締めた。日中は、米耐久財受注の強内容からドル高振れにより戻り売られ軟調となった。前日比8.9ドル安、1,414.7ドルで引けた。PGM系は反落。Pdは押し目買いあるも、ドル高、他貴金属の軟調を受け戻り売られる。Ptは時間外米中協議進展期待から堅調となり、日中のユーロ高から5月7日以来高値889.7ドルを付けたのちドル高で戻り売られた。
NY原油は小反発。25日のロンドン外為では、対ドル円相場は反落。前日比50銭円安ドル高の1ドル=108円50~60銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社
『直近の投機的急伸の巻き戻しでニッケル急反落』
現地時間25日のLME相場でニッケルは、最近の大幅な上昇局面からの巻き戻しで急落した。低調なユーロ圏経済指標を受け、市場ではこの日発表される欧州中央銀行(ECB)理事会の金融政策に注目が集まっていた。鉛は中国での保守整備活動からの供給懸念を受け、続騰。直近抵抗線を上抜き高値2,117ドルを付けた。SHFEでも続騰。
ニッケル3Mは大幅反落。減少が続いていたLME在庫が増加に転じたうえ、欧州中央銀行(ECB)理事会後利下げ期待が後退したことも弱材料視された。また、これまで上昇した後の修正のための転売が見られたこともあって売り優勢で運ばれ、中盤以降は14,100ドルを上値抵抗にしての安もみに終始した。前日比475ドル安、14,075ドルが終値。LME在庫は前日比444トン増加、14万5,500トン。
カッパー3Mは続伸。指定倉庫在庫は増加したこともあり、序盤は頭重い足取りを展開していたが、中盤にかけて上昇。一時は6,050ドルを上抜く場面も見られたが、終盤にかけて値位置を落とし、プラスサイドは維持したものの、大半の上げ幅を縮小しての終了となった。前日比8ドル高、6,007ドルが終値。これに対し為替109円で理論建値はキロ697円。NY終値は前日比ポンド0.85セント安、2.6955ドル($5,942/t)で理論建値はキロ690円。あわせ国内建値に若干の上げ余地。
アルミ3Mは変わらず。指定倉庫在庫は大幅に増加したが、米中貿易協議の再開を翌週に控えるなか、米中貿易協議の進展に期待感が引き続き買いを支えた。前日比横ばいの1,826ドルで大引け。LME在庫は前日比3万4,475トン増加、98万7,975トン。
25日の日経平均は3日続伸。前日比46円98銭高2万1,756円55銭で終えた。2か月半ぶり高値好業績銘柄に買い。25日のNYダウは続落。前日比128.65ドル安、2万7,141.32ドルで終える。ボーイング安や金融緩和期待の後退で。
NY金銀は反落、。金は時間外では利食い売りから軟調も、欧州中央銀行(ECB)理事会後のユーロ高を受けて地合い引締めた。日中は、米耐久財受注の強内容からドル高振れにより戻り売られ軟調となった。前日比8.9ドル安、1,414.7ドルで引けた。PGM系は反落。Pdは押し目買いあるも、ドル高、他貴金属の軟調を受け戻り売られる。Ptは時間外米中協議進展期待から堅調となり、日中のユーロ高から5月7日以来高値889.7ドルを付けたのちドル高で戻り売られた。
NY原油は小反発。25日のロンドン外為では、対ドル円相場は反落。前日比50銭円安ドル高の1ドル=108円50~60銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社