金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地6月26
『大幅利下げ後退のドル高でまちまち Al,Ni続伸、Cu反落』
現地時間26日のLMEは、米連邦準備理事会(FRB)議長の政権からの独立性強調声明で、大幅利下げが否定されドル高に振れたことが圧迫要因となったが、米中首脳会談期待が下支えとなり、まちまちとなった。
カッパー3Mは反落。ドル高傾向が強まったことが弱材料となった。また、これまで上昇した後で利益確定のための売りが活発化したことも価格を下押す要因となった。序盤は底意の強い足取りを演じ、指定倉庫在庫の減少もあって上昇し6,000ドルを突破する場面も見られたが、終盤にかけて地合いが軟化。終値ベースでは6,000ドルを割り込んだ。前日比54ドル安、6,988ドルが終値。これに対し為替108円で理論建値はキロ689円。NY終値はポンド2.45セント安、2.711ドル($5,977/t)で理論建値はキロ687円、あわせ国内建値に10円弱の上げ余地。LME在庫は前日比1,175トン減少、24万1,700トン。
アルミ3Mは小幅続伸。指定倉庫在庫の減少が続き100万トンを割り込んだことを受けて買われ、1,840ドルに迫る動きを見せる場面もあったが、ドル高傾向を受けて終盤には値を落として上げ幅を縮小した。前日比6ドル高、1,820ドルが終値。
ニッケル3Mは続伸。中国での融資コストの引き下げを受けてニッケル需要が高まるとの見方が強まったことが買いを支援した。序盤は頭重い足取りとなったものの、中盤以降に地合いが強まった。後半にはドル高傾向を映した売りも見られたが、引けにかけて値を伸ばし一時12,500ドルの高値に達した後値を落として終了。前日比190ドル高、12,490ドルが終値。
26日の日経平均は続落。前日末比107円22銭安、2万1,086円59銭で終えた。米株安を嫌気。半導体株には買い。26日のNYダウ平均は小幅続落。前日比11.4ドル安、2万6,536.82ドルで終えた。米中首脳関大控え様子見強く。
JMロジウムは7日続落。前日末比15ドル安、3,170ドル。
NY金は反落銀は続落。金は時間外で米金利大幅引き下げが否定されドル高に振れたことで軟調になり欧州時間にはいっての米中首脳会談期待も圧迫要因となった。日中は米大統領による対中国関税発動示唆が下支えとなった。PGM系はPd反落、Pt反発。Pdはドル高から軟化も押し目買われた。Ptは時間外ドル高から軟化も日中金下げ一服きっかけに買戻し入り地合い固めた。前日比6.8ドル高816.6ドルで大引け。
NY原油は反発。EIA週報で原油・石油関連製品の在庫が減少。前日比1.55ドル高、59.38ドルで引けた。26日のロンドン外為では、対ドル円相場は3日ぶり反落。前日比70銭円安ドル高の1ドル=107円60~70銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社
『大幅利下げ後退のドル高でまちまち Al,Ni続伸、Cu反落』
現地時間26日のLMEは、米連邦準備理事会(FRB)議長の政権からの独立性強調声明で、大幅利下げが否定されドル高に振れたことが圧迫要因となったが、米中首脳会談期待が下支えとなり、まちまちとなった。
カッパー3Mは反落。ドル高傾向が強まったことが弱材料となった。また、これまで上昇した後で利益確定のための売りが活発化したことも価格を下押す要因となった。序盤は底意の強い足取りを演じ、指定倉庫在庫の減少もあって上昇し6,000ドルを突破する場面も見られたが、終盤にかけて地合いが軟化。終値ベースでは6,000ドルを割り込んだ。前日比54ドル安、6,988ドルが終値。これに対し為替108円で理論建値はキロ689円。NY終値はポンド2.45セント安、2.711ドル($5,977/t)で理論建値はキロ687円、あわせ国内建値に10円弱の上げ余地。LME在庫は前日比1,175トン減少、24万1,700トン。
アルミ3Mは小幅続伸。指定倉庫在庫の減少が続き100万トンを割り込んだことを受けて買われ、1,840ドルに迫る動きを見せる場面もあったが、ドル高傾向を受けて終盤には値を落として上げ幅を縮小した。前日比6ドル高、1,820ドルが終値。
ニッケル3Mは続伸。中国での融資コストの引き下げを受けてニッケル需要が高まるとの見方が強まったことが買いを支援した。序盤は頭重い足取りとなったものの、中盤以降に地合いが強まった。後半にはドル高傾向を映した売りも見られたが、引けにかけて値を伸ばし一時12,500ドルの高値に達した後値を落として終了。前日比190ドル高、12,490ドルが終値。
26日の日経平均は続落。前日末比107円22銭安、2万1,086円59銭で終えた。米株安を嫌気。半導体株には買い。26日のNYダウ平均は小幅続落。前日比11.4ドル安、2万6,536.82ドルで終えた。米中首脳関大控え様子見強く。
JMロジウムは7日続落。前日末比15ドル安、3,170ドル。
NY金は反落銀は続落。金は時間外で米金利大幅引き下げが否定されドル高に振れたことで軟調になり欧州時間にはいっての米中首脳会談期待も圧迫要因となった。日中は米大統領による対中国関税発動示唆が下支えとなった。PGM系はPd反落、Pt反発。Pdはドル高から軟化も押し目買われた。Ptは時間外ドル高から軟化も日中金下げ一服きっかけに買戻し入り地合い固めた。前日比6.8ドル高816.6ドルで大引け。
NY原油は反発。EIA週報で原油・石油関連製品の在庫が減少。前日比1.55ドル高、59.38ドルで引けた。26日のロンドン外為では、対ドル円相場は3日ぶり反落。前日比70銭円安ドル高の1ドル=107円60~70銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社