金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地6月12日
『米中貿易交渉難航と中国経済減速が重荷 Al小幅続伸』
現地時12日のLMEは、習近平主席とトランプ大統領のG20サミット後会談が行われない可能性が高まったこと、さえない中国経済指標に加え欧米株安が加わりアルミを除いて低落した。
カッパー3Mは反落。上海総号指数の反落に加え、米中通商問題に対する根強い警戒 感、また、欧州では英保守党党首選を巡る合意なきブレグジット懸念と、これを受け、欧州株式市場の弱い足取りが弱材料となった。前日比24ドル安、5,852ドルが終値。これに対し為替110円で理論建値はキロ686円、NYカッパー終値は前日比ポンド1.65セント安2.659ドル($5,862/t)で理論建値はキロ687円、あわせ国内建値に若干の上げ余地。
アルミ3Mは小幅続伸。指定倉庫在庫が引き続き大幅に減少したことや、米国での利下げ観測が強まるなか買い方有利となり、小幅高で推移した。前日比12ドル高、1,790ドルで大引け。LME在庫は前日比1万825トン減少、108万5,475トン。
ニッケル3Mは反落。中国株式市場、欧州株式市場の軟調な足取りが弱材料視されたうえ、前日の大幅高の後で修正のための売りが先行した。前日比44ドル安、11,841ドルで大引け。
亜鉛は逆鞘スプレッドにもかかわらず、2,500ドルの節目を維持。前日5月31日以来、それ以前では3月15に以来の13,000ロットが売り買いされたのに続いておよそ8,000ロットが取引されている。錫3Mはアップダウン激しい動き。同日中安値は18,770ドルを付けたが、引けは5月23日来の19,300ドル。
12日の日経平均は4営業日ぶり反落。前日比74円56銭安、2万1129円72銭で終えた。商い高は5日連続2兆円割れ。12日のNYダウ平均は続落。前日比43.61ドル安、2万6,004.9ドルで大引け。半導体株に売り。ゴールドマン安い。JMロジウムは続騰、前日比190ドル高、3,170ドルで引け。
NY金銀は続伸。金は時間外米中貿易交渉の不透明感から堅調となったが、欧州時間のユーロ高一服を受け上げ一服。日中は利食い売りに圧迫されるも、米利下げ期待で押目買われた。前日比5.6ドル高、1,336.8ドルで引けた。銀は金に連れた動き。PGM系はPd続伸,Pt反落。Pdはロジウム堅調を背景に買い優勢となった。Ptは金に連動したが日中ドル高・株安で戻りを売られた。
NY原油は大幅反落。EIA週報で原油在庫増加が重し。前日比2.13ドル安、51.14ドルで大引け。12日のロンドン外為では、対ドル円相場は3営業日ぶり小反発。前日比10銭円高ドル安の1ドル=108円40~50銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社
『米中貿易交渉難航と中国経済減速が重荷 Al小幅続伸』
現地時12日のLMEは、習近平主席とトランプ大統領のG20サミット後会談が行われない可能性が高まったこと、さえない中国経済指標に加え欧米株安が加わりアルミを除いて低落した。
カッパー3Mは反落。上海総号指数の反落に加え、米中通商問題に対する根強い警戒 感、また、欧州では英保守党党首選を巡る合意なきブレグジット懸念と、これを受け、欧州株式市場の弱い足取りが弱材料となった。前日比24ドル安、5,852ドルが終値。これに対し為替110円で理論建値はキロ686円、NYカッパー終値は前日比ポンド1.65セント安2.659ドル($5,862/t)で理論建値はキロ687円、あわせ国内建値に若干の上げ余地。
アルミ3Mは小幅続伸。指定倉庫在庫が引き続き大幅に減少したことや、米国での利下げ観測が強まるなか買い方有利となり、小幅高で推移した。前日比12ドル高、1,790ドルで大引け。LME在庫は前日比1万825トン減少、108万5,475トン。
ニッケル3Mは反落。中国株式市場、欧州株式市場の軟調な足取りが弱材料視されたうえ、前日の大幅高の後で修正のための売りが先行した。前日比44ドル安、11,841ドルで大引け。
亜鉛は逆鞘スプレッドにもかかわらず、2,500ドルの節目を維持。前日5月31日以来、それ以前では3月15に以来の13,000ロットが売り買いされたのに続いておよそ8,000ロットが取引されている。錫3Mはアップダウン激しい動き。同日中安値は18,770ドルを付けたが、引けは5月23日来の19,300ドル。
12日の日経平均は4営業日ぶり反落。前日比74円56銭安、2万1129円72銭で終えた。商い高は5日連続2兆円割れ。12日のNYダウ平均は続落。前日比43.61ドル安、2万6,004.9ドルで大引け。半導体株に売り。ゴールドマン安い。JMロジウムは続騰、前日比190ドル高、3,170ドルで引け。
NY金銀は続伸。金は時間外米中貿易交渉の不透明感から堅調となったが、欧州時間のユーロ高一服を受け上げ一服。日中は利食い売りに圧迫されるも、米利下げ期待で押目買われた。前日比5.6ドル高、1,336.8ドルで引けた。銀は金に連れた動き。PGM系はPd続伸,Pt反落。Pdはロジウム堅調を背景に買い優勢となった。Ptは金に連動したが日中ドル高・株安で戻りを売られた。
NY原油は大幅反落。EIA週報で原油在庫増加が重し。前日比2.13ドル安、51.14ドルで大引け。12日のロンドン外為では、対ドル円相場は3営業日ぶり小反発。前日比10銭円高ドル安の1ドル=108円40~50銭の取引。(現地16:00時点比較)
情報提供会社: I R universe株式会社