金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地4月16日
『アルミ、ニッケル続騰でSTRONG』
週明け現地16日のLME市場は、前週に引き続きアルミ、ニッケルが続騰しマーケットをけん引する展開に。アルミ続騰。現物は2,411ドル、3Mは2,399ドルまで上昇逆ザヤ幅は12ドル。米の露RUSAL社への経済制裁以来アルミの大幅高が続いているが、このRUSALに対する米の制裁により、グレンコア、リオティントが一部の顧客との契約で不可抗力条項(フォースマジュール)を発動する方針を明らかにしたことでアルミはさらに強含み値を飛ばした。3Mは2,403ドルまで急騰し2011年9月以来、6年半ぶりの高値をつける。相場上昇以来、在庫の増加が続いているが、マイナス材料にはならず強気一辺倒のアルミは3,000ドルを目指す。16日のLMEアルミ在庫は1万5,100トン増の136万275トン。
ニッケルも続騰。アルミの続伸、カッパー高、ドル安も相場をサポートし14,080ドルをつけ、終盤には14,375ドルまで上げ幅を拡大し2月15日以来の高値をマーク。今月内に15,000ドルにタッチする可能性大。ニッケルも上げZONEに入っている。16日の取引高が12,000ロットを上回り3月9日以来の高水準。米露の対立で露がVSMPOのチタン、ノリリスクのパラジウム輸出禁止を検討していることでノリリスクのニッケルについても注目されている。その場合はさらなる大暴騰へと発展する可能性大。
アルミ、ニッケルのパフォーマンスに比べると地味ながらカッパーも続伸。ドル安から6,782ドルまで買われ6,800ドル台を回復。米株の上昇に伴って地合いを引きしめ終盤に6,936ドルまで上伸し4月11日以来の高値をつけた。
亜鉛、鉛は反発。亜鉛は19.5ドル高の3,136.5ドル、鉛も67ドル高の2,370ドルと上昇。錫は唯一のダウンメタルで25ドルDownの21,025ドルと低迷。
トランプ米大統領、米が利上げを継続するなか、ロシアと中国は自国通過を切り下げていると非難米ホワイトハウスはシリアでの化学兵器使用疑惑を巡りロシアに対する追加制裁を検討していると発表。米露の対立はさらに激化する見通し。
NYパラジウムは大幅続伸。前週末比22.8ドル高の1,003.75ドルと1,000ドル台を回復。露の米へのパラジウム輸出禁止検討も一因。金も続伸。2.8ドル高の1,350.7ドル。シリア問題でロシアに対する追加制裁を検討していることから押し目を買われて堅調となった。
16日のNYダウはシリア情勢一服、企業業績期待から反発。前週末比比212.90ドル高の24,573.04ドルで大引け。16日の日経平均株価は続伸。先週末比比56円79銭高の21,835円53銭で終える。16日のロンドン外為市場で円相場は、3営業日ぶりに反発。前週末比30銭円高ドル安の1ドル=107円20~30銭。(現地1,600比較)
情報提供会社: I R universe株式会社
『アルミ、ニッケル続騰でSTRONG』
週明け現地16日のLME市場は、前週に引き続きアルミ、ニッケルが続騰しマーケットをけん引する展開に。アルミ続騰。現物は2,411ドル、3Mは2,399ドルまで上昇逆ザヤ幅は12ドル。米の露RUSAL社への経済制裁以来アルミの大幅高が続いているが、このRUSALに対する米の制裁により、グレンコア、リオティントが一部の顧客との契約で不可抗力条項(フォースマジュール)を発動する方針を明らかにしたことでアルミはさらに強含み値を飛ばした。3Mは2,403ドルまで急騰し2011年9月以来、6年半ぶりの高値をつける。相場上昇以来、在庫の増加が続いているが、マイナス材料にはならず強気一辺倒のアルミは3,000ドルを目指す。16日のLMEアルミ在庫は1万5,100トン増の136万275トン。
ニッケルも続騰。アルミの続伸、カッパー高、ドル安も相場をサポートし14,080ドルをつけ、終盤には14,375ドルまで上げ幅を拡大し2月15日以来の高値をマーク。今月内に15,000ドルにタッチする可能性大。ニッケルも上げZONEに入っている。16日の取引高が12,000ロットを上回り3月9日以来の高水準。米露の対立で露がVSMPOのチタン、ノリリスクのパラジウム輸出禁止を検討していることでノリリスクのニッケルについても注目されている。その場合はさらなる大暴騰へと発展する可能性大。
アルミ、ニッケルのパフォーマンスに比べると地味ながらカッパーも続伸。ドル安から6,782ドルまで買われ6,800ドル台を回復。米株の上昇に伴って地合いを引きしめ終盤に6,936ドルまで上伸し4月11日以来の高値をつけた。
亜鉛、鉛は反発。亜鉛は19.5ドル高の3,136.5ドル、鉛も67ドル高の2,370ドルと上昇。錫は唯一のダウンメタルで25ドルDownの21,025ドルと低迷。
トランプ米大統領、米が利上げを継続するなか、ロシアと中国は自国通過を切り下げていると非難米ホワイトハウスはシリアでの化学兵器使用疑惑を巡りロシアに対する追加制裁を検討していると発表。米露の対立はさらに激化する見通し。
NYパラジウムは大幅続伸。前週末比22.8ドル高の1,003.75ドルと1,000ドル台を回復。露の米へのパラジウム輸出禁止検討も一因。金も続伸。2.8ドル高の1,350.7ドル。シリア問題でロシアに対する追加制裁を検討していることから押し目を買われて堅調となった。
16日のNYダウはシリア情勢一服、企業業績期待から反発。前週末比比212.90ドル高の24,573.04ドルで大引け。16日の日経平均株価は続伸。先週末比比56円79銭高の21,835円53銭で終える。16日のロンドン外為市場で円相場は、3営業日ぶりに反発。前週末比30銭円高ドル安の1ドル=107円20~30銭。(現地1,600比較)
情報提供会社: I R universe株式会社