金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月15日
『アルミ続落、カッパー & ニッケルは反発』
現地15日のLME市場は、若干のドル安もLMEメタル全体を押し上げることにはつながらなかったが欧米株高がポジティブセンチメントとなりカッパー、ニッケルを押し上げた。
カッパー3Mは上海株の下落、LME在庫の2日連続で大幅増となったことを嫌気し序盤に6,374ドルまで下落したがドル安、貴金属高から切り返し6,457ドルまで上昇、終盤に6,390ドルまで軟化するも、欧米株高でリスクオンとなり6,400ドル台を回復。6,450ドルが抵抗線ながらも堅調に引けた。LMEカッパー在庫は41,800トン増の18万6,425トン。
ニッケルも反発。序盤は12,845ドルに弱含んだが押し目買いで13,045ドルに反発。中盤から終盤にかけては12,900ドル~13,000ドルのレンジで堅調に推移した。在庫は1,362トン減の191,340トン。国内SUSscrapは大手輸出シッパーの追加上げで上げ含み。市中実勢も115~120円近くまで上昇す。
アルミ3Mは小幅続落。上海株が1%超の下落となるなか、中盤にかけて買い優勢となったが、1,914ドルで戻りを抑えられた。2月の米鉱工業生産高が弱気の数字となると1,900ドル割れとなり、終盤には1,887ドルまで下落した。
中国産ADC12は急上昇し1,660ドル(CIFjapan)の強気のオファー。7月からの中国のアルミスクラップ輸入規制を受けてZorba価格が上昇。欧州、中東ADCは1,600ドル前後中国の高値は一時的なものとの見方もあり。
英国のEU離脱延期が可決。3月のNY連銀製造業景気指数は3.7、事前予想は10.02月の米鉱工業生産は前月比0.1%プラス。事前予想は0.4%プラスだった。
鉄鉱石価格は続伸。62%Fe豪州産の青島着価格はトン89ドルまで上昇。大連先物では100ドル超え。アルミナはブラジル産がトン409ドル、豪州産が402ドル。
NY金は反発。前日比7.8ドル高の1,302.9ドル。NZのモスク襲撃事件でテロ不安が高まったこと、北朝鮮が米国との非核化協議を停止することを検討していると伝えられたことで地政学的リスクが強まり買い先行となった。また英のEU離脱延期が可決されたこともリスクに強い金にとってはプラスと働いた。パラジウムは3.9ドル高の1,518.5ドルで別格の強さを見せる。
15日のNYダウは3日続伸。前日比138.93ドル高の2万5,848.87ドルで引けた。米中貿易協議が合意に向けて進展しているとの見方が強まり、投資家心理が上向いた。半導体関連株を中心にハイテク株が上昇。
15日の日経平均株価も続伸。終値は前日比163.83円高の2万1,450.85円。15日のNY外為市場で円相場は反発。前日比20銭円高ドル安の1ドル=111円45~55銭。米経済指標の下振れを受け、地政学的リスクも受けての円買い。
情報提供会社: I R universe株式会社
『アルミ続落、カッパー & ニッケルは反発』
現地15日のLME市場は、若干のドル安もLMEメタル全体を押し上げることにはつながらなかったが欧米株高がポジティブセンチメントとなりカッパー、ニッケルを押し上げた。
カッパー3Mは上海株の下落、LME在庫の2日連続で大幅増となったことを嫌気し序盤に6,374ドルまで下落したがドル安、貴金属高から切り返し6,457ドルまで上昇、終盤に6,390ドルまで軟化するも、欧米株高でリスクオンとなり6,400ドル台を回復。6,450ドルが抵抗線ながらも堅調に引けた。LMEカッパー在庫は41,800トン増の18万6,425トン。
ニッケルも反発。序盤は12,845ドルに弱含んだが押し目買いで13,045ドルに反発。中盤から終盤にかけては12,900ドル~13,000ドルのレンジで堅調に推移した。在庫は1,362トン減の191,340トン。国内SUSscrapは大手輸出シッパーの追加上げで上げ含み。市中実勢も115~120円近くまで上昇す。
アルミ3Mは小幅続落。上海株が1%超の下落となるなか、中盤にかけて買い優勢となったが、1,914ドルで戻りを抑えられた。2月の米鉱工業生産高が弱気の数字となると1,900ドル割れとなり、終盤には1,887ドルまで下落した。
中国産ADC12は急上昇し1,660ドル(CIFjapan)の強気のオファー。7月からの中国のアルミスクラップ輸入規制を受けてZorba価格が上昇。欧州、中東ADCは1,600ドル前後中国の高値は一時的なものとの見方もあり。
英国のEU離脱延期が可決。3月のNY連銀製造業景気指数は3.7、事前予想は10.02月の米鉱工業生産は前月比0.1%プラス。事前予想は0.4%プラスだった。
鉄鉱石価格は続伸。62%Fe豪州産の青島着価格はトン89ドルまで上昇。大連先物では100ドル超え。アルミナはブラジル産がトン409ドル、豪州産が402ドル。
NY金は反発。前日比7.8ドル高の1,302.9ドル。NZのモスク襲撃事件でテロ不安が高まったこと、北朝鮮が米国との非核化協議を停止することを検討していると伝えられたことで地政学的リスクが強まり買い先行となった。また英のEU離脱延期が可決されたこともリスクに強い金にとってはプラスと働いた。パラジウムは3.9ドル高の1,518.5ドルで別格の強さを見せる。
15日のNYダウは3日続伸。前日比138.93ドル高の2万5,848.87ドルで引けた。米中貿易協議が合意に向けて進展しているとの見方が強まり、投資家心理が上向いた。半導体関連株を中心にハイテク株が上昇。
15日の日経平均株価も続伸。終値は前日比163.83円高の2万1,450.85円。15日のNY外為市場で円相場は反発。前日比20銭円高ドル安の1ドル=111円45~55銭。米経済指標の下振れを受け、地政学的リスクも受けての円買い。
情報提供会社: I R universe株式会社