LME&NY&SHFEMarketReport
2019年02月15日
メタルドゥ at 09:27 | Comments(0) | 市況予測
MIRU MORNING EXPRESS 現地2月14日
『方向性定まらぬなかNi、Tin、AL続落、Cu続伸』
現地14日のLME市場はドル高圧迫でニッケル筆頭に軟化。中国の輸入統計ではプラスの結果が出ていたにも拘わらず弱い。ニッケル3Mは先週までの強さが影を潜めて続落&続落。LME午後の取引から下げ幅を拡大し引けは前日終値比205ドルDownの12,200ドルでClose。在庫も久々に増加。606トン増の200,082トンに。リスク回避の売り目立つ。
14日~15日の2日間の予定で閣僚級の米中通商交渉協議が行われる。米中間には依然として大きな隔たりがあり、進展はほとんどない、との報道も。1月の中国の貿易収支は391.6憶ドルの黒字に。昨年12月の米小売売上高は前月比 -1.2%。自動車を除くと前月比 -1.8%(事前予想 +0.6%)と大きく落ち込む。
カッパー3Mは小幅続伸。前半から買い先行となり緩や可に上昇。中国の貿易統計で銅の輸入が大幅増となったことが好感された。しかし後半に昨年12月の米小売売上高が事前予想を下回り、ドル安に傾いたことが支援され6,195ドルまで上昇し今月8日以来の高値をHIT。しかし6,200ドルの節目が抵抗線となり、上げ幅を急速に削り、引けは6,137ドルで終える。LME在庫は2,375トン減の145,525トン。6,137ドルに為替111円で計算した銅建値理論値は723円で現行建値720円圏内。
1月の中国の精錬銅輸入量は前月比12%増の47万9,000トンと昨年9月以来の高水準に。銅精鉱の輸入量は189万5,000トンで月間ベースでは歴代2位の多さだった。
アルミ3Mは小幅続落。中盤に1,867ドルまで上昇するも米中通商協議の結果待ちムードとなり終盤には1月26日以来の安値となる1,846ドルまで値を下げる。終値は前日終値比10ドル安の1,850ドルで無難に引け。中国ADC12はトン1,520~1,530ドル、ロシアAK5M2はトン1,500ドル前後。
亜鉛は6ドル安の2,591ドルで引け。在庫は3525トン減の98,000トン。鉛は17ドル高の2,037ドル。
錫は200ドルDownの20,900ドル。
14日のNY原油は続伸。前日比0.51ドル高の54.41ドル。米小売売上高の減少は米政府機関の閉鎖によってデータ収集が影響を受けたことによる一時的な現象との見方。むしろ1月の中国の原油輸入量が前年比5.1%増となったことが好感さる。
NYパラジウムは押し目買いから堅調となり3月先物は1394.2ドルと1,400ドルに迫る勢い。現物は1,385.9ドル。
14日のNYダウは3日ぶり反落。前日比103.88ドル安の2万5,439.39ドル昨年12月の米小売売上高減が過度に悲観視された。14日の日経平均終値は前日比4.77円安の2万1,139円71銭。14日のロンドン外為で円は小反発。1ドル=110円70~80銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
『方向性定まらぬなかNi、Tin、AL続落、Cu続伸』
現地14日のLME市場はドル高圧迫でニッケル筆頭に軟化。中国の輸入統計ではプラスの結果が出ていたにも拘わらず弱い。ニッケル3Mは先週までの強さが影を潜めて続落&続落。LME午後の取引から下げ幅を拡大し引けは前日終値比205ドルDownの12,200ドルでClose。在庫も久々に増加。606トン増の200,082トンに。リスク回避の売り目立つ。
14日~15日の2日間の予定で閣僚級の米中通商交渉協議が行われる。米中間には依然として大きな隔たりがあり、進展はほとんどない、との報道も。1月の中国の貿易収支は391.6憶ドルの黒字に。昨年12月の米小売売上高は前月比 -1.2%。自動車を除くと前月比 -1.8%(事前予想 +0.6%)と大きく落ち込む。
カッパー3Mは小幅続伸。前半から買い先行となり緩や可に上昇。中国の貿易統計で銅の輸入が大幅増となったことが好感された。しかし後半に昨年12月の米小売売上高が事前予想を下回り、ドル安に傾いたことが支援され6,195ドルまで上昇し今月8日以来の高値をHIT。しかし6,200ドルの節目が抵抗線となり、上げ幅を急速に削り、引けは6,137ドルで終える。LME在庫は2,375トン減の145,525トン。6,137ドルに為替111円で計算した銅建値理論値は723円で現行建値720円圏内。
1月の中国の精錬銅輸入量は前月比12%増の47万9,000トンと昨年9月以来の高水準に。銅精鉱の輸入量は189万5,000トンで月間ベースでは歴代2位の多さだった。
アルミ3Mは小幅続落。中盤に1,867ドルまで上昇するも米中通商協議の結果待ちムードとなり終盤には1月26日以来の安値となる1,846ドルまで値を下げる。終値は前日終値比10ドル安の1,850ドルで無難に引け。中国ADC12はトン1,520~1,530ドル、ロシアAK5M2はトン1,500ドル前後。
亜鉛は6ドル安の2,591ドルで引け。在庫は3525トン減の98,000トン。鉛は17ドル高の2,037ドル。
錫は200ドルDownの20,900ドル。
14日のNY原油は続伸。前日比0.51ドル高の54.41ドル。米小売売上高の減少は米政府機関の閉鎖によってデータ収集が影響を受けたことによる一時的な現象との見方。むしろ1月の中国の原油輸入量が前年比5.1%増となったことが好感さる。
NYパラジウムは押し目買いから堅調となり3月先物は1394.2ドルと1,400ドルに迫る勢い。現物は1,385.9ドル。
14日のNYダウは3日ぶり反落。前日比103.88ドル安の2万5,439.39ドル昨年12月の米小売売上高減が過度に悲観視された。14日の日経平均終値は前日比4.77円安の2万1,139円71銭。14日のロンドン外為で円は小反発。1ドル=110円70~80銭。
情報提供会社: I R universe株式会社