LME&NY&SHFEMarketReport
2019年03月26日
メタルドゥ at 09:19 | Comments(0) | 市況予測
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月25日
『引き続きの世界経済減速懸念で弱含み地合い』
現地週明け25日のLME市場は前週末からの世界経済減速懸念が上値を重くしておい、地合い弱含み。上海カッパーは米がリセッションに陥るとの懸念を背景に下落。5月限は2%安のトン4万8,120元(7,171ドル)と2月18日以来、1か月ぶりの安値となった。3月の米PMIが予想を下回る内容となり、米10年債利回りは22日に2007年以来、初めて3か月物の利回りを下回った。この長短金利の逆転が景気後退の前触れとみられている。
LMEカッパーは反発。序盤に6,330ドル台まで値を切り下げながらもアジア株全面安となったことで売られて6,295ドルまで下押し。引けにかけて買い戻す動きが広がり6,340ドル台まで上昇した。先週からの急速な世界経済減速を示す各国の経済指標が特に景気に敏感なカッパーに逆風となって吹き付けているが、これからが中国での最大需要期に入ること、現状では金属需給は引き締まっていること(大方のメタルの在庫が減少している)でこのまま下がり続けることはないとの見方もある。
NYカッパーは反発し、ポンド当たり284.95セント。トン当たり6,282ドル。このNYカッパーと為替110円で計算した銅建値理論値はキロ733円。現行建値から30円の下げ余地。LMEの6,340ドルで計算すると739円。
アルミ反落。開始早々に1,900ドルを割りこみ、1,890ドルが支持線となって底堅く推移。在庫減少が支援材料となりやや持ち直すもアジア株全面安とEU離脱をめぐり英のメイ首相の辞任圧力が強まるなど混乱続く欧州でも株安となったことで警戒感が高まり引けにかけて1,880ドルも割り込む。
ニッケルは小幅続落。アジア株軟調が嫌気されて売り。カッパー安、欧州株安で売りが続き安値圏で低迷するも後半から売り一巡後の買い戻しで浮上。しかし12,980ドルが上値抵抗線となり伸び悩んだ。在庫は1,098トン減の18万4,260トン。
25日のロンドン外為市場で円相場は反落。前週末比30銭円安ドル高の1ドル=110円~110円10銭。前週末の急速な円買いが一巡し円売りドル買いが優勢に。
25日のNY原油は続落。世界的な景気減速懸念による売りが続き続落。前週末比0.22ドル安の58.82ドル。
NY金は続伸。株安、ドル安から上昇。一時2月28日以来の高値1,330ドルを付けた。PGMも金堅調を受けて反発。パラジウムは27.9ドル高の1,543.4ドル。プラチナ9.8ドル高の863.2ドル。
25日のNYダウは小反発。前週末比14.51ドル高の2万5,516.83ドル。前週末に大幅安となった反動で押し目買いが入った。しかし前週から急速に高まった世界景気減速懸念は重荷。25日の日経平均株価終値は650円23銭安の2万977円11銭。今年最大の下げ幅を記録。世界経済減速懸念から。
情報提供会社: I R universe株式会社
『引き続きの世界経済減速懸念で弱含み地合い』
現地週明け25日のLME市場は前週末からの世界経済減速懸念が上値を重くしておい、地合い弱含み。上海カッパーは米がリセッションに陥るとの懸念を背景に下落。5月限は2%安のトン4万8,120元(7,171ドル)と2月18日以来、1か月ぶりの安値となった。3月の米PMIが予想を下回る内容となり、米10年債利回りは22日に2007年以来、初めて3か月物の利回りを下回った。この長短金利の逆転が景気後退の前触れとみられている。
LMEカッパーは反発。序盤に6,330ドル台まで値を切り下げながらもアジア株全面安となったことで売られて6,295ドルまで下押し。引けにかけて買い戻す動きが広がり6,340ドル台まで上昇した。先週からの急速な世界経済減速を示す各国の経済指標が特に景気に敏感なカッパーに逆風となって吹き付けているが、これからが中国での最大需要期に入ること、現状では金属需給は引き締まっていること(大方のメタルの在庫が減少している)でこのまま下がり続けることはないとの見方もある。
NYカッパーは反発し、ポンド当たり284.95セント。トン当たり6,282ドル。このNYカッパーと為替110円で計算した銅建値理論値はキロ733円。現行建値から30円の下げ余地。LMEの6,340ドルで計算すると739円。
アルミ反落。開始早々に1,900ドルを割りこみ、1,890ドルが支持線となって底堅く推移。在庫減少が支援材料となりやや持ち直すもアジア株全面安とEU離脱をめぐり英のメイ首相の辞任圧力が強まるなど混乱続く欧州でも株安となったことで警戒感が高まり引けにかけて1,880ドルも割り込む。
ニッケルは小幅続落。アジア株軟調が嫌気されて売り。カッパー安、欧州株安で売りが続き安値圏で低迷するも後半から売り一巡後の買い戻しで浮上。しかし12,980ドルが上値抵抗線となり伸び悩んだ。在庫は1,098トン減の18万4,260トン。
25日のロンドン外為市場で円相場は反落。前週末比30銭円安ドル高の1ドル=110円~110円10銭。前週末の急速な円買いが一巡し円売りドル買いが優勢に。
25日のNY原油は続落。世界的な景気減速懸念による売りが続き続落。前週末比0.22ドル安の58.82ドル。
NY金は続伸。株安、ドル安から上昇。一時2月28日以来の高値1,330ドルを付けた。PGMも金堅調を受けて反発。パラジウムは27.9ドル高の1,543.4ドル。プラチナ9.8ドル高の863.2ドル。
25日のNYダウは小反発。前週末比14.51ドル高の2万5,516.83ドル。前週末に大幅安となった反動で押し目買いが入った。しかし前週から急速に高まった世界景気減速懸念は重荷。25日の日経平均株価終値は650円23銭安の2万977円11銭。今年最大の下げ幅を記録。世界経済減速懸念から。
情報提供会社: I R universe株式会社