LME&NY&SHFEMarketReport
2019年03月08日
メタルドゥ at 09:56 | Comments(0) | 市況予測
MIRU MORNING EXPRESS 現地3月7日
『ドル急騰が重し概ね軟化 Pbはしっかり Ni大幅安』
現地時間7日のLME相場は、ドル指標が心理的節目97を超え急騰したことが重しとなり値動きを圧迫、概ね軟化して引けた。鉛・錫は支持線を維持。ニッケルは大幅安。
鉛3Mは反発。前場から上伸し直近抵抗線2,100ドルを突破、後場やや上値を削ったが2,100ドル台を維持して引けた。低水準のLME在庫と鉛バッテリー部門などからの堅調な最終需要に支えられた格好。建玉も先月から7,770ポジション上昇、12万6,292ポジション、LMEオンワラント在庫は2009年来最低水準の44,675トンとなっている。前日比10ドル高、2,105ドルが終値。一方兄弟メタルの亜鉛は反落。LME在庫の低水準にもかかわらず、前場から小幅ながら値を崩し、後場下げ幅を広げて引けた。とは言え2,700ドル支持線は維持、年明け以来12%以上の値上がり圏で推移している。前日比52.5ドル安、2,735.5ドルが終値。
カッパー3Mは続落。LME在庫の増加や直物/3M物の値差の縮小はLME需給の緩和の兆候となり、前場から下げた。最大消費国の中国の景気刺激策も歯止めとならないという観測も出ている。前日比44.5ドル安、6,423.5ドルが終値。LME終値に対し為替113円で、推定銅建値はキロ768円で国内銅建値にほぼ一致。
アルミ3Mは続落。終日小安い展開で、1,900ドル下で膠着した。前日比2ドル安、1,864ドルで引けている。LME在庫は前日比5,900トン減少して、122万9,000トン。
ニッケル3Mも大幅続落。前場から軟化後場も続落、2.6%の下げ幅となり、13,200ドルをうかがった。2月に抵抗線13,600ドルを上抜いたが、現時点では訂正圏にあるといえる。前日比345ドル安、13,240ドルが終値。
錫Mは反発。今週インドネシアからの供給再開を受けて2%ほど下落したが、この日買戻しが入った。前日比75ドル高、21,475ドルで引けている。LME在庫は135トン減少して1,295トン。欧州中央銀行(ECB)は欧州経済成長見通しを前回の1.7%から1.1%に下方修正した。
NY金は反落。ドル高・ユーロ安に圧迫されたが株安で下値限定。前日比1.5ドル安、1,286.1ドルで引けた。
銀続落。PGM系はPd反落、Pt続落。Ptはドル高株安で軟化。2月19日来安値814.4ドルをつけた。前日比11ドル安、817.1ドルで引け。
NY原油は反発。夏場にかけての供給不足懸念。前日比0.44ドル高、5,666ドルで引けた。
7日のNYダウは、4日続落。ECB経済見通し下げ、金利低下で金融株に売り。前日比200.23ドル安、2万5,473.23ドルで大引け。7日の日経平均は3日続落。前日比140円40銭安、2万円1,456円01銭で引けた。半導体に売り。7日のロンドン外為では、対ドル円相場は続伸。前日比20銭円高ドル安の1ドル=111円50~60銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル急騰が重し概ね軟化 Pbはしっかり Ni大幅安』
現地時間7日のLME相場は、ドル指標が心理的節目97を超え急騰したことが重しとなり値動きを圧迫、概ね軟化して引けた。鉛・錫は支持線を維持。ニッケルは大幅安。
鉛3Mは反発。前場から上伸し直近抵抗線2,100ドルを突破、後場やや上値を削ったが2,100ドル台を維持して引けた。低水準のLME在庫と鉛バッテリー部門などからの堅調な最終需要に支えられた格好。建玉も先月から7,770ポジション上昇、12万6,292ポジション、LMEオンワラント在庫は2009年来最低水準の44,675トンとなっている。前日比10ドル高、2,105ドルが終値。一方兄弟メタルの亜鉛は反落。LME在庫の低水準にもかかわらず、前場から小幅ながら値を崩し、後場下げ幅を広げて引けた。とは言え2,700ドル支持線は維持、年明け以来12%以上の値上がり圏で推移している。前日比52.5ドル安、2,735.5ドルが終値。
カッパー3Mは続落。LME在庫の増加や直物/3M物の値差の縮小はLME需給の緩和の兆候となり、前場から下げた。最大消費国の中国の景気刺激策も歯止めとならないという観測も出ている。前日比44.5ドル安、6,423.5ドルが終値。LME終値に対し為替113円で、推定銅建値はキロ768円で国内銅建値にほぼ一致。
アルミ3Mは続落。終日小安い展開で、1,900ドル下で膠着した。前日比2ドル安、1,864ドルで引けている。LME在庫は前日比5,900トン減少して、122万9,000トン。
ニッケル3Mも大幅続落。前場から軟化後場も続落、2.6%の下げ幅となり、13,200ドルをうかがった。2月に抵抗線13,600ドルを上抜いたが、現時点では訂正圏にあるといえる。前日比345ドル安、13,240ドルが終値。
錫Mは反発。今週インドネシアからの供給再開を受けて2%ほど下落したが、この日買戻しが入った。前日比75ドル高、21,475ドルで引けている。LME在庫は135トン減少して1,295トン。欧州中央銀行(ECB)は欧州経済成長見通しを前回の1.7%から1.1%に下方修正した。
NY金は反落。ドル高・ユーロ安に圧迫されたが株安で下値限定。前日比1.5ドル安、1,286.1ドルで引けた。
銀続落。PGM系はPd反落、Pt続落。Ptはドル高株安で軟化。2月19日来安値814.4ドルをつけた。前日比11ドル安、817.1ドルで引け。
NY原油は反発。夏場にかけての供給不足懸念。前日比0.44ドル高、5,666ドルで引けた。
7日のNYダウは、4日続落。ECB経済見通し下げ、金利低下で金融株に売り。前日比200.23ドル安、2万5,473.23ドルで大引け。7日の日経平均は3日続落。前日比140円40銭安、2万円1,456円01銭で引けた。半導体に売り。7日のロンドン外為では、対ドル円相場は続伸。前日比20銭円高ドル安の1ドル=111円50~60銭程度で取引されている(現地16:00時点比較)。
情報提供会社: I R universe株式会社