LME&NY&SHFEMarketReport
2019年03月06日
メタルドゥ at 09:13 | Comments(0) | 市況予測
MIRU MORNING EXPRESS現地3月5日
『中国の景気刺激策発表でカッパー & ニッケル上昇』
現地5日のLME市場は、中国が製造業の減税含めた景気刺激策を発表したこと、中国株の上昇と中国要因からカッパー、ニッケルを中心に強含んだ。
カッパー3Mは反発。中国で全人代が開幕。中国政府は今年の経済成長率目標を去年の6.5%前後から6.0~6.5%に引き下げたが、減税を含めた景気刺激策を発表しことで中国株は上昇。カッパー在庫が12万トンを割れたこともあり中盤から上げ幅拡大。終盤には6,496ドルまで一段高となった。最終的な終値は6,478ドル。LMEカッパー在庫は4,825トン減の118,600トン。この終値6,478ドルと為替112円で計算した建値理論値は767円/kgで現行建値圏内。為替113円で774円/kg。
ストロング地合いのニッケルは大幅続伸。中国株の上昇、強気のテクニカル、米中通商協議の進展期待を背景に序盤から買い先行。2013年以来の低水準となっている在庫量も相場をPUSH! 終盤には13,725ドルと14,000ドルのハードルも見え始めるところまで値を飛ばし昨年8月22日以来の高値をHIT。終値は13,650ドル。年初からの上げ幅は23%に達しており、強含み基調。ニッケル在庫は132トン減の196,410トンで2013年6月以来最低水準。
アルミ3Mは小幅続落。カッパー、ニッケル高に支援され1,893ドルまで上昇するも、前日に長大陰線引けとなったことから、テクニカル要因が弱気になりつつあることを嫌気した売りで1,871ドルまで軟化。終値は1,874ドルで引け。
スズは前日比115ドル高の21,565ドルで引け。インドネシアのPT Surveyorの操業停止もインドネシアの潜在的な輸出再開で相殺される。在庫は140トン減の1,230トンに。
ドル堅調。ドルインデックス指数は2月13日以来の高値となる97.008まで上昇。5日のNYダウは小幅続落。前日比13.02ドル安の2万5,806.63ドルで引け。米中貿易交渉を見極めたいとして買いが手控えられた。また中国政府の経済成長率目標引き下げから中国事業比率の高い銘柄が売られた。
NY金は続落。前日比2.8ドル安の1,284.7ドル。ドル高を受けて一時、1月24日以来の安値1,282ドルまで下げた。パラジウム続落。19.2ドル安の1,465.9ドルで2月25日以来の安値に。
5日の日経平均終値は小反落。4日比95.76円安の2万1,726.28円。5日のロンドン外為市場で円相場は横ばい。1ドル=111円80~90銭。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国の景気刺激策発表でカッパー & ニッケル上昇』
現地5日のLME市場は、中国が製造業の減税含めた景気刺激策を発表したこと、中国株の上昇と中国要因からカッパー、ニッケルを中心に強含んだ。
カッパー3Mは反発。中国で全人代が開幕。中国政府は今年の経済成長率目標を去年の6.5%前後から6.0~6.5%に引き下げたが、減税を含めた景気刺激策を発表しことで中国株は上昇。カッパー在庫が12万トンを割れたこともあり中盤から上げ幅拡大。終盤には6,496ドルまで一段高となった。最終的な終値は6,478ドル。LMEカッパー在庫は4,825トン減の118,600トン。この終値6,478ドルと為替112円で計算した建値理論値は767円/kgで現行建値圏内。為替113円で774円/kg。
ストロング地合いのニッケルは大幅続伸。中国株の上昇、強気のテクニカル、米中通商協議の進展期待を背景に序盤から買い先行。2013年以来の低水準となっている在庫量も相場をPUSH! 終盤には13,725ドルと14,000ドルのハードルも見え始めるところまで値を飛ばし昨年8月22日以来の高値をHIT。終値は13,650ドル。年初からの上げ幅は23%に達しており、強含み基調。ニッケル在庫は132トン減の196,410トンで2013年6月以来最低水準。
アルミ3Mは小幅続落。カッパー、ニッケル高に支援され1,893ドルまで上昇するも、前日に長大陰線引けとなったことから、テクニカル要因が弱気になりつつあることを嫌気した売りで1,871ドルまで軟化。終値は1,874ドルで引け。
スズは前日比115ドル高の21,565ドルで引け。インドネシアのPT Surveyorの操業停止もインドネシアの潜在的な輸出再開で相殺される。在庫は140トン減の1,230トンに。
ドル堅調。ドルインデックス指数は2月13日以来の高値となる97.008まで上昇。5日のNYダウは小幅続落。前日比13.02ドル安の2万5,806.63ドルで引け。米中貿易交渉を見極めたいとして買いが手控えられた。また中国政府の経済成長率目標引き下げから中国事業比率の高い銘柄が売られた。
NY金は続落。前日比2.8ドル安の1,284.7ドル。ドル高を受けて一時、1月24日以来の安値1,282ドルまで下げた。パラジウム続落。19.2ドル安の1,465.9ドルで2月25日以来の安値に。
5日の日経平均終値は小反落。4日比95.76円安の2万1,726.28円。5日のロンドン外為市場で円相場は横ばい。1ドル=111円80~90銭。
情報提供会社: I R universe株式会社