LME&NY&SHFEMarketReport
2017年05月25日
メタルドゥ at 09:13 | Comments(0) | 市況予測
MIRU MORNING EXPRESS 現地5月24日
『中国の格付け引き下げからほぼ全面安に』
現地24日のLME市場は中国の格付け引き下げ、ドル高でほぼ全面安。ニッケル、亜鉛は中国の鉄鉱石下落、鉄鋼先物の下落を嫌ってなお下落した。
カッパー3Mは前日比4ドル安の5,680ドル、後場5,685ドル。LMEカッパー在庫は4,200トン減の32万5,675トン。ムーディーズインベスターズが中国の格付を引き下げたことから前々から生じていた中国での銅需要懸念が再燃す。しかし大幅な下落には至らず。
ニッケルは大幅続落。前日比180ドルdownの9,160ドル後場続落で9,115ドル。LMEニッケル在庫は6,384トン増の38万4,798トンと在庫急増が嫌気さる。中国の鉄鋼先物相場安も嫌気され、SHFEニッケルも大幅な下落となった。前日比2%安。地合いの弱さが露呈。
亜鉛は25ドルdownの2,636ドル、鉛13ドルdownの2,096ドル、錫は220ドルdownの20,305ドル。アルミ新地金のみ上昇、前日比14ドル高の1,944ドル、後場1941ドル。ドル高、中国の格付け引き下げで値を下げる局面もみられたが、ドイツ経済の拡大基調、米株価指数先物の上昇からプラスへ。
米FRBが24日に5月のFOMC議事録を公開。大部分の委員が、もう一段の利上げが近く適切になる、と判断していること、4兆5,000億ドル規模のFRBのバランスシートを緩やかに縮小させる計画を支持する。ことなどが記されていた。
24日のロンドン外国為替市場で円相場は下落した。前日比1円円安・ドル高の1ドル=112円ちょうど~10銭だった。この日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、様子見姿勢が広がるなか、日中を通して円の安値圏で小動き。現地24日のNY外為市場でドルは下落。FOMC議事録で追加利上げに踏み切る確率が高いことが示されドル安が進んだ。対円では1ドル=111円59銭。
ムーディーズインベスターズは、中国の自国通貨建てと外貨建て格付けをAA3からA1へ一段階引き下げた。中国の成長鈍化や債務拡大が続くに伴い今後数年で財政面の健全性が低下するとの見通し。
6月の独Gfk消費者マインド指数は10.4に上昇、予想の10.2を上回る。4月の米中古住宅販売件数は年率557万件に減少、予想の565万件を下回る。NY原油先物は反落。前日比0.11ドル安の51.36ドル。25日のOPEC総会を控えて、JMMCは9か月間の減産延長案で合意。OPECでも合意に至るとの思惑が優勢となり利益確定の売りがやや広がった。
NY金はDown。前日比2.4ドル安の1252.4ドル。ドル高、原油安、50日移動平均割れ、米株反発で反落す。米利上げ観測上昇も。24日のNYダウは5日続伸。前日比74.51ドル高の2万1012.42ドル。3か月ぶりの5営業日続伸。FOMC議事録発表後に買い入る。
情報提供会社: I R universe株式会社
『中国の格付け引き下げからほぼ全面安に』
現地24日のLME市場は中国の格付け引き下げ、ドル高でほぼ全面安。ニッケル、亜鉛は中国の鉄鉱石下落、鉄鋼先物の下落を嫌ってなお下落した。
カッパー3Mは前日比4ドル安の5,680ドル、後場5,685ドル。LMEカッパー在庫は4,200トン減の32万5,675トン。ムーディーズインベスターズが中国の格付を引き下げたことから前々から生じていた中国での銅需要懸念が再燃す。しかし大幅な下落には至らず。
ニッケルは大幅続落。前日比180ドルdownの9,160ドル後場続落で9,115ドル。LMEニッケル在庫は6,384トン増の38万4,798トンと在庫急増が嫌気さる。中国の鉄鋼先物相場安も嫌気され、SHFEニッケルも大幅な下落となった。前日比2%安。地合いの弱さが露呈。
亜鉛は25ドルdownの2,636ドル、鉛13ドルdownの2,096ドル、錫は220ドルdownの20,305ドル。アルミ新地金のみ上昇、前日比14ドル高の1,944ドル、後場1941ドル。ドル高、中国の格付け引き下げで値を下げる局面もみられたが、ドイツ経済の拡大基調、米株価指数先物の上昇からプラスへ。
米FRBが24日に5月のFOMC議事録を公開。大部分の委員が、もう一段の利上げが近く適切になる、と判断していること、4兆5,000億ドル規模のFRBのバランスシートを緩やかに縮小させる計画を支持する。ことなどが記されていた。
24日のロンドン外国為替市場で円相場は下落した。前日比1円円安・ドル高の1ドル=112円ちょうど~10銭だった。この日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、様子見姿勢が広がるなか、日中を通して円の安値圏で小動き。現地24日のNY外為市場でドルは下落。FOMC議事録で追加利上げに踏み切る確率が高いことが示されドル安が進んだ。対円では1ドル=111円59銭。
ムーディーズインベスターズは、中国の自国通貨建てと外貨建て格付けをAA3からA1へ一段階引き下げた。中国の成長鈍化や債務拡大が続くに伴い今後数年で財政面の健全性が低下するとの見通し。
6月の独Gfk消費者マインド指数は10.4に上昇、予想の10.2を上回る。4月の米中古住宅販売件数は年率557万件に減少、予想の565万件を下回る。NY原油先物は反落。前日比0.11ドル安の51.36ドル。25日のOPEC総会を控えて、JMMCは9か月間の減産延長案で合意。OPECでも合意に至るとの思惑が優勢となり利益確定の売りがやや広がった。
NY金はDown。前日比2.4ドル安の1252.4ドル。ドル高、原油安、50日移動平均割れ、米株反発で反落す。米利上げ観測上昇も。24日のNYダウは5日続伸。前日比74.51ドル高の2万1012.42ドル。3か月ぶりの5営業日続伸。FOMC議事録発表後に買い入る。
情報提供会社: I R universe株式会社