LME&NY&SHFEMarketReport
2015年12月24日
メタルドゥ at 10:29 | Comments(0) | 市況予測
MIRU MORNING EXPRESS現地12月22日
『米GDPの下方修正、米中古住宅販売件数減でメタル反落』
22日のLME市場はドル安、中国株の上昇から一時上昇したが、米GDPの下方修正、ICSG統計で余剰が明らかになったことでカッパーが急落したことから安値寄りに傾く。原油の修正高で若干値戻すも限定的。1月の独GFK消費者信頼感指数は9.4に上昇、予想の9.3を上回る3Qの米GDP確報値は前期比2%増に下方修正。個人消費は3%増加 11月の米中古住宅販売件数は前月比10.5%減の476万件、予想は535万件。
LMEアルミ新地金3M先物は前日比9ドル高の1515ドル。中国産アルミ合金ADC12の対日FOB価格は急騰。ここ2週間で150ドル近い上昇で1700~1720ドル。1~3月期に日本からのオファーが急増したことなどで減産下、春節の2月積みはタイト感あり中国側もオファー価格を引き上げてきている。
カッパー3Mは前日比11.5ドル安の4690ドル。ICSG(国際銅研究会)の統計によると、今年1-9月の世界精錬銅需給バランスは3万5000トンの余剰、前年同期は45万2000トンの不足だった。セカンダリ―カッパー含めた同期の需給は12万2000トンの余剰。前年同期は37万5000トンの不足だった。中国の中央経済工作会議で余剰の産業設備を削減し、新規の生産設備を制限することを決めたと同時に、農村住民の方々が都市部の住宅を購入しやすくする政策も決定。これによって中国の銅需要を後押しするとの期待もかかるが。
鉛は1ドル安の1709ドル、亜鉛ほぼ変わらずの1525.5ドル、ニッケルは60ドル安の8,760ドル、ISSF(国際ステンレス鋼フォーラム)は今年1-9月の世界スTンレス生産を前年同期比0.5%減の3127万トンと発表。アジア地区で0.9%減の707万トン、中国は0.7%増の1613万トン、西欧は3.8%減の573万トン、米国は2.3%増の214万トン。
22日のNY原油先物は前日比33セント高の36.14ドル。原油在庫の増加見通しなど供給過剰の長期化懸念はあるが、クリスマス休暇を控えた安値修正の動きで小幅に反発す。22日のNY金先物は反落。前日比7.1ドル高の1074.8ドル。下方修正とはいえ、米GDP確報値で2%増となり、米株高も相対的に金を圧迫した。プラチナは8.3ドル安の872.8ドル。
情報提供会社: I R universe株式会社
『米GDPの下方修正、米中古住宅販売件数減でメタル反落』
22日のLME市場はドル安、中国株の上昇から一時上昇したが、米GDPの下方修正、ICSG統計で余剰が明らかになったことでカッパーが急落したことから安値寄りに傾く。原油の修正高で若干値戻すも限定的。1月の独GFK消費者信頼感指数は9.4に上昇、予想の9.3を上回る3Qの米GDP確報値は前期比2%増に下方修正。個人消費は3%増加 11月の米中古住宅販売件数は前月比10.5%減の476万件、予想は535万件。
LMEアルミ新地金3M先物は前日比9ドル高の1515ドル。中国産アルミ合金ADC12の対日FOB価格は急騰。ここ2週間で150ドル近い上昇で1700~1720ドル。1~3月期に日本からのオファーが急増したことなどで減産下、春節の2月積みはタイト感あり中国側もオファー価格を引き上げてきている。
カッパー3Mは前日比11.5ドル安の4690ドル。ICSG(国際銅研究会)の統計によると、今年1-9月の世界精錬銅需給バランスは3万5000トンの余剰、前年同期は45万2000トンの不足だった。セカンダリ―カッパー含めた同期の需給は12万2000トンの余剰。前年同期は37万5000トンの不足だった。中国の中央経済工作会議で余剰の産業設備を削減し、新規の生産設備を制限することを決めたと同時に、農村住民の方々が都市部の住宅を購入しやすくする政策も決定。これによって中国の銅需要を後押しするとの期待もかかるが。
鉛は1ドル安の1709ドル、亜鉛ほぼ変わらずの1525.5ドル、ニッケルは60ドル安の8,760ドル、ISSF(国際ステンレス鋼フォーラム)は今年1-9月の世界スTンレス生産を前年同期比0.5%減の3127万トンと発表。アジア地区で0.9%減の707万トン、中国は0.7%増の1613万トン、西欧は3.8%減の573万トン、米国は2.3%増の214万トン。
22日のNY原油先物は前日比33セント高の36.14ドル。原油在庫の増加見通しなど供給過剰の長期化懸念はあるが、クリスマス休暇を控えた安値修正の動きで小幅に反発す。22日のNY金先物は反落。前日比7.1ドル高の1074.8ドル。下方修正とはいえ、米GDP確報値で2%増となり、米株高も相対的に金を圧迫した。プラチナは8.3ドル安の872.8ドル。
情報提供会社: I R universe株式会社