LME&NY&SHFEMarketReport
LME&NY&SHFEMarketReport現地10月27日
『GB鉱山スト懸念でカッパー上昇、ニッケル続落で8か月ぶり安値』
カッパーはインドネシアのグラスベルグ鉱山でのスト懸念で上昇、加えて中国国家備蓄局(SRB)が銅の備蓄購入を企図していることもプラス材料となり押上げ。ニッケルは在庫の重さと最終需要の不安から再び15,000ドルを割り込み8か月ぶりの安値。欧州銀のストレステストで不合格は25行、資本不足は民間予想を大幅に下回る。10月の独IFO業況指数は103.2に低下、予想の104.3を下回る。9月の米中古住宅仮契約指数は前月比0.3%上昇、予想は1%プラス。10月の米サービスPMIは57.3に低下、予想の58を下回る。
ニッケル3ヶ月先物は前週末比1.8%安の14,378ドルまで落ち込み今年3月10日以来、8か月ぶりの安値。すでにニッケルは週間ベースでは7週連続の下落で2001年以来。最長となっているがまだ更新しそうなほどの地合いの弱さ。LMEニッケル在庫は378,222トンで史上最高。コメルツ銀行のアナリストは「ニッケル価格の下落は誇張されすぎている。インドネシアの禁輸は最終的には供給面で障害になりえ、価格は上昇していく」と述べている。Ni系SUSscrapは続落基調。米ステンレスミルの炉前ベースで1330ドル前後までDown。国内もあと一段の下げ濃厚。
NYCOMEXCopperは前週末比0.5%上昇のポンド3.056ドル。シティのストラテジストは「中国SRBがこの四半期に20万トン以上の備蓄銅を購入する可能性がある」と指摘。SRBは3月~4月にかけて20万トン~30万トンの銅を市場から購入しているが、購入したときの価格に近くなっている。
LMEアルミは0.8%高の1983ドル。LMEアルミ在庫は53回連続の減少で2000年11月以来最長記録。27日は14,875トン減の444万7200トン。
米国債相場は小幅上昇。米金融当局の債券購入プログラム(QE3)が終了しても、超低金利政策は当面続くとの見通しから買い。米の利上げ開始時期はめぐる予想は後退。10年債利回りは2.05~2.3%のレンジで推移する見込み。
情報提供会社: I R universe株式会社
『GB鉱山スト懸念でカッパー上昇、ニッケル続落で8か月ぶり安値』
カッパーはインドネシアのグラスベルグ鉱山でのスト懸念で上昇、加えて中国国家備蓄局(SRB)が銅の備蓄購入を企図していることもプラス材料となり押上げ。ニッケルは在庫の重さと最終需要の不安から再び15,000ドルを割り込み8か月ぶりの安値。欧州銀のストレステストで不合格は25行、資本不足は民間予想を大幅に下回る。10月の独IFO業況指数は103.2に低下、予想の104.3を下回る。9月の米中古住宅仮契約指数は前月比0.3%上昇、予想は1%プラス。10月の米サービスPMIは57.3に低下、予想の58を下回る。
ニッケル3ヶ月先物は前週末比1.8%安の14,378ドルまで落ち込み今年3月10日以来、8か月ぶりの安値。すでにニッケルは週間ベースでは7週連続の下落で2001年以来。最長となっているがまだ更新しそうなほどの地合いの弱さ。LMEニッケル在庫は378,222トンで史上最高。コメルツ銀行のアナリストは「ニッケル価格の下落は誇張されすぎている。インドネシアの禁輸は最終的には供給面で障害になりえ、価格は上昇していく」と述べている。Ni系SUSscrapは続落基調。米ステンレスミルの炉前ベースで1330ドル前後までDown。国内もあと一段の下げ濃厚。
NYCOMEXCopperは前週末比0.5%上昇のポンド3.056ドル。シティのストラテジストは「中国SRBがこの四半期に20万トン以上の備蓄銅を購入する可能性がある」と指摘。SRBは3月~4月にかけて20万トン~30万トンの銅を市場から購入しているが、購入したときの価格に近くなっている。
LMEアルミは0.8%高の1983ドル。LMEアルミ在庫は53回連続の減少で2000年11月以来最長記録。27日は14,875トン減の444万7200トン。
米国債相場は小幅上昇。米金融当局の債券購入プログラム(QE3)が終了しても、超低金利政策は当面続くとの見通しから買い。米の利上げ開始時期はめぐる予想は後退。10年債利回りは2.05~2.3%のレンジで推移する見込み。
情報提供会社: I R universe株式会社