金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS現地3月3日
『米FRBの緊急利下げで一旦上昇もまた失速・・』
現地3日のLME、NY市場ではFRBの緊急利下げで一旦は買いが入ったものの、この利下げがかえって市場センチメントを悪化させ(やはり世界経済は減速していく方向になる、という意味で)失速。FRBは3日の緊急のFOMCを開き、4日から政策金利を0.5%引き下げると発表。経済を支えるために適切に行動する、とし景気下振れ懸念が続くようなら追加の利下げもありえるとの声明を発表。
この利下げ発表のあと、コモディティーの先行指数となるDOWJONESindexは600ptの大幅な下落を示した。利下げを行ったとして現実的に金属需要が盛り上がるというシグナルにはならず下げ基調は変わらず。ちなみに、化成品の硫黄は歴史的最安値圏の40ドルあたりまで低下。伴って硫酸価格も-20ドルまで底割れ。
LMEカッパー3Mは反落。序盤は前日の堅調地合いを引き継ぐ格好とFRBの利下げ報で買いが続くも、新型コロナの感染拡大とこれに伴うカッパー需要減少懸念から値位置を落とす足取りに。後半には5700ドルを割り込み5666ドルへ。NYCOMEXカッパーも反落でポンド当たり257セントへDown。
中国上海総合指数は21.97pt高の2992.9pt 2月のユーロ圏生産者物価指数は前年比-0.5%で事前予想を下回る。1月のユーロ圏失業率は事前予想と同じ7.4%米FRBの緊急利下げも米株式は大幅安で終わった。3日のNYダウは利下げを行ったにもかかわらず前日比785.91ドル安の2万5917.41セントにDown。長期金利の指標である10年物国債利回りも心理的な節目である1%をはじめて下回った。
ニッケルは反落。序盤は堅調だったが、アジア時間帯で12,700ドル割れ、欧州時間帯で12,600ドル割れ、と下値傾向を強めていった。FRB利下げで買い戻される瞬間もあったが戻り売りで反落12,500ドルまで低落。結局は実需の伸びがみられないため実力が12,000ドルか。
現地3日のNY貴金属市場はパラジウム除いて続伸。米FRBの緊急利下げを受けて金は前日比49.6ドル高の1644.4ドルと急騰。しかし一方でFRBの利下げがかえって世界経済減速を裏打ちしたものとみられパラジウムは続落。2月18日以来の安値2356ドルまで下げ込んだ。NY原油続伸で47.18ドル。OPEC減産示唆、FRB利下げも上値重い。3日の日経平均終値は反落。前日比261円35銭安の2万1082円73銭2019年9月以来の安値水準。
情報提供会社: I R universe株式会社
『米FRBの緊急利下げで一旦上昇もまた失速・・』
現地3日のLME、NY市場ではFRBの緊急利下げで一旦は買いが入ったものの、この利下げがかえって市場センチメントを悪化させ(やはり世界経済は減速していく方向になる、という意味で)失速。FRBは3日の緊急のFOMCを開き、4日から政策金利を0.5%引き下げると発表。経済を支えるために適切に行動する、とし景気下振れ懸念が続くようなら追加の利下げもありえるとの声明を発表。
この利下げ発表のあと、コモディティーの先行指数となるDOWJONESindexは600ptの大幅な下落を示した。利下げを行ったとして現実的に金属需要が盛り上がるというシグナルにはならず下げ基調は変わらず。ちなみに、化成品の硫黄は歴史的最安値圏の40ドルあたりまで低下。伴って硫酸価格も-20ドルまで底割れ。
LMEカッパー3Mは反落。序盤は前日の堅調地合いを引き継ぐ格好とFRBの利下げ報で買いが続くも、新型コロナの感染拡大とこれに伴うカッパー需要減少懸念から値位置を落とす足取りに。後半には5700ドルを割り込み5666ドルへ。NYCOMEXカッパーも反落でポンド当たり257セントへDown。
中国上海総合指数は21.97pt高の2992.9pt 2月のユーロ圏生産者物価指数は前年比-0.5%で事前予想を下回る。1月のユーロ圏失業率は事前予想と同じ7.4%米FRBの緊急利下げも米株式は大幅安で終わった。3日のNYダウは利下げを行ったにもかかわらず前日比785.91ドル安の2万5917.41セントにDown。長期金利の指標である10年物国債利回りも心理的な節目である1%をはじめて下回った。
ニッケルは反落。序盤は堅調だったが、アジア時間帯で12,700ドル割れ、欧州時間帯で12,600ドル割れ、と下値傾向を強めていった。FRB利下げで買い戻される瞬間もあったが戻り売りで反落12,500ドルまで低落。結局は実需の伸びがみられないため実力が12,000ドルか。
現地3日のNY貴金属市場はパラジウム除いて続伸。米FRBの緊急利下げを受けて金は前日比49.6ドル高の1644.4ドルと急騰。しかし一方でFRBの利下げがかえって世界経済減速を裏打ちしたものとみられパラジウムは続落。2月18日以来の安値2356ドルまで下げ込んだ。NY原油続伸で47.18ドル。OPEC減産示唆、FRB利下げも上値重い。3日の日経平均終値は反落。前日比261円35銭安の2万1082円73銭2019年9月以来の安値水準。
情報提供会社: I R universe株式会社