金属国際相場情報
LME&NY&SHFEMarketReport
MIRU MORNING EXPRESS現地5月15日
『ドル高、原油安、米経済指標低落でメタル反落』
ドル高、原油の反落からLMEメタルは全面安、さらに発表された米経済指標が軒並み。悪化していたことも嫌気され下押し。一方で米の利上げ観測が後退したことで買戻しも入る。1-4月の中国の海外非金融直接投資は前年比36.1%増の349.7億ドル。1QのマレーシアGDPは前年比5.6%増。5月のNY州製造業景気指数は+3.09、予想は+5.00。4月の米鉱工業生産指数は前月比0.3%低下、予想は変わらず。5月の米消費者信頼感指数速報値は88.6に低下、予想は95.9。
NY原油先物は続落。前日比19セント安の59.69$。3営業日続落は3月以来最長。60$台に持ち直したことが再び原油の生産拡大につながり世界的な供給超過が現出するとの見方から。NY金は小幅続伸。前日比0.1$高の1225.5$。米消費者信頼感指数の低下を材料に買い。
15日の米株は前日比20.32$高の18,272.56$。S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2122.73で最高値更新。経済指標の悪化から米金融当局が景気刺激策を継続するとの見方から上昇。15日の日経平均株価は前日比162円68銭高の1万9732円92銭で反発。欧米市場での金利上昇一服で投資家心理が改善した。
LMEカッパー、前日比39.5$安の6380.5$、後場6413$、鉛32ドル安の1974$、亜鉛43$続落で2285$。ニッケルも続落で145$安の13,725$と弱基調。LMEニッケル在庫は972トン増の44万4324トン。しかしLME以外でのニッケル在庫は30万~40万トンあり、実際は80万トン以上の在庫がある、との指摘あり。200万トンのニッケル需要のなかで非常に重い在庫。
LMEアルミも続落で37ドル安の1848$。日本の4月の港湾アルミ在庫は47万200トンで過去最高。13か月連続の増加に。
ゴールドマンサックス、今年と来年のPGM相場予想を下方修正。供給過剰で。PGM業界では今年もDeficitの予想だったが、GSは生産増を予想。2018年には50万オンスの増、2020年までに120万オンスの増加。欧州の排ガス規制は強まるが、自動車メーカーはプラチナの使用量の少ない選択的触媒還元技術を採用していくため。
また南ア通貨のランド安もPGMを押し下げるとの見方。2015年のプラチナ平均価格は1175$で前回予想から6%down、2016年は1225$。米と中国ではガソリンエンジンの自動車触媒においてパラジウム需要が増すため、それほど下がらず。今年は822$(前回予想は863$)、2016年は900$(前回予想は988$)
情報提供会社: I R universe株式会社
『ドル高、原油安、米経済指標低落でメタル反落』
ドル高、原油の反落からLMEメタルは全面安、さらに発表された米経済指標が軒並み。悪化していたことも嫌気され下押し。一方で米の利上げ観測が後退したことで買戻しも入る。1-4月の中国の海外非金融直接投資は前年比36.1%増の349.7億ドル。1QのマレーシアGDPは前年比5.6%増。5月のNY州製造業景気指数は+3.09、予想は+5.00。4月の米鉱工業生産指数は前月比0.3%低下、予想は変わらず。5月の米消費者信頼感指数速報値は88.6に低下、予想は95.9。
NY原油先物は続落。前日比19セント安の59.69$。3営業日続落は3月以来最長。60$台に持ち直したことが再び原油の生産拡大につながり世界的な供給超過が現出するとの見方から。NY金は小幅続伸。前日比0.1$高の1225.5$。米消費者信頼感指数の低下を材料に買い。
15日の米株は前日比20.32$高の18,272.56$。S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2122.73で最高値更新。経済指標の悪化から米金融当局が景気刺激策を継続するとの見方から上昇。15日の日経平均株価は前日比162円68銭高の1万9732円92銭で反発。欧米市場での金利上昇一服で投資家心理が改善した。
LMEカッパー、前日比39.5$安の6380.5$、後場6413$、鉛32ドル安の1974$、亜鉛43$続落で2285$。ニッケルも続落で145$安の13,725$と弱基調。LMEニッケル在庫は972トン増の44万4324トン。しかしLME以外でのニッケル在庫は30万~40万トンあり、実際は80万トン以上の在庫がある、との指摘あり。200万トンのニッケル需要のなかで非常に重い在庫。
LMEアルミも続落で37ドル安の1848$。日本の4月の港湾アルミ在庫は47万200トンで過去最高。13か月連続の増加に。
ゴールドマンサックス、今年と来年のPGM相場予想を下方修正。供給過剰で。PGM業界では今年もDeficitの予想だったが、GSは生産増を予想。2018年には50万オンスの増、2020年までに120万オンスの増加。欧州の排ガス規制は強まるが、自動車メーカーはプラチナの使用量の少ない選択的触媒還元技術を採用していくため。
また南ア通貨のランド安もPGMを押し下げるとの見方。2015年のプラチナ平均価格は1175$で前回予想から6%down、2016年は1225$。米と中国ではガソリンエンジンの自動車触媒においてパラジウム需要が増すため、それほど下がらず。今年は822$(前回予想は863$)、2016年は900$(前回予想は988$)
情報提供会社: I R universe株式会社